英雄王(偽)異世界で斯く戦えり 作:ス○ラァァァァァ
作者「あえて言おう」
「魔が差したと」「思いつきだと」
「やめよuぐっはぁ」
友人A「( `Д´)/」
──伊丹耀司side
─おい馬鹿ヤメロ
放送された番組に対して思わずそう思ってしまった俺は悪くないはずだ。何せ
『二重橋の英雄』
等と呼んでいたのだから
─へぇ『二重橋の英雄』ねぇ、どんな活躍をしたんだろうか?
最初は思わず現実逃避してしまった。仕方ないだろう!?何せ本物の『英雄』がいたのだから
─俺どうなるんだろう…
問題はその『英雄』だった
何せ『
─何を馬鹿な事を
『ゲーム・アニメの登場人物が現実にいる』と言ったところで大多数の人間はそう思うだろう
だが実際にその『力』、『
何故俺が先のことをこんなに心配しているのかというと、件の『英雄王』のせいだ
かの『英雄王』そのままであるならば
『貴様ごときが英雄を名乗るか?雑種』
とか言いつつ『王の財宝』で『裁定』という名の攻撃をしてくることだろう
当然そんな事になったら俺は死ねる
実際に見たが視認する事が困難なスピードで様々な武器が雨あられのように飛んでくるのだ。その武器一つ一つの威力は『RPGー7』〈携帯対戦車擲弾発射器の事〉を上回るであろうと思われる。
─願わくば『英雄王』を逮捕したりしようとして機嫌を損ねることがないように
そんな事を考えながらベッドで横になる
─あれっ?そういえば『英雄王ギルガメッシュ』の事を『ヲタク友達』と思ってたり『ギル』と内心で呼んでたり…
『その不敬 万死に値する!!』
バレたらそんな言葉と共に串刺しに…
─もしまた会ったら土下座して許しを請おう
眠る寸前に思ったのは生物としては当然の事で男としてならば情けない事だった
「まだやってるよ」
─当然か…あれから一日しか経ってないし
朝起きてテレビを点け、ニュースを見てみれば
─『二重橋の英雄』、『銀座事件』
チャンネルを変えてもこれらのことばかり放送していた
「というか何で『二重橋の英雄』ばっかり言及するんだよぉ!?『英雄王ギルガメッシュ』の事を何で話題に出さない!?」
─ネット上ではすごい話題になってるのに!それに何より…
「多くの命を救った『二重橋の英雄』なんて言ってるけど実際に救ったのは『英雄王ギルガメッシュ』なんだけどなぁ」あの日あの時、後に言う『銀座事件』、確かに俺はその時人々を避難させた、だがそれでは時間稼ぎにしかならなかった。
避難場所として使わせていただいた皇居、その周辺の警察官達と協力して障害物、バリケードやらを作って敵が容易に近付けないようにした
だが敵の数はニ百は下らないだろうというものだった
銃で武装しているとはいえ多勢に無勢
─これで守りきれるのか
そう思ったのは俺だけではないだろう。隣にいる若い警官なんかは不安、焦燥の感情が如実に顔に表れている
─レールガンとかがあればなぁ
そんな風に現実逃避といえる考えをしていた時だった
『「この状況を打開したいか?」』
そんな『王』としか言い様のない声が聞こえたのは
「!?」
その声に反応して辺りを見渡す
「?」
隣の警官からは『どうしたんだコイツ?』みたいな反応をされた。どうやら先程の言葉は俺にしか聞こえなかったようだ
『「貴様だ伊丹耀司。我は貴様の脳内に直接話しかけている」』
─(こいつ、脳内に直接!?)
思わずネタに走ってしまったが…
「(俺に用が…あるんですか?)」
─この『王』の声聞き覚えが…
そんな事を思いながら普通に返事をするべきか敬語を使うべきか迷ったせいで少しどもってしまった
というか返事ちゃんとできた?
『「でなければ話し掛けまい?それと普段通りに話せばいい、敬語でないからと怒る程我の器は小さくないぞ?まぁ、敬意を持たずタメ口を利いてくれば? その限りではないが」』
─あぁどこかで聞いた事がある声と思ったら
──『英雄王ギルガメッシュ』の…
『「改めて問うぞ伊丹耀司よ、この状況を打開したいか?」』
「(はい)」
─あっ、しまった。つい反射的に
そう思った時には遅かった
『「ならば我を喚べ
貴様ならば呼び方は分かるだろう?
あぁ、『我を喚ぶ』と強く念じながらな
他のヤツが喚ばれることはないだろうが
念のため、というやつよ」』
─喚び方を知ってるって…それってつまり
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公」
─これかな?
そう思ったのは『型月』世界における『サーヴァント』を召喚するための呪文
そしてそれはどうやら間違いではなかったらしい
─だって目の前に光を帯びた魔方陣らしきものが出てきてるし
そんな事を思いながら詠唱を進める
「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
呪文を詠唱し終わった瞬間、光が爆ぜた
その光を直視する事はできず目を閉じてしまう
「英雄王ギルガメッシュ召喚に応じ参上した
先程述べたとおりこの状況を打開してやろう」
そんな威厳ある声が聞こえた
ゆっくり目を開け声がした方を見る
そこには黄金の鎧を身に着けた『王』がいた
オールバックにした黄金の髪、ルビーのような高貴な赤を湛えた眼、イケメンなどという言葉では言い表せないほど整った顔
分かりやすく言うと『Fate/Zero』の格好のギルガメッシュがいた
「我の姿に見惚れるのはよいが、無視はするな」
そんな言葉でハッとする
が
「え『英雄王ギルガメッシュ』!?」
そんな素っ頓狂かつ『英雄王ギルガメッシュ』に対して失礼な言動をしてしまった
─あ、死んだ
そう思ってもしょうがないだろう。アニメやゲームで描かれている『ギルガメッシュ』という存在ならこんな失礼な言動をしたら『王の財宝』を使ってくるだろう
だがそんな予想に対して
「そうだとも、確かに我は『英雄王ギルガメッシュ』である。というかそれ以外に誰に見えるというのだ?そもそも貴様が我を呼んだのだろう?」
返ってきたのはそんな言葉だった
「えっ、あっ、いや、別に他の誰かに見えるとかそんなんじゃなくて」
様々な事が頭に浮かんでくるせいでしどろもどろな返事になってしまった
─あの声は幻聴じゃなかったのか
─俺が『英雄王ギルガメッシュ』を召喚?
─いつから
「絶賛混乱中といった所か
だが敵は待ってはくれぬようだぞ?」
「 え」
─今なんて、敵?
かの『王』の言葉にそんな声を出すしかなかった
「伊丹さん!」
すぐ近くで声がした
「さっきから変な呪文を唱えたり光ったと思ったらさっきまでいなかった人がいるとか、色々言いたい、聞きたい事がありますけど─」
どうやら隣にいた警官に声をかけられたようだった
一連の出来事のせいですっかり存在を忘れていた
「─すぐ近くまで来てます、例の集団が」
そんな警官の言葉で『英雄王ギルガメッシュ』の言が正しい事が証明された
すぐさま『敵が向かってくるならこの道を使うはず』
そう予測された先へ視線を向けると
馬に乗った鎧を纏った兵士─騎兵─達が此方へと一直線に向かって来ていた
こうして見てみると迫力があり先程思った『これで守りきれるか』という懸念が強くなってくる、だが
「さて、仮とはいえマスターの願い、何より我自身の言葉を違えるなどあの『イシュタル(凛ver)』の足に口づけするよりご免だ」
ここには『英雄王』がいる
「(間接的に友を殺した女神を例にあげて物騒な事を言ってる)」
─だがそれはこの状況を打開すると言った事を反故にする事は無い表れである
『ギルガメッシュ』が片手を上げた。すると突然先程まで何もなかった宙に『剣』が出現した。間違いない『
「(ーん?剣?)」
Fate / stay nightなどでは『王の財宝』から出した様々な武器を飛ばして敵を攻撃していた…つまりは、今宙に浮かんでいる『剣』を飛ばして攻撃を…
「ちょっ、ちょっと待って下さい!!」
思わず静止の声を出してしまった。だが吐いたツバは呑めぬ
「ほう?我に対し命令するか?」
此方に顔を向けいかにも不機嫌という様子で言葉をかけてきた
─ほらやっぱり
冷や汗が止まらない。
言葉を掛ければそれゃそんな言葉が返ってくるだろう事は想像に難くない。何せ『暴君』だし
「いえ、これは『諫言』です」
諫言という言葉を意識して言う。でなければあの宙に浮かんでいる剣の矛先が此方に向くだろう
「ほう、諫言とな?どの点が良くないと思った?端的に申せ」
─会話をしてくれる、つまりは今すぐ罰する気は無いということ。何とかこの会話で場を収める!
「人を殺す事です」
─本当に端的に言った。だが『英雄王ギルガメッシュ』ならばこれだけで俺の言いたいことを理解してくれるだろう。俺が言いたいのは『戦いの中敵を殺すな』という、所謂甘ったれた事ではない事を
「そうか」
そんな一言を言った後宙に浮いていた剣が消えた
どうやら聞き入れてくれたらしい
「大変だな国家のイヌというのも」
「あははは」
何とも応えづらい言葉を投げかけてきた
諫言の意趣返し…なのかも知れない
「してどうする?敵は騎兵、馬の脚を急に止めては上に乗る兵が落ちよう。あの鎧だ落ちれば無事では済むまい」
─此方に意見を求めた!?あの『ギルガメッシュ』が!?
そんな思いが脳裏をよぎるがそれよりも早く代案を出さなくては。敵は今も此方へと向かってきているのだから
─もう、これしかない
何とか思いついた一つの答えそれは
「任せます!」
相手に全て任せるという答えになっていないモノだった
「はぁ、まぁ我の手札を知らんのだし仕方ないか」
てっきり怒鳴るものかと思っていたが呆れた様な溜息をつき敵に向き直った
俺もそれに倣うように敵へと向き直る
話をしていたからだろう敵は五十メートル程まで近付いていた
ただし馬上の兵士は赤い布で顔以外を覆われて
「え?」
もう一度よく見てみる。すると赤い布でぐるぐる巻きにされているのが分かった
『Fate』で『赤い布を使って無力化』というと一つしか思い浮かばない
─『マグダラの聖骸布』だ
『マグダラの聖骸布』は男性を拘束する能力がある
布なので高速でぶつかっても死にはしないだろう。
「まぁこんな所だ、後は任せたぞ」
そんな言葉を残して足下から消えていく。霊体化しているのだろう
状況が余りにも早く変わっていったので呆然としてしまったせいで引き留められなかった
─というか対処が余りにも早すぎる。もしかして
「試されてた?」
考えた事がそのまま口に出た。
こうして『英雄王ギルガメッシュ』との『銀座事件』は幕を閉じた
友人A「ルーキー日間に載ったゾ?」
作者「うっ」
友人A「新作日間にもだ」
作者「うぐっ」
友人A「次の話もちゃんと書くよなぁ?」
作者「うぼぁ」
友人A「なに、才能が無くとも大丈夫だ
ゴールデンウィークがある」
作者「仕事入ってて無理」
友人A「(自主規制)」
※一応次の話も書いてます
いつになるか分からないけど
※伊丹が異変に気付いたのが鉄橋上だと人伝に聞いてメンタルブレイク中
思いつきだからネ仕方ないネ