アークナイツRPG トロフィー「救済の手を」取得RTA   作:星ねこ

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玄関のドアに人差し指を挟んだので初投稿です。痛すぎるっぴ!引きちぎれたと思ったゾ〜これ。
明らかに書きにくい……書きにくいね?って感じなので、投稿頻度落ちそうです。オニイサンユルシテ。


廃家の名残

今回はムービー回です。なので、今回(RTA要素は)ないです。こんなムービー必要ねぇんだよ!って方は次のPartを見て、どうぞ。

 

んじゃ、映像垂れ流しときますね〜

内容はサブクエ「廃家の名残」です。シクスちゃんの実家、チェルノボーグにあるレクサス家に行ったお話。

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

「……はぁ、やっぱりあった。」

 

呆れるように声を出す。まだ残ってるとは思っていなかったからというのもあるが。

 

 

目の前にある廃墟と化した、だだっ広い屋敷の前に1つの名前が刻まれている。

 

【レクサス】

 

 

ここ、チェルノボーグでは名前の知らぬ人は――――殆ど居ないだろう。多分。

私がいた時は、少なくともそうだったはずだ。記憶は朧気だが、色んな人達がこの屋敷に来ていた。

 

 

レクサス家といえば超がつくほどの大金持ち、貴族の中でもトップクラスな一家と言われていた。

 

 

だが、ただ金持ちなだけでは有名にはならない。

有名になった原因は、【レクサス】の一族が持つアーツにある。

 

 

というのも、【レクサス家】は皆、所有しているアーツが違うのだ。

 

 

【身体増強】系統のアーツから、【作成】系統のアーツまで。その一つ一つに関係性や統一性は無かった。そう聞いてる。

 

レクサス家は今6人兄妹だが、一人一人違うアーツを持っていた。その人の性格や個性を表すような、そんなアーツを。

 

 

 

――――1人、私だけを除いて。

 

 

 

ドアのような何かから中を覗いてみる。ドアノブは変形しており、まともに曲げるのも難しかった。曲げる度にギィッと不快な音が鳴り響く。

勿論、人は確認できなかった。先日までいたような気配はしたが、もう中に人の気配はしなかった。

 

 

 

ドアを蹴破り、おそるおそる、廃墟の中に足を踏み入れる。中は、頭の中にあるうっすらとした昔の記憶通りだった。

 

とにかく周りのものは全部派手で、視界がうるさく、人も多い。メイドや執事はいつもバタバタしてて忙しなさそうにしていた。両親も毎日振り回されているような感じがしていた。

 

 

今思えば、元々そういうのが苦手だったから、龍門のスラムなんかにとどまっていたのかもしれない。

 

静かで、眩しくなく、辺りを照らすのは月の光だけ。人付き合いもほとんどない。

 

 

ま、なんやかんやあって色んな人と仲良くはなったし、信頼もされたがそれはそれとして。

 

 

【私】という人間は、そういう場所が好きなのだろう。

 

 

「ん、あった。」

 

 

数十分、廃墟に残っていた殆ど使われなかった私の部屋や、メイドの部屋なんかを周って漁り、ようやく目的のものを手に取る。

 

 

水色と白色が特徴のノート。表紙には何も書かれていない。が、この廃墟の様々な部屋に複数のノートが隠されていた。個数としては両手で数えられる程度ではあるが、姉さんに教えてもらわなかったら、辺りを壊しまくっても、ひとつも見つからなかっただろう。

 

 

軽く横からページが無事かを確認する。

数ページ、破られてはいるが欲しかったのものだった。

 

 

そこには――――

 

 

【レクサス家、育児放棄か】

【レクサスの主、武器密輸の疑い】

【レクサス、龍門と裏でのつながりが】

【大貴族レクサス家、裏社会と抗争】

【レクサス家人体を使っ――】

 

 

など、新聞の見出しがデカデカと載ってあった。これを書いた記者と年月も記されていた。見出し一つ一つを、新聞を切り抜いて貼ったのだろう。明らかに紙質が違かった。

 

 

そこに補足するかのように誰かの文字が横に並んでいる。

その内容は、おおよそ記事の内容を全て肯定するような文字列だった。

 

 

 

 

昔、私はこの一家から追放された。アルム姉さんや、ジョン兄さんは私に対して仲良くしてくれたが、ほかの人たちは皆私を毛嫌いした。

 

 

 

私には、アーツがなかったのだから。

 

 

 

親に求められたアーツを持って産まれてくる事を、あの家は当たり前だと思っていた。

 

 

だから、スラムに捨てられたんだ。

アーツの無い私に、価値なんて一切なかった。

 

 

 

でも、色んな人とも出会えたし、色んな所を見てきた。

 

龍門のホシグマとか、スラムの人達。あとはまぁ、鼠王とか、ペンギン急便の人達。

 

 

Wとかイネスやへドリー達のサルカズ傭兵人の達。

 

バベルの―――いや、今は【ロドス】だったか。そこのAceやscout、テレジア殿下やケルシー。……そして、ドクター。

 

 

 

色んな所を旅した。案外楽しかったものだ。

で、いつの間にか私も鉱石病にも感染して。

 

 

その時だったか、私にアーツが出てきて。

 

そして多分、親が求めてたアーツが今私のものになっている。

 

 

 

こうなると少し皮肉にも思える。

 

あの時、自分で用済みと捨てたものが、自分が一番欲しい宝物へと姿を変えたのだから。

 

ま、昔の事は今どうでもいい。取り敢えず、内容を確認しなくては。

 

 

このノートに書かれてる記事たちは、私が捨てられた時にレクサス家について様々洗いざらい調べられて、出てきた情報だ。

噂が広まったらしい。

 

 

「ウルサスの大貴族レクサス家は、子供を道具扱いしている」と。

 

 

そして様々な情報がどんどん出てきて、様々な記事が書かれた。

 

このノートに書かれている物はどれもデマでもガセでもない、正真正銘の真実を語ったものだった。

 

 

もちろんデマのものもあったかもしれない。けど、レクサス家を攻撃するには十分だった。

 

 

一応、ここに書いてある記事が正しいという証拠はある。以前調べた時だが、これらの記事が書かれた翌日に、それを書いた記者が行方不明になっている。大方、【レクサス家】によって消されたのがそうだろう。

そして大金を新聞会社に握らせ、記事の削除を行おうとした。

 

 

焦っていたのだろう。

 

 

 

 

が、これが裏目に出た。

新聞会社が削除を行わなかったのである。レクサス家が賄賂を送った新聞会社全てが。

しかも、このレクサス家の行動を新聞会社が世間に大きく報道した。やがて、ラジオなどにも伝わっていき殆どの人に真実が伝わっていった。

 

これによって、レクサス家に対する信頼が失われていったのだった。

 

 

 

どうやら、真の敵が身内にいることが分からなかったらしい。盲目とは、こういう事を言うのだろう。信頼ゆえの、というやつか。

 

 

その後、【レクサス家】という看板は残ったが、今までのような扱いは受けなくなり、普通の貴族と変わらなくなった。

 

 

 

私は、復讐をしたい訳では無い。だが、この真実をそのまま闇に放っておく訳にはいかない。

 

 

それに、このノートは執筆者、もとい所有者に渡さなくては行けない。随分前に、そういうやり取りをしたのだ。

 

 

 

ノートを鞄にしまい、屋敷から出る。

入った時は気付かなかったが、辺りには蜘蛛の巣が張り巡らされていた。

 

 

古びていたのか、床を歩くと軋む音が聞こえる。もう、あの頃の鮮やかで色とりどりな装飾は消えていた。個人的には、今の方がよっぽど心地よいが。

 

ガラスが無くなった窓からは、空を覆う雲を見た。

 

 

ふと、脳内にとある思考が過ぎる。

 

 

そうだ、アルム姉さんとジョン兄さんは何をしてるんだろう。

 

 

以前「テラのコアが〜」とか、「存続の危機が〜」とかなんとか言ってたような気がする。

 

アルム姉さんは研究者、ジョン兄さんは……地質学者になったはず。確か。

 

今度また色んなところ探して、訪れてみようかな。

 

 

そんなことを考えていると、後ろから大きな音が聞こえてくる。

家の看板が落ちた音だった。

 

【レクサス】の文字は、もう見えないほどに錆びて、薄れていた。

 

急いで離れよう、Wが待っている。

少し軽い足取りで、その場を離れた。雲の中から一瞬、光が漏れだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある水色のノートより抜粋

 

 

 

 

 

 

シクスは、父さんが拾ってきた。

 

 

何処かの研究所に昔から……いや、そこで生まれ育ったらしい。

【生まれた】より【造られた】方が正しそうだが。

 

 

場所は分からなかった。というより、【その場所が消えていた】のだとか。何があったかは何となく想像がつく。彼女がどんな力を持っているかも、少しだけ。今は、それにストッパーがかかって使えなくなってるだけのようだ。

 

 

 

父さんは、シクスを貴族の元に留めてはならない。普通の生活を送って欲しいと、思っていた。

 

 

貴族の世界は汚いものだ。金が全てを握り、信頼も地位も全てそれだけで得られる。

 

 

時には殺しあったり潰し合い、裏切り蹴落とし合い、争いが絶えないところだ。

 

 

そんな世界を、見せたくはなかったのだろう。だからまず家の中から出さないで、適当に理由をつけて、貴族の生活から無理矢理離させた。

 

 

この事を知ってたのは、私たち兄妹と父さんだけだった。これ以上話を広げるのは、【レクサス】にとっても、【シクス】にとっても良くない状況になると考えたようで、こっそり夜中、皆が静まった時に手紙で伝えてくれた。

 

 

だからといって、龍門のスラムに放り出すのはどうかと思うが。

 

 

 

 

サルカズと、ウルサスの混合種。

 

生まれてはならなかったもの、存在してはいけない者。

それが彼女、シクス。

 

 

この話は私たち、父さんを含めた兄弟6人の秘密。

 

 

彼女―――世界を――――――――――

 

 

だが、それを―――――――――――――

 

 

 

何があっても、私は守る。

 

 

だって、彼女は私の―――――――

 

 

 

一部、文字が掠れており読む事ができなかった。

 

 

 

【……なるほど、「対象が意識しても気付かない」アーツ……いや、認識を歪ませるのか……?シクスは分からなかったが、私には理解出来たのはそういう事か。面白い。この現象、なんと言うのだったか、識字能力を汚染する……ミーム汚染だったか?よく覚えてないが、それを起こすアーツ……か。

 

うむ、これは何も伝えないようにしよう。いずれ、本人が知る事なのだからな。

 

 

……アーツに応用するのも、いいかもしれないな。】

 

 

 




次はRTA要素あるので安心してくれよな〜?RTAやりますよ〜やりますやります。ダイジョウブホントダッテ、信じて。(BT並感)

エンジョイプレイ書きたいんですけどよろしいか?

  • やれ(鉄華団)
  • まず完走させようぜ?
  • MODありの奴見たいゾ。
  • 新しくRTA走って、どうぞ。
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