ありふれない怪異能の少年と仲間達は異世界最強 作:カオスサイン
EPⅠ「異世界とステータス」
Side刹那
「…」
よもや流石に地球外の異世界にクラス毎召喚されるとは予想外だった。
俺達の召喚を促したという創造神の野郎をぶった斬ってやろうかと思ったが出てくる事はなかった。
神託を聞いたとかいう名前負けなジジイも胡散臭さMAXだしそれが戦争の為って…いっその事犠牲にされた者達の霊に攻められて落とされた方が身の為じゃないか?
「従僕、やっと見つけたー!」
「か、花梨!?居たのか!?」
「む…何が言いたいのだ?」
「いやだってお前…」
割り当てられた部屋に居た俺を訪ねて来たのはクラスメイト兼俺の恋人の一人である白里 花梨だった。
俺は彼女まで居た事に驚いた。
何故なら彼女は普段は教室にほとんど来ないからである。
なんでも成績が優秀過ぎて講義の単位免除されているからだ。
だから彼女の顔をよく知っているのは先生方と委員長さん、俺達以外にはいない。
後は俺達だけが知っている彼女の秘密…
そんな彼女が珍しく居たのは
「休息の時だというのにわわわの書庫が不浄を払っている最中で使えぬかった…」
花梨はしょんぼりしてそう言った。
見ての通り見事なまでに現役な中二病だ。
「ああ、図書室が清掃中だったから昼休み終わるまで教室で過ごしていたら今回の異世界召喚に巻き込まれちまった訳か…でもよかった!糞みたいな召喚だったとはいえお前を独りぼっちにしないで…」
「じゅ、従僕…わ、わわわ達が結びし縁の契約はそう簡単には断てぬものよ!そんなに悲観するでないわ!///~」
俺は花梨の話を理解し彼女を抱き締めた。
花梨は中二言葉で濁すが嬉しそうにそう言った。
「にしてもこれからどうするかだな…あ、花梨は何時も俺の傍に居てくれよ」
「う、うむ!」
「あ、花梨ちゃんもお泊り?シャワーの順番どうする?」
「わわわが浴びる…」
考えるのは後に回して俺は花梨を部屋に居させる事にし、藍も帰ってきたのでそのまま翌朝を迎えた。
翌日、俺達は大広間の様な場所に招集させられた。
「よし、全員配布されたステータスプレートは行き渡ったな?始めるぞ」
俺達が召喚されたこの国、ハイリヒ王国直属の騎士団長だというメルドという男に講義を受ける事になった。
「さて…」
俺達が貰ったステプレの説明を聞いて早速見てみる。
【宮ノ下 刹那 17 天職:霊媒師、犬神使い
体力:1555
霊(妖)力:7000
耐久:2000
魔耐:7700
俊敏:3333
技能:・霊力解放・我流刀術・白山名君の術・東山真君の術・??etc…】
といったのが俺の現在の力だ。
百音達のも見せてもらおう。
【恋ヶ窪 百音 17 天職:陰陽師
体力:1500
霊力:5555
魔耐:1700
耐久:777
俊敏:3000
技能:・式神召喚・霊力解放・陰陽術】
【白里 花梨 17 天職:精霊術師
体力:1700
霊力:6666
魔耐:5555
耐久:1200
俊敏:3400
技能:・精霊術・召喚・導力解放・?】
【藍鬼 17 天職:?
体力:測定不能
霊力:測定不能
魔耐:測定不能
耐久:5000
俊敏:4000
技能:・???】
といった感じでうん何時も通りだな!
「んン?」
そうこうとしている内にステ提示が進みハジメの番となっていたのだが彼のステを見たメルドは少々困惑していた。
「錬成師っていうのはな国お抱えの十人に一人は持っている天職なんだが…」
「ぎゃははー!非戦職って事かよ南雲ぉ、しかもなんだこの低ステはよお全部が10だってさー!」
「そんなんで足引っ張られるとか嫌だなあー!」
メルドが説明するとそこで檜山グループがハジメをけなし始めた。
「いい加減にしろよなテメエ等!」
「な、なんだよ?宮ノ下」
「ハジメはな今迄一体何を学んできたのか分からないテメエ等なんかよりもずっと知識には長けてるんだよ!それも理解出来ん連中が!」
俺はブチ切れて檜山達を論破しながらじっとさせているハニ太郎を突き出しながら脅しをかける。
それを見ている白崎さんは苦笑いしている。
「埴輪?もしかしてそれがお前の武器か?だははー!」
ハニ太郎を見た檜山は爆笑するが残念!既にテメエ等が無様に踊るのは確定事項である!
「「!?」」
檜山達は急激に冷や汗を流し始めて気絶した。
「え!?何が起きたの!?」
「あ、あはは…」
「当然の報いね」
そう、ハニ太郎の石化ビームを彼等の股間にズボンの隙間をぬって撃ち込ませたのだ。
玉筋が石にされた彼等は声を上げる事も出来ず白目を向いた。
気絶した檜山達は放っておいて話は進み俺達は大迷宮という名の未知のダンジョンに潜る事となった。