マシュ「おはようございます先輩!」
立香「おはようマシュ」
マシュ「今日はいかがしますか? サーヴァント達の強化にします? それとも新しいフォーメーションを…」
ピー! ピー!(警音)
マシュ「な、何事でしょう!?」
ダ・ヴィンチ(通信)「立香君! マシュ! 緊急事態だ!」
マシュ「ダ・ヴィンチちゃん!? どうしましたか!? 新たな特異点が出現しましたか!?」
ダ・ヴィンチ(通信)「いや、特異点ではない。何かがこのカルデアに接近しているんだ」
マシュ「このカルデアに!? そんなことが可能なんですか!?」
立香「敵襲って事でしょうか!?」
ダ・ヴィンチ(通信)「仮に敵だとしたら、こんな堂々と来るなんて…。しかも物理的じゃない方法だ。何というか、空間の狭間を使っているような…マズい!」
ドカーン!
マシュ「きゃ!?」
ダ・ヴィンチ(通信)「ガレージの方からだ! 2人とも、戦闘態勢で現場に向かってくれ!」
立香「了解!」
マシュ「了解! マシュ・キリエライト、行きます!」
~カルデア・ガレージ~
金時「よぉ大将! 何やらゴールデンにヤバいことが起きているみたいだな」
マシュ「金時さん! 来てくれたんですね!」
金時「あたぼうよ! どこの誰だか分からんが、本陣に突っ込んでくるとはいい度胸だ。派手に返り討ちにしてやるぜ!」
ダ・ヴィンチ(通信)「間もなく襲撃場所だよ! 気を引き締めてみんな!」
…
立香「これは…電車?」
マシュ「こんな大きな電車…どうやってカルデアに?」
???「イテェ…。オイ、鼻垂れ小僧! お前が運転したいって言うからこうなったんだぞ!」
???「ボクじゃないよ! 亀ちゃんがボクを蹴っ飛ばすから!」
???「僕!? それを言うならキンちゃんが僕を突き飛ばして…」
???「グ~Zzz」
???「熊公! てめぇはいつまで寝てんだよ!」
マシュ「せ、先輩。電車の中から何やら声が聞こえます…。それに、金時さんと同じ声が…」
(電車の扉が開く)
赤鬼「つぅ~…頭打った…。んあ? なんだここ?」
青亀「薄暗い場所だね…。倉庫みたいだ」
黄熊「うぅ~ん! よぉ~寝たわ」
紫竜「わーいわーい! なんかわかんないけど、面白そうな場所!」
立香「あ…」(唖然)
マシュ「…せ、先輩…魔物が出て来ました!」
ダ・ヴィンチ(通信)「あんなエネミー、見たことない! 気を付けて!」
金時「しかもゴールデンヤベェぜ。一人は赤鬼だぜ。こりゃ綱の兄貴を呼ばねぇと」
マシュ「こ、ここは私たちが死守します! 先輩は下がって!」
赤鬼「あぁ? なんだテメェら? 妙ちくりんな格好しやがって!」
青亀「まぁまぁ先輩。向こうから見たら、僕たちは襲撃者だと思っているし、ここは穏便に話をしようじゃないか」
赤鬼「とか言って、亀、お前あのデカい盾を持っている女ナンパしようとしているだけだろ?」
青亀「大物がいる釣り場なら、釣りをしたくなる。分かっているね先輩」
黄熊「なんやあのサングラスの金髪。不思議と力勝負したくなってきよる」
紫竜「ねぇねぇどうする? やっつけちゃう?」
マシュ「あ、あの…敵意を感じないのですが…どうしましょう」
ダ・ヴィンチ(通信)「…不要な戦闘は避けたいし…話し合いで解決できるなら、解決させちゃうのが一番だけど…」
金時「うずうず…」
立香「金時?」
金時「なぜだか、あの黄色の熊のバケモノ…初めて見るのに親近感が湧く…。熊だからか?」
ダ・ヴィンチ(通信)「とにかく、彼らに接触してみよう。なるべく刺激しないように」
立香「分かった。すみません、そちらの皆さん」
赤鬼「あ?」
立香「オレは藤丸立香。マスターをやっています。皆さんは何者ですか?」
赤鬼「ますた~? ここは喫茶店だったのか」
青亀「そんな訳ないでしょ。ここは僕に任せて」
(立香に近づく青亀。と思ったら、立香をスルーしてマシュの手を握る)
ウラタロス「驚かせてごめんね。僕はウラタロス。こんな見た目だけど、人間に危害を加えるつもりはないよ。美しいお嬢さん、君の名前は?」
マシュ「あ、えっと…マシュ・キリエライト…です」
ウラタロス「マシュちゃんだね! よかったらこの場所について詳しく教えてくれないかい? 綺麗な海を眺めながら二人っきりで…」
赤鬼「エロ亀! ナンパしている場合じゃないだろ!」
(ウラタロスの頭を引っ叩く)
立香「えっと…それで…」
モモタロス「オレはモモタロス。イマジンだ。んで? コーヒーはいつ出してくれるんだ?」
立香「あの、マスターってそういうのは…」
金時「…」
黄熊「…」
(にらみ合う金時と黄熊)
金時「俺は坂田金時だ。アンタの名を聞こうか」
キンタロス「オレはキンタロスっちゅーもんや。なんや、名前もにとるの」
金時「初めてアンタを見た時、体の中がゴールデンにスパークしたぜ。どうだ? いっちょ勝負するか?」
キンタロス「おもろいな。オレもお前さんと一勝負したいと思ったんや」
(お互いに四股を踏み、構えて…)
金時/キンタロス「「はっけよ~い…のこった!」」
(掛け声と同時に相撲を始める)
マシュ「す、すごい…あの金時さんと相撲でいい勝負をしています!」
ダ・ヴィンチ(通信)「何をしているんだか全く…」
モモタロス「ったく熊公、さっきまでイビキ掻いて癖に…」
ウラタロス「せ、先輩大変! いつの間にかリュウタがいないよ!?」
モモタロス「はぁ!? あの小僧、何勝手に動いてんだよ!?」
マシュ「は!? 確かに紫色の人が消えています!」
ダ・ヴィンチ(通信)「こっちで探してみるよ! カルデア中のカメラで…見つけた!」
ウラタロス「うわぉ! ここにも美しいお方が」
ダ・ヴィンチ(通信)「私が美しいのは当然だ。だが今は、そんな賞賛は後で。あの紫の竜は…廊下にいる…え?」
マシュ「どうかしましたかダ・ヴィンチちゃん!?」
ダ・ヴィンチ(通信)「その…廊下で、子供サーヴァントと一緒にシャボン玉で遊んでいる…」
モモタロス「はぁ!?」
ダ・ヴィンチ(通信)「と、とりあえず…彼の回収をお願いしていいかい? モモタロス君。その後で君たちについて話を聞きたいんだが…」
モモタロス「少しは危機感を持てってんだよ! おい、案内しろよマスターってやつよ」
立香「あ、はい…」
ウラタロス「ほらキンちゃんも行くよ」
キンタロス「あ、ちょい待ち! まだ勝負が…」
金時「勝負に水差すなんて、ノットゴールデンだぜ! ちょ、待て!」
~カルデア・キッチン~
ダ・ヴィンチ「なるほど…時を超える電車…デンライナー…興味深いね」
モモタロス「なんだよ。喫茶店じゃないって言っていた割には、うまいコーヒーあるじゃねぇか。プリンもうめぇし」
(エミヤ特製のコーヒーとプリンを堪能中)
立香「オレが用意したわけじゃないんだけど…」
モモタロス「しかし驚いたぜ。まさかオレ達以外で時間を超えて、時の流れを守っている奴らがいるとはな。しかもデンライナーを使わずに」
ダ・ヴィンチ「私としては、電車だけで時を超えるテクノロジーの方が凄いけどね。修理ついでにバラシて構造を確認していいかい?」
モモタロス「直せるなら何でもいいぜ。下手な事をすればオーナーが何言うか分からんけど」
マシュ「それで、どうしてカルデアに不時着したのですか?」
モモタロス「そりゃな…」
~回想~
モモタロス「待ちやがれイマジン!」
(マシンデンバードに跨るモモタロス。デンライナーを走らせて、逃げるイマジンを追っている)
???「ちっ! しつこい!」
(火の玉を無数に権限させて、デンライナーにぶつける)
モモタロス「グッ!? この野郎!」
リュウタロス「もう見てられない! ボクがやる!」
ウラタロス「リュウタ! それはマズいって!」
キンタロス「グ~…Zzz」
モモタロス「ちょ、勝手に触るな! ギャァァァァァ!」
(コントロールを失い、ぐらつくデンライナー。そして…)
~回想終了~
モモタロス「って訳だ」
立香「あはは…それはなんというか…」
ダ・ヴィンチ「君たちの不注意…」
モモタロス「あの時鼻垂れ小僧が余計なことをしなれば…って鼻垂れ小僧?」
立香「…そう言えばマシュも…ウラタロスとキンタロスもいない…」
モモタロス「アイツらいつの間に!?」
ダ・ヴィンチ「ここは娯楽施設じゃないんだぞ!? 立香君! 急いで探してきてくれ! 私も管制室で彼らを探す!」
立香「は、はい!」
モモタロス「ま、待て! オレも行くぜ!」
ダ・ヴィンチ「ミイラ取りがミイラになる気かい!? 君まで迷子になったら…」
モモタロス「要は、この立香から離れなきゃいいんだろ? なら!」
(立香の体に憑依する)
立香「ウワッ!?」
ダ・ヴィンチ「立香君!? な、何しているのさ!?」
立香(?)「……オレ参上!」
(オールバックになった髪の毛の一部が赤くなり、目の色も赤くなっている)
ダ・ヴィンチ「その声…モモタロス?」
Ⅿ立香「コイツの体、少し借りるぞ。よっしゃ案内しろ立香!」
立香(か、勝手に動かないで…うわぁ!?」
ダ・ヴィンチ「な、何者なんだ…イマジンって…」