そして、今回からオリジナル展開になっていきます。
原作とは違う展開になるかもしれませんが、申し訳ございません。
「陸が、ジード」
それと共にムジナは目の前で起きている光景が未だに信じられなかった。
先程まで自身の過去を告白し、本当の意味で一緒に過ごせると思っていた。
だが、それを打ち消すように陸が明かした秘密。それは自身がこれまで戦ってきた相手であるウルトラマンジードの正体だという事。
それで自分が傷つけた相手だという事に、ムジナは未だに呆然と見つめる事しかできなかった。
「という事は、私がっこれまで傷つけたのは、殺そうとしたのは」
それと共にムジナは急に足下が消えそうな喪失感が襲い掛かった。
自分の居場所を、自分で無くそうとしていた。
「どうすれば、どうすれば」
それと共に思い浮かべるのは、陸との日々。
その日々が無くなる事に。
「・・・無くなるならば」
そう言葉に出しながら、彼女の服にある物が光り始める。
「食べる」
それと共に光り始めた物に手を伸ばす。
「陸がいなくなる前に食べる。
思い出も、全てを食べる。もう2度と離れない為に」
その言葉と共にムジナはゆっくりと立ち上がり、取り出したのはジードライザーだった。
かつて、陸をあと一歩まで追い詰めたジャタールが使っていたジードライザーであり、あの時、偶然彼女が手にした物だった。
「やり方は散々見た。
そして、これも」
そう言いながら、握り締めたのは二つの怪獣カプセルだった。
怪獣カプセルを手に持ちながら、ムジナはゆっくりとジードライザーに怪獣カプセルをスキャンさせる。
「EXゴモラ、EXレッドキング」
その言葉と共に手に取った二つのカプセルをそのままスキャンさせ、そのまま真っ直ぐと陸とデスローグが戦っている方に向かって歩いて行く。
「これで終わらせる」
【フュージョンライズ!EXゴモラ!EXレッドキング!ウルトラマンベリアル!マグマゴモラ!】
その音声と共にムジナの姿は徐々に変わっていく。
皮膚は怪獣へと2体の怪獣の要素が合わさるが、元の怪獣に比べたらすらっと女性を思わせる姿だった。
だが、その皮膚の隙間にはマグマを思わせる光が溢れており、何よりも特徴的なのは尻尾だった。
その尻尾の長さはマグマゴモラよりも大きく、自由自在に動いていた。
「陸っ!!!」
変身を完了したムジナはそのまま真っ直ぐと陸に向かって走り出す。
「っ、スカルゴモラじゃないっ」
突然の声と共に陸はすぐに振り返ると共にムジナによって、押し倒される。
「2体目っ、まさか最後の」
「陸っ陸っ!!」
「えっ」
何が起きているのか分からず、戸惑っていた。
「一緒にいよう、ずっとずっと」
「ムジナっ」
何が起きているのか分からず、困惑する陸だったが、ムジナの背後には未だに戦っているデスローグが、全身から溢れるばかりのミサイルをこちらに向けて放った。
「・・・ジャマ」
その一言と共にムジナの一言と共に目にも止まらない速さで彼女の尻尾が全てのミサイルを貫いた。
同時に尻尾は真っ直ぐとデスローグの胴体をそのまま貫き、宙へと追い込む。
「マグマ震動波」
その冷たい言葉とともにムジナの角は赤く燃え上がると共に、尻尾の先にはエネルギーが伝わり、そのままデスローグの身体に衝撃を与える。
しばらく痙攣していたデスローグだったが、やがて静まり、ムジナはそのまま宙へと捨てた。
同時にデスローグはそのまま呆気なく爆発した。
(これはやばいっ、スカルゴモラは確かにやばいが、ウルトラマン本編ではほとんど負ける事がなかったEXゴモラに加えて、EXレッドキングの怪力が合わさったこのゴモラはやばいっ)
身体の特徴、尻尾の動きから推察した陸はすぐにムジナが変身に使った怪獣の正体が分かった。
「ムジナっ、なんで、その姿に」
「陸を食べる為だよ」
その言葉に陸は驚きを隠せなかった。
「何を言っているんだ、ムジナ」
「だって、陸。
私が敵だと分かれば、いずれいなくなる。
ならばっ」
それと共にムジナはそのまま陸にそのまま襲い掛かろうとした。
「ぐっ」
【フュージョンライズ!ムゲングロッサー!!】
それと共に陸はムゲングロッサーにフュージョンライズすると同時に手に持ったゼロツインソード・ネオで、大きく口を開いたムジナの攻撃を止めた。
同時にムゲングロッサーの分身能力でムジナを吹き飛ばす。
「陸っ、そこまで拒むならっ」
それと共にムジナはそのまま構える。
「たくっ、ムジナ。
こんな時に言う台詞じゃないけど」
そのまま陸もまた覚悟を決めるように構える。
「お前を止めてやる、ジーッとしててもドーにもならねぇ!!」