今回の投稿と共に、活動報告で少し変更します。
皆様の応募、お待ちしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=260413&uid=45956
「恋愛相談?」
「まぁ、そうなります」
そう言いながら、俺はその日、カフェで呼び出された相手である蓬君から聞いた話題に首を傾げる。
「それは、またなんで?」
「いや、なんというか、周りでこういう相談ができるのが、陸さんしかいなくて」
その言葉と共に思い出すのは、ダイナゼノンに乗るガウマ隊のメンバーやナイトさん達を思い浮かべる。
「ガウマさんはどうなんだ?」
「いや、ガウマさんの恋愛観はなんというか」
「まぁ、そうかもしれないけど、それを言うと、俺だってあまり参考にならないぞ」
そう言いながら、俺は現在は恋人であるムジナとの関係を思い出す。
あの戦いの後、ガウマさん達に改めてムジナの事についてを紹介した。
最初は元怪獣同盟のメンバーという事で警戒していたが、それでも今はある程度は警戒を解いてくれている。
「そもそも、蓬君が好きな相手って確か夢芽ちゃんだよね?」
「はい。
その」
「んっ?」
俺がそうジュースを飲んでいたら、何か気になったのか、蓬君は
「以前、南さんのお姉さんを知っている様子でしたよね」
「・・・あぁ、そうだな」
その言葉と共に、俺はそのまま天井を見上げる。
「恋人だったのかな」
「恋人。
えぇ!!」
「うわぁ、びっくりするなぁ!?」
いきなりの事で、俺は思わず立ち上がる。
「いえ、その、ずっと探していた人が、まさか陸さんだったなんて」
「あぁ、そうなの」
そう言いながら、俺は思わず蓬君はそのまま座る。
「その恋愛話は良いのか?」
「いや、それも気になりますけど、それよりも、何か知らないんですか。
香乃さんの事について」
「・・・たぶん、君達が知っている事が全部だと思う。
俺自身も、未だに分からない事が多いからな」
それと共に思い出すのは、当時の彼女との思い出だった。
あの時、俺は何を思っていたのか? 彼女は今、何をしているのか? そんな疑問が頭の中で渦巻くがただ一つ言えるのは
「ただ言えるのは、たぶん、後悔があったな」
「後悔ですか」
その言葉に蓬君は見つめる。
「彼女が死んだ原因は未だに分からない。
たぶん、ほとんど無気力になって、何かにのめり込む事しか生けていけなかった」
だからこそ、未だにウルトラマンで現実逃避をしていた。
空想上のヒーローに、子供の時の無邪気な気持ちを思い出させる為に、無意識で。
「だからかもな。
ムジナを見た時、無意識に香乃の面影を重ねたのは。
今度こそ、守りたいって」
それは、子供じみた考えだと自分でも思う。
だが、それでも彼女を守りたいという気持ちだけは本当なのだ。
そして、同時にムジナへの愛情もある。
どちらにせよ、もう彼女を手放すつもりはない。
「だからまぁ、俺から言える事は一つ。
蓬君。
君は、後悔しない選択をしろ」
「後悔しない選択」
俺の言葉を繰り返す蓬君を見ながら、俺は続ける。
「少なくとも、俺にとってはムジナは大切な存在だ。
だから、君は、夢芽ちゃんに正直な気持ちを伝えたら良いよ」
「はい」
俺の言葉に素直に従うように返事をする蓬君を見て、俺は微笑む。
(それにしても)
このカフェに来た時は驚いた。
何せ、目の前にいる知り合いが、かつての恋人の妹に告白しようとしていたから。
そう思っていた時だった。
聞こえてくる地響き、同時に窓の外を見ると、そこには怪獣の足があった。
「なんでっ、怪獣がっ」
そこには、既に存在しないはずの怪獣だった。
驚きを隠せない蓬君だったが、俺はその怪獣の特徴を見る。
「見た目はディノゾールとマジャッパの要素がある。
それに、あの胸の紫色のカラータイマー、もう出てきたか、ベリアル融合獣」
「それって」
あえて、名前を付けるならばディノジャッパだな。
「とにかく、ここは俺がなんとかする。
蓬君はガウマさん達に連絡を」
その言葉と共に、俺はすぐにジードライザーを取り出し、そのまま走り出す。
「掴むぜ、絆!」
その言葉と共に俺はすぐにブレイブチャレンジャーへとフュージョンライズする。
そのまま俺は目の前で暴れるディノジャッパに向かって、蹴りを放つ。
それによって、ディノジャッパはこちらの存在に気づいたのか、背中から無数の鞭で攻撃してくる。
だが、それを俺はメビウスブレスで防ぐ。
その際に鞭の先端は溶解し、やがて鞭は消滅する。
やはり、鞭による攻撃は脅威だな。
そう思いながら、俺は腕のメビュームブレードを展開して構える。
それと同時に、ディノジャッパは口から高圧水流を放ち、さらに鞭のように振るってくる。
それに対して、俺はメビュームブレードを横に振り、相殺する。
それにより発生した水蒸気を目くらましに使い、一気に距離を詰める。
しかし
「それは読んでいるだよっ!」
「なっ」
ディノジャッパから人間の声が聞こえ、そのまま俺を体当たりで吹き飛ばす。
「まさかっ、人間がフュージョンライズしているのかっ」
そう言いながら、俺は目の前にいるディノジャッパへとゆっくりと構える。
「てめぇには何度も邪魔されたからな、ここで始末する!!」
その言葉と共にディノジャッパは再び高圧水流を放ってくる。
それに対し、俺は腕の剣で切り裂く。
さて、どうする。
このままじゃ
「陸っ」
「ムジナっ!」
その言葉と共に俺は振り向くと、そこにはムジナが立っていた。
「いたな、裏切り者がぁ!!」
その声と共にディノジャッパはムジナに目を向けた。
「させるかよ!!」
それと共にムジナの元へと駆け寄る。
同時にムジナの手を取る。
「「ウルトラタッチ」」
【アルティメットエボリューション!】
それと共に俺とムジナはウルティメイトファイナルへと変身する。
その姿を見ても、怯む様子のないディノジャッパはそのまま背中の触手を振り回す。
「ムジナ、多分あの怪獣は」
「なんとなく分かっている。
たぶん、オニジャの奴が変身している姿だよ」
そう言いながら、俺達はその攻撃を避けながら、見つめる。
「たぶん、私のようにどっかでジードライザーを拾ったかもしれない。
だけど」
「あぁ、これ以上は好きにさせない」
その言葉と共に、俺達はそのまま手を前に出す。
同時に迫り来る触手を弾き飛ばすように現れたのは金棒状のアイテム、ギガバトルナイザーだ。
「なっなんだよ、それはっ」
それを見て、驚きを隠せない様子のディノジャッパだが、それを無視するようにムジナは手に何も描かれていないウルトラカプセルを起動させる。
ウルトラカプセルに描かれたのは、かつてムジナが操る怪獣の一体であるディドラスであり、そのまま俺の持つギガバトルナイザーに挿入する。
【ディドラス!モンロード!】
その音声と共に、ギガバトルナイザーから現れたカードはそのまま半透明な怪獣、ディドラスに変わる。
「怪獣を召喚しただとっ」
驚きを隠せないディジョジャッパに向けて、ディノドラスは自身の武器である牙を向け、ディノジャッパに飛びかかる。
ディノジャッパは飛びかかってきたディドラスに対して、鞭を振るうが、ディドラスは尻尾を使って鞭を防ぎ、そのまま噛みつく。
「どうなっているんだっ」
「さぁな。
ただ、ベリアルのレイオニクスの力とムジナの力が合わさった事でできた力とだけ言えるな」
その言葉と共に、俺達はそのままギガバトルナイザーを構え、そしてディノジャッパに向かっていく。
手に持ったギガバトルナイザーからは雷の鞭が現れ、そのままディノジャッパの体に巻き付く。そのまま電流を流して動きを止めている間に、ディドラスの丸ノコがディノジャッパの体を貫く。
その光景を見ながら、俺はギガバトルナイザーを変形させて、ディノジャッパを拘束する。
「一気に」「決めるよ」
【モンスターアタック!】
その音声と共にディドラスはそのまま俺達の左腕に一体化する。
それと共に巨大なギロチンへと変わる。
「「ディドラスギガ光輪」」
その刃がディノジャッパの体を切り裂き、それにより、ディノジャッパは爆発する。それを確認した後、俺とムジナは元の姿に戻る。
「オニジャの奴は」
「・・・いない」
すぐに変身したと思われるオニジャの姿を探す。
しかし、そこにはオニジャはいなかった。
「それにしても、どこでジードライザーを」
そう言いながら、疑問に思うが
「たぶん、私が使っていたジードライザーだと思うけど、一体」
その言葉と共に疑問に
「どうやら、まだ戦いは終わっていないようだな」
おそらく、これから起こるだろう戦い。
だが、それらの戦いの終わりはすぐ近くだ。
そんな予感があった。