つまらなかったら見なかったことにして下さい……。
転生
目が覚めると俺は病院にいた。怪我をしたとか病気になったとかではない。俺は新たにこのISの世界に転成したのだ。だが転成と言っても成人の状態などでいきなり現れるのではなく、赤ん坊として生を受けるのだ。なので俺の今の状況はと言うと裸で看護師さんに抱きかかえられている状態だ。
何この状況?俺もう死んでいい?…そうか…これは夢か…ならもう一度寝れば覚める筈………
……うん覚めない。これが現実……。
俺は新たな世界に生まれてから生後数分にして怪我をしたようだ。…主に精神的な意味で。
それから俺はこの世界での新しい家族と数年間を平和に暮らせる………
…………筈だった。俺が生まれてから5年たまたま買い物に行っていた両親が事故により死んだ。
俺は…俺は何も出来なかった。神からチートを授かったというのに家族すら守れなかった。結局俺の力なんて所詮は自分を満足させるための欲望の塊なのだ。
だが俺は家族を失った事に対して全くと言っていほど悲しみを感じなかった。
理由は簡単だ。一緒に過ごした時間が短いのもあるが一番の理由は俺は生まれた時から自我があるためどう頑張っても赤の他人という認識しかできなかったのだ。
俺に悲しみは無かった。けど悔しさはあった。例え両親だろうと赤の他人だろうと身近な人間を守れなかった事に対しては悔しかった。
確かに事故で亡くなったのなら普通は運が悪かったや相手が悪いという風になるかもしれない。けど俺は神から授かった力がある。一緒に行っていれば助けられたかもしれない。そう思うと悔しくて堪らないのだ。
俺はこの頃から自分の力を把握し制御するために修行を始めた。ただ…ただ一つだけ俺にも誤算があった。
それは……この時5歳だった俺にはとてつもなく大きい力が既にあったことだ。
まあ、力があるのはいいことだけど実際制御できなければねぇ?ほら、大き過ぎる力は我が身を滅ぼす的な事よく言うし。それに俺は徐々に力を付けてってチートを完成させると思ってたからさぁ。
生活するには問題無かったし案外制御することは簡単だった。これは、自分の修行の成果ということにしておいた。
いや、だって…全部チートのおかげって自分で望んどいてあれだけど流石に引くし……なんかいけない気がするし……。
そんなこんなで俺は5歳から6歳までの間を平穏に暮らした。両親はいなかったけどたまに祖父母が様子を見に来てくれた。前世の経験で一人暮らしは余裕だったんだがまあそこはいいだろう。因みに俺のお願いした特典の一つであるお金だが俺の両親が死んでから3ヶ月ほど経った夏の日に突如家のテーブルの上に俺の名前が書かれた通帳とカードがあり中身を見てみた所1000万程入っていた。
「これが神からの特典なら言っちゃ悪いが少なくないか?」
そんな事を言いながら手元の通帳を見てると パサッ と通帳の間から何やら紙切れが落ちた。
「なんだこれ?」
俺は落ちた紙切れが気になり拾った。するとその紙切れには何やら文字が書かれていた。
「……これは…神からの手紙?」
手紙にはこう書かれていた。
君にこの手紙を出したのは神である私が、君に、君のいる世界にこれ以上深く干渉出来ないからだ。出来ないというよりは、するべきではないと言った所だ。一つの世界に神である私が干渉し過ぎる訳にはいかないのでな。
さて、本題といこう。この手紙と一緒に君には君の望んだその世界での財力とISを送らせてもらった。
これ以降は私からの干渉は一切しない。
これからは君の思う通りに第2の人生を送るといい。
神より
「…………神よりって何だよ。」
手紙を読み終わった俺は最後を見るまでは真剣に読んでいた。手紙を見ていてふと、疑問に思ったことがあった。
「IS?そんなものどこにも………」
俺が辺りをキョロキョロ見ていると先程まで何も乗っていなかったテーブルに黒い立方体の箱が置いてあった。
「…これ、いつの間に……てことは、これが俺のIS?」
見つけた箱を手に取り恐る恐る開けてみると中には……
白色に2種類の剣の模様を装飾し中央に赤紫色に光る宝石の埋め込まれた綺麗な指輪があった。
「綺麗な指輪だ……………っ!ぅぐっぅぁああああっ!」
引きつけられるかのように指輪に見とれていると、中央の赤紫色の宝石を見た瞬間に突如今まで感じたことのないような痛みが左目に走り膝から崩れ落ちて手で左目を抑えている。
「ぅうああぁっっ……はあ、はあ、はあ、今のは一体?」
痛みはすぐに去ったが未だに左目には違和感が残っている。何か変化でもあったのか?視力にも問題はないし、体の調子も悪くない。取り敢えず俺は立ち上がり何か変化があったのか確認するために周りを見渡した。
「よし特に問題はな……な!?」
周りに変化が無かったため安心してその事を口に出していると、ふと近くにあった鏡に写った自分が見えた。そこにはいつも通りで赤や紫っぽい髪をしていて目も綺麗な水色と紫色に…………
「え?」
俺は少し間抜けな声を出して驚いた。普段綺麗な水色をしている目が右は問題無かったが左目が紫色に変化していたのだ。
「これは……アスベルの…」
俺は今自分の頭に浮かんだ事を口に出していた。そう、片目が水色でもう片方は紫色の瞳これはテイルズのアスベルと同じだ。もし全く同じなら………
俺は行動を開始していた。確認しなければならないことがあるのだ。普段修行している場所といっても家の庭だが、に出てきた俺は意識を集中させる。すると
ボワッ
オーラの様なものが俺の身を纏っていた。
「これって…あれ?何か思ってたのと違う気が……けど『アクセルモード』?というよりは『オーバーリミッツ』っぽい?」
俺は左目が紫色に変化したことでアスベルみたくもしかしたらアクセルモードが使える可能性を考え実行してみたとこ案の定だった。
しかし、なんと言うかアクセルモード、オーバーリミッツのどちらとも言えない感じの状態なのだ。
ピーン!!もしかして特典のテイルズの技を全て使える様にって言うのにはゲーム同様に必要だったのかもしれない。……ということは………
……ということは今まで一度も出来なかったけど今なら、
『秘奥義』ができるかもしれない。
〜一時間後〜
結果を言おう。俺がやりたいと思った秘奥義はある程度出来た。ある程度というのは技系はともかく術系は出来なかったんですね、はい。それともう一つ使えはしたんだけど何か迫力に欠けるって言うか?威力が物足りないと言うか?みたいな感じだった。え?何の技使ったか?いや、まだ言わないよ〜、ほら原作開始してないのにねえ?
まあ、こんな事があったこと以外は比較的普通に過ごせた。
〜春〜
早くも俺は小学生になった。今日は入学式だった。色んな人がいっぱいいたなぁ。うさ耳付けたピンクの髪の人とか姉弟か知らないけど弟?に寄ってくる人を凄い睨んでる姉?がいたりな。大変だったなぁ〜…ん?友達?あぁ、それならもちろん…もちろん出来なかったよ〜、だって〜他の子達がさぁ僕の髪の毛の色とかとか目の色が周りと全然違うから寄って来なくて〜。
因みに補足だが紫色になった左目だが普段落ち着いてさえいれば本来の綺麗な水色になっている事が分かった。
翌日俺は学校に行くと他の子達は俺を避けていったが一人だけ寄って来たやつがいた。
「お前の髪と目って何でそんな色なんだ?」
俺に話しかけて来た少年はとてもいい笑顔でそう問いかけてきた。
いきなりそんな事言われても…いや、答えれるけどさ……なら、答えろよ!
そんな自問自答を頭の中でしてから俺は答えた。
「それはな俺の両親は二人とも日本人だが祖母が外国の…ええと、確か西洋の方だったかな?の人なんだ。だから祖母からの遺伝で髪と目だけこういう色なんだ。」
「へぇ〜、そうだったのか〜、あ!俺、織斑 一夏っていうんだ。」
少年は思い出したかの様に自己紹介をし自身の名前を言った……織斑一夏と……。
こいつが!?こいつが織斑一夏か……いや、確かにそれは重要な事だ、だけど唯一俺に話しかけてきてくれんだ、どっちにしろ仲良くするって。
「俺の名前は…朧月 蓮華、よろしくな一夏!」
………言うな、何も言うな。知ってるさ、みんな俺の名前を見て(中2乙ww)とか思ってんだろ?因みに朧月蓮華を、ひらがなにすると おぼろづき れんか、となる。ほら!中2要素消えた!やったね!…誰って現実逃避くらいするさ…名前は気にしない方向でいこうか。
おや?そういえば一夏がさっきから無言で俺を見てるなぁどうしたんだろう?………!∑(゚Д゚)まさか…やつはこの歳にして俺の中2乙wな名前に気づいたというのか?
「蓮華って名前なんだか女っぽくないか?」
「確かに、言われてみればそうかもな。」
一夏は中2な名前を気にしてない感じだが、新たな問題浮上名前が女っぽい件まあ名前の件はもうめんどいしいいや。
「まあ、気にするな。」
「あぁ、そうだな!よろしくな蓮華!」
こうして俺と一夏は友達となった。
原作前の難しさ……いや原作のとこ書いてないから知らないけどもね。
中2乙wな名前は見て見ぬ振りでお願いします。
主人公の名前はテイルズのアスベルの
・朧月夜
・極光蓮華
から取りました。これも気にしないで…お願いします。