ウマ娘 プリティーダービー『奇跡は重なる』 作:ワイはミジンコ
理事長と挨拶を交わし、「うむ!君の話は聞いている、そちらの椅子に座ってくれ」
お言葉に甘えて、一礼し、空いてる椅子に座る、それと同時に理事長も空いてる椅子に腰を掛ける
秋川「謝罪!忙しい時に呼んでしまい申し訳ない」
白人「いいえ、別に気にしてませんよ、まさか理事長からのお呼びいただけるとは思いませんでした」
秋川「将来優秀なトレーナーの顔見ておきたいと思ってな」
白人「そんな、まだまだ新米とは言い難いレベルですよ、俺は」
理事長の言葉に謙虚に返す
秋川「む、しかし聞いたぞ、ウマ娘に関する資料を読破したそうではないか」
そう、彼はある程度の資料を既に読破している、趣味が読書故、その癖のせいか没頭してたところいつのまにか読み終わってたよう、
白人「恥ずかしながら、意外に資料の内容が面白かったので、つい癖で集中して…」
苦笑いしながら、髪を掻きたてる
秋川「賞賛!そこが君の今後の最大の武器となりえるだろう!」
事前に白人の事は母、葛木 静香に聞かされていた、用意された資料本、ファイルを半分ほどほぼに読破、テレビのウマ娘の強みと弱み、今のところ簡単な気づきだけだが、観察眼も優れている
秋川「(期待、うむ…まだ彼の活躍は見れないが、あの優秀なトレーナーの推薦…安心して良かろう)」
初対面なのだが、何故か安心感が募る、
白人「武器ですか…ならその武器を十分に引き出せるよう、頑張らないといけないとですね」
素直に褒め言葉を受け取る
白人「(武器か、たしかに自分の強みも見つけなければならないか)」
資料ばかりに気を取られていた事に気づき、今後の方針を考えることにしよう
秋川「さて、本題に入ろう、私が君を呼んだ理由」
話を区切り、今回、白人を呼んだ理由を語る
秋川「先も言ったように、君の事情は聞かされている」
先程の表情が変わり、真剣な表情へと変わった
白人「はい・・・」
秋川「まず、君の要望、トレーナーになりたいと・・・」
広げていた扇子の扇面をたたむ
秋川「はっきりと言うと、いきなりトレーナーを任せるのは無理だ」
これに関しては当然、新米トレーナーでもサブトレーナーとして活躍することが基本的、しかし今回は異例、かなり無理を言って、なんとかトレセント学園に入学の許可を得た、学生業とトレーナー業の条件をつけての
秋川「こればかりはすまない、わかっていると思うが、トレーナーとは簡単になれるものではないのはわかっているだろう?」
白人ははいと頷く
異例とはいえ、トレーナーを目指した数々の者達への愚行につながる、そのために専門学校に通い卒業し、やっとの思いで夢に辿り着いただ、悪く思われても仕方ないこと、そう思わなぬ人もいるだろうが、どちらにせよ、道のりが違うのだ
正直に言ってしまうと白人は才能高い、もう少しすれば新米クラスにもなれるほどに、なにより両親が元トレーナー、父が元医師なのだ、ウマ娘に関する体調、状態、管理など情報も叩き込まれてる模様、後は他の資格の勉強である、だがこの一年半で埋まる数ではないので、
秋川「そこで、だ…これは私の提案だ、まだメインのトレーナーは無理だが、サブトレーナーとして活躍してもらいたい」
サブトレーナー、新米のトレーナーがやるべき一つである、ベテラントレーナーに弟子入りし、指導のほうを受け、お手伝いなど、時には指導を任されることもある、
白人「そうなるとサブトレーナーもある程度の資格入りますよね」
秋川「左様、ゆえにこの一年半でサブトレーナーに必要最低限な資格を取ってもらいたい、残りの資格は入学後取っていってもらいたい、何かあればこちらからお知らせする、異論はあるかな?」
彼女の提案に異論がなかったのか、笑顔で答える
白人「いいえ、俺のわがままを受けてくれただけで感謝しきれません、精一杯やらせていただきます」
白人は深く頭を下げ、それに理事長は少し鼻笑をした
秋川「話に聞いてた通り、礼儀正しいな君は」
そうですか?と白人は返し、うむっと返され、少しむず痒く感じた
白人「そういえば、聞かないんですね、俺の病の事」
秋川「……そうであるな」
その言葉を聞いて、場の空気が変わる
秋川「君の病…厄介な物だと聞いている、余命も聞いている」
心苦しいそうに声のトーンも落ちていく
秋川「偉そうに言えることではないが、最後まで諦めないでくれ、病に負けず打ち勝ってほしい」
彼女の言葉に同情などの感じない、純粋にそう思ってくれている、
白人「……ありがとうございます、こんな俺にそんな暖かい言葉をいただけるなんて」
秋川「恐縮、私には励ますぐらいしかできぬ」
白人「それだけでも嬉しいですよ」
姿勢を正し、息を一息し
白人「それに簡単に諦めるつもりはありません、この病に勝って、トレーナーとして過ごしたいですし」
簡単に死ぬ気はないと、迷いのない答え
白人「でも治療がうまくいかず、死ぬ運命なら、せめてこの学園でいい結果、いや、最高の思い出を作りたい、生きた証を残すこと」
その答えに理事長はそうかと、少し微笑み、椅子から腰をあげ立ち上がる、すると両手を広げ、白人に言い放つ
秋川「このトレセン学園では君にとって、出会い、苦難、思い出…色々な事に遭遇するだろう、きっといい結果かも出せる、素晴らしい仲間に出会えるだろう」
理事長は彼にこの学園で沢山の経験といい思い出を作ってほしいのだろう、熱く語る
秋川「改めて、歓迎ッ!来年、君の活躍を楽しみに待っておくぞ」
満面な笑顔を白人に向け祝福する
白人「……はい!」
彼女の希望に強く応えたいと思い、力強く答える、その返事に満足したようだ
秋川「失礼、まだ話したい事があるのだが、用事があってな、わざわざ来てくれたのに申し訳ないな…」
白人「いいえ、礼はこちらから言わせてください、お忙しい中このような機会をくださって」
理事長室を出ようと、椅子から立ち上がると、ノックされ、理事長が入れと言うと一人でに扉が開いた
駿川「失礼します、理事長、お話は終わられましたか?」
現れたのは先程理事長室に案内してもらった、駿川 たづな、ふとたづなさんの後ろに中年ほどの男性が立っていた、
白人「(なんか厳つい!?)」
サングラスに、顔の左側に大きな傷、服の繊維でも騙せない、引き締まったボディ、そして白人より身の丈が大きく、170以上ほど
秋川「うむ、丁度終わったところだ、むっ」
理事長も気づいたのか、おっと顔を男性の方に向ける
駿川「そうでしたか、では丁度よかったです、秋川理事長、長谷川トレーナーが来られました」
長谷川「理事長のお呼び出しなんて珍しいですね」
声もダンディ、服装は職員の服だが、凄く貫禄を感じる
秋川「うむ、いいタイミングで来てくれた、長谷川トレーナー」
長谷川「いいタイミング?むっ、この少年は?」
サングラスから見透す眼光が白人に向ける
秋川「うむ、その少年について、今回長谷川トレーナーに来てもらった次第だ」
長谷川と呼ばれる男は首を傾げ秋川の答えを待つ
秋川「前日に少し話した、トレーナーになりたい若者のことを覚えておるか?」
長谷川「おぉ!君か、歓迎するよ」
白人「あ、はい」
彼の雰囲気がコロっと変わり握手を求められ、一瞬唖然としてしまった、あの威圧感はどこへ…
長谷川「そうか、そうか名前は何というのかね」
白人「か、葛木 白人です」
長谷川「ん、葛木…まさかと思うが静香殿の子か?」
まさかの母の知り合いのようだ、いや、母の年齢を考えれば交流はあるのか…
母の子かと聞かれ、はいっと答えると、やはりと答え、天井を見上げる
長谷川「顔立ちといその瞳の色、アイツにそっくりだな」
まじまじと見、顎を摩りながら懐かしむ
秋川「長谷川トレーナー、すまないこちらも時間ないゆえ、彼との会話はまたの機会にしてほしい」
長谷川「む、そうでしたか、白人…っと呼んでいいかな」
名残そうに表情を落ち込ませたが、最後に白人に下の名で呼んでいいかと聞かれた
白人「全然大丈夫です、また機会があれば、ご指導の方をよろしくお願いします」
長谷川「はは、ああ、構わんぞ、来年が楽しみだな」
軽く笑い、歓迎の言葉をかける
駿川「それでは、静香さんもお待ちでしょうから、行きましょうか」
秋川「提案、葛木くん、良ければウマ娘のトレーニングを見て行かぬか?」
白「あ、是非!」
その提案を聞き、瞳を輝かせた、
長谷川「お、トレーニング場に行くのか、なら今俺が担当してるウマ娘もいるから、見ておくといい、特徴は長い髪に、髪の色は灰色、水色の瞳、黄色いリボンを付けてる、まぁ結構特徴的だからすぐわかると思う」
白人がトレーニング場に行くと知り、自身のウマ娘の特徴をいい、参考にするといいっと
白人「ありがとうございます、見つけてみます」
秋川「そういうわけで、たづな案内を頼むぞ」
駿川「はい、ではトレーニング場に向かいましょうか、そこに静香さんもいらっしゃるでしょうし」
もはやトレーニング場にいるのが確定のようだ
白人「今日はありがとうございます、秋川理事長」
秋川「こちらも、忙しい中来てくれたこと改めて感謝するぞ、さぁ、早くトレーニング場に向かうのだ!」
互いに感謝の言葉返し、たづな共に理事長室を立ち去り、トレーニング場へ向かう
今や理事長室には秋川理事長と長谷川トレーナーの二人のみ
長谷川「…それで、用件は何でしょうか、理事長」
白人が去ったのを確認し、理事長の方に向き変える
秋川「…彼、葛木くんには来年にはサブトレーナとして活躍してつもりだ、そこで長谷川トレーナーに提案」
長谷川「…なるほど、私は構いませんよ、うちとしてもありがたい」
秋川「そう、言ってくれると思ったぞ、」
長谷川は空いている椅子に腰をかける
長谷川「そろそろ引退もするかもしれんからな、シリウスを導ける存在が欲しかったところだ」
長谷川 智
ベテラントレーナーであり、チームシリウスの創設者、
秋川「ここから本題なんだ、聞いてくれるな」
長谷川「ええ、勿論です」
長谷川は手を組み聞く姿勢を整え、白人の来年の方針を決めようとされていた
トレーニング場
理事長室から退室し、秋川理事長の提案でウマ娘が日々特訓しているトレーニング場にたどり着く
たづな「着きました、ここがトレーニング場になります、ウマ娘達が日々精進しています」
白人「これが、トレーニング場か、流石に広いですね」
視界にあるものを見渡す、すると、
白人「あっ…あれは…」
中央にあるトレーニングコースを見てみるとそこには、トレーニング中のウマ娘達の様子が見受けられた
静香「あら、お話はもう終わったの?」
不意に横から母の声した
白人「うん、ついでにトレーニング場を見ていけって言われたから、きた、それで母さんは?」
静香「そりゃ、もちろん、愛しいウマ娘を たちを見てたに決まってるわ」
何故か胸を張る母
白人「そ、そう・・・(テンション高い)」
目を点になり、適当に流す
たづな「あ、白人さん、どうやら模擬レースが行われるようです」
たづなの声に反応し、トレーニングコースを見ると、二人のウマ娘がスタート位置に立っていた
白人「ん、あの人」
茶髪のウマ娘の隣に立っていたウマ娘に目が入った
確か灰色の髪に、水色の瞳、黄色いリボン
白人「たづなさん、左の方が?」
たづな「はい、長谷川トレーナーが担当するウマ娘、オグリキャップさんです」
まさかと思い、たづなに確認したところ合ってたようだ
静香「オグリキャップ、あらゆる場面に対応できる万能ウマ娘よ」
白人「あれが長谷川さんの・・・」
容姿は凛とした顔立ち、強者の雰囲気を漂わせる、
静香「今回はマイルのようね」
二人は走る構えに入る
白人「そういえば、間近にみるのは初めてだ、しっかり見よう」
駿川「せっかくですから、もう少し近くで見ましょうか」
そう言うと、オグリの模擬レースを観戦してる他のウマ娘の場に移動する
陽気なウマ娘「よーい、どん!」
パンッ!
旗が振り下ろされた同時に走り出した
どちらもいいスタートを踏んだ、しかし若干オグリキャップが追い抜いてる模様
白人「速や…」
思ってたよりも速く、一瞬視線が追いつかなかった
わかってたが、実際見てみると、迫力も違うし、なにより、動作が速く肉眼では追いきれない
静香「流石、スピード速いね、隣の子も負けてない」
先程の母の雰囲気が変わり、目を細める
しばらくして1400cm
白人「っ、今更気付いたけど凄い体幹だ、風の影響をものとも、それに」
かなり余力を残している、恐ろしい体力
静香「お、茶髪の子、ここで差をつけるみたい
ここで差をつけるため、走力を全開する
少し離されていたが、すぐに追いつき、遂には追い抜いていく、しかしオグリとの差を空けたいところ
1500cm
ほぼ、ゴール目前に
オグリ「っ…ふっ!」
ここでオグリは全開で走り出した
茶髪のウマ娘「っーそんな、追いつかれる!?」
彼女のスピードに圧倒され、差を再び開かれた
そして、
陽気なウマ娘2号「ゴール!」
見事オグリが勝った
オグリ「ふぅー」
軽く息を整える
茶髪のウマ娘「はぁ、はぁ、流石です、オグリさん、最後、勝てるかなって思ってたら、全然でした」
一方息を荒げながらもオグリに賞賛の言葉をかける
オグリ「いや、君のスタミナには驚いたよ、もし君がペースを乱して無ければ負けてたかもしれない、お互いいい模擬レースだった、また機会があれば頼む」
芝に崩れ込んでる茶髪のウマ娘に手を差し伸べると同時に賞賛をおくる
茶髪のウマ娘「はい!こちらこそ」
その光景を見て、菅さんしてたウマ娘達は拍手を送る
白人「綺麗なフォームだったなー」
オグリの走りに見惚れていた白人に母ニヤニヤした
静香「あらー白人ーなーにオグリちゃんをまじまじと見て惚れちゃったー」
白人「うぇ!?いや、綺麗なフォームだなーって、絶対からかってるでしょ母さん!」
静香「フッフ、冗談冗談」
顔を赤らめ、必死に訂正する、反応が良かったのか、満足気味
駿川「(そういう、人をからかうところは本当に変わりませんね)」
声に出さず、呆れながらも安心したなのど心の中でひっそりと思う
静香「それでどうだった?模擬レースだけど、初のウマ娘の走りは?」
白人「うん、凄かった、今はそれだけしか言えない」
気づいたところもあった、でも今はこの一言だけでも十分だと思った
静香「そっか」
何か嬉しそうにする母、すると立ち上がる
静香「さて、帰ってトレーナーの勉強しないとね、新米くん」
白人「うん、一刻も早く立派なトレーナーになるよ」
たづなは付き添う必要はないと判断し、ここで見送くることにした
たづな「静香さん、お元気でなによりでした、これかも体調を崩さないでくださいね」
静香「大丈夫よー私は80歳だろうと、100歳だろうと元気にしてるわ、たづなさんこそ元気でね」
たづな「はい!、それと白人くん、来年を楽しみお待ちしておりますね」
白人「はい、俺も楽しみにしておきます!」
互いに一礼し、模擬レースも見れたことにとりあえず満足した白人と静香はトレーニング場を去り、トレセン学園門前に立ち眺める
白人「……来年か、頑張らないとな」
先の模擬レースや理事長の話でやる気が湧いてきた
その後はすが帰宅して、勉強に勤しむのであった
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やはり小説は難しいですね(~_~;)
レースの話ですか、ある程度簡単に書きます、
次回はちょろっとマックイーンだそうかなと考えてます