ウルトラマンオタクと怪獣使いの居候   作:ボルメテウスさん

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目指せ、新たな光

怪獣と戦った次の日の朝、その日、陸達はとある場所へと向かっていた。

 

そこには朝焼けの海に再び現れた怪獣の姿だった。

 

「来やがったか」

 

その光景を見た、ガウマ達もまた、ダイナゼノンに乗り込もうとしていた。

 

「そうか、だったら、そっちは頼む」

 

「えっ、陸さん?」

 

そう言いながら、陸は怪獣とは別の方向を睨みながら言う。

 

それに合わせて他のメンバーも見つめると、そこには謎のフードを身に纏った人物がいた。

 

「ふふっ」

 

同時にフードの人物が取り出したのはジードライザーだった。

 

それと同時に、その姿は大きく代わり、現れたのは巨大な怪獣が空に現れた。

 

それは無数の怪獣が一つに集まったと思える存在であり、その怪獣の身体は山を思わせる程の巨体だった。

 

「なっなんだよ、あれは」

 

「ギガキマイラとイズマエルか。

これは厄介だな」

 

その言葉と共に取り出したのは二つのウルトラカプセルだった。

 

「悪いが、あっちの怪獣は頼む。

俺はあいつをどうにかする」

 

「どうにかって、そんな無茶な」

 

「大丈夫だ」

 

そう陸はガウマ達を見る。

 

「だから、そっちを任せた」

 

「っあぁ、分かりましたよ。

ただし、終わったらすぐにそっちを手伝いますから!!」

 

「あぁ」

 

その言葉と共にガウマ達はダイナゼノンへと乗り込み、そのまま怪獣に向かって行く。

 

「ふむ、信じているか。

本当に信じているんだな」

 

「ナイトさん」

 

後ろから聞こえた声に俺は見つめる。

 

「あの怪獣、相当強い力を持っているが、本当に一人でできると思っているのか?」

 

「さぁ、分からない。

だけど」

 

その言葉と共に

 

「最後まで諦めず不可能を可能にする。

それがウルトラマン、俺にもしもウルトラマンと名乗れるならば」

 

同時に陸の手にあるウルトラカプセルが黄金に輝く。

 

「だからこそ、ナイトさんも、あいつらを信じて下さい」

 

「・・・」

 

それと共に陸はジードライザーを構える。

 

それに合わせるようにグリッドナイトもまた変わる。

 

「融合!」

 

それと共に起動させたのはウルトラマンカプセル。

 

始まりの巨人と言われる存在であり、ウルトラマンジードの基本形態であるプリミティブでも使われたウルトラカプセルである。

 

「アイゴー!」

 

続いて起動させたのは、シャイニングウルトラマンゼロカプセル。

 

存在自体は確かに存在したが、実際に登場しなかったウルトラカプセル。

 

だが、その能力は歴代ウルトラマンの中でも持っていない時間を操る事ができる能力を持つウルトラマン。

 

「ヒアウィーゴー!目指すぜ、天辺!!!」

 

ジードライザーに二つのカプセルを読み込ませ、そのまま自身の胸元にライザーを構える。

 

【フュージョンライズ!ウルトラマン!シャイニングウルトラマンゼロ!

ウルトラマンジード!シャイニングミスティック!!】

 

それと共に、陸の姿は変わっていき、黄金に包まれながら、その姿を地上に現す。

 

『なっ』

 

『あれは、黄金に輝く』

 

『ウルトラマン』

 

その姿と共に現れたのは全身が黄金の光に包まれており、見た目はウルトラマンジードプリミティブを思わせる面影があるが、その両腕にはウルトラマンゼロのゼロスラッガーを思わせる刃が装着されていた。

 

『へへっ、どうやら、その姿を現したようだな、ウルトラマンジード!!』

 

『ジャタールか、確か、ダークネスファイブの一人だけど、忘れられていた奴だな』

 

『貴様、馬鹿にしているのか!!』

 

その言葉と共にジャタールは、そのまま無数の炎とエネルギー弾を陸に向けて放った。

 

それを見ながら、陸はそのままゆっくりと手を振り上げる。

 

同時に迫っていた全ての攻撃が止まり、そのままジャタールの元へと戻っていく。

 

『なっぐがぁ!!』

 

突然の事で驚きを隠せないジャタール。

 

だが、そんなジャタールに向けて、無言のまま近づき、両腕にある刃を振り上げると、そこから無数の黄金の刃がジャタールの胴体にある怪獣達を次々と切り落としていく。

 

『なんだよ、あれっ!

とんでもない隠し球じゃないか』

 

『だが、その分、消耗が激しいようだな』

 

『あっ』

 

グリッドナイトの言葉に疑問に思った蓬が見たのは陸の胸にあるカラータイマーだった。

 

変身したばかりのはずなのに、まだ一分も経っていないはずだが、それは既に点滅し始めていた。

 

『そりゃ、当たり前ですよ!

多分、あの姿っ、シャイニングゼロで、とんでもチートですから』

 

『ちっチートって、どういう能力なんだ?』

 

『やばすぎる力という事ですよ。

多分、あれは時間を操る力を持っていまして、さっきの攻撃もあの攻撃だけ時間を戻して、あの怪獣に戻したんだと思いますよ』

 

『はぁ?!

なんだよっ、それ!!』

 

ちせから持たされた情報に思わずガウマは叫ぶ。

 

『だが、これで問題ない。

あの怪獣はジードに任せる』

 

『おい』

 

そう言いながらグリッドナイトは再び怪獣と向き合う。

 

『奴が任せろって言った。

ならば、俺達は彼から託された使命を果たさないといけない』

 

『ぐっあぁ分かっているよ!!

先輩、そっちは頼みますよ!』

 

その言葉を受けた陸はゆっくりと頷くと同時にジャタールと向き合う。

 

『貴様如きにぃ!!』

 

そう叫んだジャタールは再び攻撃を仕掛けようとした。

 

それも、これまでとは比べものにならない程のエネルギーを抱え、放とうとした。

 

だが、それよりも早く、陸は頭上に太陽のような光球を召喚する。

 

同時に陸以外の全ての時が止まる。

 

『スペシウムスタードライヴ!!』

 

それと同時にウルトラマンにとっては基本的な構え、スペシウム光線を真っ直ぐとジャタールへと放つ。

 

放たれた光線は真っ直ぐとジャタールを貫き、同時に時が動き始める。

 

『負けるっ』

 

ジャタールは攻撃を再び行おうとした瞬間、自身が既に倒された事に気づくと同時に爆散する。

 

それを確認すると共に、陸自身もエネルギーが切れたのか、そのまま変身は解除される。

 

「はぁはぁ、まだやらなければならない」

 

陸はそのまま解除されると共にジャタールがいると思われる場所へと向かった。

 

「はぁはぁ」

 

「ちっ、まさか、あのウルトラカプセルを使えるとはな」

 

陸が必死に向かった先には、そこにはボロボロになっているヒッポリト星人のジャタールがそこにいた。

 

「お前には聞きたい事があるっ」

 

「へへっ、それはどうかな!!」

 

「っ!!」

 

そう言うと共にジャタールは一瞬で陸の元へと来ると、そのまま触れようとする。

 

「しまっ」(そうだっジャタールは触れただけでブロンズ像に変える能力がっ)

 

その事に後悔しそうになった時だった。

 

「あがぁ!?!」

 

「っ!?」

 

聞こえた悲鳴、それはジャタールが一瞬で丸焼けになった光景だった。

 

同時に聞こえてきたのは、空中で何か爆発した音だった。

 

一体何がと思い、疑問に思っていると

 

「陸っ!!」

 

「えっムジナ」

 

それは怪獣を操っていたはずのムジナだった。

 

陸を抱き抱えたムジナはそのまま身体を見る。

 

「なんでっここにいるんだよ!!」

 

「いや、それは」

 

必死に、陸を見つめるムジナ。

 

その目は涙で溢れており、怪我を確認する。

 

「とにかくっ、ここは危ないから、部屋に帰るよっ」

 

「えっいや」

 

何が起きているのか分からない陸を連れて、ムジナはそのまま離れていった。

 

---

 

「帰ったね、ムジナ」

 

「あぁ、あともう少しだったのに」

 

そんなムジナと一緒に操っていたオニジャは苛つくように呟く。

 

そんなオニジャとは別にジュウガは先程までの光景を見て、ため息を吐く。

 

先程まで、ダイナゼノンとグリッドナイトの二人を相手に戦っていた怪獣。

 

その巨体を活かした戦いで、有利に保っていたが、危機的状況に陥った。

 

その中でも諦めないオニジャだったが、ムジナはその時、別の場所を見つめていた。

 

「陸っ」

 

「んっ?」

 

聞こえてきたのはムジナと一緒に暮らしている人物。

 

同時にムジナは目を大きく開き、怪獣で攻撃を放った。

 

それはグリッドナイトでも、ダイナゼノンでもなく、陸に襲い掛かろうとしたジャタールに対してだった。

 

「陸っ!!」

 

そのままムジナはその場から離れた。

 

怪獣が倒された事よりも、陸の方を優先して。

 

「あいつも、いきなりあんな事をするなんて」

 

「そう、僕としては面白いのが見れて満足だけど」

 

「満足って、あの男か?

どうせ、その内、殺すんだろ」

 

そう言いながら、オニジャは呟くが

 

「そう?

僕としては、彼も僕達の仲間になる素質があると思うよ」

 

そう、シズムは笑みを浮かべながら呟く。

 

「はぁ何を言っているんだ」

 

その言葉に呆れながら呟くが

 

「ムジナから教えてもらったけど、ウルトラマンジードって、確かウルトラマンベリアルの息子で、ベリアルは怪獣を操るレイオニクスらしいよ。

つまり、ジードをこちら側に迎える理由はあるよ」

 

「いえ、それとなぜ仲間にって、まさか」

 

「うん、ばっちりと撮れている」

 

そう言いながら、シズムは自身のスマホを彼らに見せた。

 

そこには変身を解いて、ジャタールの元へと走る陸の姿だった。

 

「おいおい、マジかよ。

だったら、ムジナの奴、喰っちまうぞ」

 

それと共にオニジャは少し顔を青くさせながら言う。

 

「そうかな?

反対にムジナのおかげでこっち側に引き込む事ができるかもしれないよ」

 

「それも可能性の話です。

とにかく、この事はムジナには話さない方が良いかもしれません」

 

「あぁ、確かにな。

こっちでも掴む事ができないあの怪獣達を倒すには、悔しいがジードの力がいる。

始末するのは、その怪獣達を倒した後だ」

 

「だから、こっち側に引き込むよ。

まぁ、今はムジナに任せよ」

 

そう言い、オニジャ達はそのまま陸がムジナに連れて行かれる光景を見つめた。

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