転生したら鳥人だった件   作:狼ルプス

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転スラの映画を公開日に見に行きました!とでも良い映画でした。

いつかこの小説でも、紅蓮の絆編のエピソードをかなり先になると思いますがやりたいと思っています。




つかの間の平穏…

「そうか、リムルの方にはこっちの世界のカリバーが」

 

「ああ、いきなり『この世界から即刻退場願おうか』、なんて言われたけどな…尾上さん達の方も厄介な相手と戦ったみたいだな」

 

「ああ、まさかデザストの野郎まで出てくるのは予想外だったからな。しかし、お前達も大したもんだぞ!」

 

「ああ、たった一人でカリバーやデザストを相手にしていて驚いた」

 

「お二人とも、お疲れ様です」

 

「サンキュー、シュナ」

 

「ありがとう」

 

「…………」

 

リムルと大秦寺、尾上とルインはメギドを討伐した後…剣士達の拠点であるノーザンベースに帰還し、報告をしていた。その中で賢人は複雑そうな雰囲気を出していた。

 

「しかし、ルインさんの方にデザスト、リムルさんにはカリバーが…一体なんの目的で」

 

「デザストの方は純粋に俺と戦いたかっただけだと思います」

 

「ルインと?」

 

「どういう事?」

 

飛羽真と芽依はルインの言った事に首を傾げる。

 

「剣からそう伝わった。それしか言えないです」

 

「たしかに、デザストは戦闘狂な面もあるからな、お前は多分デザストに興味を持たれたんだろ」

 

「(あいつ、どうも普通のメギドと違う気がする。なんだろうな…この感じ)」

 

「ルインさん?どうかなされましたか?」

 

「いや、なんでもない」

 

ルインはデザストが他のメギドと何か違う違和感を持っていたがその事は頭の隅にしまった。

 

「まっ、今回はざっとこんなもんだ。それで…お前ら三人はこれからどうするつもりだ?」

 

「そうだな、当初の目的であった観光をするつもりだ。あまり俺たちの世界の方も留守にするわけにもいかねぇしな」

 

「そっか、リムル君とルイン君は二人で一国の王様だっけ?」

 

「はい。なのであまり長居はしないつもりです」

 

「いつか見てみたいな、君達が築き上げた国を」

 

「俺達はいつでも大歓迎ですよ。機会があれば招待します」

 

「ああ!楽しみにしてるよ!」

 

 

 

「随分と賑やかですね」

 

 

待つよう告げた途端にかけられた声に、剣士達はハッと声に反応する。

 視線を向けたのは階段の先にある二階部分。本棚が中央から分かたれ、エレベーターのような鈴の音を鳴らし、一人の女性が姿を現した。

 

 

「ソフィア!/様!」

 

「あの方は…?」

 

「(わぁ、綺麗な姉ちゃんだな……)」

 

「(なんだ?普通の人間とは何か違う気配……何者だ?)」

 

ソフィアと呼ばれた、白い中世の巫女らしき服に身を包む女性。

 

「異世界の剣士の方々、はじめまして、わたしはソードオブロゴスに仕える者。ノーザンベースの本の守護者…ソフィアと申します」

 

「あなたがノーザンベースの、俺はルイン・テンペストです。こっちが…」

 

「リムル・テンペストだ」

 

「シュナと申します」

 

テンペスト側は自己紹介をしソフィアは微笑ましく見つめる。

 

「この世界に足を運んでくれたにも関わらず、あなた方はメギドから世界の均衡を守ってくれました。あなた達に最大限の感謝を」

 

「いえ、俺達はただ自分に出来ることをしただけです。だろ?二人とも…」

 

「ああ/はい」

 

「そうですか」

 

「あの、もしよろしければあなたに聞きたいことがあります。この世界のカリバーについて教えてもらえないですか?」

 

「そうですね。あなた方にも一応話しておきましょう」

 

それからソフィアからこの世界のカリバー……上條大地について聞いた。上條大地は飛羽真も前の世代のセイバーであり、上條大地の前のカリバー…富加宮隼人、賢人の父親であった男が15年前に大いなる力を求めてソードオブロゴスを裏切り、そのまま現代でも闇の剣士カリバーとしてメギドで活動していると思われたが、その正体は富加宮隼人はなく、上條大地であった。しかし、未だ上條大地の目的は未だ不明らしい。

 

「15年前にそんな事が…」

 

「(リムル、もしかしたら…)」

 

「(お前も気づいたか?)」

 

脳内会話で俺とリムルはある推測にたどり着いた。そう、闇黒剣月闇だ。闇黒剣月闇は禍々しい暗闇を生み出して、全てを静寂へといざない、空間を切断し、闇に至る。

そして、未来の災いの啓示、おそらく上條大地は何かしらの災いの未来を見せられた可能性がある。それを知って組織を裏切り、自分なりのやり方で何かを成そうとしている可能性がある。

 

「(どうするルイン、この人達にも伝えるか?)」

 

「(いや、あくまでこの世界での問題だ。俺達が深く関わるのも良くない。それに、その災いの結末を希望に変えそうな人がいる)」

 

俺は視線を飛羽真さんに向ける。彼は何かを覆してくれる。まだあって数時間そこらだが、そんな感じがしてならない。

 

「(神山さんか…確かにそうかもな)」

 

「(まっ、勘なんだけどな…)」

 

「(勘かよ……)」

 

リムルはルインの発言に突っ込むがあまり気にはしていなかった。リムル自身もそう思っていたから。

 

 

「さて、俺達はそろそろ目的の観光でも楽しみますか!」

 

「そうだな」

 

「なんだ、もう行くのか?」

 

「はい。ある程度楽しんだら一度こちらに戻って元の世界に帰るつもりです」

 

 

「そっか、じゃあ楽しんでおいで!いろんな物が沢山あるから!」

 

「わかりました。リムル、シュナ、行こうか」

 

「おう!」

 

「わかりました。皆さま、行ってまいります」

 

「いってらっしゃい〜!」

 

3人はノーザンベースを後にし、外に出でる。

 

「さて、見回るとはいえどうするリムル?」

 

「お前はシュナと一緒に見て回れよ。俺は一人で見て回る。シュナと約束してたんだろ?」

 

「よろしいのですか?リムル様お一人で…」

 

「心配すんなって!一人でも問題はないさ!」

 

「わかった。リムル、取り敢えずお金渡しておく」

「サンキュー!」

 

ルインは財布からお金を出しリムルに手渡し、それを受け取りリムルは別行動をするためこの場で一旦分かれる。

 

 

「さて、この場に居続けたら混むと思うから、俺達行こうか、シュナ」

 

「え…あの、ルインさん?」

 

「流石にこの人混みだと逸れる恐れがある…魔力感知があるとはいえ見知らない場所だし」

 

「…はい、わかりました」

 

シュナはルインの差し出した手を繋ぎ、はぐれないよう散策を始める。ルインの頭にはテーマパークや水族館や映画館などが候補にあり、この近くにはショッピングモールなどもある。しかし流石に今のシュナには難易度の高い物が沢山あるのでショッピングモールにルインは向かうことにした。

 

「シュナ、あそこの建物に向かうぞ」

 

「あの建物にですか?」

 

「ああ、あそこならいろんな種類の服もあるはずだし…みんなへのお土産も買えそうだ」

 

「行きましょうルインさん!」

 

「お、おい!」

 

服と聞いた途端駆けだしたシュナに引っ張られながらルインはショッピングモール向かう。

 

 

 

「わぁ!」

 

「(シュナからしたら見るもの全部か新鮮だもんな)」

 

中に入った途端シュナは目を輝かせ店内を見渡す。ルインはその様子に優し眼差しで見ている。

 

「ルインさん、あのお店に行きましょう!」

 

「わかったから引っ張るな、危ないから…」

 

ルインはシュナに引っ張られながら衣服のあるお店に足を運ぶ。そして言わずとも始まった着せ替え人形の時間、試着室にルインは入りシュナは数十を超える服をルインに渡し、観察して満足すると次の服が来てそれを着るの繰り返しが何時間も続き、シュナ自身も衣装を何着か着て観察するのを繰り返していた。

 

しかしそれは購入はせず見て着るのみだった。

 

「シュナ…なんで服を買わなかったんだ?一応お金には問題はないぞ?」

 

「確かに…素敵なお洋服がたくさんありましたが、その…耐久性の問題が…」

 

「ああ、そう言えばそうだな…この世界、俺たちの住んでる世界と違って魔素と魔力の概念がないからな」

 

「ええ、ですので一度試着して観察した上で、帰ってから制作してみようかと…」

 

「成る程ね。けど無茶はするなよ?シュナのペースでやればいいからな?」

 

「もちろんです」

 

 

時計を見ると午後1時くらいとなっており、昼食をとることにした。2人はフードコートにあるハンバーガーショップでハンバーガーのセットをオーダーし、席に着いた。シュナは初めての物ばかりなので取り敢えずルインがシュナの分も注文した。

 

「お昼時だから結構混んでいたが、何とか席をとることができたな」

 

「そうですね。私も、ここまで人中を歩き回るのは初めてですが」

 

「そうか、楽しめてるようで何よりだ…取り敢えず冷める前に食べようか」

 

「はい!あ、その…これは一体どう食べれば…」

 

シュナはハンバーガーが初めてなのかどうすれば良いか分からずあたふたしていた。

 

「ははっ、シュナ…それはこうやって食べるんだ」

 

ルインは手本を見せハンバーガーを一口食べる。シュナはルインの食べている様子を見て真似るように食べる。

 

「っ!美味しいです!!」

 

「気に入ったようで何よりだ」

 

その後は一回でコツを掴んだのかハンバーガーを食べるシュナ、その間、談笑しながら食べていると、シュナが紙ナプキンを持って手を伸ばして俺の口元を拭いてきた。

 

「し、シュナ?」

 

「口元に付いていましたので……」

 

「そ、そうか。ありがとう……」

 

「ふふっ」

 

ルインは頬を少し赤く染めて恥ずかしがる。シュナはその様子を笑顔で見つめる。何とか気持ちを落ち着かせたルインはコーラを飲む。

 

 

その後も様々な店を回り気に入ったものを買って回っていた2人は、一旦ショッピングモール巡りをしているとシュナが立ち止まる。

 

「シュナ?」

 

「………」

 

シュナの視線の先には映画館があった。

 

 

「……」

 

「…気になる?」

 

「え、いえ…その」

 

「せっかくだし一つ見るか?時間もあるし」

 

「よろしいのですか?」

 

「ああ、気になる物はあるか? 無いなら俺が選ぶが?」

 

「あ、あります!」

 

「どれ?」

 

「そ、その……あ、あれを……」

 

シュナが指で指し示した方向に視線を向けるルイン。指し示された方向にあったのは、とある男女のラブロマンスを描いた恋愛ものの映画だった。やはり女性だからそう言うのも気になるのだろう。

 

「…恋愛系か(そう言えば、生前でも見るのは基本アクションとかSFと、特撮映画ばっかりだから、こういう恋愛ものもたまにはいいかもな、折角の機会だし)」

 

「その……ダメ、でしょうか?」

 

「いや、構わないぞ?折角のシュナのリクエストだ。俺もどういう内容なのかも気になるしな」

 

 

ルインは映画のチケットを2人分購入し、定番のポップコーンとメロンソーダとオレンジジュースを売店で買ってシアタールームに入っていった。

 

映画の内容は王道系ラブストーリーものであった。

 

そんなラブストーリーものを見ていたルインは真剣に見ており、終盤では涙を流していた。隣にいるシュナもほろりと涙を流しながら物語の行く末を見守っていた。

 

映画を見終わった2人は、休憩所まで移動してから映画の感想を話し合っていた。

 

「想像以上に泣けた。まさか恋愛映画マジ泣きするとは思わなかった。シュナはどうだった?」

 

「……は、はい。その、とても素晴らしい作品でした。思わず…共感してしまったほどです」

 

「そっか。それは良かった(思った以上に世界観にのめり込んだみたいだな)」

 

壮大すぎてあまり感想が上手く言えないシュナに対してルインは見た甲斐があると思っていた。

 

その後、テンペストへのお土産を買い、荷物はルインの万能収納の空間にしまう事で手ぶらの状態にできるのだ。その際周りに人のいない場所で行っている。

 

充分楽しんだのち2人はショッピングモールを後にした。

 

 

「ふぅ…想像以上に楽しかったです」

 

「そうか、楽しめたようで何よりだ。皆へのいいお土産も買えたし…後は適当に歩いてリムルと合流するか」

 

「はい!」

 

2人は他の施設を見て回りながら歩いていると

 

 

ガトリンガトリン!ガトリンガトリン!

 

着信音が鳴り懐から携帯アイテム、ガタライクフォンを取り出し、相手は倫太郎からだった。

 

「(倫太郎さん?)もしもし?」

 

『ルインさん!観光の途中で申し訳ありません!メギドが現れました!!』

 

「メギドが⁉︎」

 

『はい!3箇所に現れ、既に他の剣士達は現場に向かっています!申し訳ありませんが、手伝ってもらえませんか?』

 

「もちろんです!どこに向かえばいいです?」

 

『すぐに座標を送ります!通話の後確認を!』

 

「わかりました。倫太郎さんもお気をつけて!リムルの方にはこちらから連絡しておきます!」

 

通話を切るとすぐ座標を送られ確認する。場所はそう遠くはなく走っても行ける距離にある。

 

 

ドゴーン!!と爆発音がなり今いる場所からわかるくらい煙が舞い上がっていた。それに気づいた一般市民は避難を始める。

 

「爆発音⁉︎」

 

「メギドが暴れているんだろう。俺達もすぐに向かうぞ!(リムル聞こえるか!緊急事態だ!メギドが)」

 

 

ルインは【繋がりし者】を使いリムルに話しかけるが…

 

『(ルインか⁉︎悪いが後にしてくれ!こっちは今取り込み中だ!!)』

 

「(なっ⁉︎まさかリムル…戦ってるのか⁉︎)」

 

『(ああ!倫太郎さん達が言ってたズオスって奴の幹部メギドと戦ってる!!そっちはどうしたんだ⁉︎)』

 

「(他の場所でメギドが暴れてるんだ。俺達は今からそこに向かう。リムルは大丈夫か?)」

 

『(一応問題はない!俺の事はいいからお前もメギドの方に向かえ!こっちは心配すんな!)』

 

「(わかった…やばいと思ったら直ぐに引けよ?この世界じゃ場所によって使えるスキルの規模もも限られてるからな)」

 

「(わかってる!そっちも気をつけろよな!)」

 

それを最後に会話を止めるとシュナも心配そうにルインを見ている。

 

「ルインさん、リムル様の方は…」

 

「リムルは今、メギド幹部の1人と戦っているらしい…今は手が離せないい…」

 

「リムル様が⁉︎」

 

「ああ、でもリムルなら大丈夫だ。俺達は今やるべき事をやる…それだけだ」

 

「…わかりました。急いでソードオブロゴスの皆さんと合流しましょう!」

 

「ああ!」

 

 

 

ルインとシュナはその場から駆け出し急いで現場に急行する。しばらく走っていると2人の前にスーツを着た男が行手を阻むように立っていた。

 

「民間人?どうしてここに」

 

「あんた、何をやっている?この先は危険だ。早くここから避難を…」

 

「……」

 

男の手には剣が握られており、それに気づいた2人は警戒を強める。

 

「あの剣は⁉︎」

 

「闇黒剣…月闇」

 

「まだこの世界にいたのか…もう1人のブレイズには即刻退場しろと伝えたはずだが…」

 

ルインとシュナの目の前に立つ男はスーツを着ており、右手には黒の革手袋、そしてその手には闇の聖剣…闇黒剣月闇が握られていた。

 

「あんたが…上條大地か?」

 

「その様子だと…組織から俺の事を聞いたみたいだな。だが、お前らに話す事は何もない。即刻この世界から出ていってもらおう」

 

「ふざけんな。倫太郎さん達が向こうで戦ってるんだ。友人を助けに行くのに理由がいるとでも?」

 

「この件は貴様らには関係ない事だ。それでも押し通るというのなら…私も…全力で阻ませてもらう」

 

分厚いブランクワンダーライドブックを取り出す。

 

「あれは?」

 

「ライドブック?いや、あの形は…」

 

紫色を基調とし、表紙のページには金の模様と、4匹の黄金の竜と中央には炎を吐く竜の絵が載っていた。ルインはその形状に見覚えがあった。

 

ジャオウドラゴン!

 

 

邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を解放する……!

 

上條大地はジャオウドラゴンを起動しブックからライドスペルによる朗読が流れ、ページを閉じて闇黒剣月闇にスキャンする。

 

ジャオウリード!

 

ジャアクドラゴンとは違う待機音が流れ始め、カリバーはジャオウドラゴンを邪剣カリバードライバーに装填、そしてグリップエンドでボタンを押した。

 

 

闇黒剣月闇!

 

「変身!」

 

右手に持つ闇黒剣月闇で右斜め上、2時の方向へ斬り上げる。

 

Jump out the book, open it and burst. The fear of the darkness.

 

 

ジャオウドラゴンのページが開き、中から5匹の竜の頭が現れ、上條大地の後ろから4匹の黄金の竜と【神獣ジャオウドラゴン】が現われ、上條大地の体を高速回転しながら包み込む。

 

 

You make right a just, no matter dark joke. Fury in the dark!

 

 

ジャオウドラゴン!

 

誰も逃れられない……

 

 

「これは……」

 

 

「なんて……禍々しい姿っ…」

 

その姿は、ルイン達でさえ知らないカリバーの新たな姿。

 

カリバーに変身を完了した上條大地、しかし尋常ではない闇のオーラを放つカリバーの姿を見て2人は戦慄していた。今まで相手にしていた者達とは比べ物にならないくらいだ。

 

禍々しい紫のオーラを纏うその姿に、竜の顔を模し赤の複眼に黄金の竜の鎧、背中から伸びた紫色のマント。今ここに邪竜の王、仮面ライダーカリバージャオウドラゴンが降臨した。

 

 

「(これは不味いな…魔王ゲルドとかガゼル王、デザストと比べ物にならない!気を抜いたら直ぐに飲み込まれる)」

 

ルインは冷や汗をかきら今まで相手をしていた者と段違いにヤバいと本能が告げていた。

 

「(シュナ…)」

 

「(っ!はい)」

 

ルインはシュナに思念伝達で声をかけ、今からする事を伝える。

 

「(お前はメギドの方に向かってくれ、カリバーの相手は俺がする)」

 

「(し、しかし!相手はおそらく魔王ゲルド上回る存在!それではルインさんが!)」

 

「(対抗手段がないわけじゃない…頼むシュナ、ここは俺に任せて…倫太郎さん達の助けに行ってくれ…)」

 

「っ……」

 

シュナは何処か納得できないが、仮に一緒に戦っても今のカリバー相手には足を引っ張ってしまうと何処かわかっていたのだ。

 

「(わかりました。カリバーはルインさんにお任せします。その代わり…必ず、私の元に帰っきてくれると…約束してください)」

 

 

「何を企んでいるか知らんが…この先へはいかせんぞ…異世界の聖剣使い」

 

「いけシュナ!」

 

「はい!」

 

ルインの合図とともにシュナは駆け出す。

 

「逃がさん!」

 

カリバーはシュナに向け月闇を振おうと構えを取ると

 

 

 

 

【ステージセレクト!】

 

「なに⁉︎」

 

 

 その音声と共にルインとカリバーは広場から荒野の様な場所に転送され、突如景色が変わった事にカリバーは驚いていた。

 

「ここはこのブックの力を使った異空間だ。ここなら周りを気にせず戦える」

 

「小癪な真似を…」

 

「上條大地。いや…闇の剣士カリバー、あんたの相手は俺だ…」

 

ルインの腰に【覇剣ブレードライバー】が炎と共に出現し、手には【エターナルフェニックス】が握られていた。

 

「貴様、そのブックとベルトは⁉︎」

 

 

 

エターナルフェニックス!

 

 

 

 

かつてから伝わる不死鳥の伝説が今、現実となる……!

 

ライドブックから朗読文が鳴り響き、ルインはライドブックを閉じ覇剣ブレードライバーにセットし、納刀してある無銘剣虚無を抜刀した。

 

 

抜刀…!

 

「……変身」

 

呟くように静かに言う、と右手にもつ虚無の剣先から炎が燃え始めルインに燃え移ると、背に業火を纏う不死鳥の翼が生え、ルインを包み込むように業火の翼が覆いかぶさる。

 

 

エターナルフェニックス!

 

 

虚無!

 

漆黒の剣が、無に帰す……!

 

業火の炎が弾け飛び、立っていたのは全てを無に帰す不死身の剣士仮面ライダーファルシオン…その姿を見たカリバーは動揺していた。

 

「なぜ貴様が破滅の力を⁉︎」

 

「時間が惜しい、カリバー…この俺の全身全霊をかけて…あんたに抗わせてもらう」

 

虚無をカリバーに向け、剣気を放ちながらカリバーに告げる。

 

「……いいだろう!この場でその力……封じさせてもらうぞ…仮面ライダーファルシオン!!」

 

「行くぞ…仮面ライダーカリバー!!」

 

その言葉と同時に2人は動き、互いの聖剣が衝突し、鍔迫り合いとなり、火花が飛び散る。そのまま2人は剣のラッシュが繰り出されてぶつかり合う。

 

 

 

邪竜の王と、全てを無に帰す不死鳥……二人の剣士が

 

 

 

 

火蓋を斬る──

デザストがリムルとルイン達の世界に行くのはあり?

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