ふと思いたって、この作品をリペアすることにしました。
もう一個のほうも近々書こうかなと思っています。まぁ、原作のストーリーからだいぶ前になってしまうんですが。
よろしければ、今後とも僕の趣味にお付き合いいただけると幸いです。
一話 転生と幻想郷
唐突だが、俺は死んだ。飲酒運転してた車に轢かれて、ぽっくりだ。
俺は平凡な学生だった。とは、言えないかもしれない。
俺はFate/シリーズが大好きで、バイトで貯めた金はすべて、それのために使っていた。
それだけではない。好きが高じた俺は弓道も剣道も習って、挙句八極拳まで独学で覚えた。
はたから見たら痛い中二病もいいとこだが、本気で熱中していた。
しかし、そんな人生も、出血多量で幕を下ろした。
はずだった。
何故か、生きている。
足には地面を踏み締める感覚があり、心臓の鼓動もはっきりと感じる。
車に轢かれて有り得ない方向に曲がっていた骨も元通りだ。
目を開くと、そこには一人の少女が浮いていた。
桃色の髪に紅い瞳をした、日本のモデルも顔負けの美貌を持つ少女だ。
「あら、起きたみたいね。ご機嫌よう、
何故この少女は俺の名前を知っているのだろうか。まぁどうでも良いが。
気分はまぁ、ぼちぼちと言った所か。違和感こそあるが。
「あらそう。もっと慌てるかと思ったけど、案外物分かりが良いのね。」
そんなことより、俺は名乗られてない。あんたは誰だ?
「そうだったわね。・・・私の名前は西行寺幽々子。冥界にある白玉楼の主人で、死者の魂を管理している者よ。」
白玉楼、死者の魂・・・・・・。なるほど全くわからん。
「そうでしょうね。むしろ分かってる方が怖いわ。」
で、なんで俺は生きているんだ?別に何かいい事してた訳でも無いんだが。
「それは少し違うわねぇ。あなたの肉体は、完全に生命活動を停止している。だから今のあなたは、生きているというわけではないけれど、まるきり死んだとも言い切れない、魂だけの状態なの。」
なるほど。だからあんたのとこに連れてこられたわけだ。
「理解が早くて助かるわ。で、ここからが本題なんだけれどね…。」
なんだろうか。死んでくれないかしらとかってバトる流れか?
「そんなわけないでしょう?あなたはもう死んでるんだもの。」
そういやそうだった。てか、心読まれてるのか俺。違和感なさ過ぎて気づかなかった。
「あら今更ね。それで本題だけれど・・・あなた、転生したい?」
転生?急だな。
「あなたの魂は、なにか特別な力があるみたいでねぇ、面白そうだから、転生させてあげようかなって思ったのよ。」
ということはあんたの独断だな。
「えぇ。転生と言っても、あなたが元々いた世界とは違う場所なんだけれどねぇ。」
この人とは、またどこかで会う事になりそうだな。
そんな予感と共に、俺の意識は幻想郷へと運ばれた。
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吹き荒ぶ強風と妙な浮遊感に身を叩かれ、俺は目を開けた。
「うぉわああああああああああああ!」
二度目の人生は開始早々落下死か。あっけないもんだ。
「って、そんな早く終わってたまるかぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
そんな叫びもむなしく空に吸い込まれる。
もう地面はすぐそこ。このままでは体が悲惨なことになる。
ここで宝具の名前叫んだら打てたりしないかな。転生後即死記念にやってみるか。
剣を振るイメージで、その名を叫ぶ。
「なんとかぁぁ、なれぇッ!!風王鉄槌《ストライク・エア》ァァァ!!」
瞬間、発生した強烈な上向きの推進力によって落下の勢いは殺され、ふわりと浮いた俺は背面から地面とぶつかった。
「いだっ!・・・あれ?」
と反射的に声を出したが、なぜかそこまで痛くない。
二階建ての家ぐらいの高さから落ちたはずなのだが。
というかそれより、俺の手の中にあるこのキラキラした刃の剣はなんだ?
見覚えがあるなんてもんじゃない。画面越しに何度も見てきて、1/1スケールのレプリカまで持っているんだ。間違えようがない。
「エクス、カリバー?」
転生した俺は、落下死するかとおもいきや伝説の聖剣を持っていた。
なんで?
次回に続く。