ウルトラマンオタクと怪獣使いの居候   作:ボルメテウスさん

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謎の巨人

「ねぇ、陸」

 

「んっ」

 

俺はその日、未だにベリアル融合獣との戦いの疲れが取れない中で、ムジナと一緒に部屋で過ごしていた。

 

「もしも、私がこの世界を滅ぼす存在だとしたら、陸はどうする?」

 

「いきなり、何の話だ?」

 

いきなりの事で俺は思わず首を傾げる。

 

「もしもの話だよ」

 

「もしもか」

 

俺はそれに対して

 

「まぁ、ムジナごと、世界を救うかな」

 

「何それ」

 

「その言葉のままの意味だよ。

ムジナが世界を滅ぼすんだったら、そんなの関係なく、全部救うよ」

 

「意味が分からないし、現実的じゃないよ」

 

「そんなの分かっているよ。

けど、もしもだろ?

だったら、俺はそんなもしもの方法を必死に考えるだけだから」

 

そう、もしもウルトラマンの力が作り物でも、それを越えてみせる。

 

「そう、だったら、少し期待しておく」

 

「ムジナ?」

 

「出掛けてくる」

 

その言葉と共に、ムジナはそのままドアで、外へと出て行く。

 

「・・・」

 

俺はそのままムジナがいなくなったのを確認すると、そのままウルトラカプセルを取り出す。

 

「今の所、持っているウルトラカプセルは9個。

だけど、1個は空白のまま」

 

この世界にリトルスターがない以上、このカプセルを起動させる方法は分からない。

 

「だったら、これは一体何なんだ?」

 

そう思っていた時だった。

 

「んっ、これは暦さんからの?」

 

俺はスマホを取り出すと、そこには怪獣が出た事の知らせだった。

 

「ジーッとしててもドーにもならねぇ」

 

俺はそう叫ぶと、そのままジードライザーを取り出す。

 

「融合!」

 

それと共に俺はウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオンのカプセルを起動させる。

 

「アイゴー!」

 

続いてウルトラマンメビウスのカプセルも起動させ、そのままスキャナーに装填する。

 

「ヒアウィーゴー!繋ぐぜ、絆!!」

 

ジードライザーに二つのカプセルを読み込ませ、そのまま自身の胸元にライザーを構える。

 

【フュージョンライズ!

ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン!ウルトラマンメビウス!

ウルトラマンジード!ブレイブチャレンジャー!】

 

そのまま俺はウルトラマンジードへと変身すると同時にダイナゼノンと一緒に目の前にいる巨大な四足歩行の怪獣に目を向ける。

 

『行くぜ、先輩!!』

 

『あぁ』

 

そのまま地上へと辿り着くとダイナゼノンはそのまま真っ直ぐと怪獣に向かって走り出して、そのまま怪獣へと突撃する。

 

だが、怪獣はそのまま叫びながら、ダイナゼノンを吹き飛ばす。

 

そして、怪獣はそのまま吹き飛ばされたダイナゼノンに向けて、光の粒子を周りに展開する。

 

『なっこれはっぐっ!!』

 

怪獣の力の影響もあって、そのまま地面へと沈ませる。

 

『皆っ、ぐっ』【フュージョンライズ!ウルトラマンジード!フォトンナイト】

 

俺はすぐに近接戦闘が最も得意となるフォトンナイトへと変わり、そのまま怪獣に向けて剣を振り上げる。

 

剣に斬られた怪獣はそのまま怯んだのか、ダイナゼノンは能力から解放される。

 

『よしっ、今の内にっ』

 

そう俺も怪獣への戦闘を再開させようとしたが、俺の肩に強烈な痛みが襲い掛かった。

 

『がっぐぅ!!』

 

それは肩が怪獣に噛まれていた。

 

『先輩っおい、一気にやるぞ!!』

 

『っはい!!』

 

その言葉と共にダイナゼノンの姿は人型からドラゴン型へと変形する。

 

『合体強竜ダイナレックス!!』

 

ダイナレックスへと変形した彼らはそのまま俺の肩を噛んでいる怪獣に向けて、次々とレーザーを放ち、接近する。

 

だが、それらのビームに対して、怪獣は自身で放ったレーザーで反撃し、圧倒し窮地に追い込み、遂には半壊状態に追い詰めた。

 

『皆っ!!』

 

そうしている間にも、俺の肩から力が抜けるような感覚がずっと襲われる。

 

「陸?」

 

それと共に聞こえたのはムジナの声。

 

見つめると、そこには丁度怪獣を操っていると思われるムジナと目が合わさった。

 

だが、そんな俺達を余所に、上から突如として空から紫の装甲を纏った巨人が降り立った。

 

『えっ、ウルトラマン?

いや、違う、誰だ?』

 

そう俺が疑問に思っている間、ウルトラマンによく似た巨人はそのまま噛んでいる怪獣に向かって、飛び蹴りを放った。

 

『ぐっ』

 

『無事か、ウルトラマン』

 

肩から感じる痛みで肩を押さえていると、なんと紫色の巨人が話しかけてきた。

 

『あなたは』

 

『俺はグリッドナイト。

この世界を守る為に来た』

 

『グリッドナイトって、何?』

 

俺は思わず言ってしまったが、そうしている間にも、怪獣は再び動き始めた。

 

『話は後だ。

今は奴を止める』

 

『っあぁ、そうだな』

 

グリッドナイトの言葉に賛同するように立ち上がり、そのまま俺はマントを翻しながら、構える。

 

それと同時に怪獣は一気にビームを放ち、襲い掛かってくる。

 

だが、俺はマントを身に纏ったまま、真っ直ぐと怪獣へと向かって行き、それに対して、グリッドナイトは身軽な動きで、次々とビームを避けていく。

 

俺はそのまま一気に接近すると同時に

 

『フォトンビームブレード!』

 

俺はそのまま怪獣を真っ二つに斬るように振り上げる。

 

それに怯んだ怪獣に対して、グリッドナイトはそのまま蹴り上げ、そのまま構える。

 

『合わせろ!』

 

『あぁ!』

 

その言葉と共に俺はグリッドナイトに合わせるようにガイアのクァンタムストリームとヒカリのナイトシュートのものを合わせたような溜めポーズを取る。

 

『ナイトストリーム』

 

『グリッドナイトストーム』

 

それと共に俺達の光線を合わせて、怪獣に放つ。

 

その光線を受け、怪獣は後ろへと大きく退いた。

 

『一気にとどめを刺すぞ!!』

 

そう言い、俺達が向かおうとした瞬間、怪獣の身体から大きく光り始める。

 

『はぁはぁ、なんとかなったか』

 

『さて』

 

『んっ』

 

 

一端、息を落ち着かせていると、グリッドナイトはそのままダイナゼノンへと向かって行く。

 

『グリッドナイト?』

 

『はぁ!!』

 

『っ!!』

 

なんと、グリッドナイトはそのままダイナゼノンに攻撃を仕掛けた。

 

『なにをしているんだ!!』

 

『怪獣は倒さなければならない。

お前もその為になったのだろう』

 

『それはそうだけど!

この人達は違うんだ!!』

 

『人だと?』

 

俺の言葉に疑問に思ったのかダイナゼノンを見つめるが

 

『そういう事かよ!!』

 

『待ってくれ、ガウマさん!!』

 

そう言い、ダイナゼノンの行く手を阻むように前に出る。

 

『先輩っ、そいつは敵じゃないのか!!』

 

『違うっ、ただ勘違いなんだ』

 

俺は言葉が伝わらないと分かり、首を横に振る。

 

『・・・エネルギー切れだ。

ウルトラマン、お前には後で話がある』

 

『グリッドナイトっ』

 

そうしている間にも、俺自身も既にカラータイマーが鳴っていた事に気づいており、身体は崩れ落ちるように倒れる。

 

「はぁはぁはぁ」

 

変身が解け、倒れた俺はそのままゆっくりと壁に持たれる。

 

「このままっ」

 

そうして、ダメージの限界を迎えたように、俺はゆっくりと目を閉じる。

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