ウマ娘 プリティーダービー『奇跡は重なる』 作:ワイはミジンコ
ゴフッ!ゴホッ、ゴホッ…
ある日、咳が酷くなる事があった、だがそれだけならよかったのだが・・・日々何回か咳をするたびに悪化していた、そしてついには
?「ゴホッ!がっ!はぁ、はぁ・・・血?」
突然体に激痛が走った、思わず体をよろけ、床に膝をつく、咳き込んで口を押さえていた手の平になにか付着した事に気付き、俺は口から手を離し、掌を凝視した、
自分の血にしてはドス黒い色をした物が流れていた
しばらく放心状態だったが、帰ってきた親父にそのことを明かし、急いで病院へと向かった
焦燥…帰ってきた親父の疲れた顔は一変し、とても不安の表情へと変えていた
1時間…ぐらいだろうか、車で移動していた、しかし安全運転を心得る親父がいつもと違い、少し危なかしい運転をしていた、
着いた先はこの地元では有名な大きな病院であった
親父「ほら、行こう、立てるか?」
肩を貸してやるとかなり身体を気にしてる様子だった
親父は元医師故なのか、頑なに身体を気を使う
まずは受付に向かい診断かと思いきや、親父は受付の場所へと向かっていき、何やら言い合っていた、しばらくすると、骨が折れたのか受付の者が壁にあった受話器を取り出し、誰かと会話をしてるようだ、数分後受話器を直し、親父にしばらくお待ちください、すぐ向かうとのことですっと言い放ち深くお辞儀し、俺の元に戻ってきた
俺は一体何を話していたの?っと発したが、親父は口を閉ざしていた、ただ一言、椅子に座って、安静してろ・・・それだけだった
しばらくして一人の男が二人に近づいてきた
?「どうした、葛木、お前が慌ててまで俺を呼んだ理由は・・・その子は?」
少し不機嫌そうに親父に問おうとしていだが、俺を見て眼差しが代わり再び親父のほうに視線を戻す
?「・・・なんとなく、事情はわかった、取り敢えずついてこい、すまないはつねくん、お待ちの患者様の対応を頼む」
すると後にいた、ロングヘアで、綺麗な顔立ちをした若い女性が立っていた
はつね「わかりました、こちらで対応しますのでご安心ください、それでは」
一礼しこの場から離れていった助手のようだがかなり信頼されてるようにみえる
親父が立ち上がり、それにつれて自分も立ち上がり医師について行く
上の階に向かい、レントゲン室にたどり着いた
?「お前はここで待っていろ、時間がかかる、休んでいろ」
そう言い渡し、疲れているのを見抜いていたのか、親父を椅子に座って安めと言葉を強める
何か口にしようとしたが、口を閉じてわかったと小声で言う
医師は頷き、大きな扉を開きレントゲン室へと入っていた、それに続いて自身も入って行く
?「そこの台の上に寝転んでくれ、体は天井に向けてくれ」
はい、と指示に従い、靴を脱ぎ、台の側に並べ、台へと上がり、天井に視線を向ける
?「・・・その状態を保ってくれ、いくつか検査を始めるから」
そこからは幾つかの機械を用いた検査をおこなった、医師達の方を何回か見ていたのだが、暗い表情をし、重い空気を感じた、ああ何か異常が起こっているのだど、確信した
しばらく、検査の結果をまとめてると、言い
診察室のベットに身を休めと言われ大人しく待つことにする、親父はあの医師とともに何処かへと向かったようだ、
その間を利用してか、自分の身体の状態を考えていた、死ぬ可能性がある病気、治療すれば治るのか、それとも治せないのか、っと
大抵の人なら、不安に思うだろう、しかし何故だろう、自分でもおかしいと感じた
不安も恐怖もない、ただ楽観的…な気持ちだった
この待っている時間も退屈に感じたのだ、身体より自分が異常と思えた
何故と深く考えていると、診察室の外から二つほどの足音が聞こえた
ガラガラと扉が開き、そこの現れたのは医師と親父
?「待たせたね」
いいえと返す、医師は彼の前にあった椅子に座る、手元には封筒を持っていた
?「単刀直入に言うよ、君の身体に癌が発生している、しかも厄介なね」
俺は黙って次の言葉を待っていた、
癌は全部厄介なものだ、人を死に至らしめる最悪な病気
?「最初見た時は肺かと思ったが、この癌は少しずつつ君の細胞を殺し続けている」
とても話しづらいそうに目線が合わない、手元にあった俺の身体の内部の写真を見せた
?「まだ、別の臓器ならばまだ治療の施しがあったが、最悪なことに、発生源が肺から始まっている、まだ半分までは生きているが、年が重なれば、確実に死ぬ」
本当に最悪な事が自分の身体に起きていた
親父「治療はできるのか?」
?「可能かもしれん・・・しかしこのケースは初めてだ、下手に強い薬や手術はできん」
それを聞いた父親はみるみる青ざめていく、そして俺は思い切ってこう聞いた
「もし治療ができなければ、余命はいくつでしょうか?」
それを聞いて、デスクの方に視線を向け、口を開く
?「このペースだと4〜6年ほどかもしれん、まだ様子を見ないと断言できないが、かなり遅めで広まっている、だが時間がないのは確かだ、肺の移植ができれば、それで助かる可能性はあるが、」
移植は可能でも適合してなければ意味はない、それに簡単に見つかるはずもない
?「とりあえず、今は様子を見よう、また明後日来てくれ、今日は痛み止めを渡しておく、」
親父「すまないな、迷惑をかける」
親父は俺の肩に手を置き、行こうかといい、診察室を出て行く
薬を受け取って、とりあえず家に帰宅した、後に兄と母にも俺の病のことを話した、母は頭を支え、兄は目を見開く
しばらく話し合い、いつの間にか夜10時迎えたので、俺には早く休めとのことだった、無理はできないので大人しく休むことにする
そこからは入院することとなった、普段と違い、ベットは硬く、布団も慣れず、正直寝付けなかった、食事はとるものの、まずいのだ、栄養を考えて作っているのはわかっていたが、ここまでとは…とはいえ食えなくはなかった、(人参以外は)
何日かするとクラスメイトの何人かお見舞いに来てくれた、とても心配そうにしていたので大丈夫だと伝えた、ちょくちょく見舞いにくると言ってくれたが、申し訳ないと思ったので遠慮した
1ヶ月後だったかな、その日たまたま俺はテレビを見ていた、
『おおっと〇〇、一番を追い抜いっていた!」
『ここで勝負をつけに行くか!』
レースを見ていた、それもウマ娘だ
母がトレーナーをやっていたという話を聞いて、暇なため見てみようと思った、
街中で見たことはあったが、こんな感じなのか・・・
いつの間にか俺は見入っていた、彼女達の走り、姿勢、表情、展開に
俺はあまりお祭りやスポーツにあまり関心はなかったが、このレースを見ていて疾走感があり、ハラハラする展開もあった、特にレース後のウマ娘とトレーナーの姿だ、先程逆転勝ちしたウマ娘、それに涙するトレーナー、この二人、いやあの場にいる皆が輝かしく思えた、
パートナー、か
しばらくして日が立ち別のレースが開催され中継されてたのでそちらも見ることした
だんだんと見て行くうちに引き込まれていた
俺も誰かと分かち合って、あそこまで輝けるだろうか
彼の心をくすぐったのか、彼は外を眺める
「・・・・よし」
彼はなにか決意したのか、母に連絡を入れる、そして担当の医師に病室に来るように伝えた
?「どうした、君が呼ぶのは珍しいな」
前に俺の身体を検査してもらった、現在俺の病の担当者、中島 蓮司
父とは親友同士のこと、黒い髪につり目で紅色の瞳、俺より10cmほどの高さで高身長、俺は164cmぐらい
「先生、相談したい事がありまして、」
蓮司「なんだ、俺に出来ることがあればなんでもいってくれ」
真剣な表情をし俺をじっと見ていた
「俺、トレーナーになりたいです」
その言葉を言い放つと、眉をピクリと動かし、しばらく考えてる様子
蓮司「・・・医者としての意見を言おう、駄目だ」
答えは予想通りだった、しかしだからって簡単に諦めない
「それでも俺はなりたいんです、先生、お願いします」
姿勢を正しく、頭を深く下げる
蓮司「・・・何故トレーナーになりたいんだ?」
まぁ、理由は問われるだろう、俺は深く考えるより、思ったことを口にだすことにした
結果どうあれ、今言わなければ後悔するだろう
「実はさっきウマ娘のレースを見て、直感でそう思いました、互いに分かち合い、尊重し、全力で挑んでいく姿勢、それをみて、輝かしいなと、少し羨ましいなと」
今まで彼と肩を並べる存在がいなかった、故にパートナーという意味を知らない、しかしあのウマ娘とトレーナーの間に確かな絆を感じた気がした
初めて俺が一つの願望を見出した
「俺は生きた証が残しいんです!」
彼にとっての願望、短い命かもしれない、だからこそ、ここでじっと寝転んでこの命を無駄にしたくない
蓮司「ッ・・・」
彼のまっすぐな眼光に、少し瞳を広げ、ため息をつく
蓮司「・・・わかった、だがまずは家族に相談しろ、了承を得れば俺の元にこい」
蓮司はこの子は道も言葉曲げないだろうと思い、病室を後にした
「ありがとうございます!」
彼が聞こえる範囲で感謝の声をあげた
その後は母と父の説得だ、兄はすんなりと了承してくれた、今更知ったのだがトレーナーをやっていたようだ、飛び級みたいな物らしい、もし両親がokだしたら面倒を見てくれるらしい
母と父は俺の話を一生懸命に聞いてくれていた、母はそれを聞いた上で了承、父は反対だったが、骨が折れたのかしぶしぶ了承、
その報告を蓮司先生に伝え、「まさかアイツが了承するとはな」っと呟いた
細かいことは省くが紙を手渡された
蓮司「そこに自分の名前をかけ、本来なら許される事じゃない、もしお前が死ぬ事があれば全責任は俺が持つ」
「それは・・・でも」
蓮司「気にするな、独り身だからな、嫁さんが居たら考えてたが、お前の生き様に興味が湧いた」
俺の目を真っ直ぐと見つめる
蓮司「簡単には死なせん、死力を尽くす、だから諦めるなよ」
両肩を掴み、エールを送る
「ありがとうございます、このご恩忘れません」
改めて感謝の言葉を蓮司先生に送った、
次の日からはトレーナーとしての勉強の日々である、意外と覚えることが多い、まず用語だウマ娘を知ることは必須、知識を頭に叩き込まれた、後テレビでのウマ娘達の動きの観察である、何が強みなのか、何が苦手なのかの観察眼も大事っと母は大事だと・・・・
完全に余談だがこの時の母はかなり興奮していた、大のウマ娘好きのようだ(ちょっと引いてました)
そして一番大事なのは
ウマ娘との絆
母はそれを一番に大事にしてきた、誰にも汚せない繋がりだと、それが一番の力となると
母「ほら見て、あの人たちを勝っても負けても、互いに気持ちを共有して、喜んだり、悔しい気持ちとか、その人の前だと自然と出ちゃうんだよね」
「へぇー俺にもできるかな、最高のパートナーは?」
そう返すと、不思議そうな顔をみせる、
母「はは、できるかなじゃなくて、見つけるんだよ、あなたのその手で」
頭を撫でられ、少し照れくさい、
母にはこれからも迷惑を掛けるがめげずに勉強したいと思う
一応父にもアドバイスがないか聞いてみたが、正直参考にならなかった
父さんすまん
2ヶ月ほどしてある程度の知識が身についた、しかしこれに母は驚いてた、案外早くトレーナーになれるかもねと、言われた、流石にそれはないと思ったが・・・次の日、母が会わせたい人が居るということで俺は承諾、向かう先・・・なんとそこはトレセント学園
「ここは、トレセント学園」
母「うん、前にここの理事長に息子を入学させてほしいって頼んだらね息子に会いたいって」
「なんか緊張してきたな」
そう言うと母は鼻で笑った
母「大丈夫だよ、寧ろ緊張よりびっくりするよ」
「え?びっくり?」
母「まぁ、とりあえずいってきな、あそこの緑の人が立ってるでしょう?あの人が案内してくれるからー」
?「緑の人って酷いです!静香さん!?」
母の言葉に反応したのか、猛ダッシュでこちら駆け寄ってきた
母「いいじゃないですか、駿川さんー相変わらずですねー」
?「静香さんもお変わりないようですが(性格)」
母「む、何か失礼な事考えなかった?」
?「い、いいえ、何も」
額に汗を流し、焦り気味に後ろに一歩下がる
母「むーまぁいいや、じゃあ息子の案内よろしくお願いします…私はしばらく練習所見とくわ、終わったら来なさいよ、」
そう言い残し、ウマ娘達のトレーニングの様子を見に行くようだ…つうか速や
?「はぁーあ、初めまして、私は駿川 たづなと申します、トレセント学園理事長秘書を務めております」
「これはご丁寧にありがとうございます」
たづな「お名前は伺っております、では理事長室へとご案内しますね」
そう言いたづなさんの後をついていく、
しばらく空いていると、一つだけ立派な扉があった
たづな「ここが理事長室になります、私はここでお待ちしておりますので」
「ありがとうございます」
一礼し、理事長室扉にノックする、すると「ご苦労、入って良いぞ!」っと声がした、とてもハキハキとした声で
「失礼します」
?「歓迎よく来てくれた!私がこのトレセン学園の理事長 秋川やよいだ、よろしく頼む!」
そこにいたのはような可愛らしい少女?が座っていた扇子を広げ、こちらを歓迎してくれてるようだ
「はい、こちらこそ、名前は聞いていると思われますが、改めて」
軽く息を吸い
白人「葛木 白人です、よろしくお願いします」
ここから葛木 白人のトレーナーの道が始まった
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誤字ってるところが多々あるかもしれんません、申し訳ありません、あとキャラ崩壊もあるかもしれません、特にゴルシは難しい(・・;)
投稿はゆっくりペースです、ウマ娘の知識を蓄えるため少しアニメやアプリをやってストーリー考えていきたいと思います、期待しないで見てくれるとありがたいです(−_−;)
次は主人公の設定を書きたいと思います
あ、小説下手です