プラモバトルマスターズ   作:幻宮 水希

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今回は戦います。多々買いはしません。


第二話 初めてのバトル

 

 

「オーイ、キラ。開けてくれ」

 

小さな手でコンコンと窓を叩く。その小さな音にも、俺の友人、キラ(本名)は反応した。

 

「誰だ! テロリストか! あれ……誰もいない」

 

彼は辺りを見回す。が、

 

「上すぎだ、もうちょい下」

 

キラは下を見るや否、目を輝かせ、感涙する。

 

「ついに、今までシュミレーションしてきた成果が……」

 

「いや、俺だキラ」

 

「ちぇ、お前かよ」

 

俺が手をあげ発言を撤回してすぐ、彼はこの小さな侵入者を俺だと認識したそうだ。

 

「まあ、上がれよ。俺のとこに来たっていうことは、何かしら訳がありそうだからな」

 

そう言われたので窓からそのまま入る。そして、彼のガレージキットである椅子に座ったところで、学習机と対になる椅子に座ったキラが珍しく真面目な顔になって質問する。

 

「まずは俺から質問。どうしてそうなった? 」

 

「それは俺も分からない。だからお前と一緒に考えようと思って真っ先にここに来たんだよ」

 

それを聞いたキラは、顔を赤くした。

 

「もしかして、俺のことかわいいと思った?」

 

そう問うと、キラは目をそらさずに答えた。

 

「当たり前だろう。今のお前は美少女でフィギュアなんだぜ」

 

そういえばこいつはそんな奴だったな。と思い返す。

 

「で、どう。お前は何か仮説が生まれたか?」

 

「ああ、これは今まで読んできた本とかから導き出された今の俺の推測では、お前はPBMPを利用した何らかの実験の被検体になって、体と意識を切り離されてその素体に入れられた。という感じだ」

 

ヘエ、さすが隠せない隠れオタクの異名を持つだけある。

 

「と言ったものの、これからどうするんだ? お前、そのままじゃ中学に行けないぜ」

 

「そうだよなぁ」

 

そしてお互いあぐらをかいて考える。そして数秒の沈黙。

 

「なあ」

 

と、それを破ったのは、キラだった。

 

「なんだ?」

 

「お前、今の状態考えろ。そして言葉遣いにきをつけとけ。それじゃあキャラたちまくりだ」

 

「ああ、そういえばそうだったね」

 

「よし、考えても仕方がない。だから運動をかねてショップでも行くか」

 

そうだね。と返すなか、こいつはただバトルが見たいんだろうな。と思った。

 

 

 

 

「いらっしゃい」

 

いつもの顔見知りの人ではない店員さんがあいさつをした。

 

「フリーバトルをしたいので、誰かいませんか」

 

キラは恥ずかしがらずに言う。ここに来るたびそうしているので、俺は感無量だが。

 

「じゃあ、僕が相手をしましょう」

 

「げ、隼輝」

 

相手をするのは、どうやら博士(あだ名だ)らしい。

 

「では、ガンダムWX(ウイングエックス)」

 

「じゃあ、行ってくるね」

 

俺はテンペスタフルアームズバッケージのオリジナル組み替え、バージョンDMを装備して闘技場へ入る。今回は高層ビルが立ち並ぶ都会ステージだ。

 

「行けっ」

 

という声と共に、博士が操縦するWXがバード形態になりながらサテライトキャノンを撃つ。

 

俺は背中に、トータルイクリプスの機体風にマウントされていた剣のアルヴォと、アルヴォ付きのレーザーソードを構える。

 

そして、キャノンを旋回して避け、レーザーソードをそのまま銃として使う。下に付いているアルヴォも同時に撃つ。

 

「ぐっ、万能型だと! キラ君、バトルスタイルを友達と一緒にしたのか」

 

いや、その友達がバトルしているんだけどな。と思いながら、ウイングにタックル。元に戻ったウイングがツインバスターライフルとツインサテライトキャノンの四門砲撃をする。

 

「きゃっ」

 

と、それらしく避け、モードをユニコーン風からペガサス風に変え、直線の機動力を上げて突撃、相手は身を捻ったがこちらは即座にモードを戻し、蹴りを入れる。

 

相手がよろけたところで、二刀で相手の機体が傷付かないようににとどめをさした。

 

「そのスタイル、君、何か友達について考え事でもあるのかい? 力になれるのなら力をかそう」

 

「じゃあ、俺から」

 

と言ったら、彼は静かに驚いた。

 

「実はな……」

 

と、俺に起きたことをすべて彼に伝えた。

 

「ほお、興味深い。君の妹が来ていないのもふしぎだしな」

 

う……痛いところを突いてくるな。

 

「まだ話してないからね……」

 

「そうだったのか」 「やはり」

 

「今からどうするか考えるか」

 

三人(正確には二人と一機)は、うーん。と考える。

 

ういーん、いらっしゃいませー。

 

「あ、兄ちゃんのおともだちさん。にいちゃんがどこにいるか知りませんか?」

 

「「「あ」」」

 

どうやら、考える時間は与えてもらえないようだ。

 

 

 




バトルシーンはそんなに上手くないので、ご了承ください。
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