怪獣娘一言シリーズ   作:電王牙

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今回のお話はウインちゃんこと白銀レイカの誕生日回です。
ウインちゃん誕生日おめでとう!
そしてウルトラセブン54周年おめでとうございます!


番外編・白銀レイカ誕生日編

「ん……んぅ……?」

 

カーテンの隙間から差し込む朝日を受けてウインダムの怪獣娘、白銀レイカは微睡みの中から目を覚まし、気だるい身体を起こす。

 

「あれ……私……?」

 

起こした自身の身体に違和感を覚えた。妙に肌寒い……というか、そもそも今のレイカは一糸纏わぬ生まれたままの姿だった。

 

「え……あ……!?」

 

一瞬慌てるも、隣に居る恋人、ナナヤの姿を見て昨日の事を思い出した。

昨日は彼と肌を重ね、愛し合っていたのだ。そしてそのまま眠りについてしまったのだった。

部屋には芳香剤で誤魔化されているとはいえ、まだ情事の後の独特な匂いが残っている。

 

「そっか、昨日そのまま……。あ……」

 

隣に眠る恋人を見る。普段は優しい彼だが、情事の時は少しだけ荒々しく、獣のように自分を求めてくる。

普段との違い、そして自分だけが知っている激しさを独占出来ている事がレイカは嬉しかった。

そんな彼今は無防備な寝顔を晒していた。

 

「ふふ……ナナヤさん……♥️」

 

彼の頬にソッと手を触れる。そして顔を近付け、唇を重ねる。

彼より先に起きた時はこうしてこっそり唇を奪っている。

これはレイカが交際前、彼に好意を抱いた頃から続けているささやかな悪戯であり、彼女の秘密の趣味だ。

彼が居眠りしていて、回りに誰も居ない時に初めて行って以来、時折続けている。

 

「そろそろ起こさないと。ナナヤさん、起きてください」

 

彼から唇を離し、彼の身体を揺すって、起こそうとする。暫くすると、彼は重い瞼を上げ、目を覚ました。

 

「おはようございます、ナナヤさん」

「おはよう……レイカ」

「シャワー浴びましょうか?」

「そうだね」

 

二人は風呂場に行き、シャワーを浴び、身を清めた。

 

 

 

 

 

 

───────

 

 

 

 

 

シャワーから上がった二人は軽めの朝食を取って今日の予定を話していた。

 

「午後からはGIRLSで誕生日会だね」

「はい、アギさんミクさんゴモたんさんが主催してくれまして」

「ゴモラ、こういうの好きだからね。午前はどうする?」

「その、ちょっとアニメショップで新商品買いたくて……」

「OK、付き合うよ」

「ありがとうございます!」

「それじゃ、善は急げ。髪乾かしたら行こうか」

「はい♪」

 

 

 

 

 

 

────────

 

 

 

 

 

二人はアニメショップ『Aniだらけ』へとやってきた。

 

「それじゃ買ってきますね」

「うん、俺はそこで待ってるね」

「はい♪」

 

確か今回発売したのはドラマCDだったかな……と思いながら待っているた。

 

「あら、二瀬じゃない。おはよう」

 

彼はエレキングの怪獣娘、湖上ランと遭遇した。

 

「おはよう、湖上」

「あなたがここに居るという事はウインダムの付き添い?」

「まあ、そうだよ」

「そう(この時間から一緒って事は昨夜はお楽しみだったのかしらね)」

「?」

「私はこれで失礼するわ。午後にまた会いましょう」

「はいよ」

 

ランは去って行った。

 

「お、お待たせしました……」

「ん、別に待ってないよ」

「その……エレキングさんと何をお話に……?」

「え、軽い世間話程度だよ。挨拶して、午後にまた……って話したくらい」

「そ、そうですか!それでは次の店に行きましょう!」

「?」

(エレキングさんと話しててちょっと妬いたとか言えません……!)

 

レイカの頬は少しだけ赤かった。

 

 

 

 

 

 

 

────────

 

 

 

 

 

 

GIRLSでの誕生日会で(主にゴモラやミクラスが)大騒ぎした後、二人は帰路についていた。

 

「賑やだったね」

「はい、そうですね」

「ゴモラとミクラスとレッドキングさんとザンドリアスの連携組体操の『チェイテピラミッド姫路城feat.太陽の塔』……凄かったね」

「そうですねー……ザンドリアスさんがグロッキーになってましたけど」

 

下から順番にザンドリアス、レッドキング、ミクラス、ゴモラの順番に重なる組体操だ。尚、ザンドリアスに全員分の体重が懸かる。

 

「後はノイズラーの曲とかも良かったよね」

「はい、素敵でした!」

 

ノイズラーは諏訪さんのキャラクターソング(ロック系)を奏でた。

余談だが、それを聞いたエレキングは『今度は西湖のキャラソンを引いてもらおう』と思ったという。

 

「……楽しかった?」

「はい、とっても♪」

「そっか」

 

夕焼けに照らされたレイカの笑顔はとても眩しかった。

 

「それで……その……今日も泊まっていいですか?」

「もちろん。……レイカ、結構積極的になったよね」

「そ、そんなこと無いですよ……」

 

そんな事を話しながら、彼らは歩いて行った。

 

 

 

 

 

──────

 

 

 

 

 

ナナヤの住むマンション、そこで二人だけの二次会が行われていた。

 

 

「それじゃ、俺からのプレゼントはこれ」

「ありがとうございます!……開けて良いですか?」

「うん」

 

レイカが丁寧に包みを開くとそこには指輪が入っていた。

 

「これ……!?」

 

レイカは指輪に見覚えがあった、それは『お前にピットイン!』と指輪メーカーのコラボ商品であり、キャラクターをイメージしてデザインされた純銀製の指輪だった。

それの諏訪モデルである。

 

 

『純銀製……デザインは素敵ですけど……』

『この値段では手が出ないわね……』

『はい。買えなくは無いけど、暫く他のグッズに回せる予算が無くなりますね……』

『ええ、流石にこれは見送らざるを得ないわ……』

 

 

……とエレキングと話していた指輪だ。

それが目の前にある、それも最愛の彼から贈られて。

 

「え……あ……その、これ……」

「これで合ってるよね?指のサイズ、こっそり計って頼んだんだけど……」

「あ、合ってますけど……これ、結構高かったんじゃ……」

「そりゃ、彼女に贈るんだからこのくらいは、ね?」

「○○さん……ありがとうございます♪」

 

 

そして、更に暫くして。

 

 

「それで……その、○○さん……」

「どうしたの?」

「まだ……貰って無いものがあります……」

「え?」

 

レイカは頬を染め、自分の唇に指を触れさせて……

 

「まだ……ここにおめでとうのプレゼント……貰ってません……」

 

キスのおねだりをした。

 

「レイカ……!」

 

レイカのその一言を聞いた彼は迷うこと無くレイカと唇を重ねた。

舌を絡ませ合い、互いに唾液を貪る。

 

「ぷはっ……」

「はぁ……はぁ……」

 

唾液が糸を引いて二人の唇を繋ぐ。

 

「つ、次は……その……」

 

レイカは下腹部を撫でながら……また彼におねだりした。

 

「ここにも……プレゼント、くれますよね」

「勿論だよ」

 

こうして、二人の夜は更けて行った。

 




解説コーナー


・白銀 レイカ
今回の主役。
何気に朝チュンから始まり、これから事を致す形で終わってるという初めての形にはった。
寝ている間にバレないようにキスをしている……というのが今回のポイント。


・二瀬 ナナヤ
ウインちゃんの彼氏。
現在は両親出張中でそこそこの頻度でレイカが泊まっている。


・湖上 ラン
今回のゲスト枠。
ちなみにナナヤとランの彼氏のレイジはランと同じ学校に通っており、昔から面識がある。
具体的には絶対に恋愛関係に発展しない友人関係。互いに名字呼び。
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