これはDxDですか?〜いいえ、ゾンビです   作:絆蛙

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続きます(真顔)
しかし、全く流行りに乗らないスタイル。ウマ娘最強なのにな・・・流行りって恐ろしいと思いながら程々に頑張ります。
というか見切り発車過ぎてユーをヒロインにするならどうするのかなんにも考えてねぇ・・・。しかもこれゾン見てると魅力的なヒロインやらキャラが両作品とも居りすぎなのよと思っちゃいます。
あと、本格的に原作関わるのは次回となるかと。





第二話 はい、平和です!

---ある日、俺は死んだ。それもあっさりと。

とても美しく、夜空や星すらも霞むほどの綺麗な少女に出会って、見惚れたんだ。

だが、俺は少女と別れたその日の夜に殺されたのだと思う。俺を殺した相手やどうやって、何故殺されたかなんて全く覚えてないけど、復讐しようだなんて思ってはない。そんなことは興味はないし殺されたのだから、終わり。それでいいんじゃないのか?いや、本当はもっと別の理由かもしれないけれど、後悔はしてない。

俺はただ無表情で無口な一人の少女を見て、話したいと思ったのと助けてあげたいと思った。表情は無表情なのに、一人で座っていた女の子。俺にはその子が寂しそうだと感じたんだ。もちろん、その子が『助けて』と求めてきた訳では無い。正解か不正解なんて分からないけれど、俺は自己満足で『助けたい』そう思った。そう、自己満足。身勝手な思い。望まれてないって分かってるけど、俺がやりたいからやろうとした。

でも、情けないことに俺は殺された。その後、目が覚めたのは墓地。その墓地さえも彼女を際立たせるための素材としか思えないほど、幻想のように美しく儚い少女に死んだはずの命を救われた俺は、彼女と暮らすことになった---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねむ・・・」

 

今日もまた太陽が眩い光を発している。俺は相棒である日傘を差しながら登校するが、そろそろこの相棒にも名前を付けるべきなのではないかと思ってきた。太陽・・・SUN、サンガードとかどうだろう。サンダーバードでもいいかもしれない。しかしなんて安直なんだ・・・やはり相棒にそんな名前は付けられない。

太陽・・・太陽・・・。

 

太陽から守る影(ゾンネシャドー)とかいいのではなかろうか」

 

大して変わらない気がする。倶利迦羅剣(クリカラケン)にでも変えようか・・・傘は剣だったのか。

こんなとこ見られたら間違いなく中二病と思われてしまいそうだ。・・・高二病?

 

「アユムー!」

 

「んぇ?」

 

けれども、名前は大事だし相棒の名前を決めようとひたすら考えてると、一誠の呼ぶ声が聞こえて振り向く。

そこには長い黒髪で他校の制服を着ている女の子と一誠が一緒に来ているのが見えた。顔は整ってるとは思うけど、普段ユーを見てる俺からしたら何も思えない。

・・・同居してることがバレたら嫌だしやめておこう。人生終わりそう。

 

「この子は天野夕麻ちゃん。俺の彼女なんだぜ!あ、コイツはアユムな」

 

「よろしくね」

 

一誠に紹介された夕麻ちゃんとやらが頭を下げて挨拶してくるが、何かドキッとした。いや、ドキッじゃないな。きゅん・・・じゃなくてあれだ、ブルって感じというかなんというか・・・。ぷるん?あ、今日ぷるんゼリー食べようかな。

 

「あー、はいども。よろしく」

 

「じゃ、俺は先に行くからな。行こっか、夕麻ちゃん」

 

「うん!」

 

二人が去っていく姿を見ながら、俺は歩く。

とりあえずその場は誤魔化すように返したが、どうにも違和感が拭えない。先程感じたドキッ・・・ではなくブルッとしたのは間違いなく悪寒。ゾンビである俺に感じるのかと言われても困る。・・・自分で言っておいてなんだが・・・俺って本当にゾンビか?いや、ゾンビですけど。

まあ、話を戻すとして、言葉にするのは難しいんだけど・・・俺と似た気配をしたって言うのかなぁ?はっはっは、まっさかぁ・・・ゾンビが居るとはいえ人外がそんなポンポン近くにいるわけないか!そんなことあったら世界は今頃世紀末になってるだろう。モヒカン共で溢れてるかもしれない!それだと暗殺拳極めておくべきでは・・・?いや、なにいってんだが。

 

「アユム・・・」

 

「信じられるか・・・?あいつ、彼女出来たんだぜ・・・」

 

すると、力無く歩きながら俺に向かって話しかけてくるのは元浜、松田だった。

 

「んー、まあ・・・どうだろうな」

 

「ん?お前そこまで・・・はっ!?ま、まさかお前も・・・!」

 

「なんだと!?本当か!?嘘だろ!?」

 

「おいごら、彼女いない歴十六年のやつにそれ言うか?」

 

まあ、俺は作るつもりがないってのもあるし・・・仮に俺がゾンビだと知ったら悲しいことに彼女を作っても逃げられるだろう、間違いなく。俺が言葉の鎖に縛られたくないってのもあるけどね。

 

「だよなー!」

 

「俺もそう思ってたぜ!」

 

これ、殴っても問題ないのでは?いや、しないけど。

 

「じゃ、先に行くわ!」

 

「おう」

 

俺が彼女居ないと言ったからか、何故か明るくなった元浜と松田の二人は俺を追い抜かしていった。

やっぱり殴るべきだったかもしれない。

 

「彼女、ね・・・」

 

さっきの悪寒、やはり拭い切れない。何事もなければ良いけど。

・・・あれ、フラグ建ってね?これ起こるやつだよな?ヴェルザンディ様・・・は違う。スクルド様・・・まさかそんなことはしませんよね?私の平穏を無くさないで!まだスーパーキ〇コを食べるという夢が完遂してないのっ!!俺にはユーのご飯を作る仕事もあるのよっ!!むしろ後者が一度重要なのよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「むぐむぐ・・・うんめぇ」

 

昼休み、夏ではないのに早速相棒の力を借りた俺は太陽に殺されかけることなく、主食であるキノコを食っていた。

そう、『ドキドキノコ』である。どんなキノコの味なのか分からないから結構楽しかったりはするのだが、たまに毒がある。

いやぁ、毒ねぇ。幼い頃に毒キノコ食って死にかけた記憶はあったかなぁ・・・。その頃はゾンビじゃなかったのによく生きてたな、俺。

何のキノコかは分からないけどスーパーキノ〇みたいな見た目してたからたくさん食えば大きくなれるのでは?と思って食したら死にそうになったから笑える・・・笑えねぇ!お陰で今は毒キノコ食っても全然平気だが、食べる気はしない。不味いし市販のキノコの方が圧倒的に美味。

あ、ちなみに今回のドキドキノコはホンシメジを焼きバター醤油でやったかのような味だった。

毎回思うけど、このキノコ調理後の味するとかどういうことなのだろうか。

 

「むぐむぐむぐむぐ・・・むしゃむしゃ」

 

キノコが食べ終わると、もやしを食べまくる。安い!美味い!シャキシャキしてる!の完璧な三拍子で終わる有能な食べ物である。ちなみにキノコは拾える!美味い!毒がたまにある!だ。

ユーのじゃないから適当でいいかと思った結果がこれだし・・・嘘です。面倒だと思ったからです。食堂にするべきだっただろうか。

まぁいいか。飯は終わったし三バカと関わるのは面倒だから寝てよう・・・ゾンビって普通は昼に活動しないからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、特に何も起こることもなく太陽が無くなる頃には家に着いた。

うーん、やはり気のせいだったのだろうか。まぁ?他校の制服着てたし?何処の高校かは知らんけど関わることはないからな!うんうん。そんな人外がいるはずがないっ!平和が一番!ラブアンドピース!

 

「ただいまーっと。ご飯作るから待っててくれよ」

 

家に入ると、テレビを見てるユーに話しかける。

どうやらバラエティ番組を見てるらしい。テレビの中は笑いが絶えないのだが、無表情で見てるのはなんだか可笑しい。

でも結構見てるし面白い系がユーは好きなのだろうか?ユーが好きならなんでもOKだが。

 

『お腹空いた』

 

『オムライス』

 

「ん、分かったよ」

 

どうやら我が家のユークリウッド・ヘルサイズ様は今夜オムライスの気分らしい。ならば、それに答えるのが男と言えるだろう。

だが、お腹空かせてたのはやはり申し訳ない。ちょっと買い物という戦いに時間がかかってしまった。

 

『待ってる』

 

【お兄ちゃん。ユー待ちくたびれちゃったよ?今夜のご飯はオムライスが食べたいなぁ】

 

「そっかぁ。お兄ちゃんがすぐ作るからねぇ」

 

ぼーっとしてた俺は今夜も気合いを入れて作ろうと決断をし、キッチンに向かうと早速オムライスを作っていった。

因みに今夜はオムライス、ハンバーグ、レタスと新玉ねぎのツナサラダ、スープである。

 

「いただきます」

 

『いただきます』

 

手を合わせながらメモでちゃんと言っているユーの姿に苦笑いしながら食べようとし---メールが着た。

おい、ユーとの時間を邪魔するとか万死に値するぞ・・・誰だ?

 

「あ、先食べておいてくれ」

 

言わなくとも食べるとは思うが、一応言っておきながらメールを見る。送られてきた人物は、一誠からだった。

内容としてはデートのプランの確認---いや、明後日だろ?今日金曜日でしょ、なんでそんな確認するんだ。それに予定通り行くとも限らんしそこはもう状況によって変えてくれ、としか言えない。

・・・ってか前も思ったがデートしたことないやつに聞きます!?普通もっと経験ある人に聞くだろ!本当に普段はおっぱいおっぱい叫んでるやつとは思えねぇ・・・。

とりあえずどう返すか・・・そもそも何故俺が他人のデートで悩まなくちゃいけないのかを誰か教えて欲しい。

 

結果、『頑張れ』と送った俺は携帯を切った。

知らん、あとは勝手にやれ。俺の優先順位はユーとの時間が一番なので返しただけ有難いと思って欲しい。

男か女どっちを取る?と言われたら女だろう。それがユーなら尚更取る。むしろ即答だ。

まぁ、一誠なら問題ないない。根はいい奴だし彼女出来たら大切にするタイプだからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

あぁ---何でなんだろう。日曜日となった今日、俺は人生で初めて出来た彼女である天野夕麻ちゃんとデートをしていた。

それこそ、まともな友人であるアユムに何度も確認したり夜遅くまで手伝って貰ったりして迷惑を掛けて、デートには成功したはずだったんだ。

あわよくば最後にはキスをして、これからも一緒に居ようと約束でもするつもりだったのに。

なんで・・・なんでなんだよ・・・。夕麻ちゃんの背中からは堕天使みたいな翼が生えるし、神器(セイクリッド・ギア)って?なんで殺されないといけなかった?

色々と分からないことだらけだった。ただ分かることは俺はもう長くないってこと。

自分でも助からないと分かるほど出血をしていて、意識すら朧気になってくる。

そんな中、最後に浮かんだのは迷惑を掛けた友人---ではなく、あの人のことだった。

自身の手を染める赤。一緒だと感じたんだ。あの人の髪と一緒で赤いストロベリーブロンドよりもさらに紅の髪。

はは、何言ってるんだろうな、俺。もう体に力が入らない・・・今思うと、薄っぺらな人生だった。訳分からない死に方をして、他人に迷惑ばかり掛けて、それでもアイツらとバカ騒ぎするのは楽しくて、嫌いじゃなかった。

もし、もし生まれ変われるならまたアイツらと一緒にバカ騒ぎして、楽しんで、今度こそ彼女を作って、人生を謳歌したい・・・。

それにリアス先輩・・・か。あの綺麗な赤い髪。どうせ死ぬなら、あんな美少女の胸で死にたかった---。

 

 

 

 

 

 

 

「私を呼んだのは、貴方ね?」

 

誰だろう・・・もう顔すらよく見えない。

 

「どうせ死ぬなら、私が拾ってあげる」

 

ただ唯一分かったことがあった。羽根だ。夕麻ちゃんと同じような、でも違う羽根。

 

「貴方の命、私の為に使いなさい」

 

その人が誰で、その人が何を言ってるのか分からない。

なぜなら俺の意識はそこで完全に途切れたからだ---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

どうも、おはようございます。俺、ゾンビっす。今日もクソッタレな天気ですね!滅べば良いと思ってます。

ゾンビに快晴って・・・天照様は俺に恨みでもあるのでしょうか。

なんか昨日買い物行った時、羽根の生えたお姉さんが教会のところに向かって飛んでたし子供とぶつかって卵全滅したし相棒であるシャドーガーディアンがどっか吹き飛んで見つけたらボロボロに死んでたし・・・何か不吉なことでも起こったのだろうか。

というか!相棒いなくなった私はどう学校に行けと!?死ぬぞ!ゾンビだぞ!いや、真夏はともかく春だからかなりの時間は持つけどね!?それでも怠くなる!・・・ということで、キノコで代用・・・出来ない?あ、そう?ドキドキノコさんなら、なんとか・・・あ、ないっすか。そうですか・・・。

 

目の前にあったドキドキノコさんから返ってきた無情な言葉。このキノコさんたちには日光を防ぐ能力はないらしい。

 

「・・・ファッ!?」

 

なんでドキドキノコさん喋んの!?え、こわっ!?なんで!?え?ついに幻聴聞こえるようになった?あぁ・・・俺はそろそろ死ぬかもしれない・・・死んでたわ。

 

『アユム』

 

「あ、ユー」

 

一人悲しい問答をしていたら、銀髪の美少女がやってきた。

ユー・・・やっぱりユーは俺を慰め---

 

『お腹空いた』

 

くれなかった。うん、ごめんね・・・。

 

【お兄ちゃん。学校あるのに遅刻しちゃうよ?お寝坊さんなお兄ちゃんをユーが起こしに来たんだ。褒めて褒めて?】

 

「うぅ・・・ごめん、ごめんよユー。わざわざありがとう・・・お兄ちゃん今日もユーの為に頑張るから」

 

太陽?それがどうかしたか?俺は今すぐご飯を作らなきゃダメなんだ。ドキドキノコさんの件については忘れよう。きっと夢だ、そうに違いない。断じて後ろでダンスしたり動いてるのが現実だとは俺は認めない。きっと俺の疲れた脳が生み出した幻覚と幻聴なんだ・・・それに、こんな可愛い癒しが居るんだからもう治ったに決まってる。

 

「ほら、気のせいじゃん」

 

恐々としつつ振り向いた先には、萎れたドキドキノコさん。首を傾げるユーになんでもないと答えながら出ていく。

 

 

 

 

 

---なんで萎れてんの?

その言葉だけは、決して口に出してはいけないと思った。いつから俺の部屋は怪談が出来る部屋へと早変わりしたのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーだっるぅ・・・」

 

一ヶ月と愛用してきたシャドーウォーリアーが壊れ、俺の心は沈んでいた。いや、違う。春の太陽は温かくて気持ち良いとか聞くが、その太陽で死にかけていた。春とはいえど四時間も浴び続けたら流石にキツイ。

 

「おーい、閉めてくんね・・・?」

 

前の人に話かける。しかし、無視されてしまった。

コイツ食ってやろうか。食わないけど。

 

「はぁ・・・」

 

そういえば今日は一誠が何かを聞いてきたっけ?俺は面倒だから知らんと言ったけどさ。

なんだっけ、夕麻ちゃんだっけ?居たよなとかしつこく聞いてくるもんだから知らんと答えたんだったか?登校してくる時から太陽を受けた俺は頭が動かないんだ・・・。でも、あれだけ彼女のことやらデートのこと言ってきた癖に『元浜も松田もお前も本当に忘れたのか!?』とか・・・まだ高校生なのに一誠は早くもボケてきてたりするのかな。カツラ買ってあげた方がいいのだろうか・・・ってか、さんざん迷惑掛けておいて俺に忘れたとか聞くの可笑しくない?覚えてるに決まってんでしょ。俺、頑張って考えてやったのに。今度文句言ってやろう。

 

「・・・寝よ」

 

ダメだった。一誠が言ってたことを深く考えようとしても面白くしようという思考ぐらいしか浮かばない。やはり天照様は俺に恨みがあるのかもしれないな・・・ガイアよ、俺という特異点にもう少しで何かが起きるのか?・・・なーんて。中二病じゃないんだし。

じゃあ、おやすみなさーい

 

え?一誠が言ってたこと?明日考えるから・・・きっと、いつか、またねうん。

 

 

 

 






〇神谷アユム/一級フラグ建築士のちょい中二病入ってる
真面目な雰囲気を出しても中身がふざけてるため、他者視点じゃないとシリアスにあんまなれなさそう。
ドキドキ〇コさんが毎回味変わるからお気に入り。
実はゾンビ前に状態異常『どく』になってた。
適合後、タマシロオニタケやらサクラタケ、オシロイシメジ、クサハツ、クサウラベニタケなど(現実にある)やべー毒キノコも食した経験が有り。

〇ユークリウッド・ヘルサイズ
主人公にとっては居るだけで癒し。

〇兵藤一誠
基本的には原作通り

〇ヴェルザンディ、スクルド様
運命の女神、ノルンたちの二人で左から現在、未来を意味する。

続けるかどうかと純愛(一人)かハーレム(一人〜三人くらい)

  • 続けろ(純愛で)
  • 続けろ(ハーレム)
  • 続けない
  • 続けない
  • (見たいから)続けろ
  • これゾンはいいぞ
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