怪獣娘一言シリーズ   作:電王牙

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9月は暑かったりゲームしてたり体調崩したりで投稿できんかったぜ……。

今回からメカギラスさんに名前が付きます。



メカギラスとベロクロンと事故

 

 

メカギラスの怪獣娘、鍵原ライナは四次元空間を歩いていた。

 

『四次元』その物の定義はややこしいが、彼女の歩いているこの空間はかつて四次元宇宙人バム星人が地球侵略の際に四次元ロボ獣 メカギラスを建造していた空間の跡地である。

 

地球の位相にある四次元空間内に前線基地となる都市を作り、人々を誘拐洗脳してメカギラスの建造や修理を行っていたがウルトラマン80によりその野望は潰えた。

 

そしてバム星人達も倒され、この四次元空間は無人の状態で放棄されていたのだったが、彼女が怪獣娘の能力によりこの空間に入り込むことができるようになったのだった。

当時拐われた人の落とし物が一切の経年劣化をせずに発見される等、この空間は外と時間の流れが違うようだった。

 

常に夜のままの無人の工場跡地のような空間であり、ハッキリ言って普通にホラースポットである。なのでライナは必要な時を除いて四次元空間には入らないようにしていた。

 

しかし事故により電車が止まってしまったので泣く泣く四次元空間を経由してGIRLSに向かう事になったのだった。

 

(飛べたら楽なんだけど……)

 

ライナは周囲をキョロキョロと見回す。

彼女は四次元空間と現実空間を往来する事ができる。しかし即座に任意の場所に出られる訳では無く、離れた場所に出るには相応に距離を移動しなければならないというネックを抱えている上にメカギラスはロボット怪獣だが飛行能力を持たない。なので徒歩で移動するしかないのである。

 

「この辺りかな?」

 

小窓程のゲートを作って現実世界の様子を覗き見る。そこはGIRLSのビル前だった。

 

「よし」

 

小窓ゲートを閉じて自身が通れる程の大きさのゲートを開く。

四次元から現実世界へと歩きだした。

 

外に出た直後にメカギラスの豊満な胸にぼよんっ……と柔らかい物がぶつかった。

 

「きゃっ!?」

 

ぶつかった衝撃でメカギラスは尻もちをついてしまった。

 

「な、なに!?」

 

頬を赤く染め、両腕で胸を隠すようにしながら正面を見た。

 

そこには現実世界では無く、どこか心を掻き乱すような雰囲気の赤黒い空間があった。

 

そして……。

 

「え、ええ?」

 

同じく尻もちをついていたミサイル超獣ベロクロンの怪獣娘、芽戸ラルコが居た。

 

「ベロクロン先輩?」

「え、メカギラスじゃん。どうしたの」

 

二人とも困惑しながらも立ち上がった。

 

「いや、電車が止まったので四次元空間を移動してGIRLSに来てたんです」

「あー、そっちも?アタシも異次元経由でGIRLS向かってたんだわ」

 

それを聞いてメカギラスはゲートの外をよく見てみると空間がヒビ割れているのが確認できた。

 

ベロクロンをはじめとした異次元人ヤプールに由来する超獣系怪獣娘は共通能力として空間をガラスのように割り、そこから異次元空間へと任意で出入りできるのだ。

そしてこちらもメカギラスと同じく離れた場所に出るには異次元空間である程度離れた場所まで歩かなければならないという弱点を抱えている。

 

「つまり……私達は同じところに出口を作ってぶつかってしまった……と」

「そうなるなー。あー、うん、お互い胸おっきいからそれで弾かれたのかー」

 

ライナは15歳の中学3年ながらかなりの巨乳だった。本人としてクラスの男子からのいやらしい視線を向けられる事も多い上に、大きさを妬んだクラスの女子やバンド仲間のザンドリアスやノイズラーからも揉まれまくり、それが更なる成長を促している事と含めてコンプレックスだった。

 

一方でラルコは19歳であり、年齢相応以上の巨乳だった。それを当人は自慢に思っていた。……一方でお尻もそれなりに大きいのはコンプレックスなのだが。

 

そしてそれがぶつかったことにより、お互いの弾力によりぼよんっと弾かれたのだった。

 

「……まいったな、これ、お互いの出口の隙間から出ようにも引っ掛かって出らんないよな」

「そうですね……」

 

四次元と異次元との間に少し隙間は空いており、出ようと思えば出られそうなのだが、二人の大きいな胸は確実に引っ掛かるであろうスペースしかなかった。

 

「……何をしているんだ、お前達?」

 

二人が途方に暮れているとGIRLS勤務の女医、朝日野ショウカがやって来た。

 

「朝日野先生」

「朝日野センセ、アタシらちょっと出口が近くに出ちゃって出らんないんスよ」

「……片方に入ってもう片方の出口を消して出たらどうだ」

「「あ……」」

 

簡単な解決方法がすっかり頭から抜け落ちている二人だった。

 

 

 




解説コーナー


・メカギラス
本名:鍵原 ライナ
年齢:15歳(中3)
一人称:私
趣味&特技:英語
好きな事:散歩
嫌いな事:エッチな視線

今回、とうとうオリジナルで本名を設定するに至った事実上のオリキャラ。(黒)で1シーンしか映ってなくてセリフも無いからと言い訳して命名するに至る。

名前の由来は
『カギ』と『ラ』を取って鍵原。
バム星人が電車で人を誘拐した事から『ライナー』から取ってライナ

特技の英語はバム星人がアメリカンポリス要素があった事に由来。

尚、彼女が出入りしている四次元空間は80でバム星人が用いてた空間と同じだが現在は無人になっており、バンドの秘密基地みたいな形で練習に使ったりしている。出入りにメカギラスが居なければならないのがネック。


・ベロクロン
本名:芽戸 ラルコ
年齢:19歳
一人称:アタシ
趣味&特技:珊瑚のアクセサリー集め
好きな事:花火大会
嫌いな事:静寂
所属:GIRLS東京支部育成部スポーツ課/大怪獣ファイター

大怪獣ファイターの中でも大量のミサイルを用いた派手なバトルを繰り広げる人気ファイターの一人。
陽気で明るい性格。
花火大会が好きで夏場はあちこちの花火大会を見に行っている。
珊瑚系のアクセサリーを好んでおり、集めている。
胸囲はギャラクシー☆デイズ版くらいの巨乳で自慢なのだが、お尻も相応に大きく、そちらは少しコンプレックス。

名前の由来は
苗字は珊瑚は海藻が『メド』ゥーサの眼光or血で固まった事に由来。
名前は『コーラル』の並べ替え。


・異次元空間
ヤプールが用いてた異次元空間と似ているが微妙に位相が違っており、ヤプールとは決して鉢合わせしない性質をしている。
この空間はヤプールに関連する超獣系怪獣娘がアクセスできる『怪獣娘用の異次元空間』といったところ。

・超獣系怪獣娘
ヤプールに由来する怪獣娘達。精神効果に耐性を持っておりホラー映画やお化け屋敷、絶叫マシンでも悲鳴ひとつ上げない精神力を持っている。
そして自身のヤプール因子を活性化させることにより一時的に痛覚と恐怖心を完全に失った状態になることも可能。
また、並大抵の精神効果には滅法強いがヤプールにゼロ距離で直接触れられた場合は一秒で陥落して操られる(※ボコられると結構簡単に洗脳解除される)


・朝日野 ショウカ
出勤していたらGIRLSの前き空間の歪みが折り重なっていて何事かと思って声をかけた。
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