英雄王(偽)異世界で斯く戦えり 作:ス○ラァァァァァ
何故
作者「小説書いてみようかな」
と言っただけで初めて小説を書いたのに特定できる!?
オノレェ!友人Aめ!
そんなわけで初投稿です
※ギルの『我』は脳内変換して読んで下さい
『────ー───ー』
声が聞こえる
人を乗せ我が物顔で空を飛ぶ生き物の声が
空飛ぶその生き物を見た目で名称を決めるなら『ワイバーン』だろう
伊丹耀司はこの状況の中そんな事を考えた。
一度見てみたいとヲタクならば思うであろうその生物『ワイバーン』との邂逅は残念ながらつぶさに観察したり背に乗ったりという事ができなさそうなものだった。
───伊丹耀司side
「ギルガメッシュさんは安全な場所に避難して下さい!!」
俺はこの同人誌即売会に一緒に来ていたヲタク友達のギルさん(内心ではギルガメッシュの事をそう呼んでいる)に告げて走り出す。
くそっ、このままだと このままだと
「同人誌即売会が中止になってしまう!」
本心からなのかそれとも現実逃避なのか、この状況の中最初に頭に浮かんだのはこのままでは同人誌即売会が中止になってしまうという事だった。
建物から出ると見えたのは『ワイバーン』と同じように見た目で名称を付けるなら『ゴブリン』や『オーク』とでもいうべき生物だった。いずれもファンタジーの代名詞とも言えるような怪物である。
そんな怪物達は近くにいる市民を手当たり次第に襲っていた
「クソッ」
思わず口から悪態の言葉が出てきた
自衛隊とはいえ休暇を満喫していたのだ。銃なんて身につけている訳もなし、意味が無いと分かっていても『銃があれば』という考えばかりが頭に浮かびその場でしばし棒立ちしてしまう。
「こっ、来ないで!!」
年端もいっていないであろう高い声が聞こえた
「 っ」
声が聞こえた方へ顔を向けると女の子の方へまるで恐怖を煽るかのようにゆっくりと近付いているゴブリンが見えた
その手には血の付いた棍棒のようなモノを握っている
─あれで殴って殺す気だ
そう思った時には走り出していた
銃どころか武器が無い、このままでは女の子を助けられない
─ならそこら辺に落ちている物を武器として使えばいい
冷静な部分で絞り出した考え。その考えの基、根元から折られていた標識を持つ
女の子は腰を抜かしたのか動けないでいた。
ゴブリンはもうその子の前で棍棒のようなモノを振り上げている
─このままでは間に合わない
「ウオオォォォォォォォォ!」
─死ぬかもなぁ
口から出た声とは真逆と言っていい弱気な本音
だが声を上げたおかげでゴブリンはこっちを向いた
俺を迎え撃つため女の子から俺へと体を向けるしかないだろう
棍棒のようなモノを振り上げたままこちらへと向き直ったゴブリン、おそらくはそのまま振り下ろして俺を攻撃するだろう。
『━━───』
叫び声と思しき声を上げながら棍棒を振り下ろしてくる。
だがその攻撃は俺の顔のすぐ前を素通りして硬いアスファルトで舗装された地面へ当たった。
「ッ ウラァッ!」
その隙を見逃さず武器として持ってきていた標識を側頭部に叩きつける。
体が小さいため体重も少なかったのだろう、或いは火事場の馬鹿力だろうか?
標識で側頭部を叩かれたゴブリンは吹っ飛び近くのガードレールにぶつかり、そのまま動くことは無かった。
─当たらなくてよかったぁ
真っ先に思ったのはゴブリンの攻撃を偶然とはいえ避けられた事だった。何せ棍棒を振り下ろした場所の硬いはずのアスファルトが砕けていた
もし当たっていたらと考え顔が青ざめるが、今はそれよりも…
「もう大丈夫。ケガはない?」
怖がられないように笑顔で優しく声をかける
「っうんっ、平気。」
大きな声で返事をしてきた。見た感じケガもない、大丈夫そうだ。これで一安心…はまだできない。
「立てるかい?」
「 おんぶして」
やはり腰が抜けていたのだろう、恥ずかしそうにそう言ってきた。
「よし、それじゃあここを離れよう」
背中に背負った女の子の顔を見ながらそう話しかける
「あ」
女の子の口から返事とは異なる声が聞こえた
女の子が見ている先には大きく口を開けたワイバーンがこちらへと向かってきていた
「────」
─避けられない
そう思った。何せ車も斯くやというようなスピードである。
─せめてこの子だけでも
そう思った時だった
ワイバーンが突然地面に墜ちたのは
「は?」
思わず口から間の抜けた声が出た。
だが仕方ないだろう、『死ぬ』と思ったら急に『死ぬ』と思わせた元凶が地面に墜ちたんだから。
内心で何故かそんな言い訳をしてしまった。
墜ちたワイバーンをよく見てみると幾つか剣が深々と刺さっていた、それはもう鍔近くまで。ワイバーンが急に墜ちたのは間違いなくあの剣が刺さったからだろう。何故そんな事が起こったのかは分からないが
─逃げるなら今だ
背負った女の子に
「走るよ!」
そう告げその場を急いで離れた
────ギルガメッシュside
「クッ、フッ、ククッ」
堪えきれなかった笑いが口に出てしまう
──まさかあの怪物の攻撃をあの様にして躱すとはな
伊丹があの怪物、 確かゴブリンと言っていたか
いやまさか手に持った標識のせいで普段と重心が大分ズレ、そのせいで軽く転けるとは…、彼奴本当に自衛隊か?もしくは幸運が働いたか
まぁどちらにせよそのおかげでゴブリンが予測したソレよりほんの少しばかり遅れ、結果空振るなどと
我でも予測できなんだ
─しかし
「平和な日本では無かったか…」
思わずそう呟いてしまう
それにこの状況前世で見た、或いは読んだかも知れん。既視感がある。まぁ何にせよ…
─この不躾な雑種共を片付けるとしよう
観る
あまり使いたくなかったがこの際そうも言っていられまい。
─〈千里眼〉
辺り一帯の雑種共を一掃する
とはいえ皆殺しにするつもりは無い
偉そうな奴、返り血を浴びていない奴、戦闘状態にない者等は生かしておく
逆に偉そうでなく人を殺したであろう者、今現在人を害しようとする者は確実に始末する
─怪物共はそこそこの数を生かしておけばいいか
辺り一帯に《王の財宝》を展開、一斉射
条件に満たない雑種共を次々と『剣』が『槍』が『斧』が貫き打ち砕いていく
後は簡単この雑種共は規格化された装備をしている、つまりは見て想像できるように軍隊である。そして戦闘を行う部隊は基本男である。
男なのである。
「後はこの『マグダラの聖骸布』を使って」
─チェックメイト
ズキズキと痛む頭
少しの間しか使ってないのにも関わらず結構痛い
思わず片手を頭に当て目を顰める程度には。
千里眼を使わなければここまで巧く事は運ばなかっただろうがそれでもちょっとばかり使った事を後悔する。
というかこれは
「前よりも明らかに痛いぞ?」
気を少しでも紛らわす為に言葉にして出してしまう。
旅をした折周囲の安全を確認するために千里眼を多用していたので痛みが増した事に気付けたが…
「年か?」
またしても口に出してしまった。
原因は何にせよ千里眼を使用するのはよほどの事でなければやめておいた方がよさそうだ
「次の場所に向かうか」
さすがにこうも広範囲だと精密性がやや悪くなるので緊急性が低い雑種共は幾つか見逃していたのだ
見逃した中には騎兵、要約すれば早く動く部隊もあったが、それは他のモノよりも狙いが付けづらかったからだ。が、それは失敗だったかもしれん
「チッ」
思わず舌打ちする
見逃す前はもう一度千里眼を使えばいいと思っていたからだ。
この状態で千里眼を使えば場所の特定はできるだろうが、精密な攻撃はできそうにない
精密な攻撃ができないとなれば周辺の被害は甚大なものになる恐れがある
故に我が直接赴き視認し攻撃しなければならない
幸いなのは雑種共の八割方を無力化している事だろう
『ハデスの隠れ兜 』を使い千里眼で得た情報から雑種共が行く可能性の高い場所を割り出し赴く
このやり方で幾つかの集団を無力化した
めぼしい集団の残りは
「伊丹の方に行った部隊か」
確か騎兵も含んだかなりの規模の部隊だったはず
にも関わらず
─伊丹なら何とかするだろう
心配するどころか伊丹なら平気…と何故かそんな風に思いながら走り出す。目指すは皇居前だ
女の子の年齢?自己補完でヨロ
?友人A「続かないって言っといて続いたんだ
まだイけ(続けられ)るよな?」
作者「プロット?書き溜め?何それ?」
友人A「(゜д゜)」
作者「アニメ見直そっかなぁ
でも時間がなぁ…」
作者の情報(まだ増えるかもしれない)
ド素人(今までは読み専)、硝子な心の持ち主
社会人、メンタル虚弱(重複)