アルカディア 出久の世界を救う旅   作:お〜い粗茶

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⚠︎注意⚠︎

この小説はMinecraftの配布マップ『ARCADIA』のネタバレを含みます


金銭絡み

古巣の中にいたティルマンさんが受付のようなテーブル越しに話してきた。

 

「ようこそ。よくぞこんな辺境まで来てくれた。ここが我々の古巣だ。古代文明時代のものを再利用した場所だ。各地にある名のある傭兵や、ワケありの医者、研究者などが集まっているよ。2階中央に君達の部屋を用意してあるから自由に使ってくれ」

 

「ティルマンさん、色々とありがとうございます。でも『君達』って・・・?」

 

「ハッハ、あの魔族の妖精の子も一緒に使ってくれって事さ」

 

そっか、ティルマンさんはイレーネさんの事を知っちゃったのか。まぁ助けてもらったし気にしないで置こうかな。

 

「では君達をここに呼んだ本題に入ろうか。

国軍司令部で話したとおり、今回の戦争で『デヴァイン・トラスト社』が後ろで手を引いているのは確実だ。デヴァイン・トラスト社は、戦争の軍需産業で莫大な利益を得ている。彼らが金を儲ける為には、戦争の火種を絶やさない必要がある。

つまり、デヴァイン・トラスト社は金のために他国を煽動し、戦争を起こしているのだ」

 

金の為に?そんな理由で戦争を続けているっていうの!?いや、元の世界でもお金目的でヒーローになったヒーローもいない訳じゃないしな・・・。多分。

 

「確かに、この国は軍需産業によって豊かになりつつある。だが、民意は違う。この国の民は平和を欲している。私はデヴァイン・トラスト社の真の正体を明かす。その為にも協力してもらいたい。その為に君をここに呼んだのだ」

 

デヴァイン・トラスト社の真の正体を明かす・・・か。平和を欲しているこの国の人達をほっとけないよ。するとポーチからイレーネさんが出てくる。

 

「出久が協力したいなら文句はないよ・・・。無茶だけはしないでよ?」

 

「ありがとう、イレーネさん」

 

イレーネさんはポーチの中に戻っていく。その様子をティルマンさんは和むような顔で見ていた。

 

「よほど仲がいいのだな。三十分後にブリーディングを行う。デヴァイン・トラスト社と、西方国の取引に潜入する任務だ。

まだ時間はある。とりあえず少しくつろいでいってくれ。

この部屋の入ってきた扉の右側にノーレンがいる。横流ししてくれた武器やポーションを売ってくれるぞ。是非活用してくれ」

 

ティルマンさんにお礼を言ってから部屋に行こうとすると、

 

「おっと、言い忘れていた。我々がやろうとしている事は決して穏やかな事ではない。準備を怠るなよ」

 

ティルマンさんのいた場所の右の壁側にはクレモントさんがいた。ちょっと気になるから部屋に戻る前に会っとこうかな。

 

「よお、出久じゃんか。そこのチェストの剣を使って兄貴が戦闘訓練をしてくれるぞ」

 

「マシューさんがですか?とりあえず今は疲れてるんで今度させてくださいね」

 

その後はノーレンさんのところに行ってみた。

ノーレンさんとはエル・グランデの傭兵局で会った以来かな。

 

「やあ、また会ったね」

 

「ノーレンさん、お久しぶりです。ノーレンさんも来てたんですか」

 

「ティルマンの頼みだからね。どうだい?なんか買ってくかい?」

 

そう言われたので空のポーション瓶を何本か返却して3本程度回復ポーションを購入した。

 

そしてティルマンさんが用意してくれた2階の部屋へと向かった。

ドアを開けて中に入るといくつかの本棚が置かれてそこにダブルサイズぐらいのベッドが置かれていた。おそらく元々書斎辺りだったのだろうか。

 

そこにあったチェストにいらないものをいくつか収納してポーチの整理をした。

 

「出久、頑張ろうね」

 

「そうだねイレーネさん。多分だけど僕の予想は世界の破滅のヒントはデヴァイン・トラスト社にあるんじゃないかと思ってるんだ。これで少しでも世界の破滅の原因に近づければいいんだけど」ブツブツ

 

そんなことをしている内にブリーディングの時間になったのだった。

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