この小説はMinecraftの配布マップ『ARCADIA』のネタバレを含みます
少し流血表現があります
名もなき傭兵はこちらが剣を構える前に一瞬で近づき横振りで斬りつけてくる。
その瞬間、傷口が燃え始める。
その後の攻撃を避けつつ、地面を転がり付いた火を消す。
「火属性のエンチャント持ちか…厄介だし、長期戦は辛そうだ」
そんな事はお構い無しに傭兵は次々と横振り縦振り攻撃を繰り出してくる。いくつか避けられず掠るが傷口が燃えるおかげで出血はそんなにない。
なんとか攻撃で傭兵を思いっきりノックバックをかける。
傭兵は後退するが、すぐに体勢を直してこちらへと向かってくる。
それを紙一重で避け思いっきり斬りつける。
傭兵は直前でギリギリ避けたらしく致命傷にはならない
「フハハ!楽しいぞ!こんな戦いは久しぶりだ!」
その後も攻防が続くがこちらの傷は増えるばかりで相手に致命傷を中々与えられない。
しかしよく考える。
この傭兵、やたら横振りの攻撃が多いのだ。この隙をつけば…。一発勝負だけどやってみるか…。
一旦攻撃を止めて、相手の攻撃を避けることに専念する。
「避けてるだけでは勝てんぞ!」
傭兵は思いっきり横振りの攻撃をこちらの腰に向かって放とうとしてくる。このチャンスを待っていた!
その横振りの剣をジャンプで避け、横振りされる相手の剣の腹を足場にさらに高く飛び上がる。
「くらえー!!」
そしてその2段ジャンプを活かしてそのまま傭兵の頭に向かってかかと落としを放った。
それは見事に命中し、傭兵は脳震盪を起こしてフラフラとした足取りになった。
その隙を逃さず、床に着地して剣を構え、傭兵に向かって突き刺す。
剣は見事に傭兵の身体を貫き、血が噴き出す。
剣を抜いて血を払ってからしまう。傭兵は剣を落とし、口から血を吐いてから倒れる。
「フハハ、とても有意義な時間だったぞ…。この仕事を受けられた事を光栄に思うとするか…。その剣は貴様が持っていけ…もう必要のないものだ…」
傭兵はそのまま動くことはなかった。
「な、なんとか勝てた…。決まってよかった…。」
「出久、お疲れ様・・・少しずつだけど回復してあげるね」
ずっと静かだったイレーネさんと少し話してから傭兵の懐の鍵を取り出す。ついでに傭兵の剣を手に取る。
扉を開けると山の上の石造りの短い橋にでた。その先には洞窟がありそこ以外に道はないようだった。
その洞窟に入るとすぐに水路が流れており、ボートが繋がれていた。水路は山の中の洞窟を流れて下っていっていた。
「これに乗る感じかな?イレーネさん」
「多分ね・・・もう乗るしかなさそう・・・」
ボートに乗って繋げてあったロープを剣で切る。
そしてボートは洞窟の緩やかな滝のような水路をくだって行った。
しばら下ると海に出た。
水路は簡単に言うと遊園地なんかにある水しぶきが跳ねるジェットコースターのような感じだった。
洞窟水路の出口では小さめの帆船が待機しており、クレモントさんとマシューさん、そしてティルマンさんが乗っていた。
「おーい!!こっちだ!!契約書はちゃんと持ってるよな〜?」
クレモントさんがそういうので船の梯子を登って船に乗り込んでからポーチから契約書を取り出してティルマンさんに渡す。
「よくやってくれた、出久よ。よし、古巣に戻るぞ」
古巣に戻る間にティルマンさんの懐から直接報酬の金塊3個が渡された。
そして古巣に戻り、自室で1日ぐっすりと眠った。
そして自分が起きてティルマンさんの元に向かうとティルマンさんがすぐにこちらに呼んでくる。
「出久よ、ご苦労であった。今回の契約書を表沙汰にした事で、世論は今回の戦争を疑問視し始めた。我々は、デヴァイン・トラスト社が次の一手に出る前に奴らを完全に叩き潰し、真の平和を取り戻す。
次の作戦は既に用意が出来ている。準備が出来たら私の所にまた来てくれ」
そう言われたので、少しポーションを買ってから自室に戻ってこれまでのことを整理した。
そして砂漠の寺院というか塔であった古代人の言っていたことを思い出した。
「そういえば、古代人の所にデヴァイン・トラスト社の社長が来たみたいなこと言ってたよね」
「そういえば・・・そうだね。破滅の未来の・・・手がかりが掴めるといいね・・・」
ポケモンSVが楽しすぎてサボりすぎました