バーチャルライフオルタナティブ[無冠の王]獲得RTA挑戦記録 作:神仙神楽
条件
猫又おかゆの好感度が最大の状態である
黄昏前哨戦を勝利する
戌神ころねの好感度が最大の状態である
この際、猫又おかゆの好感度が先に最大となっている
「…っと」
幻夜のお腹へと、突撃する。…ぼくが軽いからか、或いは彼も鍛えたからか。彼は倒れる事無くぼくを受け止めた。
「…ホロリヴ学院初回のバトルロイヤル以来だっけか?あれ以降突撃する事もなかったし」
頷く。
…生存が絶望的だった、好きな人が帰ってきたから思わず抱き着いたけど…そうか、もう8年前の事だったんだね。
「…積もる話もあるだろうし、一度―――」
「嫌だよ」
きっぱりと断る。離したらまた、どこかに消えてしまいそうな気がするから。抱き着く力を強め、離れる気がない事を示す。
「…不安にさせて悪かったな」
かちゃり、と彼の手元から音がして。重いものが土に落ちる。背中から微かに圧迫され、頭に彼の右手が左右に揺れる。…彼が最後に撫でてくれたのは、卒業直後。その時より、右手はごつごつとしてたけど…彼の温もりは、変わらない。
「本当、だよ…何で、一度の連絡もくれなかったのさ…ッ」
彼の胸元を小さく叩く。そんな彼はばつの悪そうな顔を背けながらも答えた。
「親しい人が割れて、人質にされるのを避ける為…ってのは、言い訳か…ごめんな」
「…しばらく、このままで居て…」
その言葉に彼は頷き。背中からの圧迫が強まり、彼の胸元に強く密着する。…聞こえる心音は、前より小さく心細い。それをもっと近くで聞きたいから、ぼくからも抱き締め返した。
「…」
それに呈して何も言わず。頭から左耳にかけて、そっと彼の右手がなぞる。少しくすぐったくて、小さく耳が跳ねた。
「ん、…ぇへへ…」
彼に撫でられている事が嬉しくて、小さく笑みがこぼれる。…しばらく撫でられ続けて、彼が撫でるのをやめた。
「…ぁ…」
「…これ以上は流石に恥ずかしいしな…ころね、かなた。覗き見とは随分と趣味が良いな?」
「…え゛っ!?」
咄嗟に彼が目を向けている方へ振り向く。その先には少し困ったような笑みを浮かべるかなたと、むすっとしたころねが居た。…今までのやり取り、見られてた?
「…い、いつからかな…?」
「誘われてすぐだよ?慰めようとした僕をころねが止めている間に誰かが近づいていた所からだね…幻夜だった事には、僕も驚いたけど」
かなたの言葉に思わず幻夜に抱き着いて顔を隠した。背中からころねの唸り声と、「どぅどぅ…」と落ち着かせようとしているかなたの声が聞こえるけど、今はそれどころじゃない。…つまり、初めから全部見られてた?慰霊碑で告白したところから、今まで…?
「―――ッ!?」
「…だから提案したんだよな…にべもなく拒否されたが」
「げ、幻夜も言ってくれればよかったじゃん…!」
「『積もる話もあるだろうし、一度―――』」
「『嫌だよ』」
「うぅにゃぁあ―――ッ!?」
つい十数分前のぼくと幻夜のやり取りを真似されて思わず奇声を上げる。幻夜はと言えば、何処か呆れたような様子でころねとかなたを見ていた。…告白したのに、反応が薄いのに納得がいかな―――
「(夜に返事をする)」
「…、(待ってるよ?)」
その言葉に幻夜は小さく頷く。このやり取りは流石に2人には聞こえなかったらしく、小さく首を横に傾げていた。…期待してもいいのかな?
「んじゃ、改めて積もる話を済ませちまおうか。先ず俺の家が無いのは何故だ?」
全員一斉にそっぽを向く。…白上さん主導の革命の仮拠点として幻夜の家を借りて行っていた(幻夜から合鍵をぼくところねで預かっていたから)が、その中盤で此処が割れ放火されたのだ。結果としてそのまま空き地となり、革命終了後に共同墓地となり果てた。…即ち5年前の地点で彼の家はなくなっていたわけで。
「…まぁじか…ギルド直属の宿、ありゃいいなぁ…」
「…あれ?でも幻夜って監視者だから…滅びから世界を守った英雄じゃ…」
「監視者が全滅したと世界に報道されちまってる以上、世界からも監視者の存在は不都合だったんだろうな。俺が言ったところで、たぶん次は国からの刺客に処分されんじゃねぇか?」
淡々という幻夜。かなたが小さく声を上げた後言葉を続けた。
「…あ、でもここなら…まほろばなら、問題ないと思うよ」
「…そう言えば、5年前にフブキが主導で革命を起こしたんだったか」
「うん。私やおかゆん、かなたんも協力してたから…」
「…俺ら以外いなくなっててよかったな…5年前の革命軍と、監視者とか、そうは見れない面子だぞ」
しみじみという幻夜の言葉に、思わず苦笑いを浮かべる。革命軍と監視者―――本来なら監視者に襲撃をかけられる側とかける側であり、もしかしなくとも対立し得た。…そんなことにならなくてよかったと、心底安堵する。
「そうですね…でも全員”元”が付きますから」
「そうだね。ぼくところねは今家を継ぐための修行と並行して従業員やってるし」
「僕は無事にヘスティの守護天使になれました」
「おめでとう。2日目でヘスティのレリーフに祈ってた位だし、予想はしてたが」
「ありがと。…本当、初めて会って8年経ったんだなぁ」
かなたがしみじみと呟き。
…折角だし、おばあちゃんに頼んでおにぎりパーティーでもしようかな?
「そうだねー…皆、お昼まだならおにぎり屋でお昼食べながら話さない?」
「…ん、なら俺は言葉に甘えるか」
「そうですね…かなたんと遊びに行く前のお昼にちょうどいいかも」
「おかゆの家のおにぎり屋かぁ…ぼくは久しぶりだなぁ…」
全員から首肯が返ってきたので、幻夜から離れる。
…名残惜しいけど、唸り声をあげているころねの為にも空けたほうがいいだろう。
離れた直後、やはりというかころねが幻夜に突撃していった。境遇が似ていて、6歳辺りからずっと一緒に居て。
…同じ人を好きになった恋敵でもあって。
…今日の夜が、ぼくところねの決着だから。抜け駆けしたくないから、幻夜ところねにだけ聞こえる程度の声量で伝える。
―――今日の夜、ぼくの家に集まろ?
本√での最終好感度最大となった順番
猫又おかゆ=>戌神ころね>潤羽るしあ
[無冠の王]獲得時間
35時間46分28秒
最終ステータス
泡沫幻夜
種族:機族 性別:男性 Lv82/10
筋力:50+10 器用:50+20 体力:05-2 知識:10 敏捷:33+14
精神:40+8 魔力:10 体格:50 発想:15 魅力:10-3
初期能力枠:[無才者][覚醒:74/100]
初期スキル:[大胆不敵:100/100][不屈の意志:98/100][一騎当千:87/100]
[カウンター:69/100][力尽く:100/100][ミスディレクト:65/100][両利き:94/100]
職業:監視者(器用/敏捷+[10+30]%、筋力/精神+[5+15]%、体力/魅力-[40-10]%)
職業技能:目星Lv5、回避Lv5、武器術:剣Lv4、隠形Lv2(+1)
趣味技能:跳躍Lv5、聞き耳Lv5、重量耐性Lv5、特効知識:魔族Lv5、軽業Lv5、消音行動Lv3、隠形+1