双子(疑惑)ですが、なにか?   作:LW

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今回はエルフ狩りの時間です。

原作のソフィアの髪は?
ハニーブロンドだと思っているのですが、
ツッコミの有る方は!感想へ報告をお願いします。


05 大魔王様の御言葉は、全てに優先する

「エルフ狩りに行くわよ!」

 

「エルフ?」

 

「何処からエルフ狩りが生えて来た?」

 

あの【オーザム蹂躙戦】の後、ソフィアとフレンド登録した。

ソフィアと言うのは、ソフィーリアの新しいPNだ。

見た目も銀髪からハニーブロンドに変わっている。

 

根岸はダイ大オンラインを辞め無かった。

辞めずに少し、キャラメイクしてゲームの続行を選んだ。

ソフィーリア王女は、もう居ないらしい。

 

「このゲームって、領地運営のクソ書類ゲーじゃ無いんでしょう?

 RPG!バトルモノよね!?」

 

「基本RPGだ。自由度が高めで、領主プレイも出来る」

 

「それはもう理解したわ、だからバトル!

 エルフ狩りよ!!」

 

「エルフに、何か恨みでも有るの?」

 

白織がそう訊ねると、ソフィアの目が死に出した。

何かグツグツと暗黒面が煮詰まっているかのようだ。

 

「エルフって、大抵イケメンよね?」

 

まぁそう言うイメージは有る。

ファンタジーのお約束種族の一つで、吸血鬼と並ぶ有名種族だ。

 

「それに長生きも出来て、魔法適正も高い!

 エルフに生まれて来ただけで、人生勝ち組だと思うの」

 

間違ってはいない。

エルフは人気種族の一つと言えるだろう。

 

「それだけ優遇されてるのに、不幸面なのが気に入らないのよね。

 だから、狩りましょう?」

 

「私怨だっ!!?」

 

残念な事に、エルフ狩りのクエストは存在する。

【エルフの里殲滅戦】。

人間(カール王国)との密かな繋がりを、魔王軍は察知した。

エルフとの繋がりは、何れ大きな脅威になる虞が有る。

カール王国攻略中のミストバーンに、大魔王から勅命が下る。

「殲滅せよ」と。

 

ミストバーンに勅命が下る辺り、

大魔王バーンの本気度が窺えるクエストである。だがそれ以上に、

 

「確実に、あの台詞が出たな?」

 

「アレか~、アレだよね!」

 

「?」

 

「「【大魔王様の御言葉は、全てに優先する】」」

 

白織と二人!ノリノリでミストバーンの名台詞を決めて行く。

ソフィアは?顔だ。あの名台詞を知らないらしい。

 

「決まったぁぁっっ!!!

 やっぱりこれが、ミストバーンでしょう!!」

 

「あぁ、勿論だ!

 生ミストバーン見たい!!」

 

「一体何を盛り上がっているのかしら!?」

 

「いかんなソフィア!

 ミストバーンの決め台詞も知らないとは!!

 ダイ大が格ゲーなら、確実に勝ち台詞で使われる知名度だぞ!?」

 

「言うね、確実に!

 そうじゃ無かったら、台詞無しで目だけ光るとか!!」

 

「解る解る☆」

 

「全く解らないわ」

 

ミストバーンのネタで盛り上がった後、

今回は【エルフの里殲滅戦】を受ける為、カール王国へ向かう。

ミストバーンはダイ大の推しキャラだった。実に楽しみである。

 

 

「ミストバーン様」

 

「………」

 

ミストバーンが無言で振り返る。

闇から覗く瞳と、その身に宿した暗黒闘気とは対極の白い衣。

間違い無くミストバーン!魔影参謀ミストバーンだ。

 

既に魔影軍団の鎧兵士や、ガス生命体。

他にもクエスト参加のPC達が、カール王国の大森林に集結していた。

今はクエスト開始の合図を待っている処だ。

 

因みに今回から、パーティーにソフィアが加わり三人になっていた。

ソフィアは無所属のフリー枠だ。

無所属は勇者連合と魔王軍!どちらのクエストも受けられるが、

パーティーに勇者連合のPCが居ないと勇者連合の、

魔王軍のPCが居ないと魔王軍のクエストに参加出来無い。

仲間頼りの、ソロには厳しいポジションとなる。

 

「宜しいのですか、

 エルフは有用な存在なのでは?」

 

折角生ミストバーンが居るので、

何とかミストバーンが喋りそうなネタを振って見る。

ミストバーンはその正体を隠す為、

大魔王バーンから喋る事を禁じられているが、本人は割と熱い。

喋る時は喋る!と言う感じだ。是非生で決め台詞を聞きたい!!

 

「【大魔王様の御言葉は、全てに優先する】」

 

決め台詞キタ――(゚∀゚)――!!

と内心歓喜の声を上げると、序にクエスト開始の合図も来た。

【エルフの里殲滅戦】の幕が上がる。

 

「今回のクエストって」

 

「あぁ、まずは大森林を探索して、エルフの里の正確な位置を絞り込む。

 絞り込みが終ってから、本格的な侵攻が始る」

 

魔影軍団の鎧兵士やガス生命体。

PC達が大森林に入って探索を始める。ミストバーンは外で待機だ。

 

「あの白いのは動かないの?」

 

「動く前に片付けるのが理想だな?」

 

だが大森林は広大だった。

野外ダンジョンで太陽の光りが見えるから、と気を抜くと後悔する事になる。

エルフの姿も無い。流石に隠れ里なだけは有る。

現れるのは、植物系と虫系の野良モンスターだけだった。

コイツ等では低貢献値過ぎて話にならない。時間の無駄である。

 

「ヒャダルコ!」

 

大森林の捜索を続けて、どれだけの時間が経過したのか?

漸くエルフが網に掛かった。

白織のヒャダルコに、エルフが囚われる。

捕えた。と言っても凍死で即死である。

 

「Ⅱ、後は任せて」

 

Ⅱ(ツヴァイ)と言うのは渾名だ。

ソフィアにまで、フェンブレンⅡは長いと言われた。

そこまで長いか?言い難いか?

 

Ⅱ(ツヴァイ)と言うと?

ファントムな暗殺者の主人公を思い出す処だ。

推しヒロインはアイン!

特にラストの、投擲掴み取りカウンターに惚れた☆

アレのカッコ好さに比べると、Ⅱのトラップ戦が工作に見えるLv!

 

そしてソフィアが使ったのは【モシャス】だ。

仕留めたエルフを参考にして、エルフに変身して見せた。

確かにエルフだった。お約束で耳も長い。其処は良かったが?

 

「容姿がソフィアのままな気がするが?」

 

「能力はコピーしたわ、これでエルフの里が解る」

 

ソフィアの容姿が、モシャスを使った後もソフィアのままだった。

だがエルフの能力で、隠れ里の位置が解るらしい。

 

白織に続いて、ソフィアもソフィアの容姿が気に入っているようだ。

モシャスで能力だけコピーとか!器用な真似を披露してくれる。

 

「見えたわ」

 

エルフに変身したソフィアの案内で、隠れ里らしき場所に着く。

大森林は広大な天然のダンジョンだったが、

此処からは結界に護られた隠れ里の中になる。

詰り悟られずに中に入れるのは、ソフィア一人だ。

 

「行けるか?」

 

「えぇ、ちょっと毒を撒いて来るだけだもの」

 

 

「ブザマね?」

 

ソフィアは隠れ里の水源に毒を撒いた。

更に時間は掛ったが毒が蔓延して、隠れ里のエルフ達は悶え苦しみながら倒れた。

 

倒れた無抵抗のエルフ達を、確実に一人づつ殺して回った。

一人、また一人殺してもクエストは終らない。

これは【殲滅戦】なのだから当然だった。勝利条件は鏖殺だ。

 

「粗方終ったけど」

 

「此処からは、また探索パートだ」

 

目に映るエルフ全てに止めを刺した。だがクエストが終る気配は無い。

次は隠れ里の探索。今回のクエストは、本当に探索続きだ。

 

だが続いたのは戦闘パートだった。

隠れ里に建つ石造りの、

エルフのイメージとは程遠い無機質な建造物から、モンスターの群が現れる。

 

「ゴーレムと、キメラの群」

 

「ガーディアンの心算か?」

 

次々と現れるゴーレムとキメラの群!

だがこの頃には味方の増援も到着した。

魔影軍団の鎧兵士やガス生命体。他のPC達も合流して、

石造りの建造物の前で、結構な規模の戦いになった。

 

「ちょっと!何なのコイツ等ッ!!」

 

ゴーレムやキメラの人造モンスターの群を相手取る内に、それは起こった。

背後から奇襲を受ける。止めを確実に刺した筈の、エルフ達が立ち上がっていた。

 

始めはエルフの死体がアンデット化したのかと思った。

どう見ても死体に見えたからだ。

だがエルフの死体は、ボコボコと再生を繰り返して膨張して行く。

膨張して、別の何かになろうとしているように見えた。

 

「メラゾーマッッ!!!」

 

白織のメラゾーマが、エルフだった膨張体を焼く!

再生の暇を与える事無く焼き尽す心算だろうが、膨張体は倒れ無かった。

倒れる事無く再生を続けた。

 

「このグロい再生能力!見覚えが有る」

 

「進化の秘宝?」

 

隣りで白織が、静かに答えを口にする。

或いはダイ大的に【鬼眼】の方かもしれない。バーン様案件になる筈である。

 

「闘魔滅砕陣」

 

だが答えに辿り着く事は無い。

大森林の外で、待機中だったミストバーンの声が聞こえた気がした。

時間を掛け過ぎた。ミストバーンが動く。

 

暗黒が大森林を、エルフの隠れ里を覆い尽した。

隠れ里が暗黒に飲み込まれて行く。

不気味な膨張体が、ゴーレムとキメラの群が、

蜘蛛の巣のような暗黒に囚われて、闇に捕食されて行く。

 

「グロいのが、崩れて!」

 

「暗黒闘気の回復阻害効果だろう。

 膨張体にあんな弱点が」

 

やがて膨張体は、再生する事無く崩れ堕ちた。

ゴーレムとキメラの群も、滅砕陣の前に力尽きて全滅した。

隠れ里は闇に沈んだ。ミストバーンの本気を垣間見た瞬間である。

 

「何もかも闇に葬られたか、やられたな?」

 

結局MVPは、勿論ミストバーンに持って行かれた。

真相も闇の中だ。こうして【エルフの里殲滅戦】はクリアされた。

 

 

今回の【エルフの里殲滅戦】の展開に関する設定です↓

ダイ大の世界にもヤヴァいエルフを出そう!と言う試みでしたが、

某族長には届かない展開になったと思います。某族長ヤヴァいです。

 

進化の秘宝らしきモノを手に入れた謎のエルフが、

ゴーレムやキメラの軍勢を生産して、人間にも接触を図っている。

バーン様案件に届くLvだったでしょうか?

 

作中の石造りの建造物は、バイオプラント的な代物です。

中でゴーレムやキメラの生産、保管をしています。

 

ダイ大の世界にエルフの隠れ里が在るとしたら?個人的には、

1/テラン 2/カール 3/アルキード

だと思っています。破邪の洞窟の影響で、

カールには不思議物件が在るイメージが強いです。

 

進化の秘宝らしきモノを使った膨張体に、

暗黒闘気が特効なのはオリジナル設定です。

 

魔王軍幹部でも勇者でも無いPCには、

まだ情報が下りて来ない展開となります。




今回ソフィアには、残虐ポイントを稼いで貰いました。
このままでは【吸血鬼】が貰えない気がしたからです。

次回はデートイベントです☆

ルート分岐

  • ダイ大ゲームルート続行
  • 異世界転生編開始
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