歌を奏でる装者と無限を操りし少年   作:アユムーン

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そうならないための「道」を進む

夢を見ている

 

不思議とこれは夢だと分かるそんな夢

 

 

「・・・」

 

 

その夢は赤く、時折現れる影を壊して壊して壊していくと自分と相手からまた別の赤が噴き出していく

 

不思議と気分が楽になった

 

なにも考えなくていいから楽だ

 

責任から解放されて、本能のままに力を振るう

 

残った五感の全てが閉じられていく

 

感じなくなった痛みは快楽となる

 

このままずっとこうしていければ・・・『本当に、いい、の?』!

 

 

突然頭に響いた声で手が止まった 

 

 

『その、手で、なにを、壊し、てるのか、分かっ、てる?』

 

 

視界に色が入り、真っ黒だった手がいつもの手に戻った

 

だけどその肌には血がこびりついている

 

そして先程まで壊し続け、辺りに散らばるその姿がはっきり見えた、それは・・・

 

 

「!」

 

 

マリア、切歌、調、ナスターシャ、セレナ・・・幸詞の大切な人達と

 

響、翼、クリス、未来、奏、SONGの面々・・・孤仁の大切だった人達だった

 

視覚に続き触覚が戻り先程まで壊していた手の感触が甦る

 

次は嗅覚、辺りに広がる血の匂いが突き刺さる

 

「ッ、オ゛ェッ」

 

ビシャッと音を聞きながら血の池に跪く

 

更に強くなった匂いにむせ返り、酸の味が口に広がりそれを吐き出す

 

夢なのに五感の全てが働き幸詞を傷付ける

 

「違う、こんな、こんなつもりじゃ・・・」

 

戦いでの苦しみより守れない苦しみが勝り、だったらいっそ敵も守りたい人も全部全部壊してしまえばいい・・・そう思ってしまったのだ

 

そうして目の前に広がる光景に意識が遠退き、前に倒れ、血の海に浸るその寸前で

 

・・・バチャンッ・・・

 

「ッ!?」バサッ!

 

それと同時に夢から覚めた

 

視界に広がるのは血の海ではなく白い壁、手は肌色で鼻につくのは消毒の匂い

 

ベットの横には腕に繋がれてる点滴と身体に付けられる計測器の一定のリズムが響いている

 

ここはSONG艦艇の病室だ

 

なにがあったか覚えていないなんてそんな都合のいいことはない、しっかりと覚えている

 

溢れる力と感情のままの全てを壊そうとしたあれは現実のものだからこそ、先ほどまでのあれは夢とは割り切れられない、あれはあり得た可能性

 

「(時間は・・・もう明け方か)」

 

戦闘はどうなった?響達は勝ったのか?

 

ここは24時間体制の職場、とにかく誰かに会って現状を確認しなければならないとベットから降りようとした時に気づいた

 

「エルフナインちゃん?」

 

ベットに上半身を預ける形で眠っているエルフナインがいた

 

「(ずっとついててくれたのか)」

 

眠るその顔の目元には隈ができている。

 

恐らくここのところは徹夜続きだったのだろう

 

幸詞もやるべきことだったことを一人で背負ってくれたのだから当然だ

 

「ありがとう、エルフナインちゃん」

 

優しくその頭を撫でたその時

 

「ん?んん・・・幸詞さん?」

 

「!、ごめん起こしたね」

 

「いえ、久しぶりに熟睡していまし・・・幸詞さん!!?」

 

「!?幸詞さんですが!?」

 

「か、身体に異変はありませんか!?どこか痛みがあればすぐに!」

 

「気分以外は五体満足だよ」

 

「!、やはり精神ダメージが!!」

 

「いやちょっと落ち着いて・・・ん?精神ダメージ?」

 

「はい・・・幸詞さんに伝えなくてはいけないことがあります」

 

・・・

 

幸詞が気絶した後、キャロルとの戦闘は続行されたが響達の活躍により・・・というよりも幸詞との戦闘でのダメージが大きく撃退することには成功した

 

果てる間際、キャロルはその呪われた旋律で誰かを救えるとなどと思い上がるなと、吐き捨てて・・・燃えて消えて灰となった

 

・・・SONG艦艇、オペレーションルーム・・・

 

「以上が今回の戦闘結果です。恐らくですがキャロルが戦闘不能になったこともあるので暫くアルカノイズによる襲撃などは収まるはずです

 

そして次は幸詞さんの身に起こったあのシンフォギアの暴走形態に似た現象についてです」

 

そこではエルフナインが奏者一同と奏、未来、弦十郎、緒川を含めたメンバーに対して今回の戦闘において活躍した決戦兵器イグナイトモジュール、そしてそれによる戦闘のデータの共有を行っており、そして幸詞の話題に入った

 

「その前に幸詞の容態はどうなの?」

 

マリアが問いかける

 

「幸詞さんは今朝無事に意識を取り戻し、容態は安定しています・・・ですが流石に疲労しているようでした」

 

「よかった!それなら一安心!「とは言えないな、他も己も破壊し尽くすあの形態は異常だ」ですよね・・・」

 

安堵の息を吐こうとした響を翼が遮る

 

「そもそもなんでこーじがあんなことになったんデスか?確かにこーじには聖遺物に関しての知識はありますけど」

 

「こーじ自身には聖遺物を起動するための歌は歌えない。だからギアを纏うこともできない」

 

「そうなのか?マリア達と同じ施設にいたというのなら適正はあると思っていたのだが」

 

「マムから聞いたけど幸詞は偶発的とはいえノイズ被災から生き残ったということからレセプターチルドレンとして連れ去られた

 

その後様々な訓練や検査を受ける中で適合者としての才覚はない代わりに身体能力が優れていたことやマムの意向のお陰でエージェントとしての適正を見いだされてそのまま私達と過ごしていたけど・・・」

 

「その優れた適正故に五条悟の目隠しの実験台となったのか・・・」

 

弦十郎が呟く・・・それがきっかけで『彼』は生まれたのだから

 

「えぇ、だから幸詞に聖遺物は扱えないはずなの」

 

「はい、その通りです。あの形態は幸詞さんが引き起こしたものではありません

 

あの形態について語る前に響さん、翼さん、クリスさん、イグナイトモジュールを起動する際に感じたことはありませんか?」

 

「感じたこと?・・・それって!」

 

「想像以上、だな」

 

響が気付き、翼が語る

 

「想像以上?」

「や、やっぱりあれめちゃくちゃ痛いんデスか!?」

 

首をかしげるマリアに対して切歌がイグナイト起動時のあの痛烈な光景を思い出し顔を青ざめさせたが・・・

 

「いやそうじゃねぇ。なんつーか思っていたより軽かったんだよ」

 

「軽い?」

 

「私も雪音と同じ意見だ。しかし口で説明するとなれば立花が適任だろう」

 

「響が適任なんですか?」

 

「なるほど、この中で暴走状態になったことがあるのは響だけだ。そういうことだろ?」

 

未来の疑問に奏が答えた

 

「!」

 

「はい。ダインスレイフによって私達の心の闇が増幅されて、わざと暴走状態を引き起こすって聞いた時はかなり覚悟はしてたんです。だけど前に暴走した時に比べると少し・・・ううん、全然違った。

 

目の前が黒くなることも、なってなにもかもが壊れちゃえっていう感情が湧かなかった」

 

「あの時は勢いに任せちまってたけどもしもあの程度の痛み苦しみが暴走だっていうんならこのバカが乗り越えられないわけがないんだよ」

 

「まるで誰かが肩代わりしてくれたような感覚だった」

 

「!、待って、つまりそれって」バッ

 

マリアがエルフナインの方を向く・・・ついに分かった、分かってしまった

 

「あの時の状態と先ほどの言葉から・・・イグナイトモジュールを起動した響さん、翼さん、クリスさんを襲うはずだった暴走状態を引き起こすための心の闇を全てとは言えませんが・・・その大部分が幸詞さんに移っていたと、ボクは結論づけます。」

 

一同「「「!!!」」」

 

「まっ、待つデスよ!!なんでこーじにそんなのものが移ってるんデスか!!」

 

「皆さんのギアに組み込んだダインスレイフの欠片・・・それが原因です」

 

「呪力が関係してるの?」

 

「以前幸詞さんがダインスレイフの欠片に触れたことを覚えていますか?」

 

「えぇ、一瞬幸詞の様子がおかしくなったけどまさかその時になにか?」

 

「はい、ダインスレイフの力は呪力に極めて似た力なんです。そして幸詞さんが触れた時に幸詞さんとダインスレイフの間で繋がりができてしまったんです」

 

「繋がり?」

 

「はい、単純に言うと幸詞さんとダインスレイフは相性がいい・・・いえ、良すぎたんです

 

その繋がりを通って増幅された響さん達の心の闇が移りました・・・それはいわば人の負の感情、呪力を産み出す源です」

 

「呪術の観点からしてもいくら幸詞が強くなったとしてもそんなもん身体にぶちこまれたらヤバい。良くて即死」

 

「最悪があの状態というわけね」

 

「!、だったらもうイグナイトモジュールを使わなかったらいいんじゃ「月読君、残念だがそれは無理だ」!」

 

「今回の戦闘で相手の首謀であるキャロルを廃したといえど未だオートスコアラーという脅威が残っている以上、今後の戦いにおいてイグナイトモジュールは必要不可欠です。」

 

弦十郎が遮り、緒川が続ける

 

「!ならこのままこーじに苦しめって言うんデスか!!?」

「切ちゃん落ち着いて」

 

当然切歌がそれに食らいつき、調が押さえようとしたが・・・

 

「そんなわけあるか!!」

 

「「!!」」

 

弦十郎が大きく吼えた

 

「俺たちはもう二度と彼を・・・アイツを!犠牲にするわけにはいかないんだ・・・」

 

グッと強く拳を握り締めて、弦十郎が弱々しく溢した

 

「司令、落ち着いてください」

 

「!、すまない、とにかく俺たちも鳴届君を犠牲にするつもりはない。対抗策を模索している」

 

「わ、分かりました。ごめんなさいデス・・・」

 

「いや、俺の方こそすまない・・・」

 

沈黙が一同を包む・・・それを打開するのは二つの声

 

「だとしたらだ。とりあえずアイツの様子見にいったほうがいいんじゃねぇの?」

 

「そうですね。きっとお腹空いてると思いますしなにか差し入れしましょう?」

 

奏と未来の言葉で全員が顔を上げた

 

そうだ、落ち込んでいる場合ではない、一番苦しんでいた彼のことを一番に考えなくては!!

 

「そうだね!やっぱりご飯&ご飯がいいかな?」

「いや、こういう時はやはり定番のお粥じゃないのか?」

「そりゃ風邪の時でしょうよ先輩・・・」

「けど胃に優しいものにしなくちゃね・・・ここはやっぱり調の出番よ」

「うん、最高のおさんどんを作ってみせる」

「そうと決まれば早速買い物デース!!」

 

先ほどの沈黙を感じさせない和気藹々とした雰囲気、その光景を見て

 

「・・・強いな、彼女達は」

「そうですね」

 

弦十郎は己の情けなさを恥じるが、緒川が言葉を続ける

 

「司令の気持ちも少しは分かるつもりですよ。私にとっても彼は大切な後輩のつもりですから」

 

「・・・そうか」

 

「だからこそ彼を、そして鳴届幸詞さんのことをしっかりと守っていかなくてはいけませんね」

 

「そうだな、それが大人としての役目、か」

 

そして奏者達の和気藹々とした雰囲気を眺める視線がもう2つ

 

「ありがとな、話に乗ってくれて」

 

「いえ、奏さんのお陰で皆も少し元気になったみたいでよかったです」

 

奏と未来だ

 

「けどダンナの気持ちも少しは分かるんだよな・・・そっちもか?」

 

「はい、私も最初は重ねて見てしまうこともありました・・・けどミカっていうオートスコアラーに襲われた時に幸詞君は私達を助けるために必死になってくれていた」

 

例えなんとかしたのが彼だとしても、あの行動に嘘はない・・・間違いなく幸詞は未来と響を救おうとしてくれた

 

「だから当たり前だけど幸詞君は幸詞君として私は仲良くなりたいです」

 

あの時の彼は信じるに値するからこそ、そう思うのだ

 

「すごいな、未来は」

 

「奏さん?」

 

「アタシも頭では割りきってるつもりなんだ。だけどどうしてもダブらせちまう部分っていうのはあるんだよ。さっきのダンナみたいにさ」

 

自分のことを姉と呼ばないあの声に、何度落胆したのかは数えきれない

 

「もちろん、アイツの人柄とか成長とか見るたびに幸詞自身を見ることはできてた」

 

だけど、それでも

 

「ダメなんだよなぁ、どうしてもアタシの大切な弟に見えちまう。こんなのどっちにも悪いのにさ・・・アタシも情けない」

 

「奏さん・・・」

 

「だからさ、アタシもこれからもっとアイツと仲良くなろってやろうと思うよ」

 

「!、そうですね」

 

「だよな。さ!そうと決まれば見舞いの品が決まる前にアタシたちもいこうぜ!」

 

「はい!」

 

更に仲を深めたいと思う二人の気持ちとは裏腹にその気持ちは既に彼を彼だと認めているものだった

 

「あ、けどさっき幸詞さんちょっと外の風邪を吸ってくるといって出かけていましたよ」

 

エルフナインが幸詞とのやりとりを思い出し、全員に伝えた

 

マリア、切歌、調を除く一同「・・・え?」

 

「安静にしてほしかったですが幸詞さんの場合は病室にいるほうが体調が悪くなると思ってお見送りしました!きっともうすぐ帰って・・・「それはまずいよエルフナインちゃん!」え?」

 

「このままじゃ私達に気を遣わせてしまうと思い飛び出してしまったのかもしれん!!」

 

「あんの馬鹿野郎!そんなんなんの解決にもならねぇだろうが!!おいオッサン!!」

 

「分かっている!緒川!至急彼の捜索を!!」

 

「はいっ!!」

 

「響!私達も探しに行こう!」

「うん!」

 

慌てふためく連中を静かに見ているのは驚かなかった三人

 

「あのー皆サン?」

「皆分かってないね」

「そうね。幸詞はそんなこと気にする質じゃないっていうか・・・精神の図太さを」

 

その三人の言葉通り・・・オペレーションルームのドアが開く

 

「うぃっすうぃっす~、外出たら小腹空いたからコンビニ行ってきました~♪・・・ってあれ?なんか話し合い中ですか?」

 

ビニール袋片手に帰ってきた幸詞

 

マリア以下略「鳴届/幸詞/君!!?」

 

「!?幸詞さんですけど!?」

 

当然驚く一部を除いた一同

 

「おかえりなさい。体調は大丈夫?」

 

「ただいま。強いていうなら気疲れしてる感じ、後小腹満たされたけどやっぱり腹減ったや。調のご飯が食いたい」

 

「分かった。帰ったらおさんどんにしようね」

 

「今日ばっかりはこーじ快気祝いの肉づくしデース!」

 

「いいね!それ最高じゃん!」

 

「だめ、病み上がりだからこそ野菜しっかりとって」

 

「えぇー・・・」

「こちとら成長期デース!肉が食べたいデース!」

 

「ダメよ。調の言うとおり、パーティーは色々落ち着いてからにしましょう」

 

「「はーい/デス」」

 

などと、一家の団欒を見せつける四人に対して・・・

 

「幸詞さん、本当に大丈夫ですか?」

 

エルフナインが問いかけた

 

真剣なその目に、幸詞もまっすぐと見つめ返して言葉を考えながら話す

 

「あー・・・身体面はホントになんともないよ。しばらく眠ってたのが嘘みたい軽いんだ。怪我が治ってたのは多分アイツのお陰だと思う」

 

「反転術式か」

 

「だと思います。気疲れってのはちょっと嫌な夢・・・隠したってしょうがないからはっきりいうけど、暴走してここの皆殺す夢を見たからさ、流石にしんどかった」

 

正直思い出したくもないが・・・それでも

 

「だからって、そんなこと気にしてたらこの先の戦いで生き抜けないと思う。まだこの戦いは終わってない、オートスコアラー・・・特にあのカースってのとは俺もまだ因縁あるし、いつかアイツとは決着をつけないと行けないと思う」

 

グッと握る手、その手に籠る呪力

 

以前より強くなったそれ、だけどまだ足りない

 

「しょげたり、めげたりしてる時間はない。

 

誰かの心の闇を背負ってしまうっていうのならそれすら背負って強くなるしかないと思う・・・ってわけで」

 

全員の方を向き直り・・・頭を下げ

 

「これからもよろしくおねがいします」

 

そう述べた

 

そしてそれに対して異を唱える者など、誰もいなかった

 

・・・

 

そうして更に今後について話し合う前に幸詞はポケット漁り、三つのなにかをマリア、切歌、調に投げた

 

「わっ、と・・・いきなりなんデス、って!?」

「これは!!壊れたはずの」

「ギアペンダント!!」

 

「!!?幸詞さんいつの間に!?」

 

「エルフナインちゃんと今朝話してから暇だったから修復しといた。ガングニール、アメノハバキリ、イチイバルのデータもあったから割りと簡単だったし、ちゃんとイグナイトも搭載してるから思いきりやって問題なし」

 

「!、復活のアガートラーム」

 

マリアの手に握られるギアペンダント、それは亡き妹セレナのギア、アガートラームだ

 

「うん、壊れてたけどなんとかね。マリア姉さんの歌で反応するよ」

 

「感謝するわ幸詞」

 

「どういたしまして、ごめんねエルフナインちゃん仕事とっちゃった」

 

「いえ!けど短時間で行うなんてやっぱり幸詞さんはすごいです!」

 

「!・・・ありがと」

 

照れ隠しにワシワシとエルフナインの頭を撫でる

 

「!、えへへ・・・」

 

それに恍惚な笑みを浮かべる

 

「ねぇ切ちゃん、エルフナインって・・・」コソコソ

「完っ全に惚の字ってやつデスね」コソコソ

 

コソコソと話す切歌と調を横目に、今後について幸詞が切り出した

 

「とりあえず奏者一同はイグナイトモジュールの制御、そして俺へのバックファイアについての対策をこれから練っていこうと思うんですけど、どうですか弦十郎さん?」

 

「あぁ、新たな力を使いこなすためにも、ここらでひとつ特訓だな!」

 

一同「特訓?」

 

弦十郎の提案により・・・物語は海へ!!




絶唱しないフォギア

~幸詞の精神の図太さ~

少し昔、幸詞達がFISにいた頃

切「ギャー!!デェーース!!」
マ「切歌!?」
調「切ちゃん!?」

シャワールームからバタバタと駆けてきたのは切歌

切「こ、こーじがシャワールームに入っててぜ、全裸でフルチ「切ちゃんそれ以上はいけない」」
マ「それは災難だったわね・・・けど幸詞も今頃恥ずかしがって「人を見るなり悲鳴あげるって酷くない?」なぜそこで全裸で現れるの!?」
幸「着替え持ってくるの忘れちゃって」

また別の日

マ「はぁ・・・」

頭を抱え、なにかに悩むマリア

調「マリア、どうしたの?」
マ「実はさっき幸詞が転んで私も巻き込まれてね・・・それでその、胸に幸詞の顔がね・・・」
調「あー・・・」
マ「別にそれはいいのよ?ただその後になんのリアクションもなくごめん、の一言ですませられたっていうのがなんか・・・女としての自信が・・・」
調「うわぁー・・・」

そして別の日

セ「幸詞、気にしてないからでてきて?」コンコン♪

引きこもっているのか自室から出てこない幸詞をセレナが誘い出そうとノックしている

マ「セレナ?どうしたの?」
セ「実はさっき私が着替えてるところに幸詞が入ってきちゃって・・・それで顔真っ赤にして申し訳ないって言いながら部屋に引きこもっちゃって・・・」
マ「年相応だけど反応の差!!?」

実はセレナ限定で繊細だったりしてました

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