ロンドンで行われたシンフォギアと錬金術と呪力による派手なドンパチ
幸詞についての説明をしているところに流石にやらかしすぎたのかはたまたマリアの立場によるものなか国連のエージェント集団に銃を向けられたので三秒で反撃、全員を伸したところでマリアが正式にSONGに加入することとなった
・・・しかし翼のギアが破損してしまったことが判明、更に日本でも同様に錬金術師による強襲があり、更に敵側の人物を捕虜として確保したらしい
そうして翼、マリア、幸詞の一同は一度、
『ドキドキうまくできるかな?ギアの修復大作戦!』
『ワクワク!捕虜の尋問!』
『初めまして!装者達とのファーストコンタクト!』
などなど・・・盛りだくさんのイベントを控えた日本に帰国する流れとなった
その帰国のための飛行機内にて
「鳴届、少しいいか?」
「風鳴さん・・・あ、幸詞でいいッスよ」
昨夜弦十朗と通信し、互いの状態を共有した。その際幸詞のシンフォギア装者との接触禁止令も解かれたのだ。そのため翼とも普通に話せる
翼も昨日マリアから幸詞について聞いており、幸詞に弧仁の記憶がないことも知っている
そして幸詞としてはようやく会えたシンフォギア装者の翼とは是非仲良くしたいところなのだが・・・
「あ、いや・・・それは」
翼の表情が曇る
「!、すんません、なんか気にさわったんなら鳴届でいいです。それでなんか用事ですか?」
それに即座に気付き、話を切り替えた
「すまないな、話というのも君の来歴は昨夜マリアと君から聞いたが君はえらく戦闘になれていたからな・・・不躾でなければ聞きたいところなのだ」
「それは弦十朗さんッス、研究職だからといってモヤシになるなって時々トレーニングに駆り出されて」
「映画鑑賞か?」
「あー、それもあったんですけど槍持ったねーちゃんに滅茶苦茶鍛えられたんッス」
「な!槍!?」
それに該当する人物は経った一人・・・
「?はい、槍です。もうなんかいてぇのなんのって感じでしたけどお陰で強くなれました!」
「ということは奏は知っていたということか・・・なら何故私になにも・・・」ブツブツ
なにやブツブツいう翼を横目に視線をマリアに向け、話します
「マリア姉さんとりあえず日本についたらどうする?飯にする?俺肉食いたいんだけど」
「野菜も食べるのよ」
「うげ」
「全く、そんなところはマムに似なくてもいいのに・・・」
「はーい、そういえばこっからのマリア姉さんの立場ってどうなるの?」
「纏うギアはないけどSONGに入隊するわ。この戦いは偶像の姿では戦えないものね」
「なるほど・・・マリア姉さんが決めたのならそれでいいと思うけど、無茶しないでね」
「えぇもちろん・・・幸詞もね」
「俺は研究職だぜ?戦場にはでないから安心して」
「どうだか」
「どういう意味?・・・あっ日本に帰ったら皆でマムのお見舞いに行こうよ。そのくらいの暇はあるでしょ」
「もちろんそのつもりよ、マムが日本の味と言っていたのはなんだったかしら?」
「醤油だよ」
「それよ。それをお見舞いの品に持って「やめとこう、花買おう」なぜ!?」
そんなやり取りをしながら飛行機は飛び・・・遂に日本へ
「ふぅ、長旅だったな」
「もうちょい滞在する予定だったんだけどなぁ」
「仕方ないわ、また休暇ができたらいきましょう?」
「それはいいね」
そうしてゲートを抜けると・・・
「翼さーん!!マリアさーん!!」
二人に声をかける声が聞こえた
その方向にいた人物を見た幸詞は、
「!!立花響!!!」
「うぇっ!?」
大きな声でその人物の名前を呼んだ
「それから雪音クリス!」
「あん?」
そしてその立花響と共にいた雪音クリスの二人の名前を呼び・・・
「初めまして!!・・・っていうか俺がほぼ一方的に知ってるだけですけど・・・SONG聖遺物研究課所属!!鳴届幸詞です!!以後お見知りおきを!!」
ニッコニコの笑顔で自己紹介したのだった
「「どうも・・・」」
・・・それに対して、名前を呼ばれた二人はひどく冷めていた
「あ、あれ?もしかして俺嫌われてる?」
それにちょっとショックを受けた幸詞だった
「切歌、調、ちゃんと説明はしたの?」コソコソ
「昨日ちゃんとしたデス・・・けどやっぱり」コソコソ
「仕方ないと言えば仕方ないけど・・・」コソコソ
まぁそんなこんなで響とクリスと特に話すこともなく一同はSONGの潜水艇に到着
「シンフォギア装者勢揃い・・・とは言いがたいのかもしれないな」
弦十朗の目の前にシンフォギア装者全員と幸詞が集まった
しかし弦十朗の言う通り、現在の翼のギア「アメノハバキリ」、クリスのギア「イチイバル」は破損している
なので現状戦闘可能なシンフォギアは響のガングニール、切歌のイガリマ、調のシュルシャガナの三つになるのだが・・・
「暁君と月読君は専用のリンカーがない以上控えてもらう」
「リンカー・・・シンフォギアの適合率上昇の薬か」
切歌と調はリンカーを使用する前提の装者、それをなしにギアを纏ってしまうとバックファイアに襲われるのだ
現にクリスの危機に参じた二人のその後のメディカルチェックの結果はよろしくない
「実質一人ってことか」
「あぁそしてこれを見てくれ」
そうしてアメノハバキリとイチイバル、2つのギアの状態がモニターに映し出された
「おぉ、これは酷い」
シンフォギアの核である聖遺物の欠片は無事だが、ギアをエネルギーをプロテクターとして固着させる機能が壊れている
「アメノハバキリはファラってやつが出したノイズによって壊された、イチイバルも同じですか?」
「あぁこちらもクリス君が遭遇した錬金術師から召喚されたノイズによってやられた・・・お前から見てどうだ?」
「まだ直で見てないからなんとも言えないッス」
「で、もちろん直せるんだろうな?お前研究職って言ってたじゃねぇか?」
クリスが聞いてきた・・・それに対して
「んー・・・直せないことはないですね」
「!本当か!?」
そう答えた幸詞に翼が喜びの驚きの声をあげるが
「けど、よくて模造品レベルですよ。機能も大分落ちちゃうかも」
「えぇー!?」
「んなっ!?お前研究職なんじゃないのかよ!?」
響ががっくりと肩を落としたが構わずクリスが問いただす。それに対して幸詞は、
「俺が結構優秀な研究者といってもシンフォギアを作ったのは櫻井了子ことフィーネです。彼女の死後にその理論が開示されたにしろ作った人物には敵わない。だから俺には不完全な形でしか直せません」
「やはりそうか「それに」なんだ?」
「仮に俺が2つのシンフォギアを完全な状態で直せるとして、直したところでまたあの新型ノイズに分解されるのがオチッス」
「!、それは・・・」
「はっ、そんなの当たんなきゃただのノイズと変わんねぇよ」
「・・・敵の実力が未知数のこの状況でそれはちょっと楽観しすぎだと思いますよ」
「なんだとっ!?」
「落ち着け雪音!」
「大体今回このギアが破損したのはたかがノイズだと油断したからッスよ。見てくれが全く同じで攻撃も有効だというのなら仕方のない油断かもしれませんけどね」
「てめぇ!言わせておけば!「つい最近まで眠りこけてたやつは黙ってろ、ですか?」!?」
クリスが言おうとしていたことを遮り話し、さらに続ける
「それでも俺たちは錬金術について知らなさすぎる、今後どのような敵が現れるのかも分からない状況だというのなら不安は全て潰さないといけない・・・違います?」
「そ、それは・・・」
「幸詞の言う通りね、けど言い過ぎ」
言い淀むクリスの代わりにマリアが諌める
「あー、すんません・・・とにかく何かしらの対抗策が見つからないうちは直したって意味がねぇってことです」
「分かった、しかし応急処置として最低限の修復をお願いしたい」
「了解しました・・・けどもう打開策、見つかってるんじゃないですか?」
「!、あぁ」
「打開策はもう見つかってるって、もしかしてあの捕虜にしたっていう、あの?」
「その通りだ響君、現在は拘束させてもらっているが・・・本人曰く、あの錬金術師が繰り出したノイズ、アルカノイズへの対抗する秘策があり、自分はそれを届けに来たとのことだ」
「なるほど・・・それはどんな恐ろしいやつなんでしょうか・・・」
・・・で、留置室へその捕虜の話を聞くために訪れたのだが
「え、めっちゃ可愛い」
「「「そこ!?」」」
「そ、そうですか?」
そこにいたのは随分と幼く、可愛らしい少女がいた。その第一声にツッコんだマリア、切歌、調を他所に話を続ける
「は、初めまして、ボクはエルフナインです」
「俺は「弧仁さんですね」!よく知ってんね」
「「「?」」」
その言葉き違和感を覚えたのは響、翼、クリス
どうやらエルフナインは弧仁が幸詞となったことを知らないようだ
「皆さんのお名前やこれまでの戦歴、そして錬金術・・・今回皆さんを強襲したオートスコアラー、そしてボクの創造主であるキャロルマールスディーンハイムの計画はボクにインストールされているんです」
「インストール?機械みたいだな」
「はい、その通りです。ボクは
「
「とはいえ、ボクはその巨大装置・・・チフォージュ・シャトーに必要な最低限の錬金知識しかないんです」
「チフォージュ・シャトー?」
「はい、ある時アクセスしたデータベースでチフォージュシャトーは世界をバラバラに分解してしまうものだと知ってしまい、その目論見を阻止するために逃げ出してきたのです」
「世界をバラバラとは穏やかじゃねーな」
「分解と創造は錬金術の基本だったはず・・・シンフォギア、そして今度は世界を分解するのがそのキャロルってやつの目論見?」
「!、はい、その通りです!よくご存じですね」
「色々勉強しまくったからね、それで?それはどこにあるの?」
「チフォージュ・シャトーに近づくことはできません。錬金術による認識阻害や転送術により明確な場所は分からないんです」
「なるほどね・・・で、さっきから大事そうに持ってるその箱に、対抗策がある感じ?」
そう言って幸詞が指差す先にはエルフナインの持つ小さな箱があった
「はい!この魔剣ダインスレイフの欠片があればアルカノイズにも対抗できます!」
その箱の中には小さな黒い金属片が入っていた
「ダインスレイフ・・・北欧神話に伝わる生き血を吸い続ける魔剣か、ちょっとさわってもいい?」
「はい、どうぞ」
研究者としての血が騒ぎ、ダインスレイヴの欠片が幸詞の手に渡る・・・その瞬間
ゾワッ!!!
「!?、なんだ、これ・・・」
身体の奥底から力が沸き上がる・・・そして
『またいつか会おうね・・・俺の』
頭に響く声、聞き覚えのあるその声は・・・
「「こーじ!!」」
「!・・・切歌、調」
二人の声で意識が戻ってきた
「どうしたんデスか?」
「それ持ってからボーッとしてたけど」
「あ、いやなんていうか・・・なんかおかしなことなかった?」
「いえ特に変わったところは見えなかったデスよ?ねぇ皆さん」
「ん?あぁ、なんかあったのかよ?」
「私も変わったところは見られなかったが・・・立花?」
幸詞のことを驚いた瞳で見ている響
「響君、なにか見えたのか?」
「あ、いえ・・・なんか、見えちゃいけないものが見えたような・・・」
「え?俺背後霊とかいるの?」
「恐らくですがそのダインスレイフの呪いの力が弧仁さんの呪力に反応したのだと思います。極めて近い力だと、キャロルも言っていました」
「呪力って・・・あのノイズをぶん殴れた変な力のこと?」
「それです・・・あれ?貴方はこの世界唯一の呪術師でありルナアタックやフロンティア事変の影の功労者・・・まさに最強の一言に尽きる貴方の力ですが・・・ご存じないんですか?」
一同「!!」
悪気ないエルフナインの一言に場が凍りつく
「俺の・・・力?しかもルナアタックやフロンティア事変・・・俺はここ数年は眠りこけてたはずなんだけど」
「?そのような情報はボクの方にはありませんがもしやインストールされていない最新情報なのでしょうか?」
「・・・かもね」
くるりと振り返り、後ろにいるメンバーを睨む
「思えば数年眠りこけてたっていうのに起きた時の俺の身体は衰弱してなかった、それからこの間の変な力、そして立花さん、風鳴さん、雪音さんの俺に対してのぎこちない態度・・・なにか知ってんの?」
そのエルフナインの一言をきっかけに一気に疑問が吹き出す
そして全員の反応を見て確信、責めるつもりはないが、全員がグルになってなにかを隠しているのは流石に気分が悪い
もうこれ以上隠せないことは明白である
「・・・あぁ分かった俺から話そ「風鳴指令私から話します」!マリア君」
こんなに早くに話すことになると思っていなかったのか、重々しく口を開いた弦十朗を制し、マリアが名乗りをあげた
「幸詞、これからあなたに話すことは場合によっては酷になるかもしれない、それでも聞くかしら?」
「聞くに決まってる」
「あ、アタシ達もいくデス!」
「初めに秘密にした私たちにも責任がある」
「そう、なら行きましょう」
そうして、マリア、切歌、調、幸詞は別室へ・・・そしてそこに
「なんでアンタらもいるんですか?」
響、翼、クリスもついてきた
「幸詞君が眠っていた間のことを話すならどうしても私たちもここにいなきゃいけないんだ」
「私たちも少なからず、いや大部分として関係しているからだ」
「マリア達の話だけじゃ保管できねーところもあるんだよ」
「つまり、俺に隠していることのなかにアンタらも関わってるってことか?」
「そうなるわ・・・さぁ話し始めましょう」
そうしてもう一人の幸詞・・・弧仁の話が始まった
時にクリス、響、翼、からの説明もあり・・・話し終わる頃に外はもう暗くなっていた
・・・
「つまり、人体実験に耐えきれなかった俺が無意識に産み出した人格が『弧仁』ってことで、俺の意識が沈んでる間に呪術師として立花さん達と一緒に戦ってたってことか?」
「あぁ、幼き日から共に過ごしていた」
「途中離れちまってた期間もあるけどな」
「特に険悪だったり、仲悪かったりしたことは?」
「ないない!私たちは手を取り合った親友だった・・・だからどうしても幸詞君のことを弧仁と重ねてしまってて・・・ごめんなさい」
「マリア姉さん、俺ってそんなにその弧仁と似てるの?」
「えぇ、違いといえば髪と瞳の色ね」
「それに私たちが出会った時も元々はその色だったのだ。呪力に目覚めた際に変わったんだ」
「アタシは最初白に変わった弧仁を見ても気づけなかったんだけどな・・・」
「そ、それならアタシ達も最初は弧仁のことをこーじとは気づけなかったけどデス!」
「それは仕方のないこと」
「ありがとよ、けどやっぱり似てるもんだな」
「似てるというより、同じだものね」
「なるほど・・・うん、そっか・・・」
顔を手で押さえて項垂れる幸詞、そんな幸詞を気遣う一同だったが・・・
「あーー!!!良かったぁぁぁ!!!」
一同「!?」
両腕を仰ぎ、安堵の声を上げた
「な、なにが良かったんデス?」
「だって初対面とはいえめっちゃ壁張られてたからさ!俺なんかやったのかな?ってめっちゃ心配してたんだよ!」
「そ、それはすまなかった」
「それからその弧仁も聞く限りではめちゃくちゃいいやつだし、覚えてないけど俺との約束守って、マリア姉さん達を助けてくれたんだろ?いいやつじゃん」
「えぇ、私達は彼に助けてもらった」
「命も、心も救ったもらった」
「大間違いしそうだったアタシを救ってくれたですよ」
「なら、感謝しかない・・・むしろ俺の勝手で産み出しといて俺の勝手で消してしまって申し訳ない」
ギュッと拳を胸に当ててから立ち上がり、響達の方に向き直った。そして膝をついて・・・
スッ・・・トンッ
手をついて、頭を下げた
「「「!?」」」
「彼自身が選んだ道だと言えど、俺の勝手で貴方達の親友と家族を奪ってしまい申し訳ありませんでした」
そして謝罪の言葉を述べたのだった
「・・・鳴届が謝ることではない、あれは弧仁の意思だった」
「最後には弧仁も満足した顔してたんだ、お前に謝らせたりしたら怒られちまうからやめろ」
「そうだよだからそんなことやめて「でも!」!」
「でも、もしも俺がおんなじことにあったとしたら、どんな事情があったって・・・悲しいから」
もしも今目の前にセレナの姿をした別人がいたらと思うと・・・幸詞は胸を裂かれる想いだった
なぜ大切な人が生きていないんだろうと、悲しくなるから
「だから、ごめんなさい・・・それから」
バッ、上体を起こして、響達の瞳を見て話す
「無理は承知で頼みます。彼の想いを継ぐ意味もありますけど、俺自身の意思で貴女達の力になりたいです」
「それはつまり、鳴届幸詞として私たちと共に戦う、ということか?」
「はい、俺は他よりちょっとすごい研究者なんで、きっと力になれると思います」
「自分で言ってのけるところがたくましいな」
「それに俺夢とかあんまり信じないタイプなんですけど・・・弧仁が言ってたんです」
あの目覚める時に見た夢、そして戦うときに響いた声、そしてさっきの声
あれは全部弧仁の声だったのだ
「俺が力を必要とするなら手を貸すって・・・だから俺戦いま「ダメよ」!、マリア姉さん!?」
戦う意思を告げようとした幸詞をマリアが止めた
「それは認めない、それだけは認めない」
「ごめんなさいこーじ、アタシも同意見デス」
「もちろん私も」
「切歌に調まで・・・」
「いくら現状戦えるシンフォギア装者が立花響一人しかいない状況だとしても、貴方をこれ以上戦場に出すつもりはない・・・この間の襲撃のような非常事態でもない限りね」
「でも「これ以上マムに心配をかけるつもり?」ッ!?」
「・・・私にギアはない、切歌と調も対応するリンカーがない以上戦場には出られない。
錬金術に対抗することのできるかもしれない貴方をそれでも戦場には出させない」
「それにこーじはあの時から私達を守るためにいっぱい頑張ってくれたデス」
「だからもう私たちはこーじには戦ってほしくない。今度は私たちが頑張るから、今度こそ私たちが守る」
「だから幸詞、貴方は研究者としての戦いを全うしなさい」
「ッ!・・・」
三人の気持ちが痛いほど分かるからなにも言い返せない・・・だけど、それでも・・・
「さぁ、今日はもう帰りましょう。また明日から頑張るためにもね」
・・・そうしてそれぞれの胸に一物を抱えて一同は解散した・・・
・・・
その同時刻・・・チフォージュシャトーにて
その玉座のような椅子に座るのはエルフナインに似た・・・否、エルフナインが似ている少女がいた
彼女の名はキャロルマールス・ディーンハイム、エルフナインやオートスコアラーの創造主である
その見た目に反して人工生命に自身の情報を転送して長らく生きてきた少女、そしてその玉座には四体のオートスコアラーが立っていた
その内の一体、幸詞たちと交戦したファラが動き、キャロルに話しかける
「マスター、五条弧仁もとい、鳴届幸詞の呪力のサンプルはいかがですか?」
「中々にいい反応だ、人の負の感情から産み出される力は錬金術で焼却する想い出とよく似た力・・・これで対呪術師用の新たなアレが目覚める。よくやったファラ」
キャロルの言うアレ、それは4人の台座しかないはずのオートスコアラーの5つ目の台座で瞳を閉じて眠ったように見える5人目のオートスコアラーのこと
「ありがとうございます。顔面を思い切り殴り飛ばされたかいもあったというものです」
「それで記憶と力を失った呪術師はどうだった?それなりに楽しめたか?」
「ふふっ、それなりどころか大満足・・・暫くはお預けなのが残念でなりませんが」
「そうだな、暫くあの呪術師の相手はアレの役目・・・精々壊れるまでは足掻いてほしいものだ」
「あら、壊れる前提なのですか?」
「お前らと違い、あれは突貫で作ったモノだ。そこまで期待していない」
「お言葉ですがマスター」
「なんだ?」
ファラの唇が不敵につり上がる
「一度味わった身としては、あの呪力というものは錬金術やフォニックゲインとはまた違った力を持つようです。その力を宿した『彼女』がただの人形で終わるとは思えません」
「!、えらく勝っているようだなあの五条弧仁を」
「いえ、私が面白いと思ったのは鳴届幸詞・・・あの観察力と知識は驚異になるかと」
「ほう・・・なら楽しみにしておこう。アレももうじき目覚める、そしてオートスコアラー最大戦力のミカの起動のための想い出を集めているガリィももう戻る。さてそろそろ始めようか・・・世界の分解を!!」
そう話すキャロルの声を聞いてか聞かずか・・・その5人目のオートスコアラーの瞳がゆっくりと開かれるのであった
しないふぉぎあさんぽ
ー解散してからー
SONGで解散後のマリア達は自分達の住居に帰っていた
しかし会話はない
「どうするデス調、マリアとこーじの空気が激重デース!」コソコソ
「ど、どうしよう今日は折角マリアが初めて私たちの家に帰ってくる日なのに」コソコソ
「折角豪華なおさんどんの用意までしたというのにこのままではいけないデース」コソコソ
「け、けど・・・」チラッ
マリア、幸詞「・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
「完全に出る漫画間違えてるデス!」コソコソ
「あぁそうこう言ってるうちにもう家の前に・・・もうだめだ・・・」コソコソ
「・・・マリア姉さん」
「「!?」」
「なにかしら?」
「ちょっと待っててくれる?」
「さ、先にこーじが家にはいったデスけど「切歌と調もはやく」は、はい!?」
「どうしたのこーじ」
「こったこっち」
調、幸詞、切歌の順に玄関の前に立った
「せーので言おっか」
「えぇ!?いきなりなにを!?」
「・・・!、そういうことね」
「調!?分かったんデスか?」
「簡単だよ切ちゃん、あのね」コソコソ
「!、分かったデス!」
そしてドアを開けて、三人で一緒に!
「「「マリア/姉さん!、お帰りなさい!」」」
「!・・・ただいま」