プラモバトルマスターズ   作:幻宮 水希

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やっと時間ができた……。


第六話 開戦する予感

   

 

 

「あれっ。窓が閉まってる。えっ」

 

窓際で混乱している身長15センチの侵入者を哀れんだ博士が、相手に気付かれないように、窓の下に回ってからそっと鍵を開けてやる。

 

「あっ。あいた! やったーっ」

 

そして喜ぶ彼女。アホか。

 

「やったね!」

 

そして妹も喜ぶ。何故だ。

 

「それより、アホを譲ったアンタのマスターから俺を回収なんだか頼まれたんじゃないのか?」

 

そうオレが言うと、彼女が怒る。

 

「そんな、アホだなんて! ちょっと気がおかしいぐらいの人で、それ以外には何もおかしなところは無い人なんですよ!」

 

その機体がアーンヴァル型だからだろうか、色々と正直だ。本人(人?)は気付いていないようだが。

 

「とにかくバトルです。違法パーツバンバン使って、さっさと回収しますよ! それが終わったら……、ふふふ」

 

バトルといった時に違法武器をバンバン出し、ふふふといった時に体をくねくねさせ、恥らう。

 

「一体何を言われてるんだか」

 

そう言いながら、博士がすばやい手つきで違法武器を回収し、オレに装備させる。その装備から感じる何かに、不明なユニットが接続されたような感じになる。

 

「うおっ、この手つき、おぬしプロか!」

 

変なボケを自分で言った。

 

「え、あれ、え?」

 

混乱している相手を違法武器(ダガー状のスタンガン)で気絶させる。

 

「バタン。キュー」

 

「ぷふっ」

 

笑えた。

 

 

 

 

 

「あれ、ここは……」

 

「よう、気が付いたか」

 

彼女が辺りを見回してから、問う。

 

「もしかして、私、つかまってます?」               

 

「「「うん」」」

 

「もしかして、私、尋問とかされます?」

 

「「「うん」」」

 

二回目の問いに勢いがなくなっていた、というか青ざめていたので、からかった。

 

「むむむむむ……、ヴァレちゃーん!!!」

 

彼女が何かを呼ぶ。と同時に、開いている窓から高速飛行物体が入ってくる。それは戦闘機(ヴァルキリー)。だった物が変形し、見たことあるロボットの形になる。

 

「エクシア!」

 

「NO、MY、NAME、IS、VALEXIA」

 

ヴァレクシア。だからヴァレちゃんか

 

「ヴァレちゃん。やっちゃって!」

 

「YES」

 

そしてまさかのガウォークで射撃を開始する。元々の機体(エクシア)の専用剣とシールドを合体させたような物を二丁装備しているので、可動域はそんなに無いはずだが、結構正確に俺を狙っている。

 

「でもこっちだって」

 

ハムさんの愛機であったスサノオの剣を二刀で装備する。背中から生えているサブアームには、ストラーフ型を真似て1/100スケールの虎鉄と菊一文字を持たせている。

 

四刀対高速戦闘機、果てさて、どちらが有利か。

 

真剣バトルが始まる。

 

 

 

「さーて今のうちに。ってわあっ」

 

博士が手を閃かせ、逃げ出そうとしていた彼女をたこ糸で縛り上げる。

 

「残念だけど、君は観戦でもしてもらおうかな」

 

 

 

こっちははさみ型クローの間に光学銃をあわせた物のアロー形態で狙い撃とうとするが、相手が早すぎる。さすが戦闘機は速い。

 

「ATACK」

 

そう相手が言うのと同時に、変形、バトロイド形態となって二刀で突撃してくる。

 

「簡単に行くかよ!」

 

自分が持っている二刀をへの字で構えて、相手の剣を外側にずらす。

 

「切り捨て御免!」

 

そう言って、相手を切れると思ったとき。

 

「TRANS-AM!!!」

 

いきなり、相手がでたらめな加速で身を引く。

 

そしてファイター形態になり、並みのカメラより精度が良いはずの今の俺の目を欺くかのように、残像を見せながらの加速。

 

「見せ付けてくれるね。でも」

 

トランザムッ!!!!

 

「こっちだって出来るんだよぉぉっ!」

 

しかも武装も専用の奴にしてあったんだよ! 

 

俺はグンと加速し、追いつきそうになる。そのとたん、相手がふぁあっと消える。

 

「なっ、粒子化!」

 

チートすぎるだろ! と叫ぼうとしたのを止める。なぜなら

 

「そういう奴用の武装を使ってたりするんだよね。Q(クアトロ)ドライブトランザム、機動!!!!!」

 

プラモだからできる。アホみたいな出力。あと、聖異物のパーツもあるのでノイズのような相手を無理矢理実体化させ。斬る!

 

「こっちは対チート用チートを持ってるんだ」

 

今度はPBMPとなって消えた粒子製ヴァレクシアは、その儚き最後を、アーンヴァル型の彼女にささげた。

 

具体的に言うと。その粒子を使って、彼女をワープさせたのだ。

 

「なんちゅーチート性能だ。1,2,3期全部の奴使ってんじゃん」

 

 

 

 

 

 




このあいだ、武装神姫LOSTDAYSを読み終わったので、書けるようになりました。

悲しい結末だった。と思う。
  
だから、こっちは明るく行きたいと思う。




ABI(さっきのとは関係ないけど、謎の合言葉)
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