今回のお話の時空ではアギちゃんの方が先に恋人と交際を始めています。
そして二人の彼氏の固有名称も登場。
アギちゃんの彼氏
→七松 ハイト
ゴモたんの彼氏
→空地 レン
ある日の昼下がりにアギラの怪獣娘の宮下アキとゴモラの怪獣娘の黒田ミカヅキはGIRLSの休憩室で話していた。
「ねーねーアギちゃん~」
「なに?ゴモたん」
「アギちゃんって今、カレシちゃん居るんでしょ?」
「うん、居るよ」
「おー、つまりラブラブ?」
「ん~、そうだね。ラブラブだと思う」
ミカヅキの問いにアキは表情を変えずに答えた。
その反応はミカヅキが思っていたのと違う反応だった。
「そっか~、ラブラブか~(あれ、もっと照れるかと思ったら……)」
「そういうゴモたんも彼氏さん、居るよね?」
「うん!居るよ♪」
「付き合ってどれくらいになるの?」
「え~と……三ヶ月くらいかな。アギちゃんは?」
「そうだね……半年くらい、かな」
「え、そんなに前から!?……付き合ってるの教えてくれたの先月だったよね!?」
アキが彼氏が居るとカミングアウトしたのは先月だった。
「照れくさくて黙ってたんだよ。ミクちゃんやウインちゃんには話してたけどさ」
「そ、そっかー……と、ところで彼氏とはどこまで進んでるの?手繋いだりとか?」
アキが自分より先に彼氏を作っていた事に驚きつつも、ミカヅキは質問を続けた。
「え、付き合ってるなら、外歩く時や人が多い所だと手くらい繋ぐよね?」
当たり前だよね?と言わんばかりのアキの回答にミカヅキは笑顔のまま汗をかいた。
「せ、せやねー……。デートは?」
「よく一緒に巣鴨とかぶらぶらしてるかな?」
「ち、チューは?」
「結構よくやってるかな?しないとなんか物足りないっていうか、口寂しくてさ……」
頬を染めながら唇を指で触れるアキのその仕草はとても色っぽかった。
「(う、うそ~ん。私でもまだ数えるくらいしかしてないのに……)す、すごいラブラブやね~……」
「後は一緒に食べ歩きしたりとかかな?」
やっと自分も反応できる回答が来て、ミカヅキは気を取り直した。
「お、おおーそれは私もやってる!……ていうかカレシちゃんとよく食べ歩きしたらアギちゃんのお腹がまたぷにぷにになるんじゃない~?」
「な、ならないよ!いつも○○と……その……運動、してるし……」
「あれ、彼氏くんってスポーツやってるの?」
ミカヅキの問いにアキは頬を染めながら耳を貸すように言った。
「あ……いや……その……耳貸して」
「何々、何をやってるの~♪」
ミカヅキの耳に小声でアキは答えた。
「えっと……えっちを……そこそこで」
「え……。それって……あのエッチ?」
「うん……たぶんそのエッチ」
アキの回答にミカヅキは硬直してしまった。
「……マジで?」
「うん……」
「アギちゃん……生娘じゃなくなってたん……?」
「うん……三ヶ月くらい前に……」
(私が頑張って告白してる頃にアギちゃんってば既に一線越えとったんか……)
ミカヅキは驚愕していた。自分より年下の後輩が自分が告白していた頃には彼氏と一線を越えて、男女の仲になっていたのだから。
そしてアキは頬を染めながら赤裸々に語った。
「その前も同じ布団で寝たりしてたんだけど……お互いに踏ん切りがつかなくて……で、なんとか勇気を振り絞って……ね」
「あ、あわわ……」
「初めては僕の方から誘っちゃったんだ。ちょっとはしたかったかもしれないな~……」
「ふえぇぇ……」
「今だと結構慣れてきたかな……」
「しゅ、週何回くらい……」
顔を真っ赤にしたミカヅキは上ずった声で尋ねた。
「多いときで……ご、5回……かな?」
「ほぼ毎日!?」
「だって……ハイトとするの気持ちよくて……幸せなんだもん。えへへ~」
頬を染めて体をくねらせ、そう言うアキは色っぽかった。
「(あ、アギちゃんがエロい子になってもうた……)……どおりで最近アギちゃん大人っぽく なったっていうか色っぽくなったと思ったら……」
「そ、そんな事ないよ」
「ていうか最近アギちゃんのおっぱいが大きくなってたのも……」
その質問にアキは胸を腕で隠しながら答えた。
「……だってハイトってばいつも沢山揉むんだもん」
「やっぱりか!」
「うん……ワンサイズ、大きくなっちゃった」
アキの胸は確かに大きくなっていた。彼女の胸は小さくは無いがミコやクララ、ランやゼットン達と比べるとどうしても小ぶりに見えてしまっていた。
だが現在は以前より一回りほど大きくなっている。
「……好きな人に揉んで貰うと大きくなるってホントだったんだ」
「みたい……」
(私もレンちゃんに揉んで貰おうかな……)
ミカヅキは自分の胸を触りながらそんな事を考えていた。
そんなミカヅキに今度はアキから質問が来た。
「ゴモたんも付き合って三ヶ月くらいなら、もうシてるんじゃないの?幼馴染みなんでしょ?」
「うぇあ!?」
「ゴモたん、積極的だし」
アキの問いにミカヅキは顔を赤くした。
「あ……えっと……じ、実はまだ…………」
「……え、まだだったの」
ミカヅキは頬を染め、もじもじとしながら答えた。
「うん……だって恋人になったら意識しちゃって今までみたいにできなくなっちゃって……」
「あー、でも自然体でいいと思うけど」
「そ、それにエッチな事したいって言って嫌われたらヤダし……」
「そんな事と無いと思うよ?好きな人とひとつになりたいっていうのは当然だと思うし……」
「け、経験者が言うと含蓄があるね……」
「そんな大したことじゃないよ。僕だって、まだまだなんだから。少しずつ歩みよっていけばいいんだよ。僕にできるアドバイスならするから、頑張ろうよゴモたん!」
そうアキはミカヅキの手を取りながら言った。
「う、うん、ありがとアギちゃん……」
─────────
その日の夜、ミカヅキはベッドの仲でもぞもぞと動いていた。
「うう~……アギちゃんから色々聞いたけど……レンちゃんで想像したら悶々しちゃって眠れないよぉ~……!」
ミカヅキは頬を染めて一人悶えていたのだった。
解説コーナー
・宮下アキ
幼馴染みのハイトと交際し始めて半年になる。
三ヶ月ほど前に勇気を振り絞って大人の階段を登った。
かぷせるがーるずの面々がそれぞれ大人の階段を登っていることもあってソッチ方面への耐性は高くなった。
・黒田ミカヅキ
レンとはとても仲が良くて、今の関係を崩したく無いから中々告白できなかったが、三ヶ月前に勇気を振り絞って告白。晴れて交際が始まった。
しかし、いざ付き合ってみると意識してしまいぎこちない感じになって付き合う前の関係から中々進展しなかった。
アギラに対して先輩として恋愛のなんやらを話そうとしたけど、アギラの方が経験豊富だった為にアドバイスを貰った。
余談だが、アドバイスを聞いた夜は相当ムラムラしていた模様。
次の日にレンと会った時に前日の話を思い出して真っ赤になって走り去った。
・七松ハイト
アギちゃんの彼氏。幼馴染みで長い付き合い。どちらからという訳でも無く、告白して自然と交際が始まった。
【名前の由来】
七→セブン、松→梅昆布茶の梅からの連想。
ハイト→ウルトラファイトからのもじり。
・空地 レン
ゴモたんの彼氏。こちらも幼馴染みで長い付き合い。親友以上、恋人未満の関係ということもあり、お互いに今の距離間が好きだった。
そこからミカヅキがGIRLSの寮に入り遠距離になったタイミングでお互いに本格的に意識し始めた。
以降、紆余曲折あり交際に至る。
【名前の由来】
ゴモラに縁が深い、大空 大地とレイモンからのもじり。