この小説はMinecraftの配布マップ『ARCADIA』のネタバレを含みます
魔王を倒した後、乗ってきた飛行艇に乗り込み国軍司令部に戻ってきた。
作戦の報酬として金塊4個を受け取る。作戦で敵兵から拾ったエメラルドも両替で金塊に替えてみると金塊の数は15個にもなった。
少し不安だから1個だけ残して残りを国軍司令部が運営する銀行に預けた。
国軍司令部のいつも泊まっている部屋へと戻ってくる。
「魔族との戦争、終わったね。イレーネさん」
「そうだね・・・。でも魔王さんは世界の破滅の原因じゃなかったからまた探し直しだね・・・」
原因を探さないといけないけど、今は少しぐらいのんびりしてもいいよね。休みつつ、次は何するか考えようかな。1回エル・グランデに戻るのもありかもしんない。
そんな感じで部屋で過ごしたり、食堂で食事したりして三日が経過した。
するとカッター提督から至急来るようにと伝令が来た。
「・・・なんだろうね?出久、たしかエル・グランデに戻る予定じゃなかった?」
「まぁカッター提督が呼んでるなら仕方ないよ。急ぎでもないから」
そんなこんなでコーヒーを買ってからカッター提督のいる場所へと向かう。
「君が魔王を倒したそうじゃないか。君をスカウトした事は一生自慢できるよ、ハッハッハ」
カッター提督のところに来ると開口一番に言ってきた。
「しかし、フォレスト君のことは残念だった。我々はまた一人、優秀な誇り高き軍人を失ってしまった」
あ、そういえばフォレスト大佐亡くなったんだっけ。その後魔王との戦いがあったから記憶から消えていたな。フォレスト大佐、すみませんと心の中で謝っておく。
「それでカッター提督はなんで自分を呼んだんですか?褒めるためだけじゃないですよね?」
「あ、そうだった。実は急な任務があってね、人が足りないんだ。お願いできるかな?」
「あ、はい。いいですよ」
「助かるよ。今回のブリーディングは緑のブリーディングルームで行われる。よろしく頼むよ」
こうしてカッター提督とコーヒーの交換で参加するためのチケットを手に入れてブリーディングルームに向かった。
緑のブリーディングルームの舞台には知らない人がいた。そっかフォレスト大佐はもういないから人が変わったのか。それ以外にも傭兵が何人も集まっている。
「どうも、フォレスト大佐の補佐のワン・・・・ではなかったな。本作戦の指揮をとるワン・パブロだ。
これからブリーディングを始める」
「まずは状況を理解していないものも多いようなので、状況を説明しよう。我々は魔導連合との戦いに勝利し、魔導連合とは現在平和条約が結ばれている。そして、魔導連合の全領土は、我が軍の手中にある。この領土は魔導連合側の国内が安定した後、魔導連合側へと返還されることになっている。
しかし、この条約に、西方の国がいちゃもんをつけてきている。西方国側は、魔導連合との戦いに参戦した事を理由に魔導連合の領土の半分を寄越せと言ってきた。
我が国はもちろんそのようなことを許すことはなく、交渉は決裂した。
これが我が国が現在置かれている状況だ。本題はここからだ」
西方国の言い分は別世界の自分でも身勝手なのはよく分かった。
「つい先刻、我が軍の偵察飛行部隊が、兵員を満載した敵の戦艦一隻からなる艦隊を発見した。航路から察するに我が国の領土で、半島になっているショアライン砦を目指している。恐らくショアライン砦に上陸し、占領するつもりだろう。3時間も経たないうちに、宣戦布告の文章が届くはずだ。
残念ながら、我が軍のの飛行戦艦部隊は全て魔導連合の領土に出払ってしまっている。現在、飛空船部隊の一部を全速力で向かわせているが、今の砦の戦力では到着する頃には陥落してしまっているだろう。
そこで君たちにはショアライン砦に、増援に向かってもらいたい飛空船部隊が到着するまでの間、砦を防衛、敵の攻撃を凌いでもらう。
作戦は以上だ。何か質問は?」
少し待つが誰からも質問は出ない。
「・・・よろしい。皆、出撃準備」
「出久・・・凄い傭兵っぽくなってきたよね・・・」
「傭兵っぽいってのがよく分からないけどね。自分のいた日本では傭兵なんて無かったし」
ポーション系を買ってから用意されていた馬車に乗り込んでショアライン砦へと馬車は向かっていった。