怪獣娘一言シリーズ   作:電王牙

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今回のお話はブラック指令のメイン回です。

尚、独自設定ガッツリとなっております。



ブラック指令とお弁当と

都内のそこそこの大きさをした普通のアパート、その一室を訪ねる者が居た。

 

「おはよう、ショウマ君」

「おはよう……って今何時だと思ってるんですか……」

 

そう言いながら部屋の主、一二三 ショウマはため息を吐いた。

現在時刻は13時50分。既に午後となり陽も高く昇っている。

 

「な~に、明け方まで飲んでたものだからな、はっはっは!」

「威張れませんって。っていうか二日酔いは大丈夫なんですか?」

「ふふふ、案ずるな……」

 

彼女……ブラック指令は瞳を閉じ、腕を組んだ。豊満な胸が腕に乗る。

 

「既に1度吐いているから問題ない!」

 

そう言いながらビシッと指指し、ドヤ顔を決めた。彼女の動きに合わせ豊かな胸はふるり、と揺れるのだった。

 

「………………」

 

ショウマは残念過ぎる年上の恋人の発言にこめかみを抑え、天を仰ぐのだった。

 

 

 

艶やかな長い黒髪、大きく開いた胸元から豊かな胸の谷間が覗く黒ずくめの美人……と言えば聞こえは良い。

しかし彼女……ブラック指令の怪獣娘はとことん残念だった。

 

明け方、深夜のバイトから帰る途中でタンクトップとショートパンツだけの薄衣で泥酔し、ゴミ捨て場で涎を垂らして爆睡している彼女を発見し、5度見してから頭を抱えて悩んだ末に自宅に連れ帰り介抱した出会いから紆余曲折、『あ、この人ほっといたらダメだわ』と気に掛けたのが彼の運の尽き。

 

面倒を見ているうちに情が移ってそのままなし崩し的に交際に発展、今や恋人なのだから人生わからないモノである。

 

 

「……で、ナニ用なんですか?」

「うむ、君に弁当を作ってきた!」

 

ブラック指令は弁当箱を取り出すのだった。

 

「今日の天気は槍か光線かギロチンの雨か……」

 

ショウマは雲ひとつない青空を見ながらそう呟くのだった。

 

「…………ひ、酷いな!折角作ってきたのに!」

 

指令はポコポコと涙目で彼を叩く。その胸は叩く動きに合わせてぷるぷると揺れるのだった。

 

「あー、すんません。なんというか、疑いまして……」

「う、疑うって何をだ?」

「世界を」

「そこまでか!?」

「冗談です」

「冗談なのか!?」

 

コロコロ変わる表情を見ながら恋人をからかうのだった。

 

 

 

 

 

 

────────

 

 

 

 

 

部屋に彼女を招き入れ、弁当を開く

 

「ちょっとレポートやってて昼食べるの遅れてたからありがたいです」

「そうかそうか~♪たんと食べるといい」

「(とは言ったけど……どんなパンドラの箱なのやら……)…………」

 

ショウマが弁当箱の蓋を恐る恐る開けると予想に反し、そこには食欲をそそる美味しそうな料理が詰まっているのだった。

 

「な……なん……だと…………!」

「ふふふ……どうだ?」

「…………ブラックさん、料理できたんですか」

「ああ、このくらいはな。驚いたか?」

「……てっきりメシマズ系レンチン女子だとか思ってました」

「……正直だなー。まぁ、基本的に作らないだけで作れない訳ではないさ」

「おお……」

「ほら、早く食べるといい」

「いただきます!」

 

ショウマが夢中で弁当を食べるのを指令は嬉しそうに見守るのだった。

 

 

 

 

「ごちそうさまでした」

「お粗末様でした。ほら、私が洗うから君は座ってるといい」

「何から何までありがとうございます」

「ははは、気にするな。私は君の彼女だからな!」

 

そう言いながら指令は台所で鼻歌混じりに弁当箱を洗い始めるのだった。

 

(最初は変な人かと思ったが……いや、今でも充分変な人だと思ってるが…………美人で料理も上手い、胸もかなりの巨乳で……何より尻も安産型なんだよなぁ……)

 

弁当箱を洗い、台所に立つブラック指令。そんな彼女のズボン型の獣殻に包まれたムッチリとした安産型の尻を眺めながら彼はそう思うのだった。

 

(……それが今や彼女。……ゴミ捨て場で泥酔している美人拾ってそれが彼女になるとか世の中わからないなぁ……)

 

そんな思いに浸りながら彼はブラック指令の美尻を眺めるのだった。

 

 





解説コーナー

・ブラック指令
このシリーズに置けるブラック指令はオーブ版でカフェやラーメン屋をやっていた設定から『実は料理上手』という風に設定。
一人分だと面倒くさがって作らないので宝の持ち腐れと化していた。
性格や人格的な方面がかなーり残念だが家事方面などの能力的にはかなり優秀。
しかし残念なのがコンセプト。

尚、年齢は20代半ばと仮定しており、彼と付き合うまでは彼氏居ない歴=年齢だった。



・一二三 ショウマ
ブラック指令の彼氏の大学生、19歳。
深夜のバイト帰りにゴミ捨て場で泥酔しているブラック指令を拾って介抱してから腐れ縁が始まり交際に繋がってしまった。

美人だが残念な指令に頭を抱えながら彼女の侵略活動(とおぼしき何か)を温い目で見守っている。

美人、料理上手、巨乳&美尻の指令をなんだんかんだ好きであり、特に安産型の美尻が好み。

【名前の由来】
名字はオーブでのカフェブラックスターのコーヒーの値段1230円から。
名前は水晶玉→晶→ショウマ
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