今日、自分の製作部屋(自分の部屋)の製作用デスク(学習机)に置いてあるカッターマットから起きると、自分の体に違和感があった。
「何が起きたんだ?」
周りが妙に赤い。そして鏡を見てみると、しぶんの体の隙間という隙間からPBMPが赤色となって(PBMPの基本色は黄色だ)溢れている。
「トランザムでもおきたのか?」
しかし、空を飛んでいる鳥も、部屋に入って来るなり驚いて俺をつかんできた妹も、いつも通りの、というか、妹の方はいつもの三倍ぐらいの早さで俺を握った。
「い、痛い……」
「あ……、ごめんなさい」
そう言い、俺を放したかと思いきや、テンペスタや自作パーツを入れているケースに放り込み、どこかへ走っていく。
そして、玄関のチャイム音が聞こえる。
「僕のところに来た。という事は、彼に異状か何か、君たちでは解決出来ないことが起きたという事だね。」
この声は、博士か。
「はい」
そして妹がケースを開ける。うわっ。眩しい。
「うわっ。トランザムでもしたのかい?」
「…………」
「で、僕の解析によると、君はトランザムしていない」
「…………、分かってるよ」
「まあ、冗談はここまでにしておいて」
冗談だったのかよ! と、心の中で叫ぶ。
「でも、君のPBMP放出量は三倍に増えている」
ここらへんはトランザムっぽいね。と言ったのは無視しよう。
「それで、問題点はあるのか?」
「ない、訳ではない。実は、その粒子は途中で見えなくなってはいるが、そのままどこかの施設へ飛んでいることが分かった。その先は、」
学校だ。
「もっと早く気づいていれば、今ごろ君は元に戻っていたかもしれなかった。すまない」
「いや、謝らなくたっていいよ。ある程度気づいてはいたし」
「「えっ」」
「そりゃそうでしょ。俺のことすんなり認めたんだから」
じゃあ何で、と妹が言いかけたのを博士が止める。
「君もそこまでバカじゃ無いよな。丸腰で的に乗り込んだら、どうなるかぐらい分かるだろうに」
なら、どうすべきか。その答えは簡単だ。
「相手の情報を掴むまでだ」
そして一週間後(跳ばしすぎだろ!)
「敵の情報な。一つだけ分かったんだわ」
「「どんな事」」
「あの時の粒子放出で、俺の今までのデータのバックアップが敵に捕られとる」
「ハッハッハ。重大だな」
博士が軽快に笑う。正直言って怖い。
「で、そいつがPBMPの開発者でもあるってこととかなりのオタクってこともな」
そいつのパソコンのデータに、コイツ、オタクだああぁぁぁ。と言いたくなるような物があった。
「で、敵の反応は」
「めっちゃこっちに興味を持ったみたい」
アホだな。と博士が言葉を漏らす。そして、窓の外に侵入者が……、来たことはここにいた全員が勘づいていた。
ちなみに敵は組織ではないです。
あと、ペースは二ヶ月に一回ぐらいになりそそうです。