プラモバトルマスターズ   作:幻宮 水希

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三話 はてさて

 

 

 

「あ、友達のおふたりさん。それって、私がテンちゃんをとった時に隣にあった物とそっくりですね」

 

ええ! テンちゃんだって! 俺は違う名前をつけたというのに! と思っていると、博士が言い訳をしようとする。 

 

「ああ、これはだな……」

 

しかし、俺はそれを制止させる。

 

「いや、俺の身内だから正直に話しておいた方が良いだろう。変に誤解されたら後々厄介だからな」

 

妹がその言葉を聞いたら、首をかしげた。

 

「身内って、私、オモチャの身内なんて居ませんよ。兄ちゃんなら居るけど、」

 

「いや、その……」

 

いざ言うとなると、口ごもってしまう。

 

「いや、その兄ちゃんがこのオモチャなんだよ。言っておくけどこれはおれの妄想じゃないぜ」

 

「ええ!?」

 

妹が驚き、常識人である博士に修正を求める。が、事実が異常なので、答える内容は決まっている。

 

「いや、事実だ、僕も信じ難いんだけどね」

 

「え、そんな」

 

「じゃあ、お前が俺にしか言ったことが無い事とかを言ってやろうか」

 

そして怯んだ妹の肩に乗り、耳元にそっと内容を告げてやる。

 

「本当にそうなんだ……」

 

妹は愕然と…………しなかった、

 

「わああああ、兄ちゃんがおもちゃになったんだ! これでテンちゃんと遊べるね」

 

でええええええええっ! 喜んでんの! 

 

「それに遊びって」 

 

「なあ、君の妹さんは、遊びという名義でバトルする事はあるのかい?」

 

「ああ、しかも、重度のオタクへまっしぐら中だ」

 

「戦跡はあるのか」

 

それを聞いて、俺はげんなりする。

 

「九十二勝 五十敗だ」

 

「なんだ、勝ち数多いじゃないか。なのになんでげんなりしてるんだ」

 

「ああそれが、その五十敗、五十回前からずっと続いているんだ……」

 

そして武装ごとげんなりする。PBMPの効果によって少しグニャッとなっている。

 

ちなみにその勝ちが理由で妹がオタク化しているんじゃ。と推測している。

 

「じゃあ、武装返して」

 

「ああ、そうだったな」

 

そして返す。俺はキラが持っているストラーフMK,2の武装改(本体は持っていない)を借りる。

 

「バトルだ!」

 

テンペスタが一回お辞儀をして(おお、見ただけで持ち主を理解してくれた)行きますっ。という掛け声と共に元々の組み方(特殊な組み方は扱い方が難しい、ちなみに妹の好みはペガサスだ)で攻撃する。剣にしかならないレーザーソードでの斬撃。

 

しかし、その一撃でやられはしない。ストラーフ特有の腕で受け、流し、アーティルフルバレルの二丁バレルで打ちのめす。

 

「でも、直撃はしないよね」

 

「ぐっ」

 

その言葉どおり、テンペスタに直撃はしていない。もう一つの勝敗の決め方であるライフ減少を狙っている。

 

「テンペスタは、彼の最初の神姫にして、彼が買った中で最高額の商品だからな」

 

そう、今は武装だけでも販売をしている程再販数が増えたが、それまではかなり入手困難だったし、最高額で最初(二機目は買っていない)の物であるから、絶対に攻撃は直撃させれない。

 

「でも、今は妹を負かさせる良い機会なんだ。直撃させずに全力で攻撃させてもらう!」

 

その気迫に驚いたのか、テンペスタが引いた。

 

「簡単に負けはしないよ!」

 

妹は強がるが、テンペスタと波長が合っていないので、動かない。

 

「じゃあ、キラ。お前の得意技使わせてもらうぜ」

 

そして、武器を瞬時換装し、アーンヴァルと同じ感じにする。残った武装は、何らかの棒と合体させ、ハンマーにする。

 

「ジェットハンマー!!」

 

ストラーフ型の手が一人恋人握りになり、フルバレルのバレルを利用したブースターがジェットの名に負けない速さで突撃させる。

 

「後でしっかりメンテナンスしてやるからな」

 

そういった後に、あれ、この体でテンペスタをメンテ出来るのか? と疑問に思った。

 

「勝負有。だね」

 

博士が言う。

 

 

ちなみにテンペスタのメンテは大変でした。以上!

 




やっと三話。たかが三話。されど三話。サンサン話。無意味な駄洒落は以上です。
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