異世界へ
今、俺はシュナとリムルと一緒に家の地下の部屋にいる。何故地下にいるかって?実を言うとブックを整理していた際、レジェンドライダーブックの中でビルドのライドブックが何故か突如と起動し、一台の冷蔵庫が現れ、ビルドに出てきた地下室研究室が現れたのだ。しかしビルトまんまではなく寝室はビルドと同じで、一部は聖剣とブックの整備、解析を行う場所となり、本棚に本が沢山ある部屋だった。
そしてこの場は俺の部屋として扱っている。
「それで……どう言う用件だルイン?わざわざブックを使って俺達二人の分身体だけを残して」
「それは今から話す……リムル、このレジェンドライダーブックは先輩方の力が宿っているのは知っているよな?」
「もちのろんだ」
「ルインさん、リムル様、レジェンドライダー?と言うのはなんなのですか?」
シュナはレジェンドライダーが知らなかったのか手を上げ質問してくる。
「そうだな、簡潔に言えば俺とリムルが変身する姿は仮面ライダーっていうんだ。ここにある20冊の本には先輩仮面ライダーの物語が記されている。物語の中に複数人のライダーが登場する物語もあるが、主人公のみを含めると20人はいる」
「に、20人…それに各物語の中には数人の仮面ライダーがいると言う事ですか?」
「その通りだ」
聖剣の力で変身するルインやリムル、ソウエイ、ゲルド以外に同等の力を持つものが存在している事に、ルインの説明にシュナは驚きを隠せなかった。
「と言う事で…今回はこのブックを使ってシュナを護衛役につけて、お出かけと言うわけだ」
ルインは一冊のマゼンタカラーのブックを取り出し言うと、リムルは目を輝かせながら納得する。
「そうか!そのブックの力を使えば異世界に行くことも可能か!!」
「その通り!ただどんな世界に行くかはわからないから未知の領域だ。その代わり俺達の知らない世界や文明も見られるかもしれないしな……」
ルインが思っているのは世界は違うかもしれないが生前過ごしていた世界と変わりない所にもいける可能性もあるからだ。
後はシュナと一緒に出かける約束もある。今回リムルが一緒なのはあくまで保険だ。
「あ、あの、ルインさん、つまりどう言うことですか?」
流石のシュナも二人の話している内容がわからなかったのか頭を傾げていた
「ああすまない、えっと……そうだな、簡単に言えばこのブックを使えばこことは違う世界、異世界移動できるかもしれないって話だ」
「異世界に⁉︎」
俺は簡単に説明する。まぁ、この破壊者様もチートと言えばチートだしな。しかもベルトはマゼンタだし
今回は実験も兼ねてるが、行き先も安全は保障されるわけではない。
「けど、行先が安全とは言い切れない。それでもシュナはついてきたいか?」
「はい!!ぜひお供させてください!」
シュナも目を輝かせ素早く返答する。やはり別の世界に興味があるのかな?
リムルもワクワクに満ちた表情だ。たしかにあのディケイドが世界を渡る際に出しているアレが見れるからな
ただ、こんなことも思ってる。行き先の世界にも仮面ライダーが存在している可能性があるかもしれないからだ。
俺達も仮面ライダーだが、全く知らない未知のライダーだ。つまり仮面ライダーが他世界に存在していると言う事だ。
「(本当に、仮面ライダーって存在しているんだな……)」
ルインはブックの表紙を見つめながらページを開き起動させる
【ディケイド世界旅行記!】
「オオー!」
「こ、これが……異世界を繋ぐ入り口」
三人の前に銀色のオーロラが現れ、リムルは更に興奮していた。
「どんな世界に、行けるんでしょうか?」
シュナはルインにそう聞く。
「わからない、もしかするとこの世界と似た平行世界の可能性だってゼロではないし、この世界とはまた違う世界の可能性もある。シュナ、行き先の世界によっては角は出さないようにしてくれ」
「わかりました」
シュナは角を消して、俺達3人は銀色のオーロラに近づく。正直俺も楽しみでもあるが、不安もある。
「よし!行くか!」
「はい!いきましょう、ルインさん!」
「お、おい…お前らもう少し緊張感を……」
リムルが先行して先に銀色のオーロラを通り、シュナはルインの手を握り繋ぎながらオーロラを通った。
「ここが……異世界か?」
「ここは…森、みたいですね」
「そのようだ。と言うかシュナ、服が…」
「え?あ、あれ?衣服が変わってる⁉︎」
オーロラから3人が出てきたのは、森の中だった。シュナの服装が巫女服から生前あった女性の私服に変わっていたのだ
「ど、どうして服が…」
「(ルイン、これって…)」
「(おそらくディケイドが世界を渡った際と同じだろう。士さんと違ってこの世界に合わせてシュナの服装が変わったんだろう。俺達二人は生前と変わりない服装だから変化がなかったんだと思う)」
「そ、その、変では…ありませんか?」
シュナは不安そうにルインとう
「いや、すごく似合ってるよ」
「そ、そうですか?」
「(このリア充どもが…)」
リムルは二人の雰囲気に嫉妬しながらも改めて周囲を警戒しながらも森の中を歩いていく。
そして、どんどん進んでいくと街が見えてきた。
「ルインさん!リムル様!あそこに街が!」
シュナは街が見える方向を指差す。
「(る、ルイン、あの街並みって……)」
「(ああ…間違いない)」
3人は、森を出て街へ入って行く。その光景は……
転生した二人にとっては馴染みのある光景だった。
歩道には人々が歩き車道には車が通っており、賑やかだ。そして初めて見る光景にシュナは興味深く見渡している
「(この光景を……再び見る事になるなんてな…)」
「(うん、今では懐かしく思うな…この光景)」
会話を交えながら歩いていたり。飲食店では楽しそうに食事を楽しんだり、犬の散歩に連れている人も、恋人同士が手を繋いで歩いていたり、何気ない日常の光景だった。
「(こんな日常を……テンペストにも広がるといいな)」
「(リムル、それをこれから俺達で創っていく…だろ?)」
「(そうだな…シズさんとの約束の一つだからな)」
いつか自分達の国にも、この世界の様な平和が来る事を祈って。人と魔物、種族関係なく共存できる国を…
「そう言えばルイン、見て回るはいいがお金はどうするんだ?」
「ああ、それなんだが……」
ルインは懐からあるものを取り出す
「おい、それまさか財布か?そんなもん持ってたか」
「とりあえず中身を見てくれ…」
ルインは財布をリムルに渡し、中身を見るとリムルは絶句し直ぐに財布を閉じた
「なぁルイン……」
「言うな…俺だってびっくりしたんだよ」
「お、お二人とも、だ、大丈夫ですか?」
ルインは森の中を歩く道中、懐に手を入れると見慣れない所持品があった。しかも財布で中身を確認したら諭吉が数十枚もあった。
「とりあえずどうする?」
「お前とシュナは二人で回れよ。約束してたんだろ?」
「え?それだとリムル様が…」
「遠慮すんなって、シュナも頑張ってくれてるんだからたまには楽しまなきゃ」
三人は二手に分かれようとした時、そんな平穏な時間も終わりを告げようとしていた。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
「ば、化け物だぁ!!」
突如街に響く悲鳴。その声と共に人々は一斉に逃げ出し、パニックになる。ルイン達が悲鳴を聞いて振り返ると、そこにはすり鉢状の頭部に大きな両手があり、首の周りに古い紙切れの様なボロボロの襟巻、ミイラの様な怪物が無数に現れ人々を襲っていた。
「な、何じゃあれは!?」
「新種の魔物!? 」
「まさか、うっ!な、なんだ……!」
「ううっ!お、俺も、急に頭が……」
リムルとルインは目の前の怪物を見た途端急な痛みに顔を抑える。すると脳内にある光景が流れ込んできた。
それには本から生まれてくる怪物の姿…そしてその怪物と戦う剣士の姿が写った
「(マジかよ…)」
「(『メギド』、本から生まれた…魔物)」
「ルインさん⁉︎リムル様⁉︎だ、大丈夫ですか!」
シュナは二人に寄り添い心配するが二人はすぐに顔から手を離した
「……ルイン」
「ああ、ここからは俺達の役目だ。シュナ、君も安全な場所へ」
「え……」
「あれは俺達が倒さなきゃいけない、聖剣を使えないシュナじゃおそらく倒せない、だから「嫌です!!」え?」
「私はもう、ただ見守って待つのは嫌なのです!私だってオーガ…鬼人族です!私も戦えます!決して足手纏いにはなりません!お願いします。私もルインさんと一緒に戦いたいんです!!」
ルインはシュナを見つめる。彼女の瞳には確かな覚悟が宿っていた。彼女も、守られるほど弱くないのはルインも自覚している。
ルインは目を瞑り、ゆっくり目を開ける
「……わかった。ただし約束してくれ、決して無理はしないと」
「っ!はい!」
「リムルも、それでいいな?」
「文句はねぇよ。シュナ、覚悟はいいか?」
「はい!覚悟は出来ております!」
その時、ルインの万能収納の空間にあった聖剣の一振りが消え、シュナの目の前に一つの黄色の稲妻が落ち、一本と剣と本が光を放ちながら浮かんでいた。
「うおっ!な、なんだ⁉︎」
「こ、これは……」
「雷鳴剣黄雷⁉︎まさか、シュナを……」
シュナの前に現れたのはソードライバーに納刀されている雷の聖剣、雷鳴剣黄雷とランプドアランジーナライドブックだった。
「………」
シュナはゆっくりと手を伸ばし、ソードライバーを掴むと、光は弾けた。
《告、個体名シュナが、エクストラスキル『黄雷』を獲得。これによりエクストラスキル『雷操作』を獲得》
大賢者の声が響き、シュナが雷鳴剣黄雷の使い手となった。
「(これで聖剣使いは5人目)」
「(大賢者、確認するが、この世界でもスキルを使うことは可能か?)」
《可能です。》
「(それがわかれば充分!)」
「(大賢者、可能だったら俺のブックを使って一時的に監視カメラの無効化も頼む)」
《了。》
ルインは念のため大賢者に近くにある監視カメラの無効化するように頼み、メギドとがいる場所へ走って行った。
「ハッハッハッ…!!この世界は、我らメギドの物となる!!」
メギドは人々を襲いながら高笑いをした。すると…
「おい、そこの変なお前!」
「何だ?」
突如響き渡る声にメギドは声のした方角に振り向くと、目の前にルイン、シュナ、リムルの人が現れた。
「何だ? 貴様らは?」
「折角の初異世界旅行を台無しにしやがって、覚悟は出来ているんだろうな?」
「罪の無い方達を襲うのは、これ以上は見過ごせません!」
「お前をここで倒す。いくぞ、リムル、シュナ!」
「おう!/はい!」
三人はそれぞれ炎、水、雷のソードライバーを腰に当て装着する
【聖剣ソードライバー!】
「そ、それは…⁉︎貴様ら、まさか剣士か!」
「(……使い方が、頭に流れ込んでくる)」
ソードライバーを装着すると、メギドは動揺を隠せず、シュナは装着すると使い方が頭の中に流れ込み、三人はワンダーライドブックを取り出して起動した。
【ブレイブドラゴン!】
【 ライオン戦記!】
【ランプドアランジーナ! 】
3人はライドブックのガードバインディングを開く
【かつて、全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた……】
【この蒼き鬣が新たに記す、気高き王者の戦いの歴史…】
【とある異国の地に古から伝わる不思議な力を持つランプがあった…】
ブックのガードバインディングを閉じ、ルインはブレイブドラゴンをライトシェルフに、リムルはライオン戦記をミッドシェルフに、シュナはランプドアランジーナをレフトシェルフに装填する。
待機音が流れ出し、背後には巨大なブックが出現する。流れる待機音の中、3人はソードライバーの柄を握り聖剣を抜刀する
【烈火/流水/黄雷】
【抜刀!/抜刀!/抜刀!】
「「「変身!」」」
【ブレイブドラゴン!】
【 ライオン戦記!】
【ランプドアランジーナ! 】
【烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!】
【流水一冊!百獣の王と水勢剣流水が交わる時、紺碧の剣が牙を剥く!】
【黄雷一冊!ランプの精と雷鳴剣黄雷が交わる時、稲妻の剣が光り輝く!】
3人をブレイブドラゴン、青獅子、ランプの魔神が回転しながら包み込み、姿を変えた。
今、この異世界で三剣士が並び立った
その頃、とある本屋にて、突然女性持つ本が光り出し、手に取って開くと、女性は目を見開き驚いた
「……えぇぇ!? 」
「どうしたの芽依ちゃん?………………えっ!!!?」
「どうした飛羽真?」
「どうかしたんですか?」
三人の青年も本を見るや否や、驚きの顔へと変える
「こ、これは⁉︎」
「ど、どうして、セイバーとエスパーダが⁈それにブレイズまで!!ブックと聖剣は僕らは持っていますよ!」
「とにかくメギドが現れた事に変わりはない!いくぞ 飛羽真、倫太郎!」
「ああ!/はい!」
三人の青年は血相を変えて本屋を飛び出した。
「あれ、ウチ……置き去り?」
どの世界に来たかはもうわかっちゃいますよね?
ミリムの前にオリジナルの回をやっていきます
デザストがリムルとルイン達の世界に行くのはあり?
-
あり
-
無し
-
作者に任せる