明朝に起きたノイズの発生と、イチイバルの反応
それの調査を行っていた弦十朗、先ほどその連絡を響に伝えて、次に弧仁に連絡しようとしたが・・・
「司令!」
「!、弧仁、なぜここに?」
「藤尭、さんから、聞き、ました。俺、も、手伝い、ます」
「・・・そうか、なら着いてこい」
多くは語らず、背を向ける
「はいっ!」
それがありがたかった
・・・
一方その頃のクリスは、ノイズに追われる途中疲弊し、倒れてしまっていた。
「くっ、うぅ・・・」
過去の悪夢と今の悪夢が夢の中で繰り返し、うなされる・・・そこに
「パパ、ママ・・・」
今はもういない大切な家族も夢に現れる。
沢山困ったこともあったけど幸せだったあの日
そこには・・・
「・・・こーじ」
黒髪の自分より小さな少年がいる。
自分より下の子は今までいなかったので、可愛がっていた。
最初はママをとられるだなんて思っていた。
なんせ、なにも話さないし、笑わないし、怒らないし、泣かないし、時々どこかにフラッと行っては皆に心配をかけていたし・・・
でも一緒に過ごしている内に、この子はなにも知らないだけでただ純粋無垢で、顔にでないだけで色々感情を持っていることが雰囲気でなんとなく分かるようになっていた
両親は自分より早くそれに気づいていたのか、叱るのではなくその度教えてあげていた。
メモでもなんでもいいから、感情を伝えること
どこかに行く時は誰かに伝えること
心配をかけたら、ちゃんと謝ること
一つ一つ丁寧に、教えていた。
クリスもそんな姿を見て、真似るように色々教えてあげていた。
そんなある日のことだった
「♪~♪~」
「そうよいい調子とっても上手」
「うまいぞ、がんばれクリス!」
母に憧れて歌を唄うクリス、それを応援する両親・・・と弧仁
だけど、弧仁はいつも無表情で聞いていた。
「(楽しくないのかな・・・)」
「クリス?」
「!、ごめんなさい」
思わず歌を止まってしまった自分に母が心配したように声をかける。
「どうかしたの?」
「・・・あのね、弧仁が楽しくなさそうだから」
「?」
クリスの言葉が聞こえたのか、首を傾げる弧仁
まるでなんで?と言っているようだ・・・それに気づいたソネットは
「!、そうね・・・けど、もう少し歌ってみない?」
「え?」
「弧仁は今自分がどんな気持ちか考えてる途中なの、だから今は少し怖い顔をしてるかもしれないけど、もう少しやってみて?」
「・・・分かった」
そうしてもう一度唄い、最後まで歌い切った。
その時の弧仁は・・・
「ッ!・・・ハァッ、ハァッ・・・」
弧仁の顔を思い出す寸前で、目が覚める。
周りを見渡す、そこは知らないどこかの部屋で眠っていた場所は布団・・・そして見たことない服を着ている、胸に書いてある文字は、小日向?
「よかった、目が覚めたのね」
「!」
声をかけられる、あわててその方を見ると、ついこの間自分と響の戦いに巻き込んでしまった少女、未来がいた。
自分のことは知られていないようだ
手には濡れ布巾を持っていて、自分のことを看病してくれているのが分かる。
「ッ!勝手なことを!」
それに対して素直になれず、憤慨した様子で立ち上がったが・・・下半身がなんだかスースーする。
視線を下ろすと、なにも履いてない自分の足が見えた。
「!?なんでだ!?」
「さ、流石に下着の替えまではなかったから!!」
・・・閑話休題
その後、少女・・・未来が倒れていたクリスを見つけて、今いる場所のふらわーに連れてきてくれたらしい。
「・・・あ、ありがとう」
「うん」
普通、びしょびしょで倒れてる人がいたら助けるにしても目が覚めたら事情を聴くだろう。
だけど、未来はなにも聞かず、今は汗だくだった自分の体を拭いてくれている。
「なにも、聞かないんだな」
「・・・私はそういうの苦手だから」
今、未来は誰かと喧嘩してしまっているらしい・・・曰く、その関係を、大切なものを壊してしまったとのこと
それはもちろん響のこと、だがクリスはそれを察しつつも黙って聞いてあげていた。
・・・そして、
「本当は、また会えて嬉しかったのに、もう一人の親友を一時の感情で傷つけちゃった」
「それもケンカなのか?」
「・・・ううん、私が一方的に傷つけた」
「ふーん、私には分からないことだな」
「友達とケンカしたことないの?」
「友達いないんだ・・・いや、一人いたよ。友達っていうか、弟みたいなのが」
「その子とはケンカは?」
「したことないな、あいつなに考えてるのか分からないこと多かったから・・・アタシが一方的につかかってたよ。」
「そうなんだ、仲直りしたの?」
「・・・ママに叱られてなくなくな、それでも謝ったらすぐに許すんだから、アイツ馬鹿だよな」
「そっか、今も仲良しなの?」
「・・・世界の裏側でパパとママを殺されてからは会ってない」
「!」
あの時、両親と別れて、弧仁と別れて、捕らえられて
周りの大人から何度もひどい目にあわされた。
いくら叫んでも話も聞かないクズに囲まれて、怖くて、辛くて、何度も死にたくなった
そんな時に出会った理解してくれると思っていたフィーネも自分を道具扱いし、終いには捨てられた
「・・・」
そして、もしかしたら自分が大切に思っていた存在かもしれない弟を自分は否定してしまった。
周りの大人がしていたように、響の話を聞かず、攻撃し、否定した。
・・・自分はなにをやっているのだろう
「なぁお前そのケンカの相手ぶっ飛ばしちまいな」
「え?」
アドバイスにもなってないが、自分が送れる言葉なんてこのくらいだ
「どっちが強いのかつえーのかハッキリさせたらそこで終了、とっとと仲直り、そうだろ?」
「できないよ、そんなこと」
「・・・わっかんねぇな」
ロクなケンカをしたことがないので、これは仲直りのやり方ではないのだろうか?分からない、と頭を掻く。
「それに、私が傷つけちゃった子にはそんなことできないよ。もう二度と会わないでなんて、言っちゃったし」
「そっか、そっちもあるんだよな」
一方的に傷つけるか、傷つけられるかしかなかった
だから、傷ついた時にどうしてほしいのかは分かる
顔も名前も知らない相手だが、もしも傷ついているのなら・・・
「傷つけちゃったソイツの話を聞いてやれよ」
「え?」
「そいつの言い分もちゃんと聞いてやれよ。どんな理由があるのかも分からないんだろ?」
「!・・・うん」
「だったら、ちゃんと聞いてやれ。それでやっぱり納得がいかなかったらぶっ飛ばしてやれ、自分が悪いと思ったならぶっ飛ばされろ」
「ぶっ飛ばす以外の解決はないの?」
「少なくともアタシにはそれしか思い付かないね」
「・・・今からでも間に合うかな」
「知らねーよ」
「ありがとう」
「!アタシはなにもしてねーぞ」
突然告げられたお礼の言葉に驚く
「ううん、ありがとう。気遣ってくれて、えっと・・・」
「クリス、雪音クリスだ」
あの時のように名前を告げることができた。
「優しいんだね、クリスは」
「!・・・そうか」
照れ隠しでそっぽを向くクリス、そんなクリスの手を取って・・・
「私は小日向未来、もしもクリスがいいのなら、私はクリスの友達になりたい」
あの気に入らない立花響のようなことを伝えてくれた未来
それに対してクリスは
「ッ!私はお前達に酷いことをしたんだぞ」
「え?」
未来への負い目を感じ、その手を振り払った。
・・・その時
『ヴーー!!!ヴーー!!!』
鳴り響く警報、それを聞いて未来とふらわーのおばちゃんと共に店先まで出る。
「おい、一体なんの騒ぎだ」
店がある商店街では多くの人が逃げている。
「なにってノイズが現れたの!警戒警報知らないの!?」
「っ!?」
ノイズ、つまりフィーネがここを襲わせたということ
その狙いは・・・間違いなく自分だ
「っ!!(バカッアタシってばなにやらかしてんだ!)」
「!、クリス!!」
人々が逃げる逆方向を走り、商店街を飛び出す。
「アタシのせいで関係のないやつらまで・・・うぁぁぁ!!!」
関係のない人々、そして自分の手をとってくれた未来を危険に巻き込んでしまった、後悔がクリスを襲う
「(アタシのやりたかったことはこんなことじゃない)」
両親を失うきっかけになった争いの種を無くしたい
そのために、フィーネに協力した
その結果がこれだ
「アタシのやることは・・・いつもいつもいつも!」
・・・いくら泣き叫ぼうがノイズは自分を迫ってくる
だから、せめてこれ以上
「アタシはここだ・・・だから、関係のないやつらのところになんていくんじゃねぇ!!」
誰も巻き込まないために戦うと決め、ノイズを睨み付ける・・・だが
「Killter クッ、ゲホッ・・・!」
まだ疲労が残っているのか咳き込み、ギアを纏うための聖唱が途切れてしまう。
その隙をノイズが襲いかかる。
いくらギア装者といえど、ギアを纏っていなくてはノイズにより分解されてしまう。
目前に迫る小型ノイズ、もう逃れられない・・・だがそれは
「ふんっ!!!」
二つの影がクリスのもとに現れなければ、の話
メキメキィ!!
差し込んだ影の内の一人・・・弦十朗が、思い切り地面を踏みしめアスファルトがめくれ上がり小型のノイズをガード
そのままそのアスファルトを殴り飛ばし、後ろにいたノイズに向かって吹き飛ばす。
「っ!?」
「はぁぁぁ・・・おっと、来たのは俺だけじゃない」
まだまだ左右から迫るノイズ・・・だがもう遅い
「さて、巻き込まれるからいくぞ」ガシッ
「はぁっ!?」
「頼んだぞ弧仁」ダッ!
クリスを抱き上げ、およそ人間とは思えないジャンプで近くの建物の屋上に移動した・・・その時呟いた言葉と、飛びながら目に写ったのは・・・
昔と同じ片目だけの碧眼を持ち、
昔と違う白い髪と大きくなった体を構え、
自分が知らない声を上げる
「術式順転・・・『蒼』!」
・・・その名は
「・・・弧仁」
自らの誓いを貫くために、あの日の少年が戦場に舞い降りる
シンフォギアさんぽ!
待ち合わせていたはずの弧仁がナンパされてたら
響の場合
「お姉さんたちごめんなさい!この人今日は私のなんです!」
腕を組んで、そのまま逃げ出してそのまま二人でデート
翼の場合
「全く何時まで待ってもこないから何事かと思えば・・・ほらいくぞ」
顔バレしてはいけないので変装し、ナンパはシカトして弧仁の手を引いて脱出。そのまま小言を言われるが手は離さず暫くそのまま
クリスの場合
「なにやってんだよ弧仁、今日はアタシに付き合う約束だろ・・・一人にすんなよ」
ナンパされてる弧仁を助けたいがどうしたらいいのか分からず、弧仁の服の裾を少し握って話しかけてくる。
身長の関係で上目遣いでスッゴい可愛い・・・がそれでもナンパが諦めなかったらしまいにはぶちギレるので弧仁が慌てて止めます
未来の場合
「・・・弧仁?」
この一言で周りの全てが凍りつき、弧仁は土下座する。