ハイスクール D×D 隠蔽された子   作:世界の果実

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第0部
主人公説明


新条蓮

駒王学園高等部二年Bクラスに在籍し、自称影が薄いと思っている高校生。

 

校則ギリギリに着崩しており、授業中は寝ているか、窓から見える景色をボーっと眺めているかで、教師達からは不真面目な生徒と認識され、クラスメイトからは空気みたいな存在として、彼に話しかける生徒など一人としていない。

                                          

容姿は、前髪を鼻にかかるまで深く伸ばし、後ろの髪の長さは肩にかかる程度で、素顔だけ極力見えない様な格好で過ごしている。

 

あとは、首回りの窮屈さを和らげるためにシャツの第一ボタンをはずし、腰の位置までスボンを下げているぐらいだろうか。

 

入学初日からこの格好をしている蓮に対して、生活指導の担当である教師は、何度注意しても改善する意思がまったく見られないため、厳しい処罰を学園長に直談判した。

 

だが彼の事に関しては、放っておくように言われ続けているのが現状。

 

蓮の成績は常に上位から五位以内をキープしており、着くずしや生活態度だけで優秀な学生を失うのは学園にとって損である、と学園長が判断したからだ。

 

体格は中肉中背で身長は173センチ前後。腕や足などは体育服着用の時に、全体的に細く白い肌が見えたらしい(どこかの女子生徒談)

 

まだ変声期もきておらず、私服姿時は女性に間違われることがあり、それを非常にコンプレックスと感じている蓮は、外出時深く帽子をかぶり、極力声を出さないように注意している。

 

交友関係でいえば、あまり他人とのコミュニケーションが得意なほうではなく、普段は一人でいることが多いため、クラスで唯一のボッチを確立している。

 

では次に、駒王学園について少し触れておこうと思う。

 

駒王学園は全生徒数が三千人を超えるマンモス校であり、一学年に一五もあるクラスから成り立っている。その大多数の学園の中には当然、有名人や目立ちたがり屋がちらほらと存在する。

 

目立ちたがり屋の中には、まれに噂などで一時期は有名になる奴が現れることもあるが、それも日を立つことにいつの間にか、人々の記憶からは消し去られていく。

 

噂が絶えることなく人気が保つとするならば、学園の中で派閥や愛好会が構成されている美男美女の存在。

 

ごく少数だが一応存在する不良グループ。

 

最後に、学校中知らないものは存在しないとまで言われている変態三人衆ぐらいであろうか。

                             

ちなみに女子生徒共通認識として、二年B組=兵藤(変態)・松田(危険)・元浜(ロリコン)に支配され、触れただけで妊娠してしまうという恐ろしい噂が出回っているため、殆どの学生がこのクラスに近寄ろうとはしない。

 

だが、蓮と変態三人衆を除くクラスメイト達はいたって普通であり、自分は普通だと必死に否定するも、未だ残念な結果に終わっている。

 

 

 

 

教師「次、この問題を誰か……、また寝ているのか。新条!新条!!!」

 

一時間目の授業は世界史。

 

蓮と変態三人衆以外の全員が、まじめに教師の話に耳を傾けている最中、古代ヨーロッパの元老院についての説明をしていた桑原は、一旦黒板に地図を書くのを止めた。

 

いつまでたってもスヤスヤと眠る蓮に呆れ果て、深いため息をついた桑原は、今日こそ恥をかかしてやると内心ニヤリと思いながら、目をカッと大きく開け、蓮の苗字を叫んだ。

 

蓮「……賽は投げられたです。」

 

蓮は名前を呼ばれた後、顔を上げて数秒で桑原の質問に答えを即答して、また寝始めた。

 

「・・・正解だ。期末にはこれ関連の内容が出るから、時代背景を含めて覚えておくように」

 

蓮が寝ているのを無視できない桑原は、毎回大きな声で彼を起こす。

 

しかし、問題を投げかけては必ず正解してまたすぐに寝る、という彼の行動は、一連の流れ作業と化してしまっている。

 

最初の頃、各教科の教師達はこの一連の流れを毎回繰り返してきたが、今ではほとんど、蓮が寝ているのを無視している。

 

呆れてしまったのかそれとも面倒臭くなったのか、蓮をいないものとして扱う教師さえいる。

 

注意する残りの二割の教師は、日頃のストレスや鬱憤晴らしで怒鳴って起こしたり、いい教師面を見せたいかのどちらかだ。

 

桑原は後者のほうだが、怒鳴ったりすることは無いが、深いため息をつき、何も言えないこの怒りを我慢して、また授業に戻るのであった。

 

 

 

場所は変わってオカルト研究部の部屋。

そこに、四人の部員を指揮している留学生の姿があった。

 

彼女は外国からオーダーで取り寄せたソファーに座り、紅茶が入ったカップを持ちながら、一枚の写真を眺めていた。

 

「兵藤一誠君ねぇ」

 

その写真には、駒王学園で一番名前が知られている有名人、兵藤一誠とスレンダーで顔が幼く可愛いらしい少女、天野夕麻が一緒に手を組んでいるのが写っていた。

 

「本当に彼がそうなのかしら?」

 

そうつぶやいたかと思うと、まだ少しだけ残っている紅茶のカップをテーブルの上に置き、組んでいた足を元に戻し、写真を自分の制服の内ポケットに仕舞う。

 

彼女の名前はリアス・グレモリー。

 

オカルト研究部の創設者で現部長であり駒王学園高等部三年生。

 

美しく整った西洋の風貌に紅い長髪が特徴で、学園一と二を争うほどの美女であり、二大お姉さまの一人として多くの生徒又は教師から慕われている。

 

 

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