この小説にはマイクラの配布マップ『ARCADIA』のネタバレを数多く含みます
広い魔王の間の奥の高めの場所にある高台の玉座へと近づく。
そこには真っ白な髪に赤い目をした魔族の男が座っている。
身長も180cm以上はありそうだ。
「・・・遂にここまで来たか・・・。ようこそ!!我が魔王城へ!!存分に歓迎してやろう」
「魔王さん!待って!私達はあなたとお話がしたいだけなの!」
イレーネさんはポシェットから飛び出してくる。それを見た魔王はこう言った。
「ほう・・・森の妖精か。魔族の癖に人間に与するか。そのお話とやら、私を倒したら存分に聞いてやろう!!」
どうやら魔王とは戦わなければいけないようだ。イレーネさんも謝ってくるがイレーネさんは何も悪くないと言ってポーチに入っててもらう。入る直前イレーネさんは言ってきた。
「負けないで!!魔王さんに話を聞いてもらわなきゃ!!」
イレーネさんの言う通りだ。今は勝つしかない!
「いでよ、タイタン!!敵を踏み潰せ!!」
魔王はそういうと自分達が入ってきた扉の前に魔法陣を出現させ、その魔法陣からティルマンさんの村を襲ったのとほとんど同じ姿のタイタンが現れた。
自分はイレーネさんから貰った弓矢を構える。前は遠距離攻撃手段はなかったけど今はこれがある。前よりは幾分楽なはずだ。
イレーネさんも回復魔法で援護してくれるようだ。
タイタンがこちらに向かってくる。しかし歩兵より歩みが遅い。自分は弓を構えて連続で矢を放つ。放った弓はタイタンの右目と左目の下に命中する。
見えなくなったであろう右方向からタイタンへとダッシュで近づく。そのまま連続でタイタンの脚へと剣で斬りつける。
そして屈んだタイタンの背中へ周り、そこを走って登り、無防備な脳天へ思いっきり剣を突き刺す。
剣を抜いて離れると、タイタンはそのまま前へ倒れていく。そしてそのまま動かなくなる。
「ほう・・・タイタンをこんな短時間で倒すか・・・大したものだ。ならばこれをくれてやる!!」
そういうと魔王の前へ出した手のひらからバスケットボールぐらいの火の玉が生成されこっちに飛ばしてきた。
火の玉を避けて地面に当たった瞬間、着弾場所で爆発が起こってその直径4メートル程度の地面で炎が燃える。
それらを何発も放ってくる。いくつか掠って火傷になるが、イレーネさんの回復で火傷跡は消える。しかし痛みは少し残る為、長期戦は不利そうだ。
火の玉の隙を見て高台の魔王に矢を放つ。そんなにこれまで弓を使う事は無かったがかなり使いやすい。矢の心配がないのもデカい。
その後も5分程度の火の玉と矢の攻め合いが続いた。すると魔王は玉座に立てかけてあった剣を取ると玉座のある高台から飛び降りる。
「いくぞ!!覚悟しろ!!」
今度は剣同士の勝負のようだ。自分も剣を構える。
魔王の斬り掛かる剣を避けられず、掠るとその部分が燃える。
なんとか離れて間合いを取る。
「あっち!『火属性のエンチャント』がかかってんだな!ならこっちは・・・」ブツブツ
一瞬思考し、ポーチから取り出した治癒ポーションを1本飲み干す。イレーネさんの回復魔法と合わせてこれで炎のダメージはかなり抑えられると考えた。
そしてこちらからも魔王へと斬り掛かる。何度も何度も剣同士で打ち合う音も響く。
そしてそのまま魔王の剣を思いっきり弾き飛ばした。
「これでおしまいですね」
「まだだ!!まだ終わらぬ!!うおお!!」
魔王は玉座の所へテレポートすると、玉座の近くに置いてあった水晶玉に手をかける。
そこから謎の紫のオーラが魔王へと取り込まれていき、そのオーラが晴れるとそこには魔王の姿は無かった。
しかしその代わりに人間の全身骨格を黒くして腰より下の骨が無く、両腕の代わりに黒い頭蓋骨が付いている。
本来の頭と腕の頭を合わせて三つの黒い頭蓋骨の目が光ると、宙に浮かぶとこちら目掛けて突っ込んで来るのだった!
少しキリが悪いけど、長くなりそうなので一旦切ります。