ピイピイ
「また、華恋から?」
私は、水族館を歩いていた。
華恋はさっきから電話を鳴らしてくる。多分今居場所を探しているんだと思う。
「京平?」
スマホを見ると華恋ではなかった。
『もしもし』
『もしもし、今どこにるんだ?』
『京平には関係ないと思うんだけど、どうして?』
『関係ないって、そんな冷たいこと言うなよ』
『私はあなたが何者か、わからないの。』
そう言って、私は、電話を切った。
「俺が何者か、そんなのひかりと華恋と同じ人間だ」
水槽の反射から京平の姿が見えた。
「どうして、ここがわかったの?」
「そりゃ、ひかりの居場所くらい見つけられる。」
「それは、あなたがアメリカで、スパイだったから?」
時は遡ること数分前、
ひかりは華恋と会話をしていた。
『ねーひかりちゃん、どこにいるの?』
「教えない。」
『京ちゃんも心配しているよ』
「そんなことはわかっている。」
『京ちゃんってすごいんだよ!アメリカでスパイやっていたんだって!』
「スパイ?そんなこと聞いたことないけど、、」
『この前さ、ひかりちゃん、私と京ちゃんのこと捕らえたでしょ?あの時に縄を解いたのが京ちゃんだったの」
「スパイって、あの国家機密を奪ってくる。やつでしょ?」
『そうそう。私も思ったんだけど、なんか実際には、人助けを中心にしたことだって言っていたよ』
「人助け?」
時は遡り、現在
「華恋からさっき電話で聞いた。あなたは、アメリカでスパイをしていたって」
ひかりは場所を移して、外に置いてあるテーブルと椅子に座って、飲み物を飲んでいた。
「スパイと言っても、誘拐された子供とかを助けていただけだよ」
「どうして、そんなことをしたの?」
「俺が、小さい時、京都で事故に遭ったってことは知っているだろう?」
「うん。花柳さんたちの記憶無くなったって」
「その時に助けてくれたのが、俺の師匠だったんだ。誰かを守るために力を与えてくれるって」
「誰かを守るために?」
「そう。まぁそのことについては、今度話すよ。時がきたら話すさ。とりあえず、帰るぞ、みんな心配している。」
俺が立ち上がるとひかりが俺の腕を掴んでくる
「あれ、欲しい」
ひかりが指を差したのはクラゲの人形だった。
「ミスターホワイトではないのか」
「私はクラゲも好き」
そいって、ひかりはクラゲを買いに行った。
俺はスマホを見て、ある通知を見た。
「俺のパソコン誰かにみられてる?」
通知には、危険通知が入っていた
京平の部屋には、パソコンを外部と繋げて、検索している。大場なながいた
「見つけた。京ちゃんの全て、始まりはこれだったのね」
すると、パソコンからアラームが鳴る
「何これ、どうなっているの?」
パソコンはいきなりフリーズし、これまで調べていた。小野寺京平のデータが全て消去された。
「これって、もしかして情報を守るために?」
私は今までの苦労が無くなったことによって少し、ショックだった。
「ね、なな、一体この部屋で何をやっているの?」
扉の音が聞こえて振り返ると、開けてきたのは、純那ちゃんだった。
「純那ちゃんこそ、この部屋になんのようなの?」
「ちょっと小野寺くんに聞きたいことがあって、パソコンの音がしたからいるのかなって思って開けたの」
「ちょっと京ちゃんについて、調べていたの」
「そんなことしていいの?」
純那ちゃんは腕を組み、私を見つめてくる
「京ちゃんはね、小さいときに、両親が殺害されているの」
「え、殺害?一体どいうこと?」
真実を知った私は、続けて発言する。
「おかしいと思わない?だって、最初は東京、次に北海道、さらに京都に行く、最後にはアメリカに行っていた」
「アメリカ?私そんなこと聞いてないよ」
「多分、誰にも、ううん、多分華恋ちゃんとひかりちゃんには言っていると思う。」
私はあるページをコピーしていたのを純那ちゃんに見せつける。
「京都で、指名手配犯に人質にされ、車に投げつけられた、、、何よ、これ、一体、しかも名前は、小野寺京平、これってもしかして、、、」
「そう、この記事から見てわかるけど、小さい頃の事件と一致しているの」
コピーされた紙には、京都で起こった事件が事細かに書かれたいた
「もしかして、記憶が無くなった理由って、、」
「私の辻褄が合えば、多分、、」
【京都で花柳一族が拐われ、1人の少年が犠牲に、、、、】
稽古場には、香子と双葉の姿がある
「なー、双葉はん、京都で起こった事件覚えとる?」
「知っているよ。今は2人だからいいけど、みんなの前では言うなよ」
香子は双葉に膝枕をされながら、話している。
「知ってますえーあれは、禁断の箱や、うちも馬鹿ではないどす。しかもうちが原因で起こった事件ですから」
「お前が原因ではないだろう。そんなこと言ったら助けた京平に失礼だぞ」
「わかってます、あれがきっかけでうちは京平はんに惚れたんや」
「まあ、あれが当事者ならそうじゃないか、」
髪の毛を触りながら香子は答える。
「うちはな、双葉はん、京平には記憶を戻って欲しいとは思うんやけど、欲しくないと思っている」
「それについては私からは何も言わないよ」
「本当の京平は、どこにいるんやろうな」
寂しそうに、少女は、外の空を窓から見ていた。
映画最高でした!!
誤字脱字あればよろしくお願いします