意見が分かれそうな展開である☆
「初手からチェックメイト。
リアルにキャスリングは無いか」
若葉姫色。
ヤツは双子だ。そして姉妹でシャッフルを実行している。
それ程までに、今の若葉は今までの若葉とは異なっていた。
アレは、今の若葉はただのコミュ障!
レアリティを下げてどうする!?と言いたい処だが、
シャッフルをリアルで実行するチャレンジャーだ。
それ処か、これはそれに収まらない展開も有り得る。レアリティは↑
自分で言うのもアレだが?
他人に興味を持つのは、実に珍しい。
人間に、と言い換えても良い。
自分はゲーマーだった。
恐らく一般人がクラスメイトと遊んだり、
初めて誰かを好きになる頃、ひたすらゲームをプレイしていた。
画面の向こうで特に意味も無く世界を救い、
登場するヒロインに心を奪われ続けた。
CGをコンプリートする事に情熱を燃やし、リアルは塵芥になる。
ゲームのレアリティが、リアルを容易く上回っていた。
だが今回のような事も有るらしい。
自分もまだ、人間だった。と言う事だろうか?
若葉姫色。
彼女のトゥルーEDを、シナリオを知りたいと思う。
しかし手立てが無い。
探偵キャラでは無いから、
双子である確定的証拠を掴むスキルが無い。
更に交友関係も死んでいる。
特に接点の無いクラスメイトの女子に近づくフラグが無い。
こんな時に恋愛ゲーでは?
ヒロインと同じ部活などに入って、フラグを建てるパターンも有る。
この行動力は評価出来た。動くべきか?
だが若葉姫色の所属する部活など把握していないし、
そもそも部活動に参加しているかどうかも怪しい。情報不足だった。
隣りの席の根岸は使えない。
ヤツも交友関係が壊滅状態の筈だからだ。
「出番だ!フェンブレンⅡ」
頭が疲れて来たので、ゲームのプレイに戻る。
最近プレイしている【ダイ大オンライン】だ。
このダイ大オンラインは?
原作の再アニメ化に伴い始ったオンラインゲームだ。
PCは勇者連合か、魔王軍の団員となって戦いに参加する。
そんなダイ大オンラインの特異点は?
一切原作キャラを操作出来ない点に有る。
原作キャラは、ダイ大の世界各地で戦いを繰り広げている。
PCはモブ団員となって、原作キャラに協力する事になる。
詰り原作キャラは、全員NPC扱い!
大胆な扱いだと思う。
原作キャラをガチャで引かせれば、課金源になるだろうに。
因みに参加しているのは魔王軍サイド!
使用キャラは、ピショップのオリハルコン禁呪生命体だ。
ハドラー親衛騎団のフェンブレンでは無い。アレは原作キャラ。
マキシマム配下の、モブピショップの方だ。
アレはモブキャラと言う事で、PCが使用出来る。
PNは【フェンブレンⅡ】。考え無しの安直ネームである。
†
「ヒュンケル様、此処はお任せを」
「ふん、やって見せろ」
今日は不死騎団の【パプニカ攻略戦】に参加する。
不死騎団のアンデットの群の中で、
オリハルコンのピショップは浮いた存在だが、
これはゲームなのでツッコミ不要である。
他のアンデット以外のモンスター達も、全員クエスト参加のPC達だ。
だがアンデットで参加しているPCも、勿論存在する。
ヒュンケルの隣りでポーズを決めている地獄の騎士!
コイツは原作キャラのバルトスでは無い。PCだ!PNは【ぱるとす】。
残念ながら、ダイ大オンラインに【エクスカリパー】は存在しない。
反対側の隣りには、従者ロールを決めているグールも居る。
PCだ。コイツも決してモルグでは無い。
PNは【墓守参上!!】。色々と台無しである。
それと強キャラNPCのヒュンケルは?
後方で指揮に専念する設定らしい。これは貢献値獲得的に助かる。
不死騎団のNPCアンデット達は、包囲網を敷きながらノロノロと進軍開始。
此処でPCが切り込む事になる。
敵国のパプニカは賢者の国だ。魔法使いの兵士が圧倒的に多い。
だがこちらはオリハルコン製のピショップ!
パプニカ軍の魔法攻撃など効果は無い。
更にピショップのトリッキーな高機動力を生かして、
街の防衛ラインを突破!城門前まで一番槍で血路を開く。
「捉えた!
ツインソード―――」
必殺技の【ツインソードピニング】で、
城門を破ってステーズクリア!と言う処でそれが来た。
後方から強力なギラ系ライン攻撃が放たれて、城門が一撃で消し飛んだ。
城門が開いた事でステージクリア、次の玉座制圧ステージに移る。
「今のは、ベギラゴンか!?」
「正解!
MVPは、私が貰ったぁぁっっ!!!」
今のベギラゴンをぶっ放してMVPを浚って行ったのは、
MVP獲得が余程嬉しかったのか、
テンション↑↑の【はぐれメタル】だった。
当然不死騎団のNPCでは無い。コイツもPCの一人だろう。
はぐれメタルでベギラゴンとか!大層な遣り込み具合である。
「ぶるぶる。
私ははぐれメタルの【ヒイロ】。
悪いはぐれメタルじゃないよ?」
「味方同士で足並みを乱すようなマネはせぬ。
先程のベギラゴン、見事だった」
ド定番のスライムトークを噛まして来るので、
こちらも親衛騎団ロールで返す。
「わぁ、綺麗なフェンブレンだ。
それとも親衛騎団ロール?」
それにしても、PNが【ヒイロ】だと?
一瞬意識がゲームから現実に戻る。
常識的に考えて、
ヒイロと言われて最初に連想するのは、Wの主人公だろう。
Wのファンだと予想するのが妥当。
だがこれは、リアルキャスリングチャンスの可能性が有る!
「PNにリアルネームは使わない方が良いぞ?
【若葉】」
「ちょっ!?
どうして一瞬で身バレ!?
凄腕のハッカーの人?それともストーカー!?」
「クラスメイトだ。
後ろの席の折原鋼。PNはフェンブレンⅡ」
「クラスメイト?折原君?
うんうん、そっかぁ折原君か」
これは全く覚えが無いリアクションだ。
教室で話した記憶がこちらも無いから、これは仕方無い。
「って、自分はしっかり原作キャラっぽいPN!
ズルイ!ズ~ル~イ~」
「リアルネームは使わないのが常識だ」
「じゃあPNを変更する!
新しいPNは―――――【白織】!」
「それこそちょっと待て!
そのPN何処から生えて来た!元ネタは!?」
それは、
居なくなったあの白い蜘蛛に付けた名前だ。
「うん、どうしてだろう?
名前を決めようって思ったら、これしか無いって思った。
大切な名前のような気がする」
†
「それからフェンブレンⅡって長いから、【オリくん】って呼ぶから!
オリハルコン製で、中身も折原君だからオリくん!」
「それは、別に構わないが」
そうこう言っている間に、次の【玉座制圧戦】が始った。
パプニカ城のエントランスに攻撃側のPCと、
城を護る敵NPCが集まり、MAPに渋滞が発生。
敵味方共に範囲魔法合戦になって、一進一退を繰り返している。
中々のヒーラー層らしい。原作的にレオナ姫のべホマな肉盾か?
「でもこのままじゃ、貢献値が持ってかれちゃう!」
「迂回ルートで玉座の間に向かう。
ワシ等の機動力なら行ける筈だ」
「おぉっ!そうか、その手が!!」
「白織!」
「行こう!オリくんっ!!」
エントランスを離れて、白織と共に迂回ルートを進む。
防衛が手薄な迂回ルートを快走して、
庭園に差し掛かった頃、突然の地響きが起きる。
「キラーマシン!?」
「キャラ名が【バロン】になってる!
バロンって、あのバロン!?」
そして城の壁が崩れて、中からキラーマシンが現れる。
エクストラボスだ!アナウンスに因ると、
【魔王軍の侵攻に乗じて、投獄中だったバロンが脱獄!
保管されていたキラーマシンを奪って逃走】と言うシナリオらしい。
デルムリン島の戦いで、キラーマシンは大破したのでは?
と言うツッコミは無しの方向で!
鎧の魔剣的な?自己修復機能だよ!と言う事にして置く。
「当然、やるよね?」
「無論だ。このキラーマシンは、ワシ等で頂く!」
エクストラボス【キラーマシン】との戦いが始る。
だがキラーマシンは、こちらを無視して城の外へ逃走!
脱獄した。と言うシナリオだから、当然の展開だ。
「ボミオス!」
「原作再現!バギクロスッ!!」
だがそれは読み通り!
白織のボミオスがキラーマシンの逃走を鈍らせて、
放たれたバギクロスが、出口とは逆方向にノックバックさせる。
「原作再現なら、これ!
ベギラマッ!!」
白織が、城壁まで押し戻されたキラーマシンにベギラマを放つ。
確かに原作では、バロンのキラーマシンはベギラマで倒れた。
「ちょっ!?
効いてないの!?」
だがそれは、ダイの攻撃で装甲に穴が開いていたから。と言う設定だ。
今のダメージでは、ベギラマは内部に浸透していない。
「此処は穴を開けるのが正解だ。
ツインソードピニングッッ!!!」
今回こそフェンブレンⅡの必殺技を決める!
両腕のドリル攻撃!キラーマシンの胸部に、容易く大穴を開けた。
追撃を加えるまでも無く、キラーマシンはそのまま爆発して大破!
エクストラボスの討伐に成功。
「おぉっ!!貢献値がザクザク入って来る!」
「ウム!我等の勝利だ。白織」
その後。誰か他のPCが玉座を制圧して、玉座制圧戦はクリアされた。
玉座制圧戦のMVPはしっかりGET!次席も白織だった。
白織。
はぐれメタルのクラスメイトをそう呼ぶのに、
もう違和感を感じ無くなっていた。
白織が、アイツが帰って来たのだと錯覚してしまっていた。
ダイ大オンラインは?地域制圧型戦略SLGです。
バトルシーンは少し旧いですが、
初代GROWLANSERをイメージしています。
高DEXキャラ優遇☆
城門破壊に手間取って居ると、
NPCのヒュンケルが、
ブラッディ―スクライドで破壊するムービーが入ります☆
玉座の間には、通常ボスのパプニカ三賢者が配置。
ルート分岐
-
ダイ大ゲームルート続行
-
異世界転生編開始