白織との再会シーンに戻ります。
何気にタグ変更有。
異世界版に変更しました☆
「黒の核晶!?」
「ソフィアにも言ったが、
と呼ぶのが相応しいエネルギー結晶の鉱脈だ」
聞き捨てならない情報を聴いた。
黒の核晶と呼ぶのが相応しいエネルギー結晶?
それってMAエネルギーの事じゃないの!?
これは千載一遇のチャンス?それとも破滅の魔弾?
「詳しく、聴かせて」
「まさか掘る心算か?
黒の核晶だぞ!?」
確かに黒の核晶は危険だと思う。
原作通りの破壊力なら、核晶一つで大陸が一つ消える。
だけど本当に黒の核晶がMAエネルギーの結晶なら、
その恩恵は計り知れない。
それに放って置いても黒の核晶は地中に残る。
地中にも魔物は居る。土竜とか蟻とか蚯蚓とか!
ソイツ等に先を越される可能性も有る。
「土竜、蟻、蚯蚓。地中で活動する魔物。
ザコがボスに化ける訳か、ドラムーンのゴロア状態だな」
ドラムーンのゴロア。
ダイ大に登場する大魔王バーン配下で、
大魔宮の動力炉の管理を任されていたモンスターだ。
元は下等なモンスターだったが、大魔王の鬼眼の力で進化していた。
下手に黒の核晶が魔物の手に渡ると、
爆発しなくても、ボスモンスター大量発生のトリガーになる可能性が有る。
「掘るしか無いのか?だが」
「私が、食べる」
なら私が平和利用して食べてしまえば良い。
悪名高い黒の核晶は無くなるし、ソフィアも安心して寝られるだろう。
序にアラクネへ進化する役に立つ筈だ。
と言うかソフィア!
ドサクサ紛れでオリくんのお嫁さんになるとか何事!?
そうはさせないっ!!
「食べれるモノなのか!?」
「黒の核晶が、予想通りなら」
問題は黒の核晶の埋蔵量だと思う。
でももし余ったら、黒いのに丸投げすれば良い。
MAエネルギーならいくらでも要る。直ぐに食い付く筈だ。
オリくんに禁忌の情報を暴露した。
「とっくにクライマックス!と言う事か」
「………」コクコク
残念ながらその通り!世界は本当にマズイ。
エルフは産廃。教会は生ゴミ。そして他の人間は無知過ぎた。
最終安全装置は、その役目を初めて果たそうとしている。
「白織?」
オリくんを抱き締める。
私のオリくんは、終る世界の中で!希望になるのかもしれなかった。
ガチで世界を救う事になるかもしれない。
なら、少し位良い思いをしても良いよネ☆
主に進化の為のエネルギーを、少し頂く位は!
「赤ん坊の身で、最終イベントっぽいヤツに参加する破目になるのか」
「私達は、主人公じゃないから」
主人公じゃないから、都合良く行かない。だから出来る事をするしか無い。
黒の核晶が眠っていただけでも、蜘蛛の糸だと思う。
「と言うより、まるで投稿者隠しだ。最後の手段」
「投稿者隠し」
このシステムを創ったのはDだ。なら黒の核晶もDが?
あのDがそんな緩い事をするかな!?
「クリア出来無いゲームはゲームじゃない。
これが隠しギミックなら、見つけてやろう」
「………」コクコク
あのDも、自分の創った隠しギミックを見つけて欲しいとか、
そんな事を思ったんだろうか?
それとも、見つけられるモノなら見つけて見ろ!って事?
まだこっちの方がそれらしい気がする。
でもやる事は変わらない。
黒の核晶は頂く。世界何て救わない。私達は、私達の為に動く。
†
「身体が、軽い」
翌日から早速行動に出る。
まずはケレン領に居た盗賊らしい奴等を掃討した。
魔物が大規模な穴掘り何て始めたら、どうしても目立つ。
情報は漏らさない方が良い。
採掘予定地の近場に陣取る盗賊達を排除した。
序だからケレン領に居た奴等を掃討した流れだ。
それと今日の私は機嫌が良い。
オリくんに再会出来ただけじゃない。久しぶりに良く眠れたからだ。
私はどうにも、鬱陶しい目に遭っていた。
一つ。マザーからの干渉。
【眷属支配】と言う生まれながらのスキルで、絶えず命令が来る。
それ自体は外道無効で、
ファイアウォールでウィルスを防いでいたけど、
ゴミメールの着信自体は防げない感じだった。
二つ。禁忌の呪詛。
禁忌をカンストさせて以来、ずっと呪詛が聞こえていた。
直接的被害はやはり外道無効で防げるけど、呪詛は聞こえる。
これが鬱陶しい。地味にウザイ。耳元で羽音がしてる見たいだった。
三つ。支配者スキルの浸蝕。
壊れスキルから浸蝕を受けている気がする。精神汚染系の干渉だ。
今はまだ良くても、いつか深刻な症状が出る類の案件だと思う。
でもオリくんと再会して、この鬱陶しさから解放された。
正直これには驚く。オリくんに心当たりを訊いたら、
「そんなデメリットも有るのか、
なら早速役に立ったらしいな?」
オリハルコンメタル
如何なる害意からも、その心を護るオリハルコンメンタル。
状態異常完全無効を付与。
更に、好感度が一定以上の異性を護る事が出来る。
「!?」
原因はオリくんのスキルだった!
えっナニソレ!?凄い壊れスキルキタ――(゚∀゚)――!!
いや嬉しいけど!嬉しいけどさぁ!!
「恐らく転生特典だ。
スキルポイントを使う前から使えていた」
「………」("゚д゚)ポカーン
もう("゚д゚)ポカーンと言う感じだ。
これもDの仕業!?サービス良過ぎぃ!!?
一体何が有ったの!?ってこれも訊いて見たら、
「体育祭の日に会ったな?
とっっっても愉しそうに嗤っていた」
あぁうん。そう何だ?
オリくんがしっかりロックオンされてるううぅぅぅっっっ!!!!!!
「大丈夫?」
「大丈夫だ。問題無い」
それ大丈夫じゃ無いヤツだから!
でもネタに走れる位には平気らしい。
「そろそろ、行く」
「白織」
夢も、もう終る。朝が近いんだと思う。
夢枕の効果が切れ掛ってる。即席魔法だから仕方無い。
これが今の、私達のリアルだ。
繋がる事は出来ても、小さな切っ掛けで崩れる薄氷。
それにオリくんが住んでいるのは隣りのサイサリス領で、
頻繁にケレン領に顔を出す事も出来ない。
でも黒の核晶を手に入れて、今度は人型になってリアルでオリくんと逢う!
そう決意を固めて夢の終りを見届ける心算だった。だけど、
「お前が魔物転生しようと、手放す心算は無い。
まず生き残れ。帰って来い。良いな?」
「………」コクコク、コクコク。
その言葉が嬉しくて、私は何度も何度も頷いた。
そして私は、
「これは、
死亡フラグじゃないからな?」
「//////」
初めて唇を塞がれた。
夢の中だけど、初めて塞がれた。
因みに夢の中だから、窒息する事が無い。
だから多分、イメージよりずっと長く塞がれていたと思う。
夢が、終る。
「神獣様!
どうか!どうか!!」
と言う訳で、私の機嫌は↑↑↑だったんだ☆
其処へ現れる親子!神獣様とな?
神獣と言うのは?
サリエーラ国で信仰されている女神。女神サリエル。
そのサリエルに仕えて、女神の衣を織ったと言う蜘蛛。
それが女神教の教徒が言う神獣だった。
ソフィアが乗っていた領主一家の馬車を助けた件が、もう広がっていた。
ソフィア母が、積極的に広めたのも知っている。
本気で神獣様が助けてくれたのだと思っているらしい。
「ありがとうございます!
ありがとうございます!!」
ハッキリ言って助ける義理は無い。
辻ザオリクが当たり前だと思っていたら、オンラインは遊べない。
だけど今日の私は機嫌が↑↑↑だった。
症状が重症でヤヴァくても、グロ戦法で治療してあげた。
感謝の言葉と、細やかな貢物を残して去って行く親子。
貢物は美味しかった。やっぱり甘味は良い。
絶対に人型になろう!改めてそう誓った。
「神獣様!」「神獣様!」「神獣様!」「神獣様!」「神獣様!」
サリエーラ国の、人間の信仰を甘く見てたわ!!
翌日には更に噂が広まっていた。
郊外に神獣様が降臨した。重症の親子を奇蹟の力でお救いになった。
どうか家の子も、一目神獣様を拝見したい。
などなど、近隣住民が大挙して現れてしまう。
人払いと経験値稼ぎの為に、
徹底した盗賊狩りまでしたのに、これでは意味が無い。
最初はさっさと片付ければ終る!と思っていたけど、
結局!私を拝みに来るのが増えただけだった。
今では小規模ながら神殿が建ったり、
グッズ展開して商売を始める奴まで居る始末!
これでは採掘計画に支障が!
と言うか必要以上に構われると、精神的にキツイ。
だけどどうしよう?
今から魔物ロールしても討伐隊が来るだけで、
人払いが上手く行く気がしない。
それに貢物の甘味を手放すのも惜しい!甘味は人生の楽しみだよ!!
「これが、青と蒼の雫」
と言う訳で私は、海にバカンスに来ていた。
熱が冷めるまでケレン領を離れる事にした。
採掘ポイントは再選定が必要かもしれない。
それ位疲れていた。ヒッキーなゲーマーにあの人混みは辛い。
「魔王アリエル?
古の神獣!?」
でもやっぱり、バカンス何てしてる暇は無かった。
突然の魔王襲来!
オリジン・タラテクト。魔王アリエル。古の神獣。
叡智様が次々と、シャレにならないステータスと情報を暴露して行く。
「オリくん。
やっぱり死亡フラグだったかも!?」
私は、あっさりと四肢を引き裂かれた。
引き裂かれて、蒼い世界に沈んで行く。
†
補足/説明枠!
今回はスキルの裏話的な代物です。
黒の核晶(更新)
Dがシステムを構築した際に、人類の失敗を前提に用意した隠しギミック。
世界にMAエネルギーを一部返還せずに、プールして結晶化!保管する。
これが不測の事態に対する備えだったのか、
ゲームのクリアを遅延させる罠だったのか?それを知るのはDだけ。
体育祭の黄昏で、
自身と自身が用意した身代わりを見分けた折原が、
あの世界を訪れる事が有れば、初のクリア者になるかもしれない。
これがDにロックオンされた真相。
望みの転生特典を与えたのも、その期待の表れ!と言うウェイトが大きい。
オリハルコンメタル
自身と自身の推しヒロインを護る転生特典。
ハーレムキングが使うと、とんでも無い事になる。
しかし折原の恋愛感情は壊滅的なので、殆ど死にスキル化。
現在恩恵を受けているのは、白織ただ一人。
折原鋼=オリハルコン。
白織→ゲームのPCがはぐれメタルだった。
二人合わせて【オリハルコンメタル】と言うスキル名。
詰りこれは、Dからの恋愛成就のプレゼントである☆(爆)
青と蒼の雫
空の青と、海の蒼の境界線。
交わりそうで交わらない二つの世界。
以前プレイしたゲームの、タイトルにもなった謳い文句。
黒の核晶の正体は、MAエネルギーの結晶です。
そしてガチチートのオリハルコンメタル登場!
ヒロインを護るオリハルコンの盾。
蜘蛛ですが~は、精神汚染がキツイと思う。
次回は白織さんの、地味な作業ゲーの時間です。