私、この度交通事故にて輪廻転生をはたしました。
死後の世界でもガチャが流行っているらしく、抽選に当たり転生ガチャなるものを引いたところ、鬼滅の刃の呼吸をゲットしました。
神曰く「時に静かに、時に激しくうねる 嵐の呼吸! オリジナルじゃぞ。嬉しかろ?」
軽いな神様。鬼滅ここでも流行ってんの?
・・・てかさ神様・・・馬じゃねーかこの野郎!しかもメス、牝馬て。
TS転生畜生道始まります。ん?俺馬に貫かれんの?
神様、前世で俺、なにかやっちゃいました・・・?
そんなこんなで馬生真っ只中です。ここの人らの話では青鹿毛で体格は小さめらしい。競馬の事は詳しくないがしっかり走って結果を残せなければ処分されることもあるとかないとか。
ま、言うても俺、元人間ですし?他より賢いですし?嵐の呼吸も修行すれば使えますし?
あ、いつも世話してくれる小林さん。媚び売るんでリンゴくださーい。
「おぉ、お前かなり人懐っこいなぁ。凄く世話しやすいよ。」
ここには同期の子結構いるなぁ。自分今、日本語と馬語のバイリンガルですぜ。てなわけで、他の馬の話もちょっと聞いてみましょかね。
『ママー!ママどこー!?めっちゃ追いかけられてるの!?』
『あはははは!走るのたーのしー!』
ふむ。強い子に育てよ。
『くっ・・・静まれ我が右目・・・!まだだ・・・まだその時ではない・・・!』
馬にも中二病あったのか・・落ち着け・・!その先は黒歴史だぞ・・!
『ここに我より強き者はいなさそうだな。』
ふむ。なかなか体格のいい子ですな。馬の世界にもいろんな奴がいるもんですな!
そんなこんなで母離れしーの、馬具つけーの、人乗せーのと育成の日々が始まりましたよ。
他の馬達は
『ママー!ママどこー!?寂しいの!』
『あはははは!ん?なにつけよーとしてんの走る邪魔しないでー!』
『俺の背に乗る気か!?ならば覚悟することだ・・・!人が馬を見ているとき、馬もまた人を見ているのだ・・・!』
『我に何かつける気か?笑止!簡単にいくと思うな!』
『人重い~。これじゃ速く走れない~。』
いや~カオスカオス。俺なんか1発クリア余裕ですわ。
『リンコは大人しくて賢いなぁ。順調すぎてちょっと怖いぞ?』
なんでや!ええことやろ! あ、リンコって俺の呼び名ね。リンゴ好物やからおやつのとき、そっちばっかり貰おうしてたらいつの間にかこの名に。
そんな日常をおくるなか、今日は馬主さんらが購入に来はったよ。
セリで落札されるイメージしかなかったけど、直接取引もあるんやね。
お?俺買ってくれる人?んん? 悲鳴嶼行冥!?
ヒメジマサンヒメジマサンナンデ!? こっわリアル白目こっわジャケット姿もいかつい!いやー、ほかと比べて体格が一回りは大きく見えますね!
「悲しい・・馬にも怖がられて悲しい・・」
いや、ごめんて オーラがあるねん。馬は臆病やねん。もう慣れたから俺は大丈夫やで?
「嬉しい・・」
え、分かんの?びっくりなんやけど(汗
ここの世界線の悲鳴嶼さんもハンパないっすわ。盲目やのに総合格闘のチャンピオンやったり、ホテルのオーナーやったりで強くて金持ち。無敵か?今回が馬主初チャレンジらしいです。俺、頑張るよ! 悲鳴嶼伝説に新たなる1ページが・・・!
厩舎に引っ越してきました。リンコです。同期の子は・・居ないの!?ボッチ?ボッチなの?あ、パイセンよろしくでーす。
『リンコて言います。よろしくお願いします~(猫かぶり)』
『新入りか。歓迎しよう。盛大にな!』
『あまり強くない先輩。パッとしない調教師。ですがアットホームな厩舎です。』
『初牝馬である。どうだい?オジサンと楽しいとこ行かないかい?』
『ロリコンは帰ってどうぞ。』
『俺はロリコンではない!』
うーーん。濃いな! あと、調教師をパッとしないとか言わんといたって。鬼滅の村田さんをパッとしないとか言わんといたって! ロリコンさんの名前はホワイトアクセラレータらしいです。・・・やっぱりロリコンじゃないか!
とうとうやっちまったぜ・・。完結できるよう頑張ります。
人の会話を「」 馬の会話を『』 にしてます。