何とかネタバレ無しで行こうとして、無理を悟りました。
11eyesネタバレ有。タグ追加。
「日本の街!?」
物々しい絶望の門を潜って、暫く直進の通路を進む。
通路を抜けて出たのは、見慣れた日本の街並みだった。
知っている街。と言う訳じゃない。
通りの看板や、信号機に書かれた文字が日本語だっただけだ。
そして赤い。多分時刻は夜だと思うけど、空が赤かった。
夕闇や夕暮れの色じゃない。血のような赤い空。
此処が、かなりの地下深い場所の筈!と言う先入観は放棄した。
Dの結界の中って事?もう何でもアリだ。
そして極め付けが黒い月だった。
赤い夜の空に浮かぶ黒い月。
開けた場所に出て改めて黒い月を見上げると、
それが黒い月では無く、黒の核晶の玉座だと気付く。
大きい。本物の月程のサイズじゃないけど、かなり大きい。
東京ドーム何個分!と言うお約束の測り方の部類だ。
其処で黒の核晶が、玉座に座する王のように大地を見下ろしていた。
「ではルールの説明をしましょう」
Dの声がする。街角に設置されたスピーカーから?
するといつからか、七体の黒い人影が姿を現した。
「この者達は七大罪の魔人」
Dの説明では?
七大罪の魔人は、七大罪の支配者スキルに対応している。
七大罪の支配者スキルを捧げれば、
対応した七大罪の魔人との戦闘が免除される。
但し一度捧げたスキルは一覧に戻り、再度獲得にはポイントが要る。
支配者スキルの再取得は、考え無い方が良い。
そうやって捧げるか戦うかで、
七大罪の魔人を全て撃破すればクリア!と言う事らしい。
支配者スキルを捧げて数を減らすか、
自力で数を減らすか?と言う事になる。
「支配者スキルを鉛弾にするんだ。
それで、最悪は1VS7って事!?」
「御存知の通り、正規の最終安全装置は七大罪と【七美徳】が必要です。
それに比べれば半数で済みます。良心的だと思いませんか?」
そうとも言うけどさぁ?
この七大罪の魔人とやらが、露骨に強そう何だけど!?
大罪の魔人 LV■■ 暴食グラ
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
大罪の魔人 LV■■ 怠惰アケディア
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
大罪の魔人 LV■■ 憤怒イラ
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
大罪の魔人 LV■■ 嫉妬インウィディア
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
大罪の魔人 LV■■ 傲慢スペルビア
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
大罪の魔人 LV■■ 強欲アワリティア
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
大罪の魔女 LV■■ 色欲ルクスリア
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
叡智様を手に入れてから、鑑定失敗とか!初めて何ですが!?
それに色欲だけ、魔人じゃなくて【魔女】になってる。
何か意味が有るの!?
確かに色欲は、見た目がドレス姿の女の子だ。
だけどそれを言うなら、嫉妬と傲慢も女性型。
嫉妬が翼を生やした鳥人間で、傲慢がポニテの侍女子。
因みに暴食は太った巨漢で、憤怒はスマートな偉丈夫。
怠惰はそもそも人型ですら無いし、強欲は長身のフルアーマーだ。
このラインナップは、覚えが有る!
「【黒騎士】」
そうだよ!コイツ等の黒騎士でしょ!?思い出したわ!!
しかも色欲だけ別格なのも解った。
他六人と並べるな!?完全に在り得ないでしょ!原作的に!!
「本物の黒騎士!?」
「私は冥界を管理していますから?
やろうと思えばそう言った事も出来ます。
ですが安心して下さい。この者達は七大罪の魔人!
黒騎士を映した影。言うなれば【怪しい影】です☆」
「怪しい影!?」
怪しい影 闇精霊集合体 LV■■ 暴食グラ
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
怪しい影 闇精霊集合体 LV■■ 怠惰アケディア
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
怪しい影 闇精霊集合体 LV■■ 憤怒イラ
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
怪しい影 闇精霊集合体 LV■■ 嫉妬インウィディア
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
怪しい影 闇精霊集合体 LV■■ 傲慢スペルビア
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
怪しい影 闇精霊集合体 LV■■ 強欲アワリティア
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
クリフォトの永劫体(劣化) LV■■ 色欲ルクスリア
≪ステータスの鑑定に失敗しました≫
あっステータス情報が更新された!
確かに種族名が怪しい影になってる。
闇精霊(ラルヴァ)の集合体って言うのも原作通り!
怪しい影って言うのは確かDQの雑魚モンスターで、
シルエットは同じだけど、それぞれ違うモンスターの影って言う設定。
ランダムで攻撃手段やステータスが違うモンスターだ。
ダイ大では【シャドー】って言うキャラ名で、
ミストバーンの影!と言う設定だった。
どうやら大罪の魔人は、黒騎士の怪しい影!と言う設定らしい。
本物じゃないだけ、まだマシな展開。マシだけど!それならさぁ!!
「色欲の【クリフォトの永劫体(劣化)】ってナニ!?
いや、予想は付くけど!付くけど!!」
クリフォトの永劫体(劣化)
クリフォトに記録された魂の情報。
クリフォトが在る限り永劫に存在し続ける。
クリフォトが砕けて、再現率が著しく低下した劣化状態。
こんな時でも叡智様は、良い仕事をしてくれる!
あの物語が実話でした!とか、
何処かの並行世界の出来事でした!とか、そんな事で片付ける心算だろうけど、
「クリフォトは?
アレは怪しい影じゃないんでしょう!?」
「レアドロップ。と言うヤツです。
折角の拾い物ですから、全て揃えたくなりました。
蜘蛛さんもゲーマーなら、解りますよね?」
「D。アンタの事、初めて本気で邪神だと思った」
「はい、私は邪神ですから☆」
「違う!そうじゃないっ!!
あの子は漸く休めた。漸く眠れたんだ。
それをアンタが起こした!あの子の終りを暴いたんだっっ!!!」
「なら、どうします?」
「私は違うけど、あの子の待ち人じゃないけど。
もう一度眠らせてあげる」
†
「黒の核晶は、私の結界で護られています。
存分に愉しませて下さい」
その言葉を最後に、Dのルール説明は終った。
少し感情的になったかもしれない。冷静になれ私!
熱くなって勝てる相手じゃ無い。
私が所有する七大罪の支配者スキルは【傲慢】と【怠惰】だ。
今直ぐ捧げて数を減らすべき?
いくら何でも黒騎士相手に1VS7は無い。特にスペルビアは、
「速い!原作通り!!」
先陣を斬ってスペルビアが斬り込んで来る。
手にした二刀は、どちらも凶悪な妖刀だった。
確か【蜘蛛切】と【鬼切】。
蜘蛛切って、蜘蛛特効とかじゃ無かったよね!?
刀使い優遇まっしぐらのスピードタイプ!天然ガチートである。
「ッ!!!」
スペルビアの先制を自慢のスピードで回避した処で、
インウィディアの蛇腹剣が視界に入った。
これも難無く回避したポイントに、イラが突撃して来る!
誘い込まれたっ!!
「覇ッ!!」
イラの掌底!ガードに成功したけど、ノックバックされる。
イラの追撃は無い。其処には、鉄槌を振り上げたグラの姿が!!
「メラゾーマッッ!!!」
しかしノックバックを止める逆噴射にメラゾーマを放って、
そのままグラに攻撃する。グラは、
「!!?」
食べた!口を開けてメラゾーマを食べた!!
魔法の捕食。絶対に原作では在り得ない展開!暴食のスキル効果!?
「滅せよ」
グラの暴食に一瞬気を取られている内に、アケディアの魔術が完成した。
舞台に絨毯爆撃が降り注いだ。これは結界で護るしかない。
「フバーハ!」
その隙にスペルビアとイラが、インウィディアとグラが続く。
ダメだ!護っていたらまず勝機が無い。
って言うか1VS7では、どう足掻いても勝てる筈が無い!!
「ルクスリアッッ!!!」
後方に居たルクスリアが動いた。
いつの間にか結構な高さまで上がり、上昇したルクスリアの手先に炎が宿る。
私のメラゾーマを軽く凌駕しているだろう大火球だ。
それを、他の黒騎士に構う事無く放って来た!
「この魔女がぁぁっっ!!!」
実はフレンドリーファイア無効とか、全員火耐性持ちとか、
そう言う展開かと思ったけど、そうじゃ無かった。
黒騎士達は、かなりガチな感じで回避運動に入った。
特に有翼のインウィディアは、ブチ切れてルクスリアの方に反転!
蛇腹剣の届く範囲まで飛び掛って攻撃を始める。
「インウィディア!」
あっインウィディアが火球で撃墜された。
イラが撃墜したインウィディアを助け起こしに下がる。
これはチャンス!倒れたインウィディア諸共ベギラゴンで討つ!!
「今まで、ありがとう」
私のベギラゴンを阻止しようと、
一番DEXの高いスペルビアが!二刀の凶刃を煌めかせる。
だけど!もう私は覚悟を決めていた。
「【傲慢】を捧げる!!」
「ッッッ!!!!!!」
そう宣言した瞬間!何かが抜け落ちる感覚がして、
スペルビアがノイズを上げながら、電源を落した映像のように消えた。
「ベギラゴンッッ!!!」
続いてそのままベギラゴンを放つ!
暴食で魔法も食べれるグラは、
ルクスリアの攻撃の防御に入っていて、他のカバーに入れない。
「アケディアッッ!!!」
しかしアケディアが、原作通り二つの魔術を同時に操って防御した。
怠惰もさっくり切るべきだった!!
「其処までだ。ルクスリア」
今まで沈黙していたアワリティアも動き出した。
ルクスリアに何か言っているようだけど、此処からでは聞こえない。
でもルクスリアは、抗議するアワリティアに無言を貫いているらしい。
「何だか盛り上がってる見たいだね。
私も混ぜて貰えるかな?」
体勢を立て直したイラとインウィディアが、
グラとアケディアが改めて戦闘体勢を。
アワリティアはルクスリアと対峙している。
「魔王アリエル」
そんな場面で現れたのは、魔王アリエル。
いつの間に!追い着かれた!?
†
補足/説明枠。
突然の黒騎士参戦回の補足です。
大罪の魔人
六人の黒騎士をコピーした怪しい影。
ステータスやスキルは原作準拠。
但し対応した七大罪の支配者スキルを、擬似実装している。
詰り黒騎士+支配者スキル。と言う戦力。
大罪は英語版の知名度が高いですが、これは原作準拠でラテン語版。
暴食→グラ。怠惰→アケディア。憤怒→イラ。嫉妬→インウィディア。
傲慢→スペルビア。強欲→アワリティア。色欲→ルクスリア。
大罪の魔女
某ラスボス。色欲担当。
クリフォトに魂を刻む事で、永劫に在り続ける不滅存在。
ラストでクリフォトを砕かれて、物語は終りを向えた筈だった。
しかしクリフォトの欠片をDに回収されて、Dの玩具に!と言う設定。
本作のD様はサービスが過ぎたので、此処で邪神ポイントを獲得。
終った物語を、ヒロインの眠りを妨げる暴挙!
ゲーマーブチ切れ案件。白織はこのラスボス推し。
アフター&アナザーのクリアで、少しは治まっていた。
因みに折原は、
15でも話題に出た最強魔術師ヒロイン推し。
移植版追加シナリオで盛り上がったタイプ。
クリフォト
闇精霊(ラルヴァ)に汚染されたエメラルド・タブレットの事。
直訳で虚無(クリフォト)。原作では虚無(クリフォト)の魔石ですが、
本作では虚無の魔石(クリフォト)。と読んでいます。
白織のラスボス推しは、何と無くのイメージ。
折原の方は、ただの趣味です☆
私が描きたくなった11クロスイベントは、
18で公開予定です。暫くお待ち下さい。
次回はソフィアの告白回です。