アルカディア 出久の世界を救う旅   作:お〜い粗茶

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本日3本目

⚠︎注意⚠︎

この小説はMinecraftの配布マップ『ARCADIA』のネタバレを含みます



マシューとクレモント

パンプキン将官はとても素早い剣さばきを放ってくる。

 

剣の技などひとつも知らない自分は何とか防ぐのが精一杯で攻撃に転じる隙がない。

何度も剣と剣がぶつかる金属音が辺りに響いている。

 

「どうした!!人間の戦士よ!!お前はこんなもんなのか!!」

 

その後も剣どうしが打ち合いを続けていたが、一瞬の隙をつかれ腹に思いっきり蹴りをくらいノックバックを要塞の壁まで飛ばされる。

蹴りの衝撃で腹を押され中身を吐きそうになるが、何とか耐えて回復ポーションを服用する。

 

そこへ剣を突き刺そうとパンプキン将官が突っ込んで来るが紙一重で避け、今度はこっちから蹴りを食らわせる。

 

そして再びの剣の打ち合いになるが、やっとパンプキン将官の剣さばきが見えるようになってきた。

 

(パンプキン将官の剣はとても早いが、その代わりにパワーが少し低い。そこを突けば…ブツブツ)

 

いつもは思わず口に出すのを頭の中で簡潔に済ませ、パンプキン将官の隙を狙うことにする。

 

パンプキン将官はたまにこちらの剣を避け攻撃を当てるが何とか掠る程度ですみ、こちらも火属性エンチャントのおかげでジリジリとパンプキン将官の体力を削る。

 

自分とパンプキン将官の疲れもピークになりそうな時、パンプキン将官の行動が疲れにより少し遅れる。自分はその隙を見逃さなかった!

 

パンプキン将官の持っていた手に攻撃をくわえ、剣を落とさせる。落とした剣は柄の部分を思いっきり蹴り、要塞の壁にぶつかるまで滑っていく。

そしてパンプキン将官の腹に向かって思いっきり蹴りをお見舞いして倒れさせる。

 

「そうか、私の負けか…。人間の戦士よ、良い戦いだった…」

 

武器を失ったパンプキン将官はあっさりと負けを認めて他の傭兵に連れていかれた。

 

そして、パンプキン将官が出てきた門の奥にあった発射装置を起動し、制圧を知らせる。

その後は右の起動し忘れていた発射装置を起動させに向かう。

 

途中に敵兵士が何人かいたが武器を捨て完全に降伏しているため襲ってこなかった。

そして装置を起動させ、要塞の制圧が完全に完了した。

 

「やったよ、イレーネさん・・・」

 

「これで・・・魔王さんに1歩・・・近づけたかな・・・?」

 

そんな風にイレーネさんと話していると、城壁の上から声がする。

 

「お、終わったみたいだな。いくぞ、クレモント」

 

「まぁ待ってて兄貴。俺はあそこの傭兵と話がしたいんだ」

 

「ちっ、仕方ねーな。よっと」

 

ある程度の高さのある城壁の上から自分の近くに2人の傭兵が2人飛び降りてくる。

 

1人は身長180cmはある青っぽく染色された皮鎧を着た黒髪の男、もう1人は身長160cm前後の赤っぽい染色の皮鎧を着た赤髪の男だった。

そして2人とも似たデザインの剣を腰に付けている。

 

降りてくると赤い方の人が話しかけてくる。

 

「よっ、あんた。傭兵かい?上から見てたけど中々いい腕してるね。

俺は『クレモント』。こっちのデカいのは俺の兄貴の『マシュー』だ。兄弟で傭兵をやってるよ」

 

クレモントさんにマシューさんか。そして2人は兄弟なのか。兄弟にしては似てない気もするけど気にしないでおこうかな。

今度はマシューさんが話し始める。

 

「俺らは城壁内部の敵を潰してたんだがな。案外早く終わっちまってな。城壁の上から高みの見物決め込んでたわけだ」

 

「君が下でボスとやり合ってたのもしっかり見てたよ。ちょっぴり危なしかったけど中々できるね、君。いい戦いを見せてもらったよ」

 

あー、あれ見られてたんだ…。

そんな事を思ってるとクレモントさんはまた話し始める。

 

「俺たち傭兵だし、また会う機会があるかもね。そのときはよろしく頼むよ」

 

「・・・・・今回の作戦でかなりの額の報酬が貰えるはずだ。次の戦いで死にたくなかったらその傷んできた装備をちゃんとしたものに買い替えておくんだな」

 

マシューさんはかなり冷たい性格なのかな?するとクレモントさんは、

 

「おい兄貴、その言い方はないんじゃないかな〜?」

 

「ごめんな〜。兄貴は昔から口下手なんだ。本当は君の事を気にかけてくれてるんだよ」

 

「チッ」

 

「それじゃ俺らは先に戻るわ〜。今日はお疲れさん」

 

「あ、はい。お疲れ様でした・・・」

 

そういうとマシューさんとクレモントさんは輸送飛空艇へと戻っていった。

 

「やっぱり結構傷んでたか…マシューさんの言う通りに今回の報酬で装備を買い替えようかな」ブツブツ

 

そんな事を考えつつ、自分も輸送飛空艇へと戻っていった。

 

 

 

次の日、自分には報酬として金塊三個が渡されたのだった。

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