歌を奏でる装者と無限を操りし少年   作:アユムーン

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今回頑張りすぎてめっちゃ長くなりました


崩れる「アイデンティティ」

気絶して、翼と話して、翌日

 

今日も休めと弦十朗に言われて、元気に病室のベッドの上にいる。

 

なにもしなかったらグルグルと思考の波に揉まれてしまうので音楽を聴きながら、外をボーッと見る。

 

病室が変わったので、2課内部にあるメディカルルームでなく。リディアンに隣接した病室である。

 

登校前に響と翼がお見舞いにきてくれた。

 

響の元気が少しなかったので、話そうとしたけどもう学校が始まるからと言って出ていったので話せなかった。

 

きっと未来となにかあったのだろう

 

・・・こうしちゃいられない

 

「よし!」ガバッ

 

布団を蹴りあげ、起き上がる。

 

確かに考えることはある、だけどやっぱりじっとしていられない!

 

『って言ったって、どこに行くのさ』

 

「学校」

 

『あのーリディアンって女学校なんだけど?・・・あーそういうことね』

 

「エージェント、の、実力を、見せる」

 

意気揚々と病室を後にして・・・目指すは了子のところ

 

・・・

 

「はい完成」

 

メイク道具を片付けながら、仕上げた弧仁を見る

 

現在の弧仁の服装はリディアンの制服(翼の予備)

 

もう一度言う、リディアン(女学校)の制服(翼が何度か着たやつ)である

 

了子が施したメイクは学生らしく派手なものではなく、自然な感じのナチュラルメイク

 

「あり、がとう」

 

「それにしても響ちゃんが気になるからってここまでする?」

 

「動いて、ないと、落ち、着かない」

 

「・・・そう、なら止めないわ」

 

「じゃあ、いって、きます」

 

「あ、そうそう、声出しちゃダメよ。目立つだろうし、速攻でバレるから」

 

「はーい」

 

サングラスを装備して、いつもの目隠しはポケットに

 

どこか嬉しげに見える弧仁、この後すれ違う2課の面々が思わず二度見するのは言うまでもなかった

 

・・・そうしてやってきましたリディアン音楽院高等課

 

ちょうどお昼時だったので、食堂にいると六眼で確認、こっそりおにぎり(しゃけとこんぶ)を購入し、響を探す。

 

「えっ?誰あの子?スッゴい美人・・・」ヒソヒソ

「身長高ーい、モデルみたい・・・」ヒソヒソ

「外国人?ハーフ?アニメのキャラ?おにぎりとかキャラ立ちもばっちりじゃん・・・」ヒソヒソ

 

『あのー弧仁?目立ってるよ?』

 

「計画、通り」フフン

 

おにぎりを食べたべながら歩く姿すらも美人の弧仁

 

弧仁は変装する時、二通りの準備をする。

 

一つは保護色系、周り溶け込み、同化し、目立たない姿

 

もう一つは警戒色系、あえて目立つような服装をすることで注目を集めつつも、かえって話しかけられないという狙いをもった姿である

 

「リディ、アンは、女学校、空気、読めずに、話しかける、馬鹿は、いない」

 

『昔は嫌々だったのに成長したのか退化したのか』

 

「響、は、あっち・・・」

 

昆布を食べ終え、鮭おにぎりを頬張りながら安定の六眼で響を発見・・・そこには

 

「あ、未来・・・」

 

向かい合うようにテーブルにつく未来と響と・・・二人の友だち?の三人がなにやら話している

 

『あの三人が二人をちゃかしてる感じだけど・・・やっぱりあの二人何かあったのかな?』

 

「・・・」じぃー

 

近づきすぎたら響には気づかれるかもしれないので、遠くから窺う・・・そして

 

ガタンッ!

 

「!、未来!!」

 

未来がどこかに走り出す、響もそれを追っていった。

 

「!、行か、なきゃ」

 

弧仁も追いかける。

 

・・・

 

ついた場所は屋上

 

二人に見つからないように、ドアの影に隠れる。

 

「未来・・・ごめんなさい」

 

「どうして響が謝るの?」

 

「・・・未来は私に隠し事なんてしないって言ってたのに私は未来にずっと隠し事してた・・・私は!「言わないで!」!」

 

「これ以上・・・私は響の友だちでいられない」

 

そう言って響を置いて来た道を引き返す未来

 

途中弧仁とすれ違うが、気づかず・・・一瞬見えた表情は涙を流していた。

 

「どうして・・・こんな・・・」

 

静かになったせいで響の呟きが耳に刺さる

 

・・・響も泣いている

 

きっと・・・優しい未来は、響が戦いの場にいるのが許せないのだ

 

そして、そんな現実を、大切な響に隠されていたことに酷く傷ついた

 

・・・自分も、そうだった

 

響と再会した時、響を守るための行動を恐れず行えていたら・・・今頃響は戦場にはいなかった

 

それは今だって後悔してる

 

それでも響が戦うと決めたから、近くで守ると決めた

 

・・・だけど

 

『今泣いてる響のことはほっとけないよね』

 

「・・・」コクリ

 

静かに頷いて、一歩踏み出して・・・

 

「響」

 

大切な友だちの名前を呼ぶ

 

「!・・・え?弧仁?」

 

慌てて涙を拭う響、そして弧仁の姿を見て驚く。

 

「うん、心配、で」

 

「・・・ごめん、ちょっと、大丈夫じゃないかな」

 

下手な慰めの言葉は必要ない

 

「ん」

 

両手を広げて待機

 

「?」

 

「ん!」

 

自分からでは意味がないので待機

 

「えっと・・・こう?」

 

ギュッ

 

「うん」

 

意図を察して自分の腕の中に来てくれた響を抱き締める

 

「こ、弧仁?」

 

「言葉、じゃ、上手く、できない、から」

 

昔響がしてくれたように、頭を優しく撫でる

 

「あははっ、そんなこと、されたら・・・我慢できないよ」

 

「しなくて、いい」

 

取り繕わなくていい、辛いのなら頼ってほしい

 

「ッ!・・・ごめん、ごめんね弧仁・・・」

 

「謝ら、なくても、いい」

 

響が泣き始めたのを確認、これでいい、響だって辛いのだから

 

それから響が泣き止むまで、抱き締めて撫でて寄り添った。

 

・・・

 

「ありがとうね、弧仁」

 

「うん、はい、これ、冷たい、もの、どうぞ」

 

「冷たいものどうも」

 

少し赤くなってしまった目元を冷やしてほしくて、缶ジュースを手渡した。

 

「この間もだけど、弧仁には助けてもらってばっかりだね」

 

「そう?」

 

「うん、再会した時も、翼さんを怒らせちゃった時も、この間のクリスちゃんの時も・・・助けてもらってばっかりだよ」

 

「俺も、助けら、れてる」

 

「ホントに?」

 

「うん、ご飯の、作りがい、があるよ。」

 

「えぇー!・・・けど、弧仁のご飯、おいしいもん」

 

「・・・未来のよりも?」

 

「えぇ、それは甲乙つけがたい問題だよ」

 

よかった、少しだけ笑えている

 

「・・・未来と、なにが、あったの?」

 

だから、少しだけ、核心に触れたかった

自分になにかできないかを探したくて

 

「前に未来に隠し事なんてないって言ったんだ・・・だけどシンフォギアのことがこの間未来に知られて、嘘つきって、言われちゃった。未来が言ったこと、なにも間違ってないのに、傷ついて、それで謝っても聞いてもらえなくて・・・全部私のせいだよね」

 

「響・・・」

 

ハンカチを手渡す

 

「・・・ありがとう」

 

「大、丈夫?」

 

「ごめん、今はちょっと大丈夫じゃないかも」

 

「・・・」

 

「でも、ちゃんと仲直りするよ。このままで終わりなんて嫌だから」

 

「!」

 

「よしっ!本当にありがとう弧仁」

 

「もう、平気、へっちゃら?」

 

「うんっ!そうしてみせるよ!」

 

昔の二人の合言葉だった「平気へっちゃら」

 

響に教えてもらった言葉だ

 

「そういえば、未来がボソッと言ってたんだけど」

 

「?」

 

「弧仁のせいでって・・・言ってたんだ。」

 

「!」

 

「あっ!もちろんそれは否定したよ!私の隠し事に弧仁は関係ないもん!」

 

「・・・」

 

弧仁との再会は偶然、確かにいつか弧仁と肩を並べて戦えたらとは思っているが、翼と決めた覚悟はそれだけではない、それについて聞いてもらえたかは分からないが、ちゃんと伝えた

 

「だから、安心して?」

 

「うん・・・もう気になることはない?」

 

「うん、なにもないよ」

 

それから授業が始まるので、響は教室に戻っていった。

弧仁はそれを見送ってから、一度2課に戻り着替えてすぐに引き返した。

 

・・・再びリディアン音楽院・・・の門前

 

『弧仁のせいで・・・か、なんか引っかかるよね』

 

「うん」

 

響の言っていた未来の弧仁に関する呟き

 

『もしかしたら、僕たちの知らないなにかがあったのかもしれない』

 

「そう、かも」

 

それをはっきりさせるために、門の近くに立っているのだ

 

今度は保護色系の変装、風景の一部に溶け込みつつ未来が出てくるのを待つ

 

『響と未来、この二人のとこに関しては怖じ気づいてる場合じゃないって、思ったんだね。』

 

「うん」

 

未来が泣いてて、響も泣いている。

自分が怖じ気づいてる場合ではない、一刻も早くなんとかしなくてはと、思ったから行動した。

 

『ならちゃんと話を聞かないとね。ほら来た』

 

擬きの言う通り、うつむいた顔で出てきた未来を見つけた

 

気づいてくれるか分からないが・・・話すしかない

 

「・・・未来」 

 

覚悟を決めて、未来の名を呼んだ。

 

「!弧仁」

 

「久し、振り」

 

最後に会ったのは響の病院・・・

 

「・・・この間ふらわーにいたでしょ」

 

ではなく、お好み焼きふらわーで一度会っている。

 

「!、気づいて、たの?」

 

「メモ、字で分かるし、おばちゃんが言ってお客さん、弧仁にそっくりだから」

 

「!、そっか」

 

昔から関わりがある友人で、昔弧仁の髪の色が変わったタイミングを知っているのは翼と未来だけなのだ。

 

病室で一方的に別れを告げた時には既に弧仁の髪は白くなっていた。

 

「・・・ちょっと来て」

 

ガシッと手を掴まれ、引っ張られる

 

「?」

 

そうして連れられてきた場所は

 

「!」

 

件のふらわーである。

 

「入って」

 

「」コクリ

 

ガラガラガラ・・・ドアを開けて入店

 

「いらっしゃい!、あら未来ちゃんに・・・この間のイケメンさん!・・・!もしかして!「おばちゃんごめんなさい、この人にこの間のお好み焼き焼いてください」ま、まいどあり・・・」

 

以前と同じように明るく迎えてくれた店主のおばちゃんだったが、有無を言わさぬ未来の視線に黙って作業に移る。

 

「・・・」

「・・・」ゴクゴク

 

き、気まずい

会話もないのに、喉が渇くのでお冷を飲み続ける

 

そうしていたら

 

「は、はい、ふらわー特製のお好み焼きおまち。冷めなうちに食べな」

 

「ありがとうございます・・・食べて」

 

「は、はい」

 

未来に言われて、恐る恐るお好み焼きを一口食べる・・・美味しい

 

「あ、よかったら、未来、も「いらない」は、はい」

 

半分に割って、シェアしようと思ったが、バッサリ断られる。

 

しかたないのでもくもくと、お好み焼きを食べる・・・そうしてほぼほぼ食べた頃だった。

 

「・・・なんで戻ってきたの」

 

「!」

 

未来が口を開いた。

 

「あの日、なにも伝えずに離れていって・・・なんて今更戻ってきたの」

 

「・・・」

 

「今なにしてるか知らないけど、ノイズやこの間みたいなことに響を巻き込んだのは弧仁?」

 

「!、それは」

 

「・・・響は優しいから、もしもそうだとしても、違うって言うと思う。だから弧仁の口からちゃんと聞かせて」

 

「・・・うん、俺の、せい」

 

自分の判断ミスが響に胸の歌を歌わせるきっかけになったのは間違いないのだ

 

「やっぱり」

 

「・・・ごめん」

 

「あの日、手紙一枚でさよならして私達のことを外側から守るなんて言ったくせに!貴方がいない間どれだけ響が傷ついたと思う!?色んな人の悪意がどれだけ響に向かったと思う!?」

 

「え?、なん、で?」

 

だって、自分が2課に入る時に響と、響の家族を保護する要求が通ったと、緒川は言っていたのに

 

「・・・なにしてたか知らないけど、弧仁がどこかに行って、辛いのに響はリハビリ頑張った・・・なのに学校に来ても、クラスも、学校の皆が響を苦しめた!響のお父さんも!・・・なにも守れてないじゃない!嘘つき!!」

 

バシンッ、机に手を叩きつけた未来

 

その手の下にはお金が置かれていた

 

「これでこの間の分は返したから・・・もう二度と私達の前に現れないで」

 

そして席を立ち、歩き去る

 

なにがあったのかは分からない・・・だけど

 

「ま、待って」

 

ピタリ、弧仁の呼び掛けに未来は止まってくれた

 

自分がどれだけ否定されたっていい、だけどだけど

 

「ひ、びきの、ことは、信じて」

 

未来の言葉から、未来が響のことを憎んでいないことが分かった。むしろ、愛を感じた。

 

未来は弧仁との約束を守ってくれていた。

まだなにがあったか分からないけど、多分その約束を弧仁は破ってしまったのだろう・・・

 

「俺の、ことは、憎んで」

 

だけど、どうか

 

「響と、いて、あげて」

 

響の陽だまりが翳ってしまうのだけは嫌だった

 

・・・弧仁の言葉を聞いた後の未来はなにも言わず再び歩き出して、お店を出ていった。

 

「・・・」

 

すっかり冷めてしまったお好み焼き、残してはもったいないからと、食べた・・・やっぱり美味しい

 

「ほら、これおまけ」

もう一枚、お好み焼きが前に置かれた。

 

「おばちゃんはなんにも知らないけどさ、とにかく食べな。悲しい上にお腹まで空いたらしんどくなるよ」

 

「・・・あり、がとう」

 

「未来ちゃんの置いていったお金が多かったからさ、気にせず食べな」

 

おばちゃんの優しさの籠ったお好み焼きはとても美味しかった

 

だけど、その優しさはとても心に沁みた

 

・・・

 

再び2課に訪れた弧仁

 

本日は休暇だが、そんなことどうでもいい

 

弧仁が響の保護を担当した者の報告書を読み、呼び出した・・・その人物は

 

「私をお呼びですか、弧仁さん」

 

「緒川、さん」

 

翼のマネージャーの緒川だった。

 

「二年、前、保護、していた、間の、響の、こと、知りました」

 

「・・・そうですか」

 

「なんで、響が、いじめ、られてた、んですか」

 

「ッ!」

 

「なんで、響の、お父、さんが、蒸発、してる、んですか」

 

「・・・すみません」

 

「なん、で!!」

 

グッ!!バンッ!!

 

緒川を掴み上げ、壁に押し当てる。

 

無限バリアは貼っていない・・・だが抵抗してこない

 

「・・・響さんを保護するに辺り、私達は響さんの住宅周辺の警護を行いました。そして即座にあのライブの生き残りである響さんに対するヘイト集団を確認し、裏で処分しました。」

 

ライブの被害者が中心となり、その他の魔女狩り的な思想の持つ者達から響及び響の家族に対してヘイトが集まるのでないかと想定した擬きにより発案された提案、ちゃんと遂行されているものだと思っていた。

 

「・・・」

 

「しかし、あくまでもそれが私達が介入できる範囲です。響さんの学校生活やお父様の仕事に対して介入することはできません・・・介入する理由が私達にないからです。」

 

ヘイトは一般人だけではなかった、響の学校の生徒が、先生が、響のお父さんの職場も、どこにでもどこまでも広まっていた。

 

「!、金銭、的な、援助、は」

 

「・・・もちろん行いました。しかし、それもまたヘイトを集める原因になりました。」

 

「っ!転校、ここを、離れる、とか!」

 

「あのライブのことは全国で知られています。響さんの個人情報については可能な限りこちらで対応を行いましたが、一度出回った情報は即座に拡散され、名も知れぬたくさんの人に広がっています。人の記憶までは消せません。どこにも逃げ場なんてありません。

 

・・・それになにより、響さんと未来さんが離れる結果になっても良かったのですか?」

 

「!・・・」

 

緒川を掴み上げていた手が離れ・・・そのまま床に座り込む。

 

「そ、んな、だっ、たら、俺は・・・」

 

『弧仁・・・』

 

なんのために別れたのだ

 

なんのために名を捨て、親を捨て、友を捨てたのだ

 

なにも守れていないじゃないか!!

 

「このことを弧仁さんに知らせなかったのは、私の独断です。あの頃の弧仁さんはまだ精神的に不安定な時期にありました。なので知らせていませんでした。」

 

「ッ!」

 

「私を恨んでも構いません。」

 

「そんなの、できるわけ、ない」

 

緒川も他のエージェントや2課の面々もできることは全てやってくれたのだ

 

「恨める、わけ、ない」ポロポロ

 

地面に雫が一つ、また一つと落ちていく。

 

この人たちだって、本当ならもっと響を救いたかったに決まってる

 

だけど、立場が邪魔してできないことがあることも、今の自分なら分かる

 

「・・・明日もお休みしてください。司令には私から伝えておきます。」

 

乱れてしまったネクタイを直しながら、弧仁の横を通り、進む緒川。ドアに手を掛けるため、立ち止まった時に・・・

 

「これはマネージャーではなく、エージェントとしてでの言葉でもありません。ただの大人の一人言です・・・本当に大切なら、自分の近くで、自分の手で守りなさい」

 

「!」

 

「・・・今の弧仁さんには過ぎた言葉ですね、失礼します。」

 

そう言って、部屋を出ていった。

 

『・・・大人として、ね』

 

「・・・」

 

項垂れる、そうしている間も涙が止まらない

 

いくら過去とはいえ、自分の行ったことに意味はなかった

 

エージェントとして活動の中で救えた命は確かにあったのかもしれない

 

だけど、本当に救いたかったものは救えなかった

 

救える力になりつつあると思っていた手は、知らない間にこぼしたものの上にできていたと分かってしまった。

 

そして、クリスのこと、響のこと、未来のこと

 

全て重なって・・・分からなくなった。

 

確かに守り、助けることのできたこともある自分・・・だけど、本当に・・・大切なものを守れるのか?

 

また、気づかぬうちに取りこぼすんじゃないか?

 

嘘つきの自分に・・・なにができるんだ?

 

『・・・ここで立ち止まるか、それでも前を向くのか、君はどうする?』

 

繰り返す自問自答、そしてその一つの擬きからの問いかけになにも答えられず・・・弧仁はただ涙をこぼした。

 




シンフォギアさんぽ

たまには本編と脈絡もない話

???「第一回!響さんの胃袋を掴むのは誰だ大会デースッ!!」

???「わー、どんどんぱふぱふー」

観客席、ワーワー!キャー!ウロタエルナ!

???「早速初戦デスが尺の都合上決勝戦デス!」
???「切ちゃん、それは言わないお約束」
???「おぉっと、そうデス!画面の前の皆さんも時系列なんて気にしないでほしいデス!早速両者自慢の逸品を出すデス!」

未来「召し上がれ、響」

???「まず始めにレジェンド未来さんが攻めるデス!」
???「メニューはご飯と・・・ご飯?」

響「!、片方は土鍋、もう片方は最近買い換えた炊飯器で炊いたね!?・・・おいしいっ!」

???「おぉ!?好物をついたいきなりの好評価!これはチャレンジャーこーじ!厳しいのでは!?」
???「こーじのおさんどん、食べてみたい」じぃー

弧仁「めし、あがれ」

???「んん?なんかいっぱい出してるデスよ?」
???「あれは!自家製のお漬物に塩昆布、それからのりの佃煮にお味噌汁・・・カレーや丼系ではなくあくまでもご飯を主体にしたご飯のオトモ達!」

観客、エェ・・・ザワザワ・・・フクサイダトォ!?

???「けど、肝心のご飯がないデスよ?」
???「・・・見て、切ちゃん」
???「え?・・・!」

響「未来の炊いてくれたご飯に弧仁の作ってくれたオトモ達・・・ベストマッチ過ぎて何杯でもいける!!」

???「おりょ?これは一体?」
???「こーじは未来さんがご飯を用意すると分かっていた、そして未来さんはこーじがオトモを用意すると分かっていた・・・響さんの喜ぶ顔をみるために、二人はなにも相談せず、最適解を見つけ出した!」

観客オォー!アイデスヨ!

未来「これは、引き分けかな」
弧仁「いや、これは」
響「二人の勝利だよ。というわけでおかわり!」

???「おぉ!新たなレジェンドの誕生とレジェンド同士が固く手をとっているデス!」
???「勝敗を越えた見事な結果だね・・・ぐすっ」
???「おぉっと!調が涙を流したところで今回の大会は終了デスッ!それではまた会う日までサヨウナラー!」
???「さようなら・・・こーじの好きな食べ物ってなんだろうね」
???「一説によると甘いものらしいデスッ!」

プチッ!、テレビの電源が消えた

翼「うむ、私達が任務の間に行われたという大会だったがいい試合だったな」
マリア「そうね、それにしてもあの子料理できるようになっていたのね。成長したわ・・・」

クリス「・・・家でやれっ!!!」





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