さて、皆さんこれまで、なかなかの激戦が繰り広げられてきました。
今まで何の進展も感じられなかったこのお話が、ついに動き出すかもしれません。
今回のカードは、博士の操る篠之野箒と主人公の妹の操る風鳴翼です。
お互い、「ミス・ブシドー」の名を持つこの二人が、勝利を争うわけです。
では、プラフィグファイト、レディー、ゴー! (※プラモとフィフィギアでプラフィグ)
~激突、ブシドー対ブシドー~
「ねえ」
「何?」
いつもの午後、妹から話が始まる。
「私が最初に買ったフィギュアって覚えてる?」
その質問二個足る必要はあるのか。と思ったが、どうせいつもの会話になるので面倒だが答える。
「そんなモン覚えてて当然だろ。fi〇maの風鳴翼だろ。何でそんな、今更」
そう言うと、妹ははしゃぎながら答える。
「博士さんがね、新しくフィギュアを買ったから、その慣らしに付き合ってくれないかって言ってきたの」
ほう。博士が。
「珍しいな、博士が自分からそう言うなんて」
「そう?」
そんなこんなで、次の日
「さあ、プラモバトルを始めようか」
「うん」
妹が頷いたところで、博士は真剣な顔になる。
「ところで君のは、原作基準に反していないんだよね」
原作基準とは、そのまんま原作に沿っているか否か(沿っていればスクラッチした物を使っても良い)である。
「うん、全然問題ないよ」
「じゃあ」
「「バトル開始っ!!」」
と同時に、プラバト使用のシンフォギアシステムによる前奏が始まる。
「曲が始まる前にっ」
博士が禅僧の途中に、赤椿のビットを飛ばすが、それを太刀で弾き、曲に入る。
まず、歌詞と同様、刃が疾風を射る!
篠之野箒(以下、箒)は、それを旋回しながら、雨月を振り、レーザー弾を撃つ。
それを前方宙返りでかわし(花らへん)、太刀を大剣に変えてから上空から蒼の一閃を放つ。(残月らへん)
そのまま降りて戦うかと思いきや、縦回転の逆羅刹で襲い掛かる。そのため、空裂で放ったレーザー刃も裂かれるが、ビット二基で受け止められ、後ろに下げられる。(帰りなさいらへん)
それでおずおずと引き下がるのでは大宰府の護衛としてのプライドが廃ると思ったのか、(永久らへんで)ビット一基を左下への振り下ろしで壊し、(にらへんで)右下への振り下ろしで、もう一基を破壊する。
箒はそれで怖じ気がついてしまったのか、穿地を連射するも、左回転しながら左下に避け(慟哭らへん)さらに右上にジャンプする(修羅らへん)。コレを全速力で走りながら華麗にやっている物だから、スゴイなぁ。と思ってしまう。
そして、残り四十センチぐらいで、いきなり急上昇し、千の落涙。(拭ってらへんで)相手に当たるが、箒が展開装甲を全展開して蹴ったり叩いたりしながら落とすので爆煙となり、消える。
が、箒の背中の後ろに、原作七話のとうりに、太刀を竿のように肩の上で構える。(思い出らへん)
それに驚いた箒が後ろを向いて攻撃しようとしたが、時すでに遅し、そさらに反対に移動していた翼は、影縫いを撃つ。(誇りらへん)
さらにジャンプして、太刀を大剣に変え、振り上げてからの…………、
「去・り・な・さ・い!♪」
強化版蒼の一閃(名前を忘れた)を放ち。影縫いが解けた相手を、アニメ同様、天の逆鱗を放つ。
「ここからテンションも技の威力も最高潮だ」
このセリフは俺が言った。
大剣の勢いに負けじと、絢爛舞踏を発動させた箒がその無尽蔵のエネルギーを利用し、最大出力の穿地を、HADO砲のように撃つ。(原作はそんな撃ち方はできない)
(酔狂らへんで)翼は剣から前に飛び降り、千の落涙と蒼の一閃を同時に放つ。
それから歌詞通り、いざ行って太刀での斬り合いになる。箒は二刀流だが、翼は一刀流の両手構えと持ち前のスピードでそれを圧倒する。
そして、隠し武器のように、脚部ブレードを展開しながら最後のトドメを誘うとしたが、箒も同じような物(こっちはレーザー刃)で迎撃され、曲が終わってしまう。
ここで説明を入れよう。プラバトのシンフォギアシステムは、曲が流れている間は、作品を超えて圧倒的な強さを誇るが、その曲が一番だけしか流れず、それに付け加え、歌が流れないとかなり弱体化してしまう。だから、本来なら曲が切れたら自動的にバトルが終了するように基本設定がされているんだけど、
「終わらない……」
つまり、基本設定を解除したという事になる。その一つは、弱体化したままのバトル続行。
そして……、残りのもう一つが…………。
「絶唱」
俺がそういったのと同時に、翼が絶唱を歌う。
絶唱、その歌は、原作通り、いや、それ以上に素体にダメージを負わされる。下手すれば一発で修復不可能になるほどに。
「何故!」
俺の妹は、普通はそんな事しない、なぜなら、と言わずとも分かるだろう。これは、彼女がいちばん最初に自分で購入した素体だ。
「何で!」
俺が叫ぶのと同時に、翼は、歌い終わる。そして、彼女の中心からとてつもないPBMPのエネルギーの嵐が……。
「うわあああああっ」
箒は元気に機能停止した。しかし翼は反動で彼女以上に飛ぶ。そして、オレのすぐそばに落ちる。
「おい、大丈夫か!」
そう言いさし伸ばした手を彼女は受け取らず、こう言った。
「そろそろ気付いたか? 君の周りがおかしい事に」
「何行ってるんだよ!」
俺と彼女の会話がかみ合わない。
「もう時間がない。いいか、この言葉だけは忘れるな」
―――見ている今を信じるな。頼りになるのは、君の一番……。
そこで言葉が途切れる。その理由は、俺の妹、いや、それになりすましている誰かがそれを握り、持ち上げたからだ。
「なーにを変な事いってるの?」
「うっ、ぐぐっ」
その握った手がギリギリと締められていく。
「おい、何が起こってるんだ」
なんて馬鹿な事は言わなかった。博士も、本当は……。
「うわああああああああああっ!!」
高速起動用の武装を展開し、この場から全力で逃げる。
「逃したか」
俺の行動に対応し切れなかった博士が、その手に握っているオレの武装の一部を鞄にしまう。
それから三十分ちょいが過ぎた頃、どこか分からない場所で俺は、自力で体内にある無線機器を取り外す。
「これで、三日は見つからないだろう」
そう言いながら、緊急事態に対する自分の対応力に割れながら驚く。
「もしかして、オレに抜けてる記憶でもあるのか?」
いや、無いよな。と自分に言い聞かせ。ふと、あの言葉を思い返す。
「頼りになるのは、オレの一番大切なもの」
そう言った後、思わず笑ってしまう。
「一番。とまで入ったが、それが大切な物とは言ってないんだよな」
乾いた笑いを続けた俺は、もう一度考えてみる。
「もし、オレの一番大切なものだとしたら…………。いや、まさか、そんな!」
勝手な自分の言葉から、答えを見つけてしまったかもしれない。
俺は、その答えを確かめるため、自分の家へと向かう。
「………その前に、どっかで粒子補給しないと、俺、体内にPBMPの結晶が無いんだよな」
という訳で、なるべく安全そうな店で無料粒子補給をしてから家に向かう事にした。
どうもどうも。という挨拶はいるのかな。
とりあえず、解説へ入りましょう。
最初のアレは、まあ、アレです。Gのアレです。
で、本文の方。
やっと、第一部が終わる。とか考えていたけど、もう少し長引きそうです。でも2.3話後には完結しています。
ちなみに言うと、一番大切なものは、もう本編に出ています。
最後に。
自分はバトルシーンをうまく書きたくてコレを書いていたりもします。
なので、ここはこうした方がいいんじゃない? とか、そういうアドバイスが欲しいです。
そんな物自分で探せよ! とは思わないでください。これでも自分としては結構頑張っている方なんです。
あと、こんな機体出したらどう? という考えがある人は、気が向いたら教えてください。
自分がそれを合わせた上で上手く書けれたら、出したいな。と思っています。
では。