ハイスクールD×D 赤龍帝を宿し転生者   作:END

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ようやくタグの要素。新しいヒロインの登場になります。


朝風呂と突撃少女

『ーー以上が調査の結果になります』

 

「……わかった。後は別の任務についてくれ」

 

 

そう言って俺はタブレットを閉じた。

 

 

昨夜。蓮姫と激しい夜を過ごし満足した俺は数時間仮眠を取った後、アジトにある大浴場で一息つきながら、部下からの報告を受けていた。

 

防水のタブレットを近くの台に置くと俺は項垂れるように深々と湯船に浸かった。

 

 

「はああ〜………マジへこむわ」

 

 

蓮姫との性行後、満足した筈の元気がなくなり、俺は嘆く。こうなってしまったのは、先程の報告で驚くべき事実を聞かされたからだ。

 

 

「…アーシア、他の奴が手に入れたか…」

 

 

そう。先の内容は、『ハイスクールD×D』のヒロインであるアーシア・アルジェントが原作通りに教会を追放になったにも関わらず、レイナーレの堕天使陣営に保護されぬまま消息を絶ったという事だった。

 

これはつまり他の転生者が横槍を入れ、正規のルート通りに話を進めなかったのだ。

 

 

まさしく原作崩壊。あまり起こって欲しくない事が起きてしまった。これでは昨夜の戦いを始めとしたヒロインを狙う転生者との交戦が無駄になったということに他ならない。

 

 

「(アーシアがいないとなると次はライザー編…リアスとのフラグ回だな。さてどうするか……)」

 

 

太陽は頭を悩ませる。既にアーシアの事は仕方ないと割り切っていた。もしこのまま無理矢理奪い取ろうとしたら他の転生者に目をつけられ面倒な事になるだろう。

 

 

 

だが本音を言ってしまえば、俺はこの世界に生きてきて、ヒロイン達を全力で手に入れたいと思わなくなっていた。

 

理由は俺の現状にある。

 

 

「太陽様。報告は終わったのですから後はお寛ぎ下さい。ここの所戦闘が多いのですからもう少し休息を取るべきです」

 

「そうですよ〜。ほら、お背中流しますからこっちに来てください」

 

「……ああ。頼んだ」

 

 

俺が浸かる両側にいた全裸の美少女達が、俺の体に触れながら甲斐甲斐しく世話を焼いていた。

 

 

 

彼女達は俺がこの世界で出会い、囲っている女だ。

 

神様からもらった特典の『赤龍帝の籠手』を宿した事で数々の事件・戦闘・修羅場に巻き込まれていた俺はその件数と同じように美女・美少女と関わり、性欲に満たされた生活を送っていた。

 

例えば敬語を使う礼儀正しい黒髪の子は、あまりの可愛さに屑転生者から狙われてた所を助けて惚れられたという経緯を持つ。

 

もう片方にいるおっとりした口調の金髪は単純に身寄りがなく、俺に言い寄ってきたのを受け入れたらこうして懐かれてしまったのだ。

 

 

二人は俺をシャワー代の前に座られると、それぞれがスポンジを持ち俺の身体を洗いはじめる。

 

 

「太陽様の背中、いつ見てもたくましいな〜。私見てるだけで火照っちゃいます〜」

 

「ち、ちょっと。今は太陽様を綺麗にするのが仕事ですよ? そんな目で見るなんて不健全です」

 

「も〜固いな〜。そんな真面目ちゃんだと私だけじゃなくて他の子にも抜かれちゃうよ?」

 

「それは言わないで下さいっ! 自分でも気にしてるんですから……」

 

 

全裸の美少女達の仲の良い会話を聞いていると、先程までの落ち込みも薄れていくのに俺は気づく。

 

 

こんな事もあり現在の俺は女に困らない最高の生活を送っている。故にヒロインに関しては成り行きでモノになればいいぐらいで考えているので、気がつけば俺は二人の全裸に夢中でいた。

 

 

まさに屑転生者。ベクトルは違うが思考レベルはそれに近いと言ってもいいだろう。

 

 

「(…もういいか。他の転生者が囲ったなら仕方ないし。しばらくは駒王学園には深く関わらないでおくかね)」

 

「太陽サマ〜、さっきからボーっとしてるけど。私達のお世話、飽きちゃいました〜?」

 

「あー…悪い悪い。ちょっと報告の事で頭がいっぱいでな」

 

「もしかして、前に仰っていたシスターの子ですか? まあ私達はライバルが増えなかったので嬉しい限りですけど……」

 

「あ、なら今度私がシスター服でご奉仕してあげますよ〜。神にお祈りする聖女になりきって見せます〜」

 

「なっ! 貴女ずるいですよ! 私だってしばらくお相手できていないのに…私が太陽様とします!」

 

「私がするよ〜!」「私ですっ!」

 

「「太陽様はどっちがいいですかっ!!」」

 

「いや〜……俺幸せ」

 

 

俺は二人の取り合う姿を見て楽しんだ。

 

 

取り敢えずその一件は両方シスター服で相手してもらう事で決着し、湯船に浸かり直し二人とイチャイチャしていた。

 

 

 

 

 

 

そんな俺の前に、突如として嵐が舞い込んでくる。

 

 

「太陽くーーーんっ!!!」

 

ガラガラガラッ

 

突如として大浴場の扉が開かれる。

 

 

そこには前を一切隠さず一糸纏わぬ姿で仁王立ちする美少女ーー白崎香織がいた。

 

 

「香織じゃないか。おはよう、そんな格好で元気な声出してどうしたんだ?」

 

「おはよう太陽くん! 朝になって部下の人から戻ってるって聞いて、今は大浴場にいるって分かったから来たの!」

 

 

香織はそんな元気な様子で、タオルで前を隠す事なく浴場に入ると、湯船をバシャバシャとかき分けるように進み俺へと向かってきた。

 

 

 

 

『ありふれた職業で世界最強』に登場する彼女がどうしてこの世界にいるか……それは神の気まぐれに他ならない。

 

ここはあくまでも『ハイスクールD×D』の世界だが特典の内容や矛盾を解消したり、転生者の要望によりいくつか変貌してしまっている。

 

そんな訳で要望した転生者をぶちのめした俺は襲われそうになっていた彼女と出会い惚れられ、こうして俺のアジトにいるという訳だ。

 

 

 

 

そんな彼女を見て、俺は浴場に取り付けていた時計に指を刺した。

 

 

「それよりももうすぐ学校の登校時間だろ? 早くしないと遅刻するぞ」

 

「大丈夫っ! 数分もあればすぐ準備できるから。それまでに太陽くんとエッチできる時間はちゃんと確保してるよ!」

 

「いや、そういう事じゃなくてだな……」

 

「エッチしようよエッチ!! ○○(ピー)○○(ピー)しようよー!!」

 

「直球すぎるわ。もう少しオブラートに包んだ言い方できるだろ……」

 

 

俺は香織の積極さに少し圧倒される。

 

香織は本来通りの突撃少女というか……俺への愛情表現が直球すぎるのだ。俺の身体ばかり求める対応が災いしたのか、香織は俺へ対する愛が限界突破してしまっていて、性欲が強い子になってしまっていた。

 

変態な俺でも少し躊躇してしまうくらいの。

 

 

「……私も、あれくらい積極的の方がいいのでしょうか?」

 

「いやいや、香織ちゃんのアレは特殊だから。真似しない方がいいよ?」

 

「そこの二人うるさいよ! 後は私が太陽くんのお世話をやるから二人はさっさと上がってて!」

 

「「は、はいっ!!」」

 

 

香織の勢いに気圧されたのか、二人はそそくさと浴場を後にするのであった。邪魔者がいなくなったのを確認すると香織の目は爛々と輝き、欲情した顔で抱きついてきた。

 

 

「えへへ〜。ようやく二人きりだね太陽くん! 早速朝のご奉仕だよ!」

 

「待て待て待て、お前がこれからすべき事は学校で勉学に励む事だぞ? 俺は大人だからこうしてゆったりとしてるだけでお前はちゃんとすべきだ」

 

 

そう、俺は今年で20歳なので高校はとっくに卒業している。

 

 

他の転生者がこの事を知ったら、何故高校生の年代じゃないのかと疑問に思うだろう。この物語の舞台は高校のオカルト研究部であり大半の転生者はその年齢に転生を望むからだ。

 

だが俺は別に高校生であることに魅力は感じていないし、そもそも危険な状況に首を突っ込むほど馬鹿じゃなかった。

 

物語に深く関わると他の転生者に狙われそうだったし、元より『赤龍帝の籠手』は悪魔や堕天使といった異形の存在を惹きつけてしまう。

 

そう言ったことは面倒なので駒王学園には通わず、街の住人として留まる選択をしたという訳だ。

 

 

そんな俺の発言に、香織は顰めっ面でポカポカと腹を叩いてきた。

 

 

「もうもうッ、私と同い年なら一緒に登校も出来たのに〜! 私も太陽くんと同年代が良かった〜!」

 

「本当にどうしたんだ? 何で急にそんな話になる」

 

「……だって、同年代ならもっと一緒にいられるでしょ? 昨日だって私は学校あるからって除け者扱いされるし、私は戦えないけど太陽くんを助ける力は持ってるもん。だからせめて側において欲しいって思うんだよ……」

 

「香織……」

 

 

悲痛な声で顔が沈んでいく彼女の様子を見ると、俺は優しく頭を撫でた。

 

「悪かったよ。確かに俺もここ最近はお前を相手してやれなかったからな……今日は時間つくれるから、お前と一緒にいような?」

 

 

俺の言葉に香織は俯いた顔をガバッとあげ、嬉しそうな表情を浮かべた。

 

 

「わかった。絶対、絶対だからねっ! 精力剤ガブ飲みして待っててよ!」

 

「いや、どんだけやるつもりなんだお前……あ、そうだ香織。実は言っておきたい事がーー」

 

「そうと決まれば学校に行ってくるね! 大丈夫、放課後になったらダッシュで帰るから!」

 

「ちょ、おいっ!」

 

 

香織は俺の発言を聞く暇なく、浴場から出ていくのであった。しばらく呆然としていると眠気眼を摩りながら香織と同じく一矢纏わぬ姿の蓮姫が入ってきた。

 

 

「……何をしておったのじゃ?」

 

「お、おう蓮姫、起きたのか。てかお前も前隠せよ」

 

「お主が真っ裸の方が好きだからこうしておるのじゃ。眼福であろう変態め」

 

「まあな」

 

 

そんな呑気な会話をしていると、蓮姫は先程俺が見ていたタブレットを手に取った。

 

 

「これは報告書か。どれどれ……ん? これは……おい太陽。香織には言わなくて良かったのかえ?」

 

「いや、言おうとはしたんだが……エッチの事ばかり言われてタイミングがなかった」

 

「お主も大変よのぉ。あやつのムッツリスケベにも磨きがかかって困ったものじゃ」

 

「今はもうムッツリじゃなくてオープンスケベだけどな」

 

 

蓮姫の呆れ顔に俺も同じ表情を浮かべる。そう、俺はアーシアの件以外に知った事実を香織に忠告する事ができなかった。

 

 

 

 

レイナーレが駒王町に潜伏し、アーシアの代わりに香織の神器『聖母の微笑』を狙っている事を。




今回は香織ちゃんや蓮姫、美少女達のサービス回でした。

正直言えばこんなシーン描くの初めてでR18に引っかからないかすごく不安です。これ以上の表現を書いてる作品はありましたがどれだけ書いていいのかわからないので教えてほしいです。
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