怪獣娘一言シリーズ   作:電王牙

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3月14日はノーバの(推定)誕生日なので記念小説投下。例によって短め。

最近はちょっと別なのも書き初めており投下ペースはかなり落ちつつあります。




ノーバ誕生日編

円盤生物ノーバ。怪獣頻出期の中期後半に出現したブラックスター出身の円盤生物の1体。データは『アウト・オブ・ドキュメント(防衛チームが存在しない時代)』に記録されている。

その見た目は比喩や誇張抜きに赤いてるてる坊主としか言いようが無い。

 

地球に初出現した際は口から吐き出す発狂毒ガス『レッドクレイジーガス』により市街地を地獄絵図へと変えたという。

 

その後、ブラックスターが滅亡してからざっと30年後にも出現。

ロベルガーを覗けばブラックスター滅亡以降でも存在が確認されている数少ない円盤生物である。

 

中には宇宙の平和の為に戦っている個体や寒冷地適応の白い(どこからどう見ても完全にてるてる坊主な)個体も居るそうな。

 

 

そんなことは置いといて、『怪獣』……広義では宇宙人なども含まれる……である以上、その魂を受け継ぐ怪獣娘は居る訳である。

 

その彼女は小柄な体躯に褐色の肌、薄い桜色の髪、顔の左側の仮面。そして赤いマント。

……そのマントのしたは黒いピッタリとした衣服を纏っているのだが、両サイドの胸の下の辺りから太ももに掛けて大胆に露出されている上にへその下の辺りにも丸く露出されている部分がある。

更に言えば普段はマントに隠れているが尻の辺りにもハート型に肌が露出されており、尻の谷間も時には見える。

少なくとも怪獣娘の姿では下着をはいてないだろう。

 

さて、そんなを不埒なことを考えている横でノーバの怪獣娘はというと、左手と右手の代わりに3本の触手を器用に扱いゲームをしていた。

 

彼女はFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)を好むゲーマーである。

 

ちなみにFPSとは操作するキャラクターの本人視点(First-person)でゲーム中の世界・空間を任意で移動でき、武器もしくは素手などを用いて戦うコンピュータゲームである。

(※Wikipediaより引用)

 

 

彼女について分かっていることは恋人である彼……照己 キョウでも少ない。

 

曰く、元特殊部隊に所属していた。

曰く、ただのゲーマーである。

曰く、凄腕の暗殺者だった。

 

……真ん中が可笑しいがまぁ、気にしないでおこう。

 

『背後に立たれる事を嫌う』……ゴル○か、お前は。

 

 

そしてマゾであるという事だろう。

 

 

付き合いはじめてそれなりに経ち、何度となく肌を重ねているが、彼女のその性癖もあってか、何度か過激な要求をされたこともある。

彼としてはかなり複雑な心境である。

 

……軽快な音を立てて尻を叩くのが上手くなったり、緊縛が上手くなったりと、妙なスキルばかり上達している。

 

 

さて、話を戻そう。

 

 

ノーバは現在もゲーム中である。同居人のブラック指令が寝静まった後もゲームを続けているくらいにやっており、特に用事が無ければひたすらプレイしている。

 

「……」

「……」

 

彼は邪魔しないように傍らでプレイしているノーバを見ている。

このなんとも言えない距離感が随分続いている。

 

 

暫くしてノーバはセーブを終え、ゲームをスリープモードに切り替える。

 

「終わったぞ」

「そっか」

 

短いやり取りだが、それで結構通じ合えているのだ。

 

「はい、誕生日プレゼント」

「……ああ、ありがとう」

 

淡白なやり取りでプレゼントを渡す。

 

包みの中身は新作のゲームソフトだった。

 

「うん。ありがとう。早速…………」

「早速やるの?」

 

ノーバはソフトを入れようとしたが、動きを止めた。

 

「いや、先にしたい。やるぞ」

「……情緒も何もないよな」

「情緒があっても無くても同じだ」

 

二人は布団の方へ移動した。

 

「最近は尻を叩かれても音はいいが痛みが物足りないぞ」

「勘弁してくれよ……」

「むぅ……」

 

ノーバが口を尖らせて不満気にしていた。

 

「なら、レッドクレイジーガスを使うか?」

「それ、前にやって大惨事になりかけただろ……」

 

以前、レッドクレイジーガス(弱め)を彼に吸わせて肌を重ねた事があった。

……結論から言えば、理性を失って暴走状態の彼は三日三晩ノーバと肌を重ね続けた。否、犯し続けたという表現が妥当だろう。

彼は衰弱&消耗で倒れたし、場合によっては警察沙汰になっていたかもしれない。

 

何より避妊など考えられない状態にされてしまい、数日間暴走する以上は無責任な事をしてしまうのだ。まだ大学生である彼には些か荷が重い。

 

「普通で頼むよ」

「……仕方ないな」

 

ノーバは不満気だったが、満更でも無さそうだった。

 

そして、二人は甘い夜を過ごすのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

…………そして、部屋から何か肌を叩く用な音がそれなりに聞こえるのだった。

 

 




解説コーナー


・ノーバ
今回のヒロイン。多く喋らない彼女をどうしたものかと考えた結果、地の文特化になった。

レッドクレイジーガスでバーサークした彼との激しい夜は結構好み。


・照己(テルミ) キョウ
ノーバちゃんの彼氏枠。
性癖がSでは無いのでMなノーバちゃんと微妙に噛み合わない部分がある。

レッドクレイジーガスを使うのは御免だと思っている。



・ブラック指令&シルバーブルーメ
レッドクレイジーガス使うのは普通に引いている。
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