ウルトラマンオタクと怪獣使いの居候   作:ボルメテウスさん

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終わったら、戻って来て良い

「・・・本当にウルトラマンに変身したんだな」

 

俺はそう言いながら、未だに現実味のない感想を言いながら、腰にあるナックルに手を当てる。

 

あの変身の後、俺の手元にあったジードライザーはそのまま飛ばされた。

 

一瞬、なくなったのか疑問に思ったが、もう一度ナックルに手を当てると、再びジードライザーとウルトラカプセルが現れた。

 

どういう仕組みか分からないが、普段はベルトにナックルを装着していたら、意外と分かりにくい。

 

「にしても、結局、ダイナゼノンというの怪獣のも謎だらけだったし」

 

そう言いながら、俺は初めての戦いでの疲労もあって、そのままベットに倒れてしまった。

 

「けど、あの後、ムジナ?

なんというか、変な感じだったな」

 

俺はそんな疑問もあったが

 

「陸」

 

「んっ、どうしたんだ?」

 

その日、ムジナが突然話しかけたが

 

「明日、ここに行かない」

 

そう言いながら、ムジナが取り出したのはチケットだが

 

「このチケット、どうしたんだ?」

 

それは、最近になって開いた東京ピーチランドのチケットだった。

 

なぜ、そのチケットがあるのが疑問だが

 

「なんか知らないけど、仲間から貰った。

どう?」

 

「まぁ、別に良いよ」

 

そう返事をしたのは良いが、まさかムジナから誘ってくれるとは思っていなかった。

 

そうして次の日まで楽しみにしていたが

 

「・・・そういえば、水着ってあったけ?」

 

正直に言えば、水着など必要ないと思って、中学以来は買っていなかった。

 

「プールで適当に買えば良いか」

 

そう言いながら、次の日の日曜日。

 

ピーチランドへ行く前に近くのショッピングセンターで適当に水着を買った俺達はそのままピーチランドへと向かった。

 

「よぉ、ムジナぁ、来たか」

 

「誰?」

 

目的地である東京ピーチランドに行くと、そこにはムジナと同じように白い制服を着た赤いモヒカンの男の人がいた。

 

俺は思わずムジナへと目線を合わせると、凄く嫌そうな顔をした後、すぐに無表情へと変わり

 

「さぁ?」

 

「はぁ!!

お前、何巫山戯ているだっ!!」

 

モヒカンの人はすぐにこちらに詰め寄ってきた。

 

「いや、知らない訳ないだろ、お前!!」

 

そう言いながら、モヒカンの人はそのまま怒った表情で近づくが

 

「まったく、何をしているんですか」

 

そう、モヒカンの人に話しかけているのは眼鏡の人だった、

 

その人もまた白い制服を着ているようだったが、もしかしてムジナの知り合いか?

 

「おい、ムジナが変なことを言い出しているぞ、なんとか言え」

 

「何を言っているんですか、あなたは。

さっさとプールに行きますよ」

 

「はぁ!!」

 

眼鏡の人は呆れたように呟くと

 

「すいません、この人は少し馬鹿でして、ご迷惑をかけました」

 

「いえいえ、気にしないでください」

 

「それでは」

 

「おい、ちょ待ちやがれ!!」

 

そう、眼鏡の人とモヒカンの人はそのまま離れていった。

 

「知り合い?」

 

「・・・眼鏡の方は知り合い」

 

「そうなんだ」

 

どういう関係なのか分からないが、とりあえずあの人と関わらないように気をつけよう。

 

そうして、俺達はピーチランドへと、そのまま入場していった。

 

「にしても、あまり人はいないようだが」

 

まだ、6月という事もあって、あまり人はいないようだが

 

「まぁ、遊びやすくて良いかも」

 

「そうだっねぇっ!?」

 

俺はそう言いながら、ムジナの方を見ると、その格好は色々と刺激的だった。

 

紫色の水着だが、普段から見るのに困っている身体がこれまで以上に大胆に出ており、俺は思わず目を逸らしてしまう。

 

「それにしても、凄い。

5000年前には、こんなのなかった」

 

「まぁさすがに5000年前だとねぇ」

 

未だに言っている、5000年前という言葉に俺は思わず苦笑いする。

 

「とにかくい「おい、出たぞ」・・・」

 

「んっ?」

 

後ろを見ると、先程の赤いモヒカンの人がこちらに近づいていた。

 

それを見たムジナはすぐに無表情へと変わり、そのままモヒカンの元へと向かうと

 

「んっ、どうしぐはぁ!!」

 

「えぇ!?」

 

ムジナはそのままモヒカンの人の腹を殴った。

 

それも周りに見えないようにすぐに。

 

何が起きたのか分からない俺だったが、ムジナはそのまま俺の元へと来ると

 

「ごめん、少し用事ができた」

 

「用事って?」

 

「すぐに戻るから、場所取っておいて」

 

「んっ?」

 

そう俺は疑問に思っている間にムジナはそのまますぐにどこかへ行った。

 

「あっ先輩!!」

 

「あれ、ガウマさん?」

 

それと合わせるようにバイトの後輩であるガウマさんが、なぜか何人か連れていた。

 

「丁度良かった!

先輩、すいませんけど、俺達の鍵、預かっていてくれませんか!!

すぐに取りに来るので」

 

「ちょ」

 

そう言うとガウマさんはそのまますぐにその場を去って行った。

 

「嵐のような出来事だな。

んっ」

 

そうしていると、何か騒いでいるのが聞こえ、俺は気になって近くにあるテレビを見る。

 

そこには

 

「怪獣!?

たくっ」

 

俺はそう言うと、人があまりいない温泉エリアに行くと、そのままナックルに手を伸ばす。

 

同時に目の前にジードライザーとウルトラカプセルが現れ、俺はそのまま構える。

 

「融合!」

 

それと共に俺はウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオンのカプセルを起動させる。

 

「アイゴー!」

 

続いてウルトラマンメビウスのカプセルも起動させ、そのままスキャナーに装填する。

 

「ヒアウィーゴー!繋ぐぜ、絆!!」

 

ジードライザーに二つのカプセルを読み込ませ、そのまま自身の胸元にライザーを構える。

 

【フュージョンライズ!

ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン!ウルトラマンメビウス!

ウルトラマンジード!ブレイブチャレンジャー!】

 

その音声が鳴り響くと同時に俺はウルトラマンジードへと変身すると、同時に怪獣の元へと飛んだ。

 

そこではダイナゼノンだと思われる飛行機が、戦っている怪獣に追われている場面だった。

 

『アタックスラッシャー!』

 

俺はすぐにダイナゼノンに向けて攻撃を放つ怪獣に向けて、光線を放つと、そのまま地面に降り立つ。

 

目の前にいる怪獣は、これまで以上に奇妙な怪獣であり、ゆるキャラのような怪獣だった。

 

『なんだ、この怪獣は』

 

そんな疑問に思っていると、後ろから何か聞こえ、振り返るとそこにはニュースでよく見る合体したダイナゼノンの姿があった。

 

「えぇっと、確かジードだよな!

よく分からないけど、一緒に戦おうぜ」

 

『ガウマさん!?』

 

なぜかダイナゼノンから聞こえたガウマさんの声に俺は一瞬、驚きを隠せなかった。

 

そうしている間にも、ゆるふわ怪獣はこちらに向かって突進してくる。

 

今から避ける時間がない以上、そう思いダイナゼノンを見ると頷く。

 

同時に突進してくるゆるふわ怪獣の突進を同時に受け止め

 

『おらぁ!!』

 

そのまま俺達は怪獣を後ろの方へと吹き飛ばす。

 

怪獣は悲鳴をあげながら、ビルに激突するが、なんとその皮の下には凶悪な表情を隠していた。

 

『なっ』

 

驚きを隠せず、そのまま怪獣はこちらに向かって巨大な口を開いて、襲い掛かる。

 

だが、同時に俺の懐にあるウルトラカプセルが光り輝いていた。

 

「これはもしかして、試してみるか」

 

それと同時に、俺はジードライザーを手に取る。

 

「融合!」

 

それと共に俺が起動させたのは大地と空の二つの力を使う事ができる地球のウルトラマン、ウルトラマンガイアのウルトラカプセル。

 

「アイゴー!」

 

そして、ガイアのカプセルの次に作動させたのは、数々のウルトラマンの変身アイテムを開発してきて、ジード本編でもアクロスマッシャーのウルトラカプセルの一つとして登場したウルトラマンヒカリのウルトラカプセル。

 

「ヒアウィーゴー!咲かすぜ、騎士道!」

 

その二つのカプセルを起動させ、そのままスキャナーに装填すると同時に、ジードライザーに二つのカプセルを読み込ませ、そのまま自身の胸元にライザーを構える。

 

【フュージョンライズ!

ウルトラマンガイア!ウルトラマンヒカリ!

ウルトラマンジード!フォトンナイト!!】

 

その音声と共に俺の姿は先程の赤を中心にしたブレイブチャレンジャーから一転、ガイアのスプリーム・ヴァージョンを思わせる身体にヒカリのもう一つの姿であるハンターナイトツルギを思わせる鎧を身につけ、マントが特徴的な姿へと変わる。

 

「姿が変わった!?」

 

その事にダイナゼノンは声を出すが、俺はそれよりも早く怪獣に向かって走る。

 

怪獣もそれに合わせて、口を開いて飲み込もうとするが、俺はその怪獣を踏み台にして、そのまま後ろへと回り込む。

 

『フォトンビームブレード』

 

俺の声と共に俺は左腕にあるナイトブレスを思わせる部分から青く輝く光の剣を作り出し、そのまま怪獣から生えている全ての触手を切り裂く。

 

その痛みに怪獣は叫ぶながら、真っ直ぐとこちらに向かって突撃してくる。

 

それに合わせて、俺はすぐにファトンビームブレードを剣の形から鞭を思わせる形へと変え、怪獣を縛る。

 

鞭へと変わったフォトンビームブレードで、そのまま怪獣を拘束する。

 

「ナイス!

こっちも決めるぜ!!」

 

同時に後ろではダイナゼノンの姿が大きく変わっており、その姿はまさにドラゴンを思わせる姿へと変わった。

 

「必焼大火炎レックスロアー!!」

 

それと共に拘束されている怪獣に向けて、ダイナゼノンはその炎を直撃させる。

 

炎を喰らい、さすがの怪獣もそのまま燃え尽き、その姿を消した。

 

それを確認すると共に、俺は既に限界時間という事で、そのまま姿を消し、元のプールへと戻った。

 

「ふぅ、なんとかなったか」

 

俺は先程までの出来事を思い出しながら、頭を抱える。

 

ムジナの事もそうだが、まさかダイナゼノンに乗っていたのがガウマさんだとは思わなかった。

 

「とりあえず、場所、取っておくか」

 

俺はそう言いながら、ムジナに言われた通り、場所取りを行う事にした。

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