ウルトラマンオタクと怪獣使いの居候   作:ボルメテウスさん

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フュージョンライズ

隕石が落ちた場所に、俺は近づく。

 

そこには、巨大な一つのカプセルがあった。

 

「なんだ、これは」

 

疑問に思いながら、俺はそのまま手を伸ばした時だった。

 

「っ!?」

 

カプセルから出てきたのは一つのケーブルだった。

 

ケーブルは俺の身体へと伸び、腕を突き刺す。

 

「がっ!?」

 

何が起きたのか分からず、俺は倒れ込む。

 

同時に身体の内側から壊されるような痛みが襲い掛かる。

 

身体が沸騰し、別の何かに書き換わるような感覚と共に俺は徐々に意識が朦朧になっていく。

 

『俺の力を手にして、お前は何を望む』

 

「っ」

 

それと共に聞こえた声、見てみると、そこには三日月を思わせる赤い目が俺を見つめていた。

 

その目の正体も

 

「お前はベリアルっ!?」

 

「ほぅ、俺の事を知っているか。

だからこそ、聞く、お前は何を望む」

 

そう、俺を試すように聞いてくる声に対して

 

「だったら、力を寄こせ」

 

「ほぅ、力を望むか、それはなぜ」

 

「そんな大それた事はない。

ただ、もしも、ムジナを助ける為に力が必要だと言うなら、俺は力が欲しい!」

 

「ふっ、まぁ良いだろう。

元々、貴様に渡すつもりだったからな」

 

「それって、どういう」

 

そう、俺が言い終える前にベリアルはその姿を消した。

 

「今のは一体」

 

そんな疑問に思っている間に、カプセルは開き、そこから現れたのは間違いなくジードライザーとウルトラカプセルだった。

 

「まさか本物」

 

俺は恐る恐る、それを手に取ると、おもちゃとは思えない質感があり、プラスチックではない確かな金属の感触があった。

 

そして、一緒に並んでいるウルトラカプセルだが、見るとジード本編で出ていないウルトラカプセルが見られる。

 

どの組み合わせが合っているかどうか分からないが・

 

そうしていると、遠くから何かが崩れる音が聞こえ、急いで見る。

 

そこには肩から2本の突起が突き出した亀のような、四足歩行の怪獣がおり、町を暴れていた。

 

そこは確かに俺のバイト先だった。

 

次第に怪獣と戦う為か、あのダイナゼノンだと思われる潜水艦や車が現れ、戦い始めている。

 

だが、数が揃っていないのか、劣勢の様子だった。

 

「何が起きているのか分からないし、これが動かせるかどうか、分からないけど、ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」

 

それと共に、俺はテレビで見たジードの動きを真似るように、ウルトラカプセルを起動させる。

 

「融合!」

 

それと共に俺が起動させたのはウルトラマンとティガの二人のウルトラマンの力を宿したウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオンのカプセル。

 

「アイゴー!」

 

オーブのカプセルを起動させ、スキャナーにカプセルを装填させた後、続いて作動させたのはウルトラマンの中でも特に人間達と深い絆で結ばれたウルトラマンメビウスのカプセル。

 

「ヒアウィーゴー!

繋ぐぜ、絆!!」

 

そうして、メビウスのカプセルを起動させ、そのままスキャナーに装填すると同時に、ジードライザーに二つのカプセルを読み込ませ、そのまま自身の胸元にライザーを構える。

 

『フュージョンライズ!

ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン!ウルトラマンメビウス!

ウルトラマンジード!ブレイブチャレンジャー!】

 

その音声と共に、俺の全身は光に包まれ、その姿を変えていき、そのまま怪獣とダイナゼノンの前へと降り立つ。

 

-ガァッ!?

 

突然現れた俺に対して驚きを隠せない怪獣を余所に俺はふと、近くの川を見つめる。

 

そこに映し出されていたのは、ジードと同じく青く鋭い目だったが、身体はオーブスペシウムゼペリオンに近い印象だが、手足はメビウスに近く、左腕にはメビウスブレスが装着されていた。

 

『本当にジードになっているっ』

 

その事に驚きを隠せなかったが、そんな俺を待ってくれないのか、怪獣はドリルを回しながら、襲い掛かってくる。

 

その雄叫びを聞き、動揺していた俺の思考はそのまま怪獣に向く。

 

『とにかく、今はこいつをどうにかする!!』

 

その声と共に近づく怪獣の顔を掴み、押さえる。

 

『こいつっ力が強いっ、けど!!』

 

それと共に思い浮かんだのは、ウルトラマンオーブの戦い方だった。

 

それは一瞬だけだが、ティガのパワータイプ、スカイタイプの力を発揮する事ができる能力だ。

 

『はああぁぁ!!』

 

叫び声と共に、頭を掴んでいた怪獣をそのまま持ち上げ、そのまま地面へと叩きつける。

 

それによって、亀のようにひっくり返った状態になっており、手足を必死に動かしているが、身動きが取れない状態になっている。

 

-キエエェェ

 

悲鳴にも似た声が俺の耳元へと届くが、俺はすぐに押さえつけるように怪獣へと近づくが

 

-グオォォォ

 

『えっうわっと!?』

 

怪獣はなんとドリルを回転させると、自身を回転させて、俺に攻撃する。

 

その尻尾の攻撃を受けて、俺はそのまま吹き飛ばされ、一瞬だけ怯んだ。

 

『ぐっ』

 

それを見て、怪獣はそのままドリルを回転させながら、こちらに近づく。

 

既に立ち上がっても間に合わない程、近づいており、既に躱す事は

 

『えっ』

 

だが、怪獣の攻撃が当たる直前、怪獣が謎の爆発が起きた。

 

それは、俺よりも前に戦っていたダイナゼノン達だった。

 

『何が起きているのか分からないけど、助かった!!』

 

その言葉と共に立ち上がり、俺はそのまま構える。

 

『一気にとどめをさす!!』

 

腕に装着されているメビウスブレスに手を重ねる。

 

それと共に作られたのは、巨大な光のギロチンであり、それをメビウスブレス部分に重ねる。

 

『そっちかっ!!』

 

光線を出せるかと思っていたので、少し驚きを隠せなかったが、俺はそのままギロチンを怪獣に向ける。

 

『メビュームギガ光輪』

 

それと共に、俺が投げると、そのまま地面を切り裂きながら、怪獣を真っ二つに切り裂く。

 

『はぁはぁ、なんとかなったか』

 

俺はそれを確認すると共に、そのまま空へ向かって飛ぶ。

 

空へと飛ぶと同時に、俺の身体は光に変わり、そのまま俺はアパートに戻ってきた。

 

「まさか、本当にジードに変身できるとは」

 

そう、俺は疑問に思いながら、その手にあるジードライザーを見つめる。

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