アルカディア 出久の世界を救う旅   作:お〜い粗茶

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⚠︎注意⚠︎

この小説はMinecraftの配布マップ『ARCADIA』のネタバレを含みます

流血表現があります


ショアライン要塞奪還作戦

馬車に揺られること数時間…

 

ショアライン要塞の周辺に到着すると、隠れていた国軍兵士がやってくる。

 

「偵察部隊より報告!!ショアライン要塞は既に占領されています!!守備隊は全滅した模様!!」

 

「我々はこれよりショアライン要塞奪還作戦に移行する!!敵の一部は、攻撃が始まったら司令室に立てこもるだろう!!司令室の鍵は敵が持っているはずだ!!それを奪って、司令室を奪還する!!」

 

国軍士官の指令が出て、一緒に来た傭兵達と共に近くの石橋を渡ってショアライン要塞へと向かった。

 

3メートル程度の石レンガのトンネルで西方国の海兵隊の数人を斬り伏せてから見張り台の行き止まりにぶち当たる。

 

そこから見えた海には・・・一隻、いや三隻、沖にもっといるであろう西方国の軍船が停泊していた。

 

「こ、この数の軍船は・・・」

 

「出久、流石にこれは・・・逃げよう・・・?」

 

軍船の数に驚いているとイレーネさんは逃げようと言うがここまで来たのだから任務はしっかりこなすといって、そこから移動する。

 

しかし、ここの要塞の内部構造が分からないからどこに行けばいいのかが分からない。その途中には弓の海兵隊を数人ぶっ倒す。

 

しばらく進んでいると、少し広めの5メートル程度のトンネルで3人の西方国海兵隊が待ち構えていた。

 

「この鍵は絶対守るぞ!!この先の司令室にも行かせん!!突撃だ!!GOGOGOGOGOGO!!」

 

1人だけ剣が違うからその人が鍵を持っているのだろう。2人は一瞬で蹴散らす。普段より敵は弱いみたい。

 

最後の海兵隊の一人と剣を打ち合う。しかし、何度も打ち合っているうちに相手の剣が滑り、自身の肩にグッサリと刺さる。

しかし、その瞬間相手は油断したらしくそのまま逆にこっちがトドメをさす。

 

血が流れ出るが、回復ポーションを飲んで傷を塞ぐ。

こんな傷を最後に受けたのは何時だろうか。今はそんな事を考えるより作戦優先だった。

 

海兵隊から鍵を奪うと司令室へと向かう。少し遠くから兵士の悲鳴が少し聞こえる。どっちかは判断できないけど。

 

司令室の扉の近くの鍵穴に鍵を刺すと扉が開く音がする。そのまま扉を蹴り破って司令室へと突入する。

 

「外はやられたか・・・。野郎ども!海兵隊の気合いを見せてみろ!!ウーラー!」

 

恐らく海兵隊軍曹らしき人物と3人の兵士が襲いかかってくる。

 

弓兵もいて矢を受けるが、そのまま突撃し弓兵を始末する。剣を持った海兵隊2人は連続で切り伏せる。

軍曹以外の3人をぶっ倒したが、軍曹がいない。恐らく逃げられたのだろうか。

 

そこへ国軍士官と国軍兵士が入ってくる。

 

「素晴らしい!これで司令室は奪還した!!敵は更なる増援を浜辺に降ろしている。浜辺に降りて敵を一掃せよ!!」

 

国軍士官の命令で浜辺に向かっていく。階段を降りた隅にあった狭い通路を通って浜辺へと向かう。

敵の軍船からの射撃も始まったらしい。

トンネルを抜けた瞬間、何かが目の前に現れた為驚いて思わず剣を振るう。

 

ガシャーン!!

 

と大きな音を立てて倒れたのは、切り伏せられた味方の騎兵だった。

思わず周りをみると数人の海兵隊が突っ立って唖然としていた。

 

「おい あの緑髪の傭兵、自分の味方の騎兵ぶっ壊したぞ・・・」

 

「なんて馬鹿力なんだ・・・」

 

「君たち、なんか言った?」

 

その海兵隊達に一瞬で近づいてその数人をぶった斬る。これで目撃者はいなくなった。

 

その後もどんどん海兵隊の増援が浜辺に降り立つ。それを何人も騎兵とぶっ倒していく。

敵の攻撃をいなしている途中、突然ポーチの中のイレーネさんが声を出す。

 

「・・・・ダメ!!嫌な・・・未来が・・・!!」

 

「イレーネさん、嫌な未来って!?」

 

「敵の数が多すぎるの!!この戦い、絶対に勝てない!!

お願い!!逃げて!!お願い!!この戦いから逃げて!!」

 

「そんな事言われても!!作戦は!?」

 

「このまま戦ってたら、出久は死んでしまう!!」

 

その言葉を聞いてハッとする。元の世界に帰るって決めているのだからこんなところで死ぬ訳にはいかなかった。

 

来た道を戻り、馬車のあった場所へと逃げる。

そこには偵察部隊の兵士が待機しているが、後ろからは海兵隊が追いかけてきていた。

そして思いっきり足を躓いて転んでしまう。そして海兵隊の剣が振り下ろされた瞬間で自分の記憶は止まってしまった。

 

 

 

「ぐおっ・・・やめろ!殺さないでくれ・・・」

 

「仲間のカタキだ!!死ね!!」

 

「ハハハ・・・また一人殺したぞ・・・ハハハ!!」

 

「・・・まだ・・・死ぬ訳には・・・ガバッ!!」

 

「敵の艦砲射撃が止まらん・・・。私は・・・沢山の部下の命を・・・」

 

「嫌だ・・・痛い・・・死にたくない!!助けてくれ!!」

 

「嫌だ・・・もう・・・誰も殺したくない・・・」

 

「・・・・・きて!!お願い!!起きて!!お願い!!出久がいなくなったら・・・世界は・・・私は・・・!!」

 

イレーネ・・・さんの・・・声が聞こえる・・・。

でも身体が動かない・・・。

 

「おい!こいつまだ息があるぞ!!」

 

「なんだこのちっこいのは?魔族か?」

 

「キャッ!!」

 

「はっ!やっぱりこいつら魔族とつるんでやがった!!ちっこいのも、そこの緑髪の傭兵もまとめてぶっ殺して・・・・・・!?」

 

イレーネ・・・さん・・・今・・・助け・・・

 

ザシュッ!!

 

「遅いな」

 

この声は・・・ティルマン・・・さん?

 

「出久よ、もう大丈夫だ。早くここから撤退するぞ。おい誰か、こいつを馬車に運んでくれ!!」

 

「お願い・・・死なないで・・・お願いだから・・・」

 

あ・・・だんだん声が・・・。

 

「大丈夫だ!!お嬢さん。この人はこの程度でくたばるほどヤワじゃないよ」

 

「お願い・・・お願いだから・・・」

 

もう・・・何も聞こえ・・・ない・・・や・・・。




また長くなった・・・
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