でも投稿します。
とうとう菊花賞です。やれることは全てやった、アルテリオンです。
馬体重増えたよ! 423キロ!刻まなくてええんよ?もっと大きくなってもええんよ?
ディープインパクトはいつも通り、優雅に圧出てるね! 調子めっちゃ良さそう。
・・・宝塚記念で1着取ってたね。 8馬身差で勝つのやめてくれませんかね?
その無意識に心を折りにくるスタイル、先生は良くないと思いまーす!
カブキオーがね、なんかね・・・その頃肉体は完成したッ!! な状態になってる。
夏の間頑張ってたんやろなー。 すんげー細マッチョ。 100%ランニングマッスル
で作られた肉体みたいな?
そして、なんと・・1番人気 アルテリオン
ディープインパクトを抜いてしまった。期待が重ォイ。頑張るけど、
負けても怒らんといてな? お客さんの熱気がすごいのよ。 これが。
ここだけ夏場かな? でも、この熱量でも俺も他の馬達もビビってない。
ここまでくると、貫禄とかでてくるのかね?
『負けないよ!』
『我が肉体は、完成したッ! このレース、勝つ!』
『ここまで来たら3冠目も取るよ!』
恒例のアイサツも終わり、ゲートイン。 鍛えこまれた迅雷はスタートで5馬身は引き離す!
逃げは・・1頭か。シャインゲートね。先頭行きたい? どうぞ。どうぞ。
大逃げはしない感じね。しかも1枠1番やから内にいる。
・・・スリップストリーム!! 使えるやん!お前、イケメンか! 知らんけど。
第3コーナーで・・って外に膨らむんかい! 不器用か!? イケメンちゃうわ!(理不尽
ま、まぁええ。元々スリップストリーム作戦は除外してたし、多少は使えたので
プラスにはなったし。 下りに入ったし、早速台風の目! 長丁場のこのレースは、
序盤はスローペースに抑えようとするから、丁度合ってる!
ディープインパクトは? 囲まれとるやんけ! ナイスゥ(建前) ナイスゥ(本音)
第4コーナー終わって直線。流麗風身を限界まで使っていきたいところ!
ディープインパクトは? 抜け出しとるやんけ! もっと頑張れよ!
ま、まぁ、現在先頭でペースメーカー的な位置にいれてるから、スロー維持で!
第一コーナーもスムーズに曲がり、ん?シャインゲートがまた競りはじめた。
これは、いいかもしれない。 俺が最内にいて、そこに並ぶようにシャインゲート。
必然的に他の馬は外を選ばざるをえない。 良し、シャインゲート、そのままキープな!
後ろとの差は・・3馬身くらいかな? んー・・直線ではジワジワ差が縮まるな。
皆大体ストライド走法。 しかし、コーナーや上り坂でピッチ走法に切り替えられる俺は、
ここでまた差を広げられる! 第2コーナーもOK順調。ディープインパクトは?
なかなかいい位置にいるじゃない・・・。スタート地点に戻ってきての、最後の上り坂。
シャインゲートよ、ここでも競り合う気かね?また外に膨らまない?
耐えてるけど、ちょっと膨らんだな。 こちとら、体幹の鍛え方が違いますよ。
スポーツ選手にとって体幹が大事ってのは知ってたからね。きっちり鍛えてますとも!
理想的なコーナー攻めで走り抜ける! 大分スタミナ削れてきてるけども、
最後の下りで、台風の目発動! なぬっ!?スパートかけはじめとる!?
むぅ・・しかたない。まだ坂中盤やけど台風の目解除。 シャインゲートは抜けていったか。
後ろとの差は、もう無し。 でも最終コーナーを外から回るロス分で俺の加速は稼げる!
と思ってたら、ディープインパクトが外から加速で一気抜き!相変わらずの加速やな!
カブキオーも加速で俺らとならんで最終直線。 細マッチョになって加速に
磨きがかかっとる! このまま、雲影雷閃つかってもディープインパクトには勝てへんし、
てか、もう先頭かよ・・・! 残り400、やりたくなかったけど・・・
嵐の呼吸 壱の型 迅雷! からの・・・ 嵐の呼吸 肆の型 雲影雷閃!
勝負やディープインパクト!!
呼吸距離は350が限界距離やけど、限界超えろや俺ーー!!!
ゲッホ、ゴッホ・・・・キッツゥ ギリギリ、ギリギリで
勝てた・・・・・!!
ゴフッ・・・血・・? あ、ヤバい・・肺がやられた・・。
「!? アルテリオン!? しっかりしろアルテリオン!?」
れ、煉獄さん、止まるから降りて・・倒れそう・・
『アルテリオン!? ま、待ってよ! 勝ち逃げする気!? ダメだからね!?
もっともっと一緒に走るんだからね!? こんなところで終わらないでよ!』
『ここから・・・我はここからなんだぞ・・・・!』
大歓声から一変。静寂の中、ターフを最速で駆け抜けた姫君は、そのターフの中で
息を引き取りました。
~とあるおっさんの競馬日記~
☆月×日 競馬界の新たなる神話が生まれたレースだったので、この日記に記す。
記さなければならない。 最後の1冠、菊花賞(GⅠ)3000m。
いよいよ、この日がやってきた。3冠の期待も膨らみ、アルテリオンがとうとう
ディープインパクトを超え1番人気を獲得した。 全頭いい仕上がりだが、
カブキオーの仕上がり具合が著しい。前走より、+5キロ。まさに完成された肉体美。
ボディービルダーからミケランジェロのダビデ像になったようなイメージだ。
ゲートインし、一斉にスタート。アルテリオンのワープスタート。相変わらずのキレ味だ。
4、いや5馬身は差がついたか。1番のシャインゲートが急いで追いかける。
いつも通り譲るアルテリオン。もはや恒例行事のようだ。シャインゲート、コーナーで
外にいってしまったか。やはり、アルテリオンのスタートは逃げ殺しだ。
競り合おうと、普段よりも加速してしまうために、脚を削り今のようにコーナーでロスさせる。
ここからは皆スローペース、ディープインパクトは前に行きたそうにしているか?
武がここは抑えているな。む、ここで他の馬がディープインパクトを囲みにかかっているな。
前の馬が内に入ろうと少しずれた瞬間を見逃さずスーーッとその外から前へ。
流石は武と言わざるをえない。現在7番手か。 アルテリオンは先頭を悠々と走る。
カブキオーは最後尾を悠然と走っている。 第1コーナーを曲がったところで、
シャインゲートがアルテリオンに追いついてきた。アルテリオンは直線スピードを
抑えているな。スタミナを残すためか。詰められるが、コーナーや上り坂の上手さで
カバーしている。だが下りからロングスパートだ。対応できるか?
下り中盤からアルテリオンも加速し始めたな。シャインゲートが前に出て、
他は少し後ろで固まっている・・・ディープインパクトが外から一気に抜き去った!
カブキオーも来ているぞ! アルテリオンはまだトップスピードまで加速できていない。
じりじり離され・・!? 謎加速!一気にトップスピードへ、刹那でシャインゲートに並び、
抜き去る!そのまま限界を超えて加速! カブキオーも並んでいたが、この加速には
ついていけない! ディープインパクトとの一騎打ち!
抜きたいアルテリオン! 抜かせたくないディープインパクト!
勝負の行方は・・・アルテリオン!!ハナ差でアルテリオン!!
コースレコードをぬりかえ、名実ともに最速の姫君に!
吐血!? アルテリオンが吐血している!? 無理をさせすぎたのか!?
疲労での故障なら許されんぞ!!
その後の調査によって、死因は肺の破裂によるもので、そこ以外は何の問題も無く、
健康そのものだったようだ。 一時期は煉獄や村田がかなり批判されていたが、
厳しい調教だったがちょくちょく行われていた健康診断でも問題はなく、
レースを見直しても煉獄、アルテリオン共におかしな箇所も無かったので、
次第に収まっていった。 限界を超えて走った結果、肺が持たなかったという結論に達した。
私は勿論批判などしていない。煉獄や村田は勝つために全力を尽くすが、
壊してまで勝ちに行く連中ではない。結果が分かるまでは傍観していた。
アルテリオン。 6戦無敗。内GⅠ4、皐月賞・日本ダービー・菊花賞を
コースレコードをぬりかえ勝利する。史上初のクラシック3冠牝馬。
この伝説を超える牝馬はおそらく誕生しないだろう。それほどの偉業だ。
このページには涙で滲んだ跡があり、ラミネート加工されたアルテリオンとの
ツーショット写真が添えられていた。
これにて、馬生は終了し次回からウマ娘生に入ります。
その後のディープインパクトは無敗を貫き、凱旋門賞も勝ちました。
残酷な描写ありも付け加えるべきだろうか