ネタバレしないよう控えめに言いますが面白かったです!
そしてようやくあれを出すことができました…
上手く出来ている自身はありませんが最新話をどうぞ!
オークロードとの戦いから更に月日が経ち、街は着実に形なってきていた。まだ少ないが店と言える場所も増え、浴場も完成し、来客用の施設も建てた。
俺はただ住民の統率だけでなく、聖剣の訓練も怠っていない。今では三冊変身も負荷なしでいける様になり、ハクロウ先生の修行の成果で、剣の技も習得した。
ただ未だ絵の載っていないあの大きなライドブックが謎だ。それは今後の課題として、まずは“あれ”を使いこなさないといけない。
「リムル、食堂から何か聞こえないか?」
「確かに、なんか騒がしいな」
街の主の2人は、気分転換に街を歩いていると、街の食堂の方がやたら騒がしいことに気づく。
食堂に入ると、美味しそうに食事を頬張ってる人物がいた。ただ、街の住人ではない。
しかも2人のよく知る人物だった。
「えーっと……君たち、なんでここにいんの?」
「ガビルさん、どうしてこちらに?」
「これは、リムル様にルイン様!それと我輩の事など呼び捨てて構いませんぞルイン様!」
「あ、ああ…」
リザードマンのガビルだった。
魅せる所は魅せ、決して仲間を裏切らず、最後まで漢を魅せる好漢でもある、部下の三人はどこぞの頭のカラスに似てる気がするが。
俺は彼を気に入っている。リーダーの素質があるのは間違いないし、何より仲間思いで部下からも信頼されているのだから。
「突然の訪問、大変申し訳ございませぬ!!吾輩の話を聞いていただきたい!!」
10分程で ガビルは、ここまで来た経緯を説明してくれた。
リザードマンを滅亡させかけた罪は死罪をもって償うつもりだったが、勘当で済まされたらしい。
ガビルの父たるリザードマンの首領……現在はリムルの名付けでアビルと名乗っている。
彼なりの思惑があるかもしれないが、ガビルにも父の思いはしっかり伝わっているようだ。
「やっぱり親子だなぁ」って思いながら、羨ましくも感じる、俺達の親はこの世界にはいないから……。
「……つまり、アビルに勘当された、と。で?だからってなんで俺達のとこに来るんだよ」
「今はまだ建設の最中だから住める場所も限られるが…」
「必ずあなた様達のお役に立ってみせます!住まいに関してはお気になさらず!どうか、吾輩たちを配下に加えてくださいませ!」
「何卒!」
「お願いいたします!!」
ガビルを始めに、一斉に頭を下げるガビルの部下達100名程のリザードマン達だった。
「他に行く当てもなさそうだし……まぁ、別に良いかな。ルインも構わないだろ?」
「ああ、俺は歓迎するよ。それよりも、なんで親衛隊長さんがここに…?」
「え?あれ、ホントだ」
一番最後尾に控えていたリザードマンに、ふと目がいった。
「突然申し訳ありません。私は勘当されたわけではありません。リムル様から名を賜った父の統率は今後100年は揺るがないでしょう。なので見聞を広めよと、私を見送りだしてくれたのです」
「アビルさんが……成る程」
「アビルなら確かに言いそうだ」
2人は納得してたが、ガビルは混乱していた。
「えっ⁉︎吾輩を慕ってついてきたのでは……っ」
「いえ、違います」
即答だった。
「一応は兄上を尊敬しておりますよ。でも、それよりも…ソウエイ様とルイン様にあこがれておりまして………」
「ガーーーンっ!!」
「俺とソウエイに?」
「成る程ね。確かあの時、お前とソウエイが助けてたっけか(このイケメンどもが……)」
ルインは親衛隊長が自分に憧れを抱いていることに少し恥ずかしそうに頬をかいていたが、それを他所にガビル達は口喧嘩を始めてた。『お前は昔から生意気なのである!』だの『少しは自重を覚え下さい』だの。
「(仲がいいの悪いのか…)」
「(『喧嘩するほど仲がいい』ということだろ。とりあえずガビル達が仲間になるなら名付けが必要だな。ぱっと見100人くらいだがどうする?)」
「(そうだな…お前は親衛隊長さん達の方を頼む。俺はガビルの部下達の名付けをするよ)」
「(それだとお前の負担が大きくないか?)」
「(今回は平気だ。アビルの娘さんもお前に名付けしてもらった方がいいだろ?)」
そんなわけで再び始まる名付け、あの15万(デスマーチ)に比べれば気は楽だ。そして俺の前には親衛隊長さんとその部下が跪いている。
「よし、親衛隊長さんから順番に…
「ありがとうございます!」
リムルも名付けは順調に終わった、ガビルは何故かリムルが新たに名を上書きしていた。何はともあれ、
そして俺が名付けしたソーカ達は人間の姿に進化し、俺や鬼人達の様に、翼や角を消している間は人間と認知される能力も付与された。
名付けの後、ソーカ達は街を一通り見回り、彼女達はソウエイの下に付いた。
ガビルには封印の洞窟で回復薬の原料であるヒポクテ草の栽培に努めている。湿地帯で過ごしていたガビル達にとっては過ごしやすい場所だ。
◇更に数日後
「さて、始めるか…」
【エグゼイド医療日誌!】
【ステージセレクト!】
ルインは左手にはクロベエが打ってくれた刀を持ち、一人で真っ白な異空間に立つ。そしてもう一つのライドブックを起動させる
【戦国鎧武絵巻】
【GAME START!】
音声と共に、辺りは森に変化し、複数の足音が聞こえる。その足音の正体は何処か木の実を彷彿させる異形の怪物、そして黒い鎧を纏い、槍を持った忍や足軽のような存在だった。
正体は『仮面ライダー鎧○』に登場するインベスと呼ばれる怪人と、仮面ライダー黒影だ。この黒影は1人ではない。量産型アーマードライダー「黒影トルーパー」と呼ばれる存在だ。
ブックを組み合わせると、このようなことも可能だなのだ。現実世界ではライダー召喚は無理だが、ゲームエリアにいる時のみ、組み合わせにより可能となった。
物語のものであるなら怪人の召喚も可能だ。
因みに難易度は鬼レベル、その為、油断は禁物だ。
ルインはある力を使うため、この場にいるのだ。
「(……破滅をもたらす力…俺は正義の味方でもなんでもない……力をどう使うかは本人次第…リムルは大切な仲間を守るために…俺は…)」
【覇剣ブレードライバー!】
「俺の結末は……俺が決める!」
【エターナルフェニックス!】
【かつてから伝わる不死鳥の伝説が今、現実となる…】
朗読が流れると、ページを閉じてブレードライバーのスロットに装填した。
重々しくもリズミカルな待機音が流れ始め、ルインは無銘剣虚無のグリップを握り、抜刀する
【抜刀…!】
すると、その空間を無が支配する。風の音、揺らぐ木の音、森の生物の鳴き声さえもしなくなった。
虚無を持ち、そして剣先から炎がルインに燃え移り、炎に包まれ、ルインの背には業火を纏った翼が出現する。
「……変身」
ルインの声が無の空間に静かに響き、同時に翼はルインを覆い、
【エターナルフェニックス!】
【虚無!漆黒の剣が無に帰す…!】
全てを無に帰す不死鳥の剣士、仮面ライダーファルシオンが降臨した。
『ハァ!』
黒影トルーパーの何体かが攻撃を仕掛けてきた。だが俺はそれを避けずに受ける。ダメージはおおよそ無いに等しく、そして虚無を振るい斬りつけ、黒影トルーパーを消滅させる。
『『ウオオオオ!!』』
黒影トルーパーは槍型のアームズウェポン「影松」をファルシオンに振るうが、ファルシオンは虚無と刀で受け止め、押し返すと黒影に交差する様に斬りつけ、槍ごと斬り裂く。
「ハアッ!」
そして俺は少し離れて中級インベスに向け、虚無を振るい斬撃を放つ。当たると爆発が起き、インベスは消えていた。
すると、中級インベスが遠距離からの攻撃を仕掛けるが、ファルシオンは手を前にかざし、防ぐ。
ファルシオンはすぐさま左手に持つ刀の柄でエターナルフェニックスのページを押す。
【エターナルフェニックス!】
ファルシオンはその身を火の鳥と化し、そのまま突進する様に通り過ぎると、インベスは消滅する。
『グオオオオ‼︎』
すると、大型のインベスが青い火球を放つが、ルインは虚無を使い火球を無へと帰す
「ちょうどいい、ハクロウ先生との修行の成果、試させてもらうぞ…」
ファルシオンは無銘剣虚無をブレードライバーに納刀してトリガーを押す。
【必殺黙読】
【抜刀…!】
「カラミティストライク」
【不死鳥…無双斬り…】
背面から不死鳥の翼を発生させると同時に紫とオレンジのエネルギーを纏い、高速回転しながら刀と無銘剣虚無による斬撃を食らわせる。高速回転しながら勢いよく突撃し、大型のインベスの体に風穴が空き、インベスは消失する
しかし、数はまだいる。インベスはそのまま攻撃を仕掛けるが、ルインは刀を地面に突き刺しブレードライバーに装身されたエターナルフェニックスを引き抜く
「無駄なことを……」
【永久の不死鳥!】
ライドブックを無銘剣虚無のシンガンリーダーに読み込ませると、刀身に禍々しい業火の炎のエネルギーが纏う。
【無限一突】
「オラァ!」
十字の斬撃をフェニックスを模したエフェクトと共に放ち、攻撃もろとも無へと帰し、インベスと黒影に直撃すると爆散した。
【GAME CLEAR!】
「…終わったか」
ルインは変身を解除し、地面に突き刺していた刀を持ち、納刀する。
「………」
変身解除したルインは冷や汗をかいていた。
「何だよこれ……あんな簡単にインベス達を…それに黒影トルーパーも本来より強い設定にしていたはずなのに……(いや、それ以前の問題だ。この力に、俺は、飲まれかけてた)」
戦いの中では冷静だったが、その力に意識を奪われかけていたからだ。他の聖剣やワンダーライドブックとは比べ物にならないファルシオンの力にルインは戦慄していた。
「(ごめん、ヴェルドラ。お前を解放するのは先になりそうだ)」
ルインは内心でヴェルドラに謝る。以前、ヴェルドラに初めて会った時、虚無とエクストラスキル・『無』を使い無限牢獄の解除に試みたが大賢者からはあの時の俺が使えばヴェルドラまでも『無』に帰される可能性があると言われ断念した。今回の件で、ルインは時間を掛けて封印を解くことに決めた。
本気は出していないとはいえ、この力は、あまりに強大すぎた…
「使い所を考えないと『(ルイン、聞こえるかぁ!?」)っ⁉︎」
突如リムルの声が脳内から流れ込む。声からして何かあったのだとすぐに判断した。
「(リムル、何かあったのか?)」
『(繋がった!緊急事態だ!今すぐ俺のところに来てくれ!)』
「(緊急事態⁉︎一体何が…)」
『(ドワーフ王国の事は覚えてるよな?)』
「(勿論。まさか……)」
『(察しが早くて助かる。ドワーフ王国の王が自ら出向いてる。すぐにこっちに戻ってきてくれ)』
「(わかった。すぐに向かう。それまでの間は頼んだぞ)」
「(おう、任せとけ…)」
二人は脳内の回線を切り会話をやめる。ルインはゲームエリアを解除する。
「月闇は…よし、あるな」
ルインは万能収納に闇黒剣月闇があるのを確認し、すぐに取り出すと、すぐさま月闇で空間を斬り、闇を作り出し、リムルの元に向かう。
今回のルインのファルシオンの変身はデザストと同じです。
おかしな所がありましたら遠慮なくご指摘よろしくお願いします!
デザストがリムルとルイン達の世界に行くのはあり?
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あり
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無し
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作者に任せる