きっと世界は上手く動いている   作:コアラのマーチ

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ストーリーとは関係ないです。なんとなく日常生活を書きたかったので書きました。


日常生活
頑張る力


「もう疲れたー!」

 

 

華恋はヘトヘトになっていた。

 

毎日遅くまでレッスンをして夜の12時を超えるかの間際まで練習してる。

 

「このまま寝ちゃお」

 

毎日の疲労の蓄積なのか床が気持ちよくて、レッスン室で寝てしまった

 

次の日の朝、周りはガヤガヤしてた。

 

(何この騒ぎ?)

周りの声で意識が戻ってくる

「愛城さん、こんなところに寝てる。」「こんな遅くまでやってるの?」「周りとはレベルも違うのに、限界を知らないのかしら」

そんな声が周りから聞こえてくる。私、昨日あのまま寝ちゃったんだ。

起きようと思っても起きれない状況だった

そんな野次馬の中別の声が聞こえてきた

 

「そいうお前らは限界を越えようとしたことがあるか?」

 

「「「え?」」」

周りの野次馬が一気に凍りつく。スタスタ歩きながら私に近づいてくる。私はこの声の主を知っている。

 

「人の限界を馬鹿にするのは勝手だか、お前らは限界に挑戦したことあるのか?挑戦しない限り手に入るものも手に入らない。仮にそれが失敗で終わったとしてもそれは経験値として残る。」

 

そう言いながら私をおんぶしてくる。この背中も感じたことがある。小さい頃私が転んだ時、泣いていた時に支えてくれた背中

 

「俺はいつだって挑戦するやつの味方だ。このままでいいと思いながら何もしないで笑っていられるなら、笑えばいいし、バカすればいいさ。けど挑み続ける華恋の姿を見て馬鹿にするって気持ちは俺には分からないけどな」

 

そういってレッスン室から出る。私は寝たふりをして背中に体を預けた。

 

「京平。」

 

扉を出てしばらく歩いたところだろう。ひかりちゃんの声がした

 

「華恋は、、って背中にいるのね」

 

「ああ、このまま寮に連れて帰るよ。華恋は毎日遅くまで頑張っていたからな。」

 

毎日って京ちゃん知っていたんだ。私がいつも帰る時間が遅い事を

 

「京平も寝たらいいんじゃない?華恋が寝るまで起きていたでしょ?」

 

京ちゃんも起きていたんだ。私なんかのために

 

「華恋がちゃんと帰っているか見ていただけだ。今日は帰らなかったから少し心配したけど」

 

「まったく、本当に心配だったから朝一番に出たんでしょ?」

 

ひかりは華恋の所に行く

 

「本当に無理して、、」

 

「華恋が風邪ひくと嫌だからとっと行くよ」

 

「お願いね。京平。」

 

そういってひかりと京平は別れた

 

京ちゃんはいつも私のことを見てくれた。私が無理しそうなときは止めてくれたり、私がピンチの時は必ず助けに来てくれる。きっと私のヒーローなんだね。

さっきも私を否定してくる人たちに対して守ってくれた。多分京ちゃんは当たり前の行動だと思っている。けどそれは当たり前の行動じゃない。そう思いながら私は眠りについた。

 

 

「あれ?ここは?」

 

京ちゃんの背中で寝てからどの位たっただろう?布団の感触もいつもと違う

 

「おはよう。起きた?」

 

顔をのぞかせてきたのは、ひかりちゃんだった。

 

「ここは?」

 

「京平の部屋よ。あなたが疲れてそのまま寝たから京平の布団で眠って貰っているわ」

 

「え!なんで京ちゃんの布団で!」

 

私は勢いよく起きた

 

「あなた、最近自分の布団で眠ることできなかったじゃない」

 

ひかりは呆れながら言う

 

「それで夜遅くまでレッスン室にいたんでしょ?」

 

「知ってたの?」

 

華恋は下を向いて続ける

 

「私ね、みんなから置いていかれている夢を見たの。みんな勢いよく成長して私だけ置いて行かれる」

 

「それで遅くまで練習を?」

 

「うん。やれば不安が消えていくから」

 

そう発言してから扉が勢いよく開く

 

「だからと言ってオーバーワークだ。」

 

「京ちゃん」

 

「そんな限界まで身体にダメージを与えるとボロボロになるぞ」

 

そういって私に近づいてくる。

 

「今はしっかり寝ろ。それがお前の役目だ」

 

「わかった。ありがとう。京ちゃん」

 

「俺は今から用事があるから出かけるけど、ひかりも行くぞ。華恋がゆっくり寝られない」

 

「わかった。」

 

そういって、ひかりちゃんと京ちゃんは部屋を出ていく

 

「私一人か、、」

 

することもないので私は眠りにつく

 

「京ちゃんの布団か、小さい頃から安心する」

 

 

華恋は安心したのか、眠った。

 

 

 

「京ちゃんは、なんでいつも私の心配をしてくれるの?」

 

足を怪我して背中で泣いている華恋

 

「なんでって、華恋は女の子だろう。それに俺は華恋の笑顔をずっと見ていた。」

 

「じゃ、わ、私が無理して倒れたら来てくれる?」

 

「当たり前だよ。華恋とは、友達なんだから!」

 

「うん。私と京ちゃんは何にがあってもずっと友達で幼馴染だよ!」

 

 

 

 

 

愛城華恋の記憶に眠る小さい頃の思い出。

 

 

 




今後も書く予定があるのでぜひ見てください

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